ポケモン世界でどこまでやれるか 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
リーファはオーキド博士の研究所で治療を受けながら、他の旅に出るメンバーとも話してから旅立つと言い、俺は先に出発した。
トキワシティまで続く道···1番道路。
出てくるポケモンのレベルも低く、初心者向けの場所である。
たまーにオニスズメとピジョットの縄張り争いがあるのでそこは注意が必要だ。
草むらに入ると早速コラッタが出てくる。
レベルの低いコラッタは尻尾を振ると体当たり、場合によっては電光石火が使えるくらいで、強いポケモンではない。
図鑑説明では何でも食べること、硬い物で牙を研ぐ事が書かれている。
ポッポも鳥ポケモンで進化前なので頭が悪い。
となるとコイツらを効率的に狩るためには···うん。
探検セットで浅めの穴を掘り、枝を組んで床を作り、ロープで床が抜けるようにしておく。
次に木の実のなっている木を蹴って木の実を調達し、それをポロックにする。
ポロックにしている間に枯れ枝や落ち葉を集めて枝の上に敷いていく。
そしてポロックを上に置いて木の葉を軽くかけて茂みから眺める。
すると餌の匂いにつられてポッポやコラッタが集まってくる。
「よし、ヒトカゲ、今から穴にコラッタたちを落とすから、すかさず火の粉で燃やせ」
ポッポは飛べるので逃げられてしまうが、俺がロープを引っ張ると床が落ちる。
コラッタたちはいきなり床が落ちてパニックになり、すかさずヒトカゲが火の粉で燃やしていく。
10匹くらいいたコラッタが巻き込まれて丸焦げになっていた。
「お、ヒトカゲのレベルが上った。いやー上手くいってよかった」
コラッタ達はモンスターボールで捕獲していき、あっという間にモンスターボールは無くなる。
「まあぼちぼちってところか。さっさと1番道路は抜けようかな」
途中で短パン小僧とバトルをしたりもしたが、普通に勝った。
短パン小僧から金はいらないから空のモンスターボールをくれと言って空のモンスターボールを貰い、リザさん以外にも手持ちを増やしていこうと思った。
で、明らかにナゾノクサだろって草があったので、ヒトカゲに先制の火の粉をぶち当たる。
慌てたナゾノクサは地面から出ようともがくが、ヒトカゲに火の粉を連射させてモンスターボールを投げつけて捕獲した。
早速ナゾノクサの治療の為にボールから出すと、寝ているのを起こされた上に火だるまにされてご立腹。
ただオボンの実を与え、傷薬を塗ってあげると機嫌を直して言うことを聞いてくれるようになった。
ナゾノクサは戦闘というよりも捕獲要員として大切だ。
レベルが上がればどくどく、痺れ粉、眠り粉を覚えるし、最初から体力を回復しながら攻撃できる吸い取る、少し成長すればギガドレインを覚えてくれる。
成長すれば序盤だと汎用性溢れるポケモンになってくれるし、草タイプなのでヒトカゲの不利な水、地面、岩タイプに有利を取れるのも良い。
上々の出だしで、昼頃にはトキワシティに到着した。
トキワシティ···サカキの出身地でジムリーダー不在となっている。
ただポケモンセンターがあるので早速ポケモンリーグへの登録を済ませる。
「やぁ将来有望そうなトレーナー! ボクは初心者にポケモンリーグについて説明している親切なおじさんだよ!」
と、不審者みたいなおじさんが声を掛けてきた。
ただ胸にポケモンリーグの会員のバッチを付けているので、本当に職員の方なのだろう。
話を聞くとまず今登録したことでビギナーリーグとなったと説明された。
ビギナーリーグは初心者の集まり。
ジムバッチを4つ以上集めたら各地で開催されるビギナークラスの大会にエントリーすることができる。
その大会でベスト8か4までに入ればノーマルクラスに昇格になるとのこと。
ノーマルクラスになれば他の地方への引率者無しに旅に行けたり、波乗りや空を飛ぶなどポケモンに乗って移動することが許される。
よほど才能が無いか努力を怠らない限りほぼなれるのがノーマルクラス。
スーパークラスに上がるにはジムバッチを8つ集め、ノーマルクラスの大会で優勝するか、カントーリーグのセキエイ大会でベスト8になればスーパークラスに昇格することができるらしい。
そこからハイパークラス、マスタークラスの昇格はスーパークラスになってから役員が説明するよと言われた。
つまり最初はジムバッチを4つ集めるのが目標となる。
さて、ナゾノクサの治療と、コラッタ達を買い取ってもらおう。
コラッタはモンスターボールは返品で殺処分らしい。
可愛そうだけど害獣だから仕方ないね。
コラッタ1匹100円なので10匹で1000円、まだ宿泊費だけしか稼げてない!
えー、食費が新人トレーナーの割引で1食500円、今昼だから昼飯と夕食で1000円、宿泊費と治療費セットで1000円で今日だけでも2000円が飛んでしまう。
「よし、まずは掲示板を見よう」
トレーナー向けのアルバイトの斡旋やポケモンの捕獲や駆除依頼のボードを見ると多いのはトキワの森関連の依頼だ。
ピカチュウの捕獲依頼1匹5000円やキャタピー、ビードル2匹セットで1000円みたいな依頼から、畑に入り込んだナゾノクサを追い払うバイト、飲食店手伝い時給1000円みたいなのもある。
「トキワの森でレベリングしたいが、とりあえずお金が必要か···アルバイトするかね」
今日はアルバイトをすることになった。
向かったアルバイトの場所はポロック屋。
決められた木の実を機械に入れて、回転させる。
そして出来上がったポロックを梱包する仕事だ。
「誰でもできる簡単な仕事だし、変なアレンジをしなければまず失敗しないハズだ。梱包する時に指を挟まない様に気をつけてくれ」
と、店長から説明があり、アルバイトを始めた。
こういうのでワンリキーを持っているトレーナーは羨ましいなぁと思いながら作業を進め、5時間頑張った。
「作業終了、お疲れ様。はい、今日の給料」
と封筒を渡され、5000円が入っていた。
「また機会があれば頼むよ」
とも言われ、ポケモンセンターに戻る。
すると俺と同期の奴らがフードコートで集まっていた。
「あ、ヒデノリこっちこっち!」
リーファに呼ばれて席に座る。
「ヒデノリ先に行きやがって、最初は皆でスタートしようぜ」
とか
「ポケモン捕まえた?」
とか色々聞かれる。
俺はナゾノクサとコラッタ10匹捕まえたと説明すると流石と言われた。
「ヒデノリはポケモンの事詳しいから皆で何匹捕まえたか予想してたけど、初日から11匹は流石だね」
リーファにそう言われるが
「うーん、稼ぎがあまりよろしくない。今のままだとバイトしながらじゃないと厳しいかもしれん」
俺がそう言うと皆は
「それが普通でしょ、1ヶ月くらい町に留まってお金をためてから次の街に向かうのが普通だし、レベル上げとかもしないといけないから2ヶ月くらいは拘束されるだろうね」
「1年以内にジムバッジ4つ集められたら早い方らしいし、気長に行こうよ」
と、言っていた。
俺の場合アルバイトは極力したくない···その分捕獲やバトルで経験値を稼ぎたいし、悠長な事をしていたらあっという間に18歳になってしまう。
18歳までにある程度の収入が得られる立場になりたいので効率的に動きたい気持ちがある。
それに強くならなければロケット団から妨害を受けた時に跳ね返す事が出来なくなるからだ。
食事を終え、タコ部屋で眠りにつく。
情報交換よりも体の疲れを癒したかった。
2日目
ナゾノクサのボールを受け取り、モンスターボールを追加で10個購入した。
プレミアムボール1つが付いてきたが、それは気にせずに、まずはヒトカゲとナゾノクサのレベル上げである。
ヒトカゲは昨日と同じようにコラッタ狩りである程度上げられるが、ナゾノクサの雑草君はどう鍛えようか考える。
するとコイキング1匹300円の文字が見えた。
「コイキング狩りでもするかね」
とりあえず魚釣り用の餌を1000円分購入した。
場所は移って22番道路。
広い池があり、そこにニョロモ、ニョロゾ、コイキングが結構な数生息している。
雨の日だとニョロゾの合唱が聞こえてきたりするらしい。
まあゲームと違い、道はあるものの田園風景が広がっており、今の時期は田んぼに水が張ってないので乾燥した田んぼが広がっていて、用水路にコイキングとかニョロモがピチピチと泳いている。
ニドランオス・メスがそこらの草むらで飛び回っており、コイツらもコラッタと同じ方法で捕まえられるなぁと思いながら、ニドキングやニドクインになれば技マシンで色々な技を覚えられるし、カントー地方では種族値が高い部類なので一応捕まえておくかと決めた。
まぁでもまずはナゾノクサ育成からだ。
池に到着したのでナゾノクサとヒトカゲを外に出して遊ばせながら釣りを始める。
すると3分もしないでヒットし、コイキングが釣り上げられる。
地面でピチピチするしかないコイキングをナゾノクサの雑草君が吸い取るで体力を削り、ゲットしていく。
とにかくどんどん釣り上げてはナゾノクサに吸い取るで弱らせていく。
コイキングは入れ食い状態。
あと間違えて釣れたニョロゾのボン太郎もゲットした。
催眠術を使えるし、途中からニョロゾに釣りのやり方を教えたら、覚えてナゾノクサの雑草君と一緒にコイキング釣りをしてくれたので、俺とヒトカゲのリザさんは昨日みたいに穴掘って罠にかかるのを待った。
コラッタよりも警戒心の薄いニドラン達が沢山捕まり、ニョロゾ達の方に戻ると打ち上げられて元気のないコイキングがピチピチと跳ねていた。
「ボン太郎、雑草君お疲れ、ありがとね」
とりあえずコイキングも沢山捕まえ、午後になる前に一旦ポケモンセンターに戻った。
コイキングはモンスターボール付きで1匹300円、利益は100円、ニドランはモンスターボール付きで1匹500円、純利益としては2500円を午前中で稼ぎ、昼食の500円抜いても2000円、モンスターボール10個分の稼ぎになった。
利益は全部モンスターボールの購入代にし、そのまま午後もボン太郎と雑草君を釣り班、リザさんと捕まえたニドランオス・メスのキングとクイーンを待機させて狩りを続けるのであった。