※この作品はR-18です。

ポケモン世界でどこまでやれるか   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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マサラタウン 1

 温泉街ということもあり、温泉にゆっくりと浸かる。

 

 それで今までの旅の疲れを癒していく。

 

「ふぅ、結構駆け足だったがなんとかなったな。可愛い彼女も作って···」

 

 ロケット団に関わらないように動いてきたのも良かったかもしれない。

 

 正直ロケット団は世界征服とか言っているが、現在の社会秩序の破壊までは望んでいない。

 

「まぁどこまで浸透されているのかわからないけど···ロケット団も社会的弱者の寄り合いどころっていう見方もできるのか」

 

 ミュウツーを作ってたりするのかなーと思いながらも、ゴロンと向きを変える。

 

 外の景色が見える。

 

「ポケモン世界に来て11年···か。ゲームやアニメみたいに楽な事は無いけど、知恵と工夫で稼げることはよくわかった。でも主人公が居ないからロケット団はまだまだ元気なんだろうなぁ···あー、悪者の規模が低いガラルやパルデアに行きてぇー」

 

 アクア団、マグマ団、ギンガ団、フレア団、プラズマ団···ここら辺はガチで世界を滅ぼす悪の組織だからなぁ。

 

 カントーだけ主人公達が居ないだけなのか···どうなのか。

 

「まぁ今考えてもしかたねーか、とりあえずノーマルクラスの大会で優勝しねーとな」

 

 つい先日セキエイ大会のエントリーが終了したとアナウンスがあり、やはり今年の参加は間に合わなかった。

 

 来年には別の地方に向かいたいけどどうなるんだろうかねぇ···

 

「ランドン(ヒードラン)以外のメンバーの育成をするしかねぇな」

 

 俺は温泉を出てモーモーミルクをぐいっと飲む。

 

「うん、美味い」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 温泉を満喫した俺達は、ポケモンセンターの公衆電話で俺の実家に電話して明日には帰って良いかってのと、彼女連れて行くって連絡を入れた。

 

『あらあら! 勿論良いわよ!』

 

「冬の間は実家に居ようと思うわ。寒くて旅を続けるのは厳しいから」

 

『それが良いわ。お父さんにも伝えておくわね』

 

「頼むわ」

 

 ということで、今日までホテルに泊まって翌日にマサラタウンにカイリューで旅立つのだった。

 

 

 

 

 

 

「ただいまー」

 

「おかえりなさい」

 

「こんにちはー」

 

「はい、こんにちは!」

 

 家に帰ると父さん、母さんが出迎えてくれた。

 

 とりあえず溜め込んでいた洗濯物をしたい。

 

 洗濯機を借りて溜まっていた洗濯物を洗っていく。

 

 グレンタウンでも洗濯物はできたが、乾燥室を使わないと、度々降る火山灰で、洗濯物が駄目になるので、下着類しか洗濯ができなかった。

 

 観光には良いが住みにくい町だった。

 

 母さんが作ってくれた料理を食べながら、ミキとの馴れ初めや旅での出来事を話していく。

 

「そうかそうか、随分と立派になったもんだ。旅は人を変える言うが、親になるとよくわかるな。よく帰ってきたヒデノリ」

 

「まーな、父さん」

 

 俺の部屋はちゃんと掃除してくれていたらしく、綺麗になっていた。

 

 そして布団から2枚敷かれていた。

 

 2人でここで寝ろってことだろうか? 

 

「とりあえずオーキド博士の所に挨拶に行こう」

 

 帰ってきた事を伝えるためにオーキド博士の研究所に行き、挨拶をする。

 

「おお、ヒデノリに君がミキ君か。話は聞いている。よく頑張ったな」

 

 と、出迎えてくれた。

 

 オーキド博士がお茶を淹れて、今後どうするかの話をしているといきなり電気が切れた。

 

「停電?」

 

「誰か非常電源に切り替えろ」

 

 オーキド博士の指示ですぐに電気が付いたが、バリンと窓ガラスを破って何者かが侵入した。

 

 ロケット団だ。

 

「抵抗するな! オーキド博士を差し出せば他の者は見逃してやる」

 

 とかなんかリーダーっぽい人が言っていたが、ニョロボンを出して迎撃を始めていた。

 

「ちっ! ゴルバット殺れ!」

 

 ゴルバットが来たが冷凍パンチで一撃で沈ませ、強いのを警戒したが、めちゃくちゃ弱いのが確定した。

 

「全く舐められたものじゃな! ロケット団と言ったな。ここ最近ガラの悪い連中がカントーに多く居ると報告は受けておる。貴様らじゃな」

 

「そうだ。我々ロケット団がカントーを支配する時が来たのだ!」

 

 リーダーっぽい男がそう叫ぶが、俺はオーキド博士に預けていたキレイハナのボールを開けると、キレイハナに痺れ粉を指示する。

 

 オーキド博士の研究所に侵入したロケット団達は直ぐに無力化され、研究員の方々に紐で縛られてしまった。

 

「「「ぐえー」」」

 

「全く···警察に突き出さんとな」

 

 すると研究員の1人がラジオやテレビの様子がおかしいと言ってくる。

 

『Raid On the City, Knock out, Evil Tusks! 街々を襲いつくせ、撃ちのめせ、悪の牙たち! 繰り返す! 街々を襲いつくせ、撃ちのめせ、悪の牙たち!』

 

 どうやらタマムシシティやヤマブキシティのラジオ局やテレビ局が占領されたらしく、繰り返し同じ放送がされていた。

 

 生きているラジオ局から非常事態宣言と、ロケット団団員及び関係者と思われる人物の強制逮捕等の話が流れていた。

 

 少しすると市役所からサイレンが鳴り、緊急事態宣言が発令されましたと放送が入る。

 

「オーキド博士、これどうなるんですかね」

 

「わからん。ワシも長く生きてきたがこんな事は初めてじゃ」

 

 町の方はスーパーマサラ人が殆どのマサラタウンではロケット団の襲撃にびくともせずに、八百屋のおばちゃんがラフレシアを操ってソーラービームをぶっ放していたり、魚屋や酒屋の普段は飲兵衛のおっちゃん達がサイドンを出して地震を連発していたり、うちの父さんも相棒のウインディを出してロケット団に直接火炎放射を放っていたりと町の人が団結して撃退していた。

 

 マサラタウンに襲撃してきたロケット団員は50名にもなり、全員警察にお縄となるのだった。

 

 町の顔役のオーキド経由でなぜロケット団が蜂起したか聞くと、トップのサカキが重篤でロケット団の経営ができなくなり、暴走した幹部達の派閥争いの結果、手を出し抜こうとした部下が蜂起し、それに連鎖反応で蜂起が始まってしまったらしい。

 

「明確な内乱罪じゃな。ロケット団もこれで終わりじゃろう」

 

 マサラタウンは直ぐに沈静化したが、雑魚ばっかりとはいえ武装勢力の蜂起だ。

 

 テレビではトキワシティで市街地戦の様な争いが映し出されたり、ヤマブキシティの俺も前を通ったシルフカンパニー本社ビルが爆発倒壊する様子等、凄まじい人災が各地で起こっていた。

 

 マサラタウンでも自警団がオーキド博士の提案で組織化され、俺とミキも自警団に組み込まれ、町の人のポケモンの育成を担当した。

 

 そんな混乱が1ヶ月ほど続くと、リーグ戦で遠征していたチャンピオンや四天王達がヤマブキやタマムシに突入して幹部達を逮捕したことでロケット団の乱と言われた一連の騒動は幕を閉じた。

 

 ゲームだと主人公達の活躍でヤマブキシティだけの被害だったが、主人公が居ないとカントー全土に被害が拡大してしまったが、これでロケット団は表向き壊滅に至る。

 

 ただお月見山やロケット団が運営していたゲームコーナーの利益等が混乱の間に持ち去られていまだ見つかっていないらしい。

 

 捕まったロケット団団員はしたっぱ団員は最低懲役5年、部隊リーダークラスは最低懲役10年、幹部達12名は死刑が求刑され、ロケット団の乱から1ヶ月後には幹部達は処刑され、重篤であったはずのサカキが病院から忽然と姿を消したというニュースもなっていた。(レインボーロケット団フラグか?)

 

 俺とミキは自警団で頑張った結果、マサラタウンの大人達と仲良くなり、居酒屋で自警団の訓練の後に飲みに誘われたり、大人達の子供達···俺の後輩達にポケモンバトルや育成、捕獲指導を行った。

 

 落とし穴を使った捕獲トラップやコイキング釣りの重要性を説くと大人達からも感心され、あんまり外で遊ぶよりもオーキド研究所で勉強しているガリ勉と印象を皆持ってたらしいが、旅でこうまで変わるのかと感心していた。

 

 ミキの方も女性陣から料理を学び、メキメキと料理の腕を上げるのだった。

どちらの地方に行くのか スーパークラス昇格まで

  • ホウエン地方
  • シンオウ地方
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