※この作品はR-18です。

ポケモン世界でどこまでやれるか   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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タマムシシティ 1 タマムシデパート

 ミキが大会に挑んでいるのをランニングマシーンのラジオで聴きながら俺は体を鍛えていた。

 

 ミキは順調に勝ち進み、ベスト8には行けたらしい。

 

 ラジオで残ったメンバーを聞いているとリーファとミカもベスト8に残れたらしく、カズサも喜んでいるだろう。

 

「ふぅ、鍛えれば鍛えるだけ体が引き締まって良いな」

 

 手持ちのポケモン達も鍛えてもらっているのでここには居ないが、より一層強くなれるだろう。

 

 いやー、でもハナダでどうしようもなくなっていたミキがここまで勝ち上がれるとはなぁ···

 

 お、準決勝も勝てたっぽいな。

 

 このまま優勝してしまえ。

 

 

 

 

 

 

 

「やったよヒデノリ君! 優勝したよ!」

 

「おめでとう! ミキの頑張りの成果だよ」

 

「えへへ」

 

 ミキの優勝で資金的に余裕が結構できた。

 

 今2人の共有の財布には50万円が、俺個人が10万円、ミキは今回の優勝で25万円が入り、合計85万円が今の手持ちの金になる。

 

 1ヶ月間格闘ジムで鍛えるから2人分のポケモンと合わせて毎日2万円、ホテル代で5000円、食事で3000円、雑費を含めると3万円が毎日吹き飛ぶ。

 

 タマムシシティも物価が高い街なので格闘ジムに通えるのは10日くらいか? 

 

「10日間はジムで準備に金をかけよう。多分ミキのハクリューもそろそろカイリューになるから、互いに進化させればカイリューに荷物を持った状態で空を飛んで移動できるようになるからね」

 

「なるほど!」

 

「でも今日はお祝いだ! パーッと使おう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 ミキは時間を見つけてそのままエスパージムの方にも挑み、バッチをゲットしていた。

 

 そして、俺のリュー君もカイリューに進化して、カイリュー2匹で空の旅をできるようになった。

 

 リーファ達には会うことはできなかったが、また旅を続ければ会うこともできるだろう。

 

 格闘ジムのトレーニングコーチであるトシアキさんに挨拶をしてから旅立った。

 

 カイリューの空を飛ぶはあっという間でタマムシシティに30分もせずに到着し、旅がだいぶ楽になったと喜んだ。

 

「ミキ、せっかくだからホテルに荷物を預けたらデパート行こうよ!」

 

「うん! ポケモン専門デパートが確かあったよね! タマムシシティには」

 

「ポケモンフーズの手持ちも少なくなってきたら補充も兼ねて行くか」

 

「うん!」

 

 というわけでデパートに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱりデパートだから色々な会社のポケモンフードが売られてるな」

 

「デパートは結構色んな町にあるけど、ポケモン専門のデパートはここだけだもんね。品揃えが段違いだね」

 

「お、ポフィン売ってる」

 

「ポフィン?」

 

「シンオウ地方のお菓子だよ。ポケモンも人も食べても美味しいし、ポロックと同じ様に比較的簡単に作れるよ。ただオーブンが必要だから野外で作るのは難しいかも」

 

「ポロックメーカーみたいにすごく簡単ってわけじゃないんだね」

 

「まぁ菓子に近いからね···お、木の実のドライフルーツがあるよ。ポケモンフードに混ぜてあげれば良いかもね」

 

 手荷物になるので他の階を見てから決めようと2階に移動する。

 

 2階は技マシンコーナーで技マシンや技レコードにになっている技はたいてい手に入る様になっていた。

 

 中には1万円で技マシンが10枚貰えるガチャガチャなんかもあり、売れ残り品だろうとは思うが、とんぼ返りやどくどくの技マシンが出てきて驚いた。

 

 カイリューの起点が増えるアイアンヘッドだったり、レアコイル用にボルトチェンジを買えたのは大きい。

 

 レベルはまだ主力達に比べると劣るが、技マシンによる技を覚えさせたことで一気に2匹を戦力として見れるようになったのも大きい。

 

 3階はバトルに役立つ道具が売っており、レアコイルに使える進化の輝石やカイリューにとつげきチョッキ、食べ残しなんかのアイテムを購入した。

 

「色々なアイテムがあるね」

 

「今後のバトルにはアイテムが重要になってくるからな」

 

「ピカ君には電気球かな? 他の子には···あ、貝殻の鈴なんて道具もあるんだ···へぇ···」

 

「ただ気をつけないといけないのが使い切り型と永続型の2種類あることだね。使い切りの道具の方が効果量が大きかったりするけど、永続的に使える道具だとメンテナンスは必要だけど、頻繁に買い替えなくて済むからね」

 

「そういうのも考えないといけないのか···」

 

 ミキも幾つか道具を買って4階に上がる。

 

 4階は薬局が入っており、対戦ではお馴染みの努力値を上げてくれる道具が1つ1万円という超高額で販売されていた。

 

「強くなれるけど金がかかるねこれは···しかも努力値ってのがこの世界だとまだ確立されてないっぽくて、飲んだら強くなるかもっていう民間療法の域らしいし」

 

 ゲームでは効能を知っているとはいえ、今の俺では手が出せない品物であった。

 

 他にはヨクアタールとかの一時的に攻撃力等を上げてくれる道具があったが、公式戦や大会では使えなかったりするなんとも言えない薬ばかり···

 

 一応他の薬局はポケモンの傷薬とか麻痺治しや毒治しなんかや体調不良を治すポケモンの風邪薬、疲労回復の栄養剤なんかが売られていた。

 

 5階は触れ合いコーナーで、ポケモンの交換をしていたり、子供達の預かりコーナーやポケモンフードの説明会なんかが行われており、賑わっていた。

 

 ゲームでお馴染みのミックスオレとかの自販機は各階にあり···というか普通に自販機じゃなくてスーパーで買える。

 

 まぁおいしい水の値段が80円と都会にしては安いなと思ったりもしたが···

 

 1階にエレベーターで降りて、食品コーナーでポケモン達のご飯を購入してデパートを後にした。

 

「楽しかったね!」

 

「そうだな。ただ明日は人の方のデパートに行きたいな。今秋だけどそろそろ冬になるから冬着を買わねぇと」

 

「そうだね。防寒着買っとかないといけない時期だね」

 

 ヒートテック等の防寒の下着が欲しくなってきた。

 

 なるべく一番寒い時期には火山や温泉街のグレン島かマサラタウンの実家で冬を越したい。

 

 あとシューズがそろそろボロボロになって買い換える時期だろう。

 

 バッグもレアコイルが運べる鉄製のボックスかカイリューやリザードンみたいな大型ポケモン用のバッグも荷物が増えてきたので買っても良いかもしれない。

 

「金が飛ぶなぁ」

 

「ひーふーみーやー···うーんまた金策しないと厳しいかもしれないね」

 

「うーん、ここら辺だとイーブイだけど、まず捕まらないだろうかならなぁ···賭けバトルの方が効率良いかもよ。バトルカフェとかもあるし···あー、コンテストに出るのも有りだな」

 

 とりあえず明日は人用のデパートに行って冬の準備を始め、その後はジム戦、ポケモンコンテスト、賭けバトルで資金を集めようということになるのだった。

 

 

 

 

 

 

 タマムシジムに挑むとタマムシ大学と併設されているジムだけあって、ジムに挑むためにはペーパーテストを受けないといけないらしい。

 

 ペーパーテストの内容はタイプ相性だったり○×問題で運転免許のテストみたいに時々引っ掛け問題が書かれていた。

 

 俺は前世の知識とオーキド博士のところでしっかり勉強してきたので受かったが、ミキは5点足りずに不合格になってしまった。

 

「ミキ、図書館で勉強だな」

 

「はい···」

 

 タマムシジムも大きい街のジムなのでジムリーダーのエリカではなく、タマムシ大学の空いている教授がジムリーダー代行をしてくれるらしく、白衣を着た男性が俺とバトルすることになった。

 

「6つ目のジムバトルなので4対4のダブルバトルを行うぞ」

 

 と教えられた。

 

 まぁここでダブルバトルと天候の優位性について学ぶらしいのだが、キュウコン、リザードンの相性とレベル差があり、2匹であっという間に突破してしまった。

 

「おめでとう6つ目のジムバッチを与えよう」

 

 技マシンとジムバッチ、賞金も貰い、ホクホク顔でジムを出て、大学の図書館で勉強しているミキの手伝いをするのだった。

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