ポケモン世界でどこまでやれるか 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
お月見山···ゲームやアニメだとロケット団が出てくる場所であり、高値で売れるピッピだったり、月の石、パラスのきのこ、化石類を集め、活動の資金源にしていたりする。
まぁロケット団が大々的に活動していたら警察が捕まえに来るだろうと俺は楽観的に考えていた。
穴抜けの紐を持って探検セットで身をまとい、採掘を始める。
ただ表層ということもあり、出てくるのは石ころばっかり。
まぁ表層に転がっていることはまず無いだろう。
地下に行こうすると看板が立てられ、崩落の為地下への入口は封鎖されていますと書かれていた。
ニビシティでそんな情報はなかったのでおそらく地下に行かせないための妨害だろう。
でもここで突っ込んでも下に見張りのロケット団でも居たら大変な事になるので進路を変える。
まず運良く捕まえられたイワークを使い、穴を掘り、地下に進んでいく。
イワークの穴はそこら中にあるので、それで地下深くまで潜っていく。
地下2階超えて地下5階位の位置に天然の洞窟があり、めちゃくちゃピィやピッピやピクシー達が思い思いに生活をしていた。
幾ら金が欲しい俺でもここにいるピッピ達を捕まえるのは何か違うなと思い、採掘だけさせてもらった。
するとでるわでるわ、化石や琥珀に月の石がゴロゴロと。
宝の山だ! と俺は大喜びしてどんどん採掘をしていく。
この場でニドリーナとニドリーノをニドキング、ニドクインに進化させ、ホクホク顔で先程イワークで掘った穴を埋めながら帰還した。
成果としてまず化石が10個、どれも状態が良く1個1万円で売却することができる。
琥珀は3つ入手し、こちらは1つ3万円になる。
月の石は1つ5000円で8つ手に入り、2つ使ったので残りは6つ。
これだけ1日で稼げれば、そりゃロケット団も本気で探しますわなと思った。
しかも化石ポケモンは進化すれば強いし···
まぁカントー地方の化石は貝の化石と甲羅の化石位と秘密の琥珀位しか出ないので対策は立てやすいけど···
ロケット団のことだから復活させて戦力化させているんだろうなぁと思いながらも、あまり関わりたくねぇなぁと思うのであった。
化石類や月の石はニビシティの博物館で換金し、進化の石を売ってないか聞いたところ、クチバシティの市場やタマムシシティのデパートで売っていると回答された。
あとここら辺だと月の石以外の進化の石はなかなか出てこないとも言われた。
そりゃ海の無いこんな所に水の石とかあったら逆に怖い。
でも正直メガシンカのメガストーン位はあって良いのではないかと思ったり···まあでも初日で結構稼げたので後はジムに向けた調整とかができそうである。
というか博物館に換金したら貴重な化石のお礼として技マシンをもらえた。
技は穴を掘る。
これがあればイワークをいちいち捕獲する必要はない!
あとは進化したニドキングとニドクインの技の調整である。
今後の事をベーシックは二度蹴りか馬鹿力、どくどく、大地の力、噛み砕く辺りを習得させたい。
ゲームだと基礎から覚えている技なので、トレーニングすれば覚えてくれるだろう。
ちなみにポケモン達は技マシンが無くても教え合うことで技を覚えたりもする。
アニポケでも似たような事はやってたので、アニポケを基準に、プラスアルファでゲーム知識と考えた方が良いだろう。
努力値とか気にしても現状はどうしようも無いし···。
町を歩いていると金のないトレーナー達向けの就職支援活動とかお金を貸してくれる会社の紹介をしている場所があった。
少し中を覗いてみると就職先とかお金を貸してくれる会社の名前がロケットに関連する名前が多い事に気がついた。
「あー、なるほどね、そうやってシンパを増やしているのか」
ロケット団のやり方はカイジの帝愛の様に金を貸して債務者にすることで縛り付ける方法と社員にしてあくどいことをさせて逃げられなくする方法をとっているらしい。
金払いが良いからついて行ったら最後、悪の組織に強制加入なんてのも普通にあるのだろう。
あとは体を売る仕事をするか···そういうお店がクチバシティやヤマブキシティには多いらしい。
「正直興味はあるけど···うーむ」
まあ大半が騙されてだろうけど金を正規でないところから借りるってなるとこうなることが予想は···できないか。
まだ10歳とかの子供だと金の管理がしっかりできる方が珍しいか。
それを含めての社会経験なんだろうけどさぁ。
しかもそれが取り締まわれてないとなると···警察も噛んでるよなぁ。
「まぁ俺はヒーローでも主人公でもないから関係ない。自身の将来の為に頑張りますか」
月の石と交換で居合い切りの秘伝技マシンを交換することができた。
とりあえず覚えておいて損は無いのでニドキングのキングに覚えさせた。
これがあると旅の途中の薪拾いが格段に楽になる。
それはそうと、オーキド博士にニビシティに到着したことを報告すると、ポケモン図鑑の進捗状況とポケモンをもしキープしたい場合は手持ち6匹の他に3匹までなら研究所で預かることができるとも言われた。
スーパークラスに上がれば企業とかのバックアップを受けられるようになり、そうなればゲームのボックスみたいに沢山のポケモンを預ける金銭的な余裕が出るそうだ。
「ワシのところでも沢山面倒をみてやりたいが、多くのトレーナーの面倒を観ている以上、それ以上は面倒を見切れん」
「それはわかってます。とりあえず自分はこのままニビジムに挑みますんで応援していてください」
「ニビシティ···そうじゃ、ニビシティで数日後にコンテストが行われると思うのじゃが、せっかくだから出てみてはどうじゃ? 優勝や入賞すればそこそこの賞金や技マシンが貰えたはずじゃよ」
「良いこと聞きました。今日の午後早速行ってみます」
まさかのコンテストがやってるらしい。
これは出るしかない。
テレビでもコンテストの様子は見ていたが、1次審査はポケモンの技による綺麗さを見せる場で、会場によって違うが、2匹のポケモンを使って魅せる場合もある。
で、予選を突破したポケモンを使って二次審査コンテストバトルに移行する。
コンテストバトルは綺麗さや美しさを見せながら相手を戦闘不能にさせるだけでなく、審査員の判断で持ち点が減らされていき、3分間で決着がつかなければ持ち点が高いほうが勝利となる。
コンテスト会場で説明を受け、コンテストパスを発行してもらい、明後日開催されるコンテストに参加することを表明した。
今回はナゾノクサで挑むことにした。
今ナゾノクサが覚えている技はすいとる、成長、甘い香り、毒、痺れ、眠り粉、ギガドレイン、溶解液くらいだ。
覚えさせるなら居合い切りも技マシンで覚えられる。
「居合い切りで挑むか! 雑草君特訓ね!」
「ナゾナゾ!」
数日の特訓で居合い切りに小技を覚えさせた俺達は優勝は無理でも、入賞目指して頑張ることにした。
1次審査が始まり、控室で他の選手の演技を見る。
「ふーんこんな感じか」
小物を使った演技が多く、フリスビーを投げて水鉄砲で撃ち落としたり、カポエラーがブレイクダンスをしていたりと魅せられればある程度良いらしい。
俺の番になったので、前日に買っておいたコンテスト用のスーツに身を包み、食材を台の上に乗せた。
エプロンを着たナゾノクサが居合い切りで食材を切っていき、食材を乗っけていく。
出来上がったハンバーガーを最後に半分に切って画面映えさせれば完成だ。
まぁ2日で仕込める魅せられる技はこれくらいだろう。
これで落ちたらまた違う方法を極めれば良いし。
···1次審査を終えて結果を見ると、残念ながら俺と雑草君は落ちていた。
ナゾノクサの雑草君はしょんぼりしている。
「しゃーない、次に切り替えてこう」
その日からポケモン達は魅せる技というのにハマったらしく、ニョロゾのボン太郎はあわを水鉄砲で素早く正確に割っていったり、ニドクインがサッカーボールを二度蹴りの応用でリフティングを覚えたりしていた。
なお雑草君は今回のが凄い悔しかったらしく、居合い切りをどんどん極め、どんな形にも切れる様になっていくのであった。