※この作品はR-18です。

メス堕ち魔法少女の生活❤️全話エロイラスト付❤️   作:みなぽん

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憑依型冥獣人VSガンスリンガール&ソードダンサー

プロローグ 堕ちた星

 

 

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夜の公園に少女の悲鳴は響かなかった。

なぜなら、魔法少女星宮マリの口は、粘ついた灰色の触手によって塞がれていたからだ。

 

「んぐっ……!! ぐぅ……っ!」

 

マリは涙で潤んだ瞳で、目の前の怪物を睨みつけた。

かつては「田辺」という名前で呼ばれていた中年男。彼はこの地域で複数の女児に対する猥褻行為で指名手配されていたゲス野郎だった。その彼に憑依型の冥獣人が取り憑いた結果、欲望と妖力が融合し、人間としての理性のタガが完全に外れてしまったのだ。

 

「んふふ……いいねぇ、いいねぇ魔法少女ちゃん。こんな上等な獲物、今までなかったよぉ……」

 

田辺の身体から伸びた無数の触手が、マリの華奢な四肢を拘束し、空中に吊り上げている。フリルのついた魔法少女の衣装はすでにボロボロに引き裂かれ、発育途上の白い肌が剥き出しになっていた。

 

マリは駆け出しの魔法少女だった。変身してまだ三ヶ月。正義感だけは人一倍強かったが、経験値が圧倒的に足りていなかった。通報を受けて現場に急行したものの、憑依型冥獣人の厄介さを知らなかった彼女は、まともに戦うことすらできずに捕まってしまったのだ。

 

(放して……! 放してよぉ……!)

 

マリは必死に身をよじったが、触手の力は絶大だった。それどころか抵抗すればするほど、触手は彼女の柔らかい肌に食い込み、その感触を楽しむように蠢く。

 

「あぁん、そんなに暴れないでよぉ。僕ねぇ、君みたいな子が大好きなんだぁ。ほらほら……」

 

田辺が下卑た笑い声を上げると、太い触手がマリの太ももをまさぐり始めた。ザラザラとした異形の感触。人間である田辺の欲望がそのまま形になったような粘着質な動きに、マリは鳥肌が立った。

 

「ひっ……! やめ……!」

 

口を塞いでいた触手が少し緩んだ隙間から、か細い悲鳴が漏れる。だが田辺は聞く耳を持たなかった。彼にとって魔法少女はただの獲物であり、欲望をぶつけるための道具でしかない。

 

「ねぇねぇ、君のお腹の中に僕の赤ちゃんを作ろうよぉ。そうしたら君も僕のこと大好きになるよぉ。ね? ね?」

 

田辺の目は血走り、虚ろだった。憑依された人間は元からとんでもないゲス野郎である場合が多い。心の底に眠る嗜好や加虐趣味を冥獣人が増幅させ、際限ない快楽へと導くのだ。

 

「いやぁっ! 入ってくるなぁっ!!」

 

田辺の下半身から新たに生えた生殖器のような触手が、マリの秘部に狙いを定めて突き入れられた。

 

「ぎゃあぁぁぁっ!!」

 

裂けるような痛みが走った。まだ誰にも触れさせたことのない場所が、冷たくて硬い異形によって強引にこじ開けられる。マリの目からとめどなく涙がこぼれ落ちた。

 

「あぁっ! すごいよぉ! きついよぉ! 僕の子宮だぁ! 君のお腹は僕の子宮だぁ!!」

 

田辺は狂ったように叫びながら腰を揺さぶった。人間としての倫理も尊厳もかなぐり捨てた獣のような交尾。マリの小さな身体が空中で激しく揺さぶられるたびに、フリルの切れたリボンが無惨に揺れた。

 

(助けて……誰か……お母さん……)

 

痛みと恐怖で意識が遠のきそうになる中で、マリは絶望していた。魔法少女として戦うと決めた時のあの輝かしい誓いはどこへ行ってしまったのか。今の自分はただの哀れな被害者でしかない。

 

「いくよぉ! 僕の愛を注ぎ込むよぉ! 孕めぇ! 孕めぇ!!」

 

田辺が絶叫し、触手の奥からどろどろとした粘液をマリの子宮へと吐き出した。

 

「あぐっ……あつっ……!!」

 

熱い。おぞましい。子宮の中に異物が注ぎ込まれる感覚に、マリは胃液を吐きそうになりながら身を震わせた。それは単なる体液ではない。冥獣人の種だ。

 

「ふひぃ……はぁ……これで君も僕のものだねぇ……あははっ! あははははは!!」

 

田辺は満足げに笑いながら触手を引き抜いた。どろりとした体液と血が混ざった液体がマリの太ももを伝い落ちる。

 

マリは地面に転がされた。身体中が痛い。特に下腹部の中で何かが蠢いているような感覚が、彼女の精神を蝕んでいく。

 

(私……孕まされたの……? 化け物の子を……?)

 

魔法少女としての誇りも、乙女としての純潔も、全てが泥にまみれていた。田辺はまだニタニタと笑いながらマリを見下ろしている。

 

「さぁて……次はどうして遊ぼうかなぁ……」

 

田辺が近づいてくる。マリは逃げようとしたが足に力が入らなかった。恐怖で声も出ない。

 

その時だった。

 

「……さよなら」

 

マリの口から無意識に言葉が出た。同時に彼女の手元に残っていた変身アイテムが砕け散った。

 

自らの魔力を使い果たし、体内に入り込んだ冥獣人の種ごと自分の命を絶つ。

それが魔法少女として最期に選べる唯一の抵抗だった。

 

星宮マリの身体が光の粒子となって散っていく。

 

「あぁっ! 僕のお嫁さんがぁ!!」

 

田辺が悔しそうに叫んだが、もう彼の手には何も残っていなかった。夜の公園にはゲス野郎の叫び声だけが虚しく響き渡った。

 

翌日。

 

都内のある場所で一人の少女が行方不明になったというニュースが流れた。

 

魔法少女星宮マリは殉職した。

彼女が最期に何を見て何を感じたのか。

それを知る者は誰もいない。

 

だがこの出来事は確かに前兆だった。

憑依型冥獣人の恐ろしさ。

そして彼らに蹂躙される少女たちの悲劇はまだ始まったばかりだということを。

 

魔法少女ガンスリンガール

月の雨は嫌いだ。夏みたいに勢いよく降るわけでもなく、冬みたいに諦めがつくほど冷たいわけでもない。中途半端にじめじめしていて、人の気分まで湿らせる。川内玲奈は傘を差しながら駅前通りを歩いていた。高校一年生。十六歳。身長は百五十五センチほど。痩せ気味の体型。肩にかからない程度の黒いショートカット。特別可愛いわけでもなく、かといって不細工でもない。クラスの集合写真を見れば三秒で見失うような顔だった。玲奈自身もそれを理解している。だから鏡を見るのはあまり好きではない。

 

スマートフォンが震えた。通知。まただ。

 

【東京都怪異災害対策局】

【出動依頼通知】

【登録番号13772 ガンスリンガール】

【危険度評価 レベルⅡ】

【予想拘束時間 未定】

【想定報酬 六十万一千円】

【付記事項 連続失踪事案との関連性が疑われるため、十分な警戒を要す】

 

 

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レベルⅡ。いつもより一段高い。玲奈は画面をじっと見つめた。報酬は悪くない。だが「連続失踪事案」という文字が妙に引っかかる。最近ニュースでやっていた。埼玉と東京の境目あたりで若い女が次々に消えているという話だ。まだ犯人は捕まっていない。それが怪異災害と関係しているとすれば。

 

「……面倒くさ」

 

それでも申請ボタンを押したのは、他に誰かがやるのを待つより自分で片付けたほうが早いと思ったからだ。玲奈は足早に人通りの少ない路地へと入っていく。雨に濡れたアスファルトが街灯の光をぼんやりと反射している。周囲に人影がないことを確認すると、彼女は小さく息を吸った。

 

「我が銃弾は正義を貫く力。ガンスリンガール」

 

声に出した途端、身体が光に包まれる。制服が溶けるように消え、代わりに漆黒のドレスが四肢を覆っていく。フリルとリボンで過剰に飾られたその衣装は、少女の願望と精霊の力が混ざり合って生み出した歪な美しさを持っていた。右手にはデザートイーグル。左手にはベレッタ92FS。二丁の拳銃が虚空から実体化し、玲奈の小さな手にしっくりと収まる。変身が完了すると同時に、身体能力が跳ね上がるのを感じた。五感が鋭くなり、雨の一滴一滴すらはっきりと認識できる。

 

「さて、と」

 

玲奈はスマホに表示された地図を確認した。反応地点は廃工場だ。走る。一歩で十メートルを跳ぶ。ビルの壁を蹴って屋上へ。雨に濡れた看板を踏み台にして次の建物へ。魔法少女の身体能力は人間のそれを遥かに超えている。数分も経たずに現場へ到着した。

 

廃工場は想像以上に広かった。かつては金属加工か何かをやっていたらしい。崩れかけた外壁、割れた窓ガラス敷地内に散乱する錆びた機械部品。敷地の奥に建つ三階建ての本館から、かすかな妖気が漏れ出している。冥獣の気配だ。

 

「玲奈!」

 

背後から聞き覚えのある声がして振り返る。雨の中を跳躍してくる一人の少女。黒髪のポニーテールが夜風に揺れている。魔改造されたセーラー服に、腰には二本の刀。剣野舞。魔法少女としての名はソードダンサー。玲奈の数少ない友人の一人であり、良きライバルでもある。

 

「舞か。どうしてここに」

 

「決まってるでしょ。同じ依頼を受けたのよ。レベルⅡだもの、一人じゃ危ないって判断されたんでしょ」

 

舞は着地すると、腰の刀に手をかけながら玲奈の隣に並んだ。まだ十五歳。玲奈より一つ年下だが、既に一年以上の実戦経験がある。細身の身体に不釣り合いなほど大きな刀を自在に操る、剣術の天才だった。小振りな胸元や細い足、まだあどけなさの残る顔立ちは、彼女が本来ならば守られるべき子供であることを示している。だがその瞳は戦士のものだった。

 

「連続失踪の話、知ってるか」

 

玲奈の問いに、舞は神妙な顔で頷いた。

 

「ええ。女子大生が三人、それから高校生が二人。いずれも都内と埼玉の境界付近で行方不明になってる。遺体はまだ見つかってないけど、最後の失踪者の携帯のGPSがこの近くで途絶えたんだって」

 

「なるほどね。それで対策局もレベルⅡに引き上げたわけか」

 

「油断しないで。今回の冥獣、もしかしたら憑依型かもしれない」

 

舞の言葉に玲奈の表情が引き締まる。冥獣には様々なタイプが存在する。直接襲いかかってくる戦闘型。罠を張って待ち受ける潛伏型。そして最も厄介なのが憑依型だ。人間に取り憑いて宿主の意識を乗っ取り、宿主の身体を使って悪事を働く。見た目は普通の人間と変わらないため発見が難しく、宿主が死なない限り冥獣を滅ぼせないという厄介な特性を持つ。

 

「憑依型か……だから失踪事件と結びついたのね。宿主が誘枴して、冥獣が犯してそして」

 

玲奈は言いかけて口を閉ざした。冥獣の繁殖方法について考えたくなかったからだ。女性を捕らえて犯し、異形の子を孕ませる。それは単なる死よりも恐ろしい運命だった。

 

「行くぞ」

 

玲奈は二丁の銃を構え廃工場の本館へと足を踏み入れた。舞も二本の刀を抜き放ち、玲奈の背後を警戒しながら後に続く。

 

館内は暗かった。天井の蛍光灯はほとんどが切れており、生きているのは非常灯だけだ。かすかな明かりが広いフロアをぼんやりと照らし出している。かつては生産ラインが並んでいたのだろう空間には、今は廃棄された機材や瓦礫が散乱しているだけだ。鉄と油と、それから別の何かかすかに腐臭のようなものが混ざった臭いが鼻をつく。

 

「奥だ」

 

玲奈はデザートイーグルの銃口を二階へと続く階段に向けた。妖気の濃度が上がっている。二人は無言で階段を上った。舞は刀を構え、いつでも斬りかかれるように重心を落としている。玲奈はその背中に目をやりながら、彼女が後ろにいることの心強さを感じていた。一人ではなかった。それだけでも少しだけ気が楽になる。

 

二階に上がると廊下の突き当たりに一際大きな鉄扉があった。かつては工場長室か何かだったのだろう。扉の隙間からおぞましい妖気が漏れ出している。玲奈と舞は目配せを交わし、同時に頷いた。

 

「私が開ける」

 

玲奈は小声で言いデザートイーグルを一度しまい左手に持っていたベレッタを両手で握りなおした。狙いはドアノブのすぐ横。舞は彼女の背後に回り込み二刀を構えた。玲奈がトリガーを引く。乾いた破裂音とともに銀色の弾丸が飛び出しドアノブを吹き飛ばした。

 

「行くぞ!」

 

玲奈が叫び鉄扉を蹴り破った。室内へ一気に踏み込む!

 

そこにあった光景に二人は言葉を失った。

 

「ひっ…!?」

 

舞が喉から絞り出すような悲鳴をあげた。巨大な空間。コンクリート打ちっぱなしの床。中央には簡易的な祭壇のようなものが設えられていた。赤い布が敷かれその上で三人の裸体の女性が横たわっている。全員若い。二十代前半といったところか。だがその肌は蝋のように白く唇は紫色になっていた。明らかに生命の気配はない。すでに死んでいる。三人とも腹が大きく膨らんでいた。妊娠していたのか。それとも…

 

祭壇の周りには奇妙な儀式道具が散乱していた。血で描かれた魔法陣。動物の骨。干からびた花。そして一番奥。部屋の隅に一人の男が座っていた。四十代くらいだろうか。スーツを着た普通の中年男性に見える。だがその全身からは尋常ではない量の妖気が立ち昇っていた。男はゆっくりと振り返り玲奈と舞を見た。笑った。歯茎を剥き出しにして。涎を垂らしながら。

 

「あぁ…来たねぇ…魔法少女ちゃんたち…かわいいなぁ…かわいいなぁ…」

 

男の目が異様に充血していた。虹彩部分が真紅に染まり白目の部分には蜘蛛の巣のような血管が浮き出ている。間違いなかった。憑依型冥獣だ。

 

「貴様が連続失踪事件の犯人か!」

 

舞が叫び一歩前に出た。菊一文字と和泉守兼定。二本の刀を十字に構える。

 

「犯人ぉ?僕はただ…女の子たちと気持ちいい遊びをしてあげてるだけだよぉ…みんな喜んでくれるんだぁ…最初は嫌がる子もいるけどすぐに僕無しじゃ生きていけなくなるんだぁ…ふふっ…あはははっ!!」

 

男は狂ったように笑い出した。その声は耳障りで聞くものの精神を不安定にする効果を持っているようだった。玲奈は眉をひそめ意識を集中させた。精神攻撃を防ぐためだ。

 

「舞気をつけろこいつ洗脳系のスキルを使うかもしれない」

 

「了解!」

 

舞は短く答え刀を振るった。風切り音とともに衝撃波が男に向かって飛ぶ。斬撃波だ。男は笑いながら椅子から立ち上がり迫り来る刃を軽々とかわした。スピードがある。やはり憑依型。宿主の身体機能を強化することができるのだ。

 

「逃がすか!」

 

玲奈はデザートイーグルを連射した。轟音と共に放たれた弾丸が男の足元に炸裂しコンクリートの床を抉った。だが男は避けない。むしろ弾丸に向かって歩いてくる。スーツの袖が裂け腕が露わになる。その皮膚は人間のものではなかった。灰色の鱗がびっしりと生え蠢いている。

 

「無駄だよぉ…こんな玩具みたいなオモチャじゃ僕は倒せないよぉ…それにぃ…君たち魔法少女の方がずっといい獲物なんだよねぇ…その体…その魂…全部全部ぜーんぶ食べてあげるよぉ!!」

 

男が叫んだ瞬間身体が膨張し始めた。スーツが弾け飛ぶ。そこから現れたのは全身が灰褐色の鱗に覆われた怪物だった。身長は三メートルを超えている。頭部は蜥蜴に似ているが額からは角が二本伸びており口からは牙が覗いている。両腕は異常に長く指先の爪はナイフのように鋭い。尾が鞭のように床を叩く。

 

「キシャァァァァァァッ!!」

 

異形の咆哮が廃工場全体を震わせた。玲奈は咄嗟に舞の前に出て銃を構えた。ベレッタの速射で相手の動きを止めようとする。だが冥獣は銃弾を物ともせず俊敏な動きで玲奈に接近してきた。長い爪が振り下ろされる。

 

「くっ!」

 

玲奈はバックステップで回避したが爪は彼女の肩を掠め黒いドレスを切り裂いた。痛みが走る。浅い傷だが皮膚が裂け血が滲んだ。このままではマズい。レベルⅡどころじゃない。少なくともレベルⅢ相当の冥獣だ。憑依型でしかも完全変態を遂げている。

 

「玲奈!」

 

舞が斬撃波を繰り出し冥獣の注意を自分に引きつけた。チャンスだ。玲奈は舞の動きに合わせてデザートイーグルを構えた。魔力を込める。通常弾ではなく貫通弾だ。冥獣の硬い皮膚を突破するために。

 

「舞下がれ!」

 

「えっ?」

 

「私がやる!」

 

玲奈が叫んだ瞬間デザートイーグルが火を噴いた。放たれた魔力弾は冥獣の左肩を貫通し悲鳴のような叫び声を上げた。

 

「ギシャァァッ!!」

 

冥獣は肩を押さえよろめいた。だが倒れない。傷口から灰色の体液が流れ出しているが傷はゆっくりと再生しつつある。高レベルの冥獣は再生能力も高い。

 

「舞チャンスだ!」

 

「応!」

 

舞が一気に間合いを詰めた。菊一文字を逆手に持ち突きの構えをとる。和泉守兼定はそのまま正眼の構え。二刀が同時に動く。

 

「双剣乱舞!」

 

舞の二刀が冥獣の身体を何度も斬り裂いた。鱗が飛び散り体液が噴き出す。冥獣は苦悶の声を上げながらも尻尾を鞭のように振り回し反撃に出た。舞は空中で身を翻し尻尾を回避する。だが着地の瞬間足元の瓦礫に足を取られた。

 

「あっ!」

 

「舞!」

 

冥獣がすかさず長い腕を振り上げた。巨大な爪が舞の身体を捉えようとしたその瞬間玲奈が飛び込んだ。ベレッタを連射しながら冥獣の顔面に向けて発砲する。弾丸が眼球を捉え冥獣は叫び声を上げ後退した。

 

「大丈夫か!」

 

「うん…ありがとう」

 

舞は瓦礫から立ち上がり再び刀を構えた。二人は背中合わせになり冥獣を挟み撃ちにする形をとった。

 

「玲奈このままじゃジリ貧だよ。再生が追いついちゃう」

 

「わかってる。だから決めに行く」

 

「決め?」

 

「私が前から突撃して注意を引く。その間に舞が背後から心臓を狙ってくれ。再生の核は心臓にあるはずだ」

 

「危ないよ!」

 

「いいから!」

 

玲奈は叫びデザートイーグルに残りの魔力を全て込めた。ベレッタを左手に持ち速射で牽制しながら冥獣に向かって走る。冥獣は爪を振り下ろす。玲奈はスライディングで爪の下をくぐり抜けた。地面を滑りながらデザートイーグルを冥獣の腹部に押し当てる。

 

「消えろ!」

 

引き金を引く。至近距離からの魔力弾が冥獣の腹を貫通した。悲鳴。だが冥獣は倒れない。逆に激昂した冥獣が巨大な腕を振り下ろし玲奈の身体を捉えた。

 

「がっ…!」

 

衝撃。身体が宙を舞い壁まで吹き飛ばされる。背中を強打し呼吸が止まった。視界が明滅する。だが動かなければ。玲奈は必死に身体を起こそうとした。その時だ。冥獣が玲奈に向かって歩を進めながら何かを口から吐き出した。紫色の霧だ。

 

「何…これ…」

 

霧を吸い込んだ瞬間身体が熱くなった。変だ。全身が痺れるような感覚。力が抜けていく。玲奈は膝をついた。

 

「玲奈さん!」

 

舞が叫び冥獣に斬りかかった。だが冥獣は尻尾で舞を弾き飛ばし玲奈に向かって手を伸ばした。長い指が玲奈の細い腕を掴み力強く引き寄せる。

 

「かわいいねぇ…魔法少女ちゃん…君の身体…いい匂いがするよぉ…」

 

冥獣の息が顔にかかる。腐った肉のような臭い。玲奈は必死に抵抗しようとしたが身体に力が入らない。紫色の霧のせいだ。何か麻痺させる成分が含まれているらしい。

 

「離せ…!」

 

「ふふっ…騒がなくてもいいよぉ…すぐに気持ちよくしてあげるからねぇ…」

 

 

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冥獣の爪が玲奈のドレスを裂いた。漆黒の布が散り華のように舞う。露わになった白い肌に冷たい空気が触れる。玲奈は恐怖した。この感覚。冥獣の前に犯される恐怖。戦場で何度も見てきた。仲間の魔法少女が冥獣に捕らえられ犯されるのを。その時はまだ自分は大丈夫だと思っていた。まさか自分が。玲奈は必死にデザートイーグルを握ろうとしたが手から滑り落ちた。力が入らない。

 

「いや…やめ…」

 

冥獣の舌が玲奈の頬を舐めた。粗く湿った舌の感触に吐き気がした。冥獣の手が玲奈の胸を鷲掴みにする。まだ十六歳の未成熟な乳房が異形の手の中で押し潰される。

 

「いいねぇ…若いねぇ…ぷりぷりだねぇ…」

 

「やめて…!」

 

玲奈は叫んだ。声が震えているのが自分でもわかった。冥獣は笑いながら玲奈の足を強引に開かせた。抵抗できない。身体が麻痺している上に冥獣の力は圧倒的だ。冥獣の下半身から異様なものが隆起してくる。灰褐色の鱗に覆われた太い触手のような生殖器だった。先端から粘液が滴り落ちている。

 

「ひっ…!」

 

「さあ…僕の子を孕みなよぉ…魔法少女ちゃん…」

 

「いやだ…!誰か…!」

 

玲奈は叫んだ。舞。舞どこに。視界の端に舞が倒れているのが見えた。尻尾で弾き飛ばされた衝撃で気絶しているらしい。助けが来ない。玲奈は絶望した。

 

「さあ…いくよぉ…」

 

冥獣が玲奈の細い両足を強引に広げた。抵抗できない身体。冷たい空気。そして冥獣の熱く硬い生殖器が玲奈の秘部に押し当てられた。

 

「あぐっ…!」

 

異形のモノが玲奈の身体をこじ開ける。あまりの太さに身体が裂かれそうだった。苦痛。そして異物感。だがそれと同時に何かがおかしい。紫色の霧の効果か。身体が熱くなり秘部が濡れてくるのがわかった。冥獣の体液に含まれる催淫成分だ。強制催淫。冥獣の特殊能力。人間の女性をメス化し服従させるための。

 

「いや…こんなの…あぐっ…!」

 

冥獣が腰を動かし始めた。玲奈の小さな身体が冥獣の巨大な身体の下で揺れる。侵入してくる異形のモノの感触。人間とは全く異なる温度。硬さ。そして動き。玲奈は必死に声を殺した。声を上げてはいけない。声を上げたら負けだ。快感に負けたことになる。理性を保て。玲奈は自分に言い聞かせた。だが身体は正直だった。催淫成分のせいで秘部が淫らに濡れ異形のモノを受け入れてしまう。

 

「気持ちいいだろぉ…魔法少女ちゃん…僕のモノ…すごいだろぉ…」

 

「うそ…だ…こんなの…気持ちいいわけ…ない…!」

 

「ふふっ…口ではそう言ってるけど…身体は僕のモノを締め付けてるよぉ…君の中…すごく熱くて気持ちいいよぉ…」

 

冥獣の言葉に玲奈は顔を赤くした。実際に身体が勝手に反応しているのを感じていた。腰が微かに揺れる。足が冥獣の背中に絡みつこうとしている。やめろ。玲奈は思った。これは霧のせいだ。催淫成分のせいだ。本当の自分はこんなこと。

 

「さあ…いくよぉ…僕の子供…たっぷり注ぎ込んであげるからねぇ…」

 

冥獣が最後に深く突き入れた。玲奈の身体が跳ねる。そして冥獣が果てた。熱い液体が玲奈の体内に注ぎ込まれる。大量の。異形の精液が子宮を満たし溢れ出す。玲奈は声も出せずに震えた。

 

「あ…あ…」

 

涙が流れた。恐怖。屈辱。そして何より自分が犯されたという事実。魔法少女としての誇り。人間としての尊厳。全てが踏みにじられた。冥獣は満足げに玲奈から離れた。玲奈は床に横たわったまま動けなかった。体内に異形の精液が残っているのがわかる。熱い。そして何か蠢いているような感覚。

 

「さて…次はあっちの魔法少女ちゃんだねぇ…」

 

冥獣が倒れている舞の方へと歩き出した。玲奈は必死に手を伸ばした。

 

「待て…舞には…触るな…!」

 

「ふふっ…君はもう僕のものだよぉ…あの子もすぐに僕のものになる…」

 

「やめ…」

 

玲奈は立ち上がろうとしたが足に力が入らなかった。体内の精液が蠢く感覚。これが妊娠の始まりなのか。冥獣の子を宿す。そんな。玲奈は震えた。その時だ。倒れていた舞が目を開けた。

 

 

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「…舞!」

 

舞はゆっくりと立ち上がった。だがその様子がおかしい。目が虚ろだ。焦点が合っていない。冥獣が吐き出した紫色の霧。舞も吸い込んでしまったのか。

 

「舞しっかりしろ!」

 

玲奈の声に舞は反応しなかった。むしろ冥獣の方へと歩き出した。冥獣は満足げに笑った。

 

「そうだ…いい子だ…こっちへおいで…」

 

「舞!逃げろ!」

 

玲奈は叫んだ。だが舞は聞こえていないようだった。冥獣の前に立つと自らセーラー服のリボンを解き始めた。布が落ちる。露わになる細い身体。まだ発育途上の小さな胸。細い腰。そして幼い秘部。舞は無表情のまま冥獣に抱きついた。

 

「いい子だねぇ…」

 

冥獣が舞の身体を弄り始めた。大きな手で小さな胸を揉みしだき、太い指で秘部をなぞる。舞の口から微かな声が漏れた。

 

「あ…ん…」

 

「気持ちいいだろぉ…?」

 

「…はい…」

 

舞は頷いた。いやだ。玲奈は思った。あれは舞じゃない。霧のせいで操られているんだ。冥獣は舞の細い腰を掴むと自分の生殖器をあてがった。

 

「いくよぉ…」

 

「…はい…」

 

冥獣が腰を動かした。舞の小さな身体が揺れる。苦痛と快楽が混ざった声が漏れる。

 

「あっ…あぐっ…大きい…!」

 

「ふふっ…僕のモノ…気持ちいいだろぉ…?」

 

「…気持ち…いい…です…」

 

舞の言葉に玲奈は目を伏せた。見たくない。親友が冥獣に犯される姿なんて。だが耳を塞ぐことはできない。舞の声が聞こえる。最初は苦痛に満ちていた声が次第に甘い響きを帯びていく。催淫成分。冥獣の体液。それらが舞の身体をメスに変えていく。

 

「もっと…もっと奥まで…!」

 

「いいねぇ…素直な子は好きだよぉ…」

 

冥獣が激しく腰を動かした。舞の細い足が冥獣の腰に絡みつく。小さな胸が揺れる。愛液と冥獣の体液が混ざり合い淫らな音を立てる。

 

「いくよぉ…僕の子を…孕みな…」

 

「はいっ…!孕みますっ…!あなたの子供っ…孕みますっ…!」

 

舞が叫んだ。その言葉にはもう抵抗の欠片もなかった。ただ冥獣に服従するメスとしての言葉だけがあった。冥獣が果てた。大量の精液が舞の体内に注ぎ込まれる。舞は恍惚とした表情でそれを受け入れた。

 

「あぁぁぁっ…!」

 

舞の絶叫が廃工場に響いた。それは苦痛の声ではなく快楽の声だった。玲奈は震えた。二人とも犯された。冥獣の子を孕まされた。魔法少女としての誇りも人間としての尊厳も全て奪われた。冥獣は二人の少女の前に立ち満足げに笑った。

 

「二人とも…僕のいいメスになったねぇ…」

 

玲奈と舞は顔を見合わせた。互いの瞳に映るのは絶望だった。だが同時に何か別の感情もあった。怒りだ。冥獣に犯された屈辱。それらが怒りに変わっていく。玲奈は震える手でデザートイーグルを握った。まだ戦える。まだ終わっていない。

 

「舞…」

 

玲奈は呼びかけた。舞も刀を握った。震える手で。だが確かに握った。

 

「まだ…終わってないよね?」

 

「…うん…」

 

舞は頷いた。目には涙が浮かんでいる。だがその奥には強い意志の光があった。

 

「このままじゃ済まさない…絶対に…!」

 

玲奈はデザートイーグルを冥獣に向けた。魔力を込める。全てを込める。

 

冥獣の咆哮が廃工場の空気を震わせた瞬間、玲奈の魔力弾と舞の剣閃が同時に放たれた。

 

「ガンカタ!フルバースト!」

「二天流・双竜剣!」

 

デザートイーグルから放たれた極太の魔力光線が冥獣の胸板を貫き、その直後に舞の二刀が交差する軌跡を描いて冥獣の心臓をX字に切り裂いた。再生能力の核を完全に破壊された冥獣は、断末魔の悲鳴もろくに上げられずに灰褐色の鱗が剥がれ落ちるように崩壊していった。

 

「はあっ……はあっ……」

 

着地した玲奈と舞は、荒い息を吐きながら冥獣の残骸を見下ろした。勝った。だが、その勝利の実感は泥のように重かった。

 

直後、祭壇に横たわっていた女性たちの遺体が痙攣し始めた。

 

「なっ……!?」

 

玲奈が目を見開く。死んでいたはずの女性たちの腹が、まるで内側から何かが暴れているかのように不気味に波打ち、そして――裂けた。

 

「ひっ……!」

 

舞が喉を詰まらせる。裂けた腹から、ずるりと赤黒い粘液にまみれた幼体が這い出してきた。人間の赤子とは明らかに異なる。灰色の肌に鱗が浮き出し、まだ目も開かないのに口だけを大きく開けて啼く。冥獣の子供だ。母体の命を糧に育ち、死と共に産み落とされた異形の落とし子。

 

「あ……あぁ……」

 

玲奈はデザートイーグルを握る手が震えるのを感じた。憎悪と嫌悪が胃の底から込み上げてくる。彼女たちはただの犠牲者だった。冥獣に弄ばれ、命を奪われ、あげく死体を苗床にされた哀れな女性たち。そしてその腹から生まれてきたのは、彼女たちを殺した冥獣の分身。

 

「許せない……絶対に……!」

 

玲奈は震える手で銃を向けた。引き金を引く。乾いた音と共に幼体の頭部が吹き飛んだ。一匹。また一匹。這いずり回る幼体たちを一匹残らず撃ち殺していく。舞も無言で刀を振るった。剣圧だけで幼体の柔らかい身体をミンチにしていく。

 

悲鳴のような幼体の啼き声が廃工場に響く中、二人は機械的に殺戮を続けた。それは戦闘というより、汚物を駆除する作業に近かった。最後の一匹を踏み潰した時、二人はその場にへたり込んだ。

 

「終わった……のね……」

 

舞の声は虚ろだった。制服は血と粘液で汚れ、自分の体液と冥獣の体液が混ざり合った太ももが冷たくて気持ち悪かった。

 

「クリーンアップ……しないと……」

 

魔法少女の浄化魔法。穢れを落とし、体に残った冥獣の影響を排除する重要な儀式。本来なら時間をかけて丁寧に行うべきものだ。だが、今の二人にはそれが苦痛でしかなかった。自分の身体に冥獣が触れた記憶を一瞬でも長く反芻したくなかった。

 

玲奈は光の粒子を纏い、適当に身体を撫でただけで変身を解いた。舞も同様だった。表面的な汚れは落ちたかもしれない。だが、子宮の奥底にこびりついた異形の穢れまでは落ちていないことを、二人とも本能的に理解していた。それでも、それ以上向き合うことはできなかった。

 

そして、翌日から悪夢が始まった。

 

剣野舞は自宅の道場で竹刀を振るっていた。汗が噴き出し、道着が肌に張り付く。振る。打つ。振る。打つ。リズムに乗ろうとするが、頭の中でノイズが鳴り止まない。冥獣に犯された感触。身体の中をかき回された屈辱。それらがフラッシュバックし、集中力を削いでいく。あの夜から何日が経っただろう。表面上は日常に戻ったはずだった。学校にも行った。授業も受けた。友達と話もした。だが身体の奥底で何かが変わってしまったことだけは、本人が一番よく理解していた。

 

「舞、入りっぱなしだぞ」

 

声をかけて振り返ると父が道場の入り口に立っていた。剛気は剣術の師範代であり舞が絶対的な信頼と尊敬を寄せる人物だ。寡黙で厳格だが娘には無くてはならない存在だった。その声、その立ち姿、その纏う空気。すべてが舞にとっての剣の理想形だった。

 

「お父さん…」

 

舞は竹刀を下ろした。汗ばんだ顔で父を見上げる。すると突然身体の奥底から熱い塊がこみ上げてきた。

 

(…あつい)

 

子宮が疼く。あの夜冥獣に注ぎ込まれた精液の温度を思い出してしまう。いや、違う。これは冥獣のものではない。もっと身近で、もっと強くて、もっと…。

 

「どうした? 顔が赤いぞ」

 

父が心配そうに近づいてくる。男の匂い。汗の匂い。父の匂い。それが鼻孔をくすぐり舞の理性を溶かしていく。冥獣の穢れが精神を蝕み始めていた。道徳も倫理も禁忌も熱された刃のように形を保てなくなっている。

 

「なんでもない…の」

 

舞は道着の袴の紐に手をかけた。するりと解く。袴が床に落ちた。下には何も履いていない。汗ばんだ太ももと秘部が露わになる。

 

「舞!? 何を…!」

 

驚愕する父の前で舞は道着の上着も脱ぎ捨てた。まだ小振りだが形を成し始めた胸と細い腰が露わになる。舞の目が怪しく赤く光った。それは冥獣の穢れが彼女を支配し始めた証だった。

 

「お父さん…熱いの…治して…」

 

舞は裸のまま父親に抱きついた。硬い胸板。強い腕。ずっと憧れだった男の身体。冥獣に犯された身体は快楽を覚え、そして今は最も近い雄を求めている。

 

「馬鹿な! お前は娘だろうが!」

 

父は舞を突き放そうとした。だが舞の力は異常だった。魔法少女の身体能力が残っているのかそれとも発情による怪力なのか。彼女は父の首に腕を絡め唇を重ねた。舌をねじ込み父の精気を奪うような深い口づけ。

 

「んっ…ふぅ…お父さんの…匂い…好き…」

 

「うっ…くっ…やめろ…舞…!」

 

抵抗する父親の手が舞の胸に触れた瞬間彼女の身体がビクンと跳ねた。背徳的な快楽が背筋を駆け上がる。冥獣の穢れが神経を書き換え父に触れられることすら快楽に変えてしまっていた。

 

「あぁっ! そこ…触って…もっと…!」

 

舞は父を道場の床に押し倒した。父の上に跨りすでに硬くなり始めている股間に自分の秘部を押し付ける。

 

「お父さんの…中に入れて…私の中に…!」

 

「舞…お前…正気か…?」

 

「正気じゃないよぉ…だから…どうかして…!」

 

舞は自ら腰を動かし父のものを自らの秘部へと導いた。禁忌の扉が開かれる。父娘の血が交わることのない場所で肉と肉が交わり始めた。

 

「ああぁぁっ! お父さぁぁん!」

 

道場に娘の嬌声が響き渡る。父もまた娘の淫らな誘惑に抗えず理性を手放していった。父の太く硬いものが娘の細い身体を貫く。冥獣のものとは違う。人間のものだ。温かくて脈打っている。それが舞の身体を内側から満たしていく。

 

「いいっ…お父さんの…おおきいっ…!」

 

「くっ…舞…お前の中…きつい…!」

 

父の手が舞の腰を掴む。強い指。剣士の手。その手が腰を動かし娘の身体を己のものに合わせていく。舞は父のリズムに合わせて腰を振った。冥獣に犯された時とは違う。これは自ら望んだ快楽だ。禁忌を犯す背徳感が快楽を何倍にも増幅させる。

 

「あっ! あっ! あっ! お父さん! お父さん!お父さん!」

 

舞は父の名前を何度も呼びながら腰を打ち付けた。汗が飛び散り髪が乱れる。道着はすでに剥ぎ取られ二人の汗ばんだ肌が直接ぶつかり合っていた。父の胸に押し付けられた幼い乳房が摩擦で硬くなる。乳首が擦れて舞の敏感な身体をさらに追い込んでいく。

 

「舞…もう…出すぞ…!」

 

「中で…中で出してっ…! お父さんの…私の中にっ…!」

 

「ああっ…!」

 

父が腰を突き上げた瞬間舞の身体が大きく仰け反った。熱い精液が子宮に注ぎ込まれていくのがわかる。それは冥獣のそれとは比べ物にならないほど濃くて熱くてそして恐ろしいほどに心地よかった。

 

「あぁぁぁぁっ……!」

 

舞は絶頂の波に飲まれながらその場に崩れ落ちた。肩で息をしばらく動けない。父の精液が太ももを伝い道場の床に染みを作っていく。

 

──数分後。

 

正気に戻った時には遅すぎた。舞は道場の床に裸で座り込み目の前には荒い息をつきながら道場の壁にもたれかかる父の姿があった。二人の間に流れるのは快楽の余韻ではなくどす黒い沈黙だった。

 

「……あたし…」

 

舞の声は震えていた。手が震えた。指先を見る。父の背中に爪を立てた記憶。叫んだ記憶。お父さんと言いながら父の中に搾り取るように腰を振った記憶。すべてが夢であってほしいと思ったが床に広がる淫らな液体が現実を突きつけてくる。

 

「……なぜだ」

 

父の声は苦しげだった。彼の顔を見られない。見られなかった。

 

「ちがうの…あたし…あの日から…冥獣に…」

 

説明になるはずがなかった。穢れのせいだから仕方なかったなどと口にできるはずがない。冥獣に犯された自分をさらに親に汚させるための言い訳にしかならない。舞は膝を抱えた。涙が溢れた。

 

「ごめんなさい…ごめんなさい…お父さん…」

 

謝罪の言葉しか出てこなかった。それ以外の全てが罪だった。剣を学ぶ身として。娘として。人として。積み上げてきた何かを一瞬で壊した。いやもうすでに壊れていたのだという言い訳しか自分を守るものはない。舞は消えてしまいたかった。

 

***

 

川内玲奈は夜の街をふらついていた。帰り道のはずなのに足取りが定まらない。頭がぼんやりする。子宮の奥がチリチリと疼き熱を持っているのがわかる。あの夜の穢れが身体の中に巣食い彼女の意志とは無関係に発情させている。

 

「うぅ…気持ち悪い…」

 

公園のベンチに座り込んだところに男たちが寄ってきた。三人組。軽薄な笑い声と安っぽい香水の匂い。

 

「お姉さん一人? 大丈夫?」

 

「顔色悪いよ? どっか休む?」

 

玲奈は虚ろな目で男たちを見上げた。拒絶する言葉が出てこない。むしろ男たちの匂いに惹かれている自分がいた。

 

「車あるからさ送ってくよ」

 

断る気力もなく玲奈は車に押し込まれた。車内には酒の匂いが充満していた。男たちが差し出した酒を断りきれずに飲む。アルコールが胃に入り一気に回る。頭の中がさらに混乱していく。穢れによる発情と酔いが混ざり合い玲奈の理性を麻痺させていく。

 

「へへっいい体してるねえ」

 

男の手が玲奈の太ももに触れた。以前なら即座に払い除けていただろう。だが今はその感触に甘い痺れを感じてしまった。

 

「んっ…」

 

「お? 感じてんのか? ビッチだったりして」

 

高田と呼ばれた男が耳元で囁く。玲奈は首を横に振ったが身体は正直だった。子宮の疼きが激しくなり秘部が濡れ始めているのがわかる。

 

「ホテル行こうぜ」

 

車は方向を変えラブホテルへと滑り込んだ。

 

部屋に入るなり男たちの手が玲奈に伸びてきた。服を剥ぎ取られベッドに押し倒される。高田と山岡と石上。三人の男たちが飢えた獣のように玲奈に群がった。

 

「あぁっ…!」

 

唇を奪われ胸を揉みしだかれ秘部を指で弄られる。玲奈の身体は敏感に反応し甘い声を漏らしてしまう。冥獣に犯され開発された身体が雄の手で簡単に高まっていく。禁断の行為への嫌悪感すら薄れゆく酩酊の中で玲奈の思考は溶けていった。

 

「すげえ濡れてる! 結構遊んでんじゃねーか?」

 

「ほら咥えろよ」

 

高田のものが口に突っ込まれ山岡と石上のものが両手に握らされる。玲奈はもう抵抗しなかったむしろ自ら奉仕し始めた。冥獣に犯された身体は快楽を覚え雄を求めるメスと化していた。それは最早自分の意志ではない。穢れに支配された肉体が雌の欲求を満たそうとしているだけだった。

 

「んぐっ…じゅるっ…!」

 

口と両手と秘部。三つを同時に犯される。高田のペニスを深く咥え込み唾液でヌルヌルになるまでしゃぶり続ける。

山岡のものは右手で強く扱き先端から溢れる汁で掌をべったり濡らす。

石上のペニスは根本から亀頭までずっぽりと挿入されていた。

「ああ、、あぁぁっ! 中にっ! 出してぇっ!」彼女は混乱した頭で叫んでいた。

 

玲奈は自ら腰を振りながら叫んだ。それは自分の意思ではない。穢れに支配された身体が求めているだけだ。だが声には確かに快楽が混じっていた。喉奥で射精され胃袋まで届く量を飲み下す。右手指の中で脈打つ肉棒が暴発し掌いっぱいに熱い精子を撒き散らす。秘部を蹂躙するペニスが子宮口をゴツゴツ突きながら精液を放出し結合部から白濁液があふれ出した。

 

三人の精液が玲奈の体内に注ぎ込まれた時彼女は冥獣に犯された夜とは違う絶望と背徳感に支配されていた。

 

どのぐらい時間が経っただろうか?

気づけば部屋は静寂に包まれていた。

 

玲奈はひとりベッドに寝転びシーツを抱え込んで嗚咽を漏らしていた。床には衣服が脱ぎ捨てられ照明も落とされていない。窓の向こうには繁華街のネオンが瞬いている。頭は割れるように痛く喉は渇ききっていた。体内には冷え固まった他人の精液の違和感が残り唇には酸っぱいザーメンの味が染み付いていた。

 

「ああ...あたし....あたしって......」

 

身体は震えきっていた。冷房が効きすぎて寒いわけではない。罪の重さが体温を奪っていた。冥獣の穢れは確かに影響を与えていた。しかし最終的には自ら選んだ行動だった。ビッチだと思われても構わないから犯してほしいと願った自分がそこに居たのだ。

 

「最悪.....最低.......」

 

拳で枕を殴った。二回三回と繰り返すうちに自分の愚かさに涙が零れた。父親にも友達にも言えない秘密が増えてしまった。この身体も心も全部穢れたままだ。

 

ふと目に留まったバッグからスマホがはみ出しているのが見えた。玲奈は震える手でそれを手に取った。通知画面には舞からのメッセージが表示されていた。

 

「大丈夫?」の短い二文字。玲奈は何も打ち返せなかった。何が大丈夫なのか。何も大丈夫じゃない。そしておそらく彼女にも何か変わったことがあったのだろう。

彼女は魔法少女を続けていくことの難しさを噛み締めていた。

 

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