それとコレで淫魔王編は終わりです。
「今日は我儘言っちゃったな~」
性奴隷達と遊んだ後、俺は自室でベッドの上に寝転んでいた。
いつもみたいにバカみたいに広くて豪華な部屋ではない。
八畳ほどの部屋。まだ人間だった頃の実家を再現したものだ。
今日は久々の一人だ。
いつもなら誰かと一緒だが、今日だけは無理を言って一人にしてもらった。
「お、出来たか」
アラームの音が響く。
俺の好物のカップ麺が出来た音だ。
いつもならこんなもん食べるなと叱られるし、隠れて食べるとえりな*1たちが泣きそうな目になるからな。私たちの作る料理よりそんなものがいいのかって。
俺も毎日美味い飯作ってくれる彼女たちの自信を傷つける真似はしなくないが、こういったモンは無性に喰いたくなる時がある。今日ぐらいは許してくれ。
カップ麺を啜る。
口に拡がる安っぽい味。
このチープさがいいんだよ。
まだ普通の学生だった頃を思い出させてくれる。
淫魔王になってから俺の生活は激変した。
妙なモン拾って淫魔になって、妙な戦いに巻き込まれて、必死に戦ってたら何時の間にか淫魔王なんて大層なモンになってしまった。
戦いは楽しかった。
色んな敵と戦って、勝つ度に強くなっていく。ソレを実感するのがとても楽しかった。
今の生活は天国そのものだ。
美味いモン食って、いい女抱いて、誰もが俺にチヤホヤしてくれる。毎日が天国だ。
全ての女が俺の性奴隷。
一晩だけでも一攫千金を超えるような美女も、国を従える王侯貴族も、圧倒的な力を持つ悪鬼羅刹たちも。女というだけで俺に跪く。
財産や権力を捧げ、才能と能力を駆使して、己の全てを使って俺の為に従ってくれる。
俺はこの力が時々怖くなる。
他者を簡単に魅了できる力。
どんなに強い信念を持とうが、どんなに崇高な愛を貫こうが、どんなに高潔な女でも俺の奴隷となる。かつての愛や信念を偽りと捨て、俺の支配こそ愛と、俺の為に奉仕する事こそ信念という。
心も生き様も関係ない。俺の前ではどんな女でも卑しい性奴隷だ。
なら.俺の方はどうだ?
この力に支配されてないとハッキリ言えるのか?
いつの間にか主従が逆転して、俺の方が力に支配されてるんじゃないか?
どんなに強い信念を持とうが、どんなに崇高な愛を貫こうが、どんなに高潔さ保とうとしても、女たちは俺に全てを捧げ、盲目的に従う性奴隷となる。
俺よりも格段に素晴らしい彼女たちがそうなったのだ。何かの間違いで俺にこの魅力に掛けられたら耐えられるわけがない。
いや、もしかしたらすでに主従逆転してこの呪いに掛けられてるかもしれない。そうなったら俺は・・・。
「(………やめよう)」
余計な考えを振り払うように頭を振る。
そうだ、どうとでも解釈できる問題をあれこれ考えても仕方ない。
今は幸せだ。前世の俺が二次創作で読んだ事が現実になっている。
頭からっぽにして楽しんでたエロ同人と似たような事が、マジカルチンポで即堕ち無様エロなんて非現実的なことが出来るエロチートを思う存分に出来るんだ。
彼女達も楽しんでいる。俺に支配された女たちは喜んで犯され、どんなプレイがいいかリクエストもしてくる。
彼女達の仲もいい。同じ性奴隷同士という認識があり、功績や能力に応じて抱く順番が決まるせいか切磋琢磨している。
俺の勢力は勝手に大きくなり、今では世界を支配する程になった。けどむしろ世界はより平和になった。
性奴隷達曰く、俺が御旗になることで世界が統一され、平和になっていっているらしい。まあ、本来バラバラで中には悪事に加担していた優秀な彼女たちが一つの目的に集約しているのだ。そりゃ発展していくし、平和にもなる。
とまあ、今のところいいことずくめだ。
俺は毎日色んなプレイ出来てハッピー、性奴隷達も俺が抱く事でハッピー、世界も平和になり発展していってハッピー。みんなハッピーだ。
そうだ、誰も損していない。ならそれでいいじゃないか。
余計なことは考えず今を楽しもう。
「ん?」
そんなことを考えてると、俺のスマホが震えた。
このスマホの連絡先を知ってる奴は限られる。ソレに今日だけでも俺を一人でいさせろと命令した。俺の命令は絶対だと言っている彼女たちが電話をかけるということは、それ以上の緊急事態ということだ。
「なんだ?」
『淫魔王様、大変です!また別の異世界とのゲートが繋がりました!』
異世界のゲート。
文字通り異なる世界に繋がる時空の穴だ。
つながった先が友好的な世界とは限らない。現に俺らはそういった世界と戦い、侵略してきた。
『発見直後から兵器が確認されます!おそらく自発的にゲートを開いたものかと!』
「なるほど、わかった。すぐ戻る」
電話を切る。
久々の戦いだ。心が躍るぜ。
・比企八太郎
古代の神が創り出したと言われるアイテム「ファルス」によって淫魔となり、淫魔の王を決める戦いに巻き込まれ、最後まで戦い勝ち残った結果、淫魔王になってしまった少年。
人間の頃は普通の中学生だったが、淫魔になる事で徐々に美形化。今では金髪金目の超絶イケメンと化し、目には淫魔王の証である十字架の紋章がある。
当初は十四~十八だったが、十八になって成長というか老化が止まっている。
戦いの中で鍛えられ、本人の実力も淫魔としての力も歴代最高レベル。戦闘力はストブラの第四真祖クラスを超え、他の淫魔だけでなくヴァトラーや魔神など、数多の強敵を打ち滅ぼし、戦闘と勝利を通じてさらに強くなってきた。
戦闘の才能とセンスに優れており、本人も好戦的。戦闘能力限定で能力を伸ばすことに積極的で、能力の分析や戦略の立案など、淫魔同士の戦闘にも積極的に関わり勝利してきた。
反面、奴隷を増やすことには消極的。面倒だと思って避けていたが、淫魔王になることでそうも言ってられなくなった。結局ハーレムを形成して彼女たちに組織や国の運営を任せている。今も勝手にハーレムの規模が拡大され、捧げものが自動的に入ってきている。
・淫魔
吸血鬼とは対照的に正の生命力により不老不死の肉体を持つ種族。
本来なら存在しない魔族であり、ファルスで他種族の男性を淫魔に変える以外では増えない。
知的生命体の雌を性奴隷或いは雌畜にしてハーレムを形成し、他の淫魔のファルスとハーレムを奪い合う。このため他種族からは蛇蝎以上に嫌われ、発見次第討伐隊が送られる。
ファルス一個だけなら匈鬼と同程度だが、複数備えると吸血鬼クラスとなり、長老(ワイズマン)に匹敵或いは超える能力を発揮する。
しかしその能力の大半は女を犯す事に特化しており、能力を戦力に全振りするアホは極稀である。
・淫魔王
吸血鬼の真祖にあたる存在。淫魔同士の戦いに打ち勝ち、全てのファルスを使用し、それに耐えたものだけが淫魔王となる。
強さも真祖と同等であり、代を重ねる度に強くなっている。現代の淫魔王である八太郎は次世代であり、過去最強を誇る。
・ファルス
装着或いは食した他種族の雄と融合して淫魔に変える道具の総称。
肉体だけでなく魂レベルで融合する為、取り出しは不可能。よって他の淫魔のファルスを使う為には、その淫魔を殺さなくてはならない。
無条件に全ての雄が成れるわけではなく、淫魔化に耐えられる者のみが淫魔になり、ファルスを巡る淫魔同士の戦いを通して淫魔のレベルを上げた者のみが複数のファルスに耐えられる。
全部で11個あり、全てを使用して耐えられた者のみが淫魔王になれる。
・性霊
眷獣と対になる精霊の上位に位置する存在。
デート・ア・ライブの精霊と番外の姿をしている。
淫魔の生命力と引き換えにその力を発揮し、霊媒ではなく主である淫魔が胎内に精子を注ぐことで契約が完了する。
他の淫魔を倒しファルスを取り込むことで性霊も強化され、更なる力を得られる。
・淫紋
淫魔に身も心も全て捧げ、雌奴隷或いは雌畜となった女性に浮き上がる証。
紋章には段階があり、完成してしまうと魂レベルで刻まれ、主の淫魔に絶対服従の雌畜となる。
一見すれば淫魔のみ得しているが、数十個以上のファルスと融合した淫魔が主なら、能力の向上や美容効果など、ある程度の見返りもある。
淫魔王が主ならその恩恵は破格。能力や才能を引き出され、永遠の若さと美貌と健康等、様々ある。
・淫気
淫魔が放つ魅了効果がある気。
雌であれば余波でも浴びるで無意識に魅了されてしまう。
淫気は淫魔の力量に左右されており、下位の淫魔の物なら抗えるが、淫魔王クラスだと不可能。特に次世代のソレは全ての女を支配する。
永遠の愛を誓った運命の恋人が居ようが、自身の命より大事なものがあろうが。淫魔王に比べれば塵芥程になる。淫魔王の隷気を認識した瞬間に雌は魂レベルで魅了され、本能的にに永遠の忠誠と愛を捧げてしまう。
能力というより性質に近いものであり、淫魔自身コントロール出来ない。
・淫妖術
淫魔が自身の性のエネルギーを使用して行使する異能。魔術や魔法等の技術と全く別の術式であり、淫魔以外は使用不可能。原理も解明されてない。
種類は千差万別。初見殺し極まりない能力、非常に厄介な搦め手、と思いきや非常にシンプル且つ強力な術等、枚挙にはきりがない。
主な用途は女を犯し性奴に変える事だが戦闘にも利用可能。ただし本来の用途とは違う為、戦闘に使う際はバトルセンスがいる。
これで淫魔王の淫蕩は終わりですが、竿役を変えて別のを書くかもしれません。
ご愛読ありがとうございました。