ポケモン世界でどこまでやれるか 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
俺のバトルスタイルは素早さを活かしたものよりも天候操作からの重量ポケモン達···重戦車による防御力と火力を活かした圧殺が得意というのがなんとなくわかってきた。
ただカイリューやキレイハナみたいな素早さを活かせるポケモンもちゃんと育てているが、適性的には重戦車タイプだろう。
「リューさん逆鱗!」
『決まったー! カントー地方から来た刺客ヒデノリ選手決勝トーナメント進出です!』
キュウコンで場を整えて、リザードンで締めるか、リザードン対策で水ポケモンや岩ポケモンを出してきたらキレイハナで攻める。
ジバコイルを出すまでも無く決勝トーナメントに俺は進出していた。
実況の方々が俺の戦いを評価してくれた。
『どの試合も2匹のポケモンで勝利するスタイルで決勝トーナメントに進出したヒデノリ選手の評価ですが』
『はい、キュウコンの日照りがバトルの軸になってますね。キュウコン対策として水ポケモンを出そうにも、日照りにより水タイプの技が半減されてしまいます。そして地面タイプや岩タイプのポケモンを出そうものなら、次に出てくるリザードンやキレイハナで対応されてしまいます。しかもキュウコンを完全に捨てているかと言うとそうでもなく、サポートに徹する場合は鬼火が、対面有利だと火炎放射やソーラービームが飛んできます』
『先程の試合ではゴローニャがソーラービームの4倍弱点により一発で倒されていましたからね。これは難しい』
『対抗するにはこちらも天候を上書きするポケモン···ペリッパーやポワルンが有効ですし、こちらもあえて炎ポケモンで戦うのも有りですね。しかし、ヒデノリ選手はまだ手持ちを2匹見せていません。これは大きなアドバンテージではないでしょうか?』
『はい、更に後ろには高火力なポケモンが控えている可能性もありますし、炎ポケモンに対抗するため地面タイプや水タイプのポケモンがいる可能性もありますからね』
『決勝トーナメントでの活躍を期待しましょう』
というダークホース枠っぽい。
次の試合は雨パの対戦相手なので俺には不利だが、ジバコイルとカイリューが良く刺さる。
「お疲れヒデノリ君!」
「ああ、ここで負けるわけにはいかないからな」
「でもカントー地方には居ないポケモンばかりなのによくタイプがわかるね」
「まーな、ある程度は頭に入っているからな。ただやっぱりホウエン地方は強いポケモンと弱いポケモンの差がはっきりしているな」
「そうなの?」
「アブソルなんかは見た目は強いポケモンだし、災いポケモンとか言われてるから色々な伝説があるのにバトルだと種族値が酷すぎて使いづらいこの上ないし、逆にメタグロスなんかは強力な鋼技が飛んでくるからなぁ。あとはケッキングみたいに2ターンに1度しか攻撃できないピーキーなのも居るし」
「ほへー、そうなんだ」
「バトルでも目立つけど、食料や産業に関与するポケモンも多いのもこの地方の特徴だね。バネブーとかチルットとかケムッソとか···あ、あと料理の種類も多くてラーメンやちゃんぽんが地方代表料理だし、料理の幅も広いのが特徴で、産業ポケモンや温暖な気候を活かして木の実の生産量も近くの地方だと1番多いんだよね」
「詳しいねヒデノリ君」
「来る前にシンオウに行くかホウエンに行くか凄い悩んだからな」
ただやっぱりメガ進化のある無しは大きく、俺はメガ進化のあるホウエン地方に行ったわけだが···
「さて、決勝トーナメントに行ってきますわ。応援よろしくねミキ!」
「うん! 頑張って!」
「ヘヘ、他の地方から来て快進撃したらしいが、俺には勝てねぇぜ!」
「さてどうかな」
相手はペリッパーを出してきて、俺はジバコイルを投入した。
明らかに動揺しているが、ペリッパーは暴風で攻撃してくるが、ダメージが8分の1も入らない。
「デカコイル! 環境を利用してやれ! 雷!」
ドゴンとペリッパーに雷が直撃してペリッパーは真っ黒に焦げて撃墜。
次にヌオーを出してきたが、こちらは電磁浮遊で地面タイプの技を効かなくする。
「そんなのありかよ!」
「アリなんだなーデカコイルのろい!」
ヌオーがハイドロポンプをしてくるが全く効かず、食べ残しの回復量とほぼ同等のダメージしか入らない。
その間にジバコイルはのろいを3回積み、更に要塞となり、タイプ一致、攻撃力の上がったジャイロボールで鈍足のヌオーにも大ダメージを与える。
ヌオーを倒すとホエルオーを出してきてしおふきをしてきたが、それでもジバコイルの体力の3分の1を削るのが限界で、スパーク連打で準決勝を突破した。
決勝の相手は俺のポケモンの選出に賭けに出て同じく炎タイプのバクーダを繰り出してきた。
決勝のトレーナーはバクーダ以外こちらに有効なポケモンが居らず、バクーダでどこまで戦えるかが鍵になる。
噴火型バクーダと思われるので、こちらはソーラービームを発射。
しかしあまりダメージは効いていないっぽい。
噴火ではなく地震が繰り出され、効果抜群でキュウコンが倒されてしまった。
次に俺はリザードンを投入。
リザードンのエアスラッシュで削るが、レベル差がありなかなか倒れてくれない。
対してバクーダは岩雪崩で的確にダメージを蓄積していき、リザードンの方が先に倒れてしまう。
ただリザードンは倒れる前にカイリューから教えてもらった追い風を繰り出し、後続に託す。
最後に出すはヒードラン。
観客も対戦相手もどんなポケモンか分からず、解説の方も困惑している。
タイプ相性がわかる前に噴火を繰り出すと、効果今一つでも日照りと体力満タンで最大火力、それにレベル差とこだわりメガネで火力を上げた噴火が襲いかかる。
噴火の威力に炎に強いバクーダがまず落ち、次に出てきたバシャーモがマッハパンチで攻撃してくるが、あんまりダメージは入らずに、噴火でダウン。
次のダイノーズも噴火の火力で吹き飛ばされて3タテとなった。
会場は大盛りあがり、俺は優勝賞品のキーストーンを手に入れてホクホクである。
「ガハハ、ジバコイルもすごかったが、ヒードランという隠し玉もおったか! それならば大会に飛び入り参加でも自信満々に即決する訳だ!」
テッセンさんからお褒めの言葉を頂き、俺はスーパークラスの大会優勝という経歴が追加された。
優勝すると証という勲章みたいなのを貰え、世界のどこでもこの証を見せればどこかのスーパークラスの大会で優勝した者だとわかるらしい。
「それと君に興味を持った企業が話したいらしいぞ」
「ほう!」
テッセンさんに言われてその会社の方に会いに行くとゲームで凄い見覚えがあるコスチューム···いやゲームでも見たことのあるキャラの方が居た。
「……キミ……ボクらの団に……スカウトしたい……駄目かな……」
ポケモン業界で一時期凄い人気を誇ったカガリがそこに居た。
カガリの話を纏めると、ネオマグマ団というマグマ団の残党を集めた組織を運営しているらしく、デポンコーポレーションの下請け会社で木の実の栽培や玉石の採掘をしている下請け会社らしい。
俺の知っているゲームとかのマグマ団って環境活動家を凄まじく過激にした組織なんだが···グラードン復活とかの活動をしているようなと思い、団のリーダーとかは居ないのか聞くと
前身のマグマ団のリーダーのマツブサはアクア団のリーダーであったアオギリと敵対し、団総出で決戦になり、双方のリーダーは行方不明、幹部達も治安を乱したということで逮捕されてしまい、残った団員で金策や事務員をしていた者がマグマ団を離脱してポケモンと人間双方の生活圏を広げる事を掲げるネオマグマ団が結成されたらしい。
ちなみに似たような理由でネオアクア団もあるらしいが、あちらは漁業組合レベルまで勢力を落としたらしい。
「……お願い……ボク達ポケモンバトルとか上手くないから……チームを率いることのできる……人が欲しいの……君だと嬉しい……」
連絡先を交換して今日はお開きになった。
どちらの地方に行くのか スーパークラス昇格まで
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ホウエン地方
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シンオウ地方