ポケモン世界でどこまでやれるか 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
カントー地方にさよならバイバイして、連絡船でホウエン地方に向かう。
この船では安全のために船の上でのバトルは禁止されており、ポケモンの交換会が開かれていた。
俺もミキも特に交換するというのは無かったが、ポロックメーカーで知らない人とポロック作りで交流を深めたり、ホエルオーウォッチングをしたりして時間を潰していた。
「ねぇ、ホウエンに行くのは良いけど、明確な目標とかってあるの?」
ミキが聞いてきた。
「ホウエンでの目的だけど···」
ミキに目的を書き出したノートを見せた。
まず俺の最終目標はガラル地方でのジムリーダーをやる事。
あそこが一番海外からのトレーナーの受け入れの土壌ができており、安全だからというのもある。
あと都会が多く金払いも良い。
そのためにはガラルからスカウトされるような実績が必要。
まずホウエンでの目的は実績作り。
大会で上位の成績を残したいってのもある。
2つ目、メガ進化のキーストーンやメガストーンの入手。
これは地道に採掘するしかないのだが、うちだとリザードンがメガ進化の可能性がある。
後から捕まえる可能性もあるのでメガ進化のメガストーンは多く確保しておきたい。
3つ目は2つ目と関連して強力なポケモンの捕獲。
ボーマンダやメタグロス、サーナイトや、ネタにされがちだがフライゴン等の強力なポケモンを捕獲、育成して戦術の幅を広げたい。
4つ目はチーム力の強化。
俺の控えの手持ちを育ててくれるブリーダーやポケモンの管理をしてくれる管理人等チーム運営に欠かせない人達をホウエン地方で集めたいと思っていた。
滞在期間は長くても2年半を目安にしていた。
「今俺のてもちは10匹、正直ポケモンリーグ規定の手持ちの数を超過してしまっているから、それをなんとかしないといけないな」
「でもどうやって?」
「超過分をとりあえずミキに預かってもらって大会で結果を出す。これが一番早い」
「なるほど?」
「というわけで俺達はまずホウエンの港町カイナシティに到着したら小規模にエントリーだ」
「活躍できればスポンサーも付くかもしれないもんね! 頑張ろう」
約1日の船旅でカイナシティへと到着した俺達はポケモンセンターで早速カントー地方との違いを再認識した。
「掲示板の種類がべらぼうに多い」
大自然に一番海と身近な地方と言うだけあり、ポケモン達の活動も活発なのだろう。
いつも通りのコイキング1匹500円からギャラドスやドククラゲ退治、キャモメやペリッパーの捕獲依頼なんかの無難な物から、他の町に行きたいので護衛をお願いしたい、モモンの実を50個集めてきてほしい、玉石の採掘のバイト、船の乗組員募集みたいなポケモンに関連するバイトが多かった。
掲示板に驚きながらも、まずはポケモンセンターで図鑑のアップグレードと、ホウエンポケモンリーグへの参加登録を行う。
「よし、登録完了···最速の大会が1週間後か」
「その間はどうするの?」
「そりゃ捕獲祭りよ。110番道路は電気タイプのポケモンが多いらしいからデカコイルの出番だね」
デカコイルに前買った銅線を繋いで漏電させておけば銅線に盗電目的のポケモン達が寄ってくるだろう。
「デカコイル頼むよ」
「ジジジ」
罠を仕掛けて待っているとワラワラとポケモン達が集まってくる。
砂糖に群がる蟻の様に電気ポケモン達がワラワラと。
レアコイルに電力を上げるように指示すると、キャパオーバーを起こしたポケモン達はビリビリと痺れて煙を出して弱っていく。
そこをモンスターボールで捕獲していけば大量ゲット可能である。
「うん、今のでざっと50匹かな?」
「ビリリダマ1匹800円、コイル、ラクライ1匹1000円、プラスル、マイナンが1匹2000円···今のでだいたい6万円だね」
「だいぶ稼げるな。この道路の北にあるニューキンセツに行けば更に効率が上がるか」
ということでニューキンセツに入る。
ニューキンセツではコイルやビリリダマが居着いてしまい駆除の依頼が多いらしい。
ここでもレアコイルのデカコイルを使い捕獲していると、レアコイルの様子が···
「おお!? ここで進化するんだっけか」
特殊な磁場を出しているニューキンセツでもレアコイルとノズパスは進化することができるらしい。
進化の光が収まり、レアコイルを見るとジバコイルに進化していた。
高さは2mほどだか幅が広い。
横幅が5m、縦幅も3mと巨大UFOである。
「ガハハ! ニューキンセツのメンテナンスに来ていたら面白い物が見られたわい!」
と雷のシャツを着た男性が現れた。
「えっヒデノリ君誰か知ってる?」
「確かキンセツシティのジムリーダーのテッセンさんだったかと」
「うむ! ワシがテッセンじゃ! ガハハ! しかしお主らの捕獲方法と巨大ジバコイルは良いものを見れたわ! ここまでデカいジバコイルを見たのは初めてじゃな! 噂に聞く王冠サイズってやつじゃな」
「王冠サイズ?」
「うむ! その種族のポケモンでも王となれる素質を持つポケモンじゃな! 天才が6Vなら体力が異常に多いのが王冠サイズじゃな。具体的に言うと体力の数値が図鑑等のデータだと通常個体の2倍ある個体が王冠サイズじゃな」
テッセンは続けて
「最近はすごい特訓で努力で個体値を上げる方法も発見されたが、王冠サイズは更にそこからすごい特訓を受けることができるからな。理論的にはその種族最強のポケモンになりうるポケモン···だから王の冠を被るに相応しいから王冠サイズじゃな」
「ジババ」
「ガハハ! そんなレアな個体を発電機代わりにしてポケモンの大量捕獲とは! よく考えられているな!」
「ありがとうございます?」
「レベルを見るにスーパークラスのトレーナーか? 時間があるのならキンセツ大会に出てみるか? 明日大会があるんじゃが、枠が空いておってな!」
「いいんですか?」
「良いの良いの! できればお主のジバコイルを出してくれたら盛り上がるんじゃがな」
「ぜひ出させてください!」
「即決! ガハハ! 即決は良いぞ! じゃキンセツシティに来てもらうぞ」
大量捕獲したポケモンの換金とテッセンさんが大会運営と掛け合い、前日ながら大会にエントリーすることができた。
出場ポケモンは6匹エントリーしてバトルでは3匹使うルールらしい。
大会の出場者の平均レベルは100レベル。
スーパークラスでも低めの小規模大会といったところか。
でもこの大会で勝てればキーストーンが貰えるらしいのでキーストーンが欲しい強いトレーナーも集まり、中には120レベルくらいのトレーナーも居るらしい。
出場者は16名で4人グループを4つ作り、勝率1位が決勝トーナメントに進める方式らしい。
「ヒデノリ君だったか! 君は別の地方出身だから相手の情報も知らないが、逆に相手も全く情報が無いからな! どんな戦いをしてくれるか楽しみにしておるぞ」
と、テッセンさんからエールを送られた。
今回出場する手持ちはリザードン、カイリュー、キュウコン、ヒードラン、ジバコイル、キレイハナで挑む。
基本晴れパで対処が難しいポケモンはジバコイルとカイリューで圧殺し、どうしようもなくなったらヒードランを投入する形だ。
「よっしゃあやったるぞ!」
その日はポケモンセンターで一泊し、大会に挑むのだった。
どちらの地方に行くのか スーパークラス昇格まで
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ホウエン地方
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シンオウ地方