ポケモン世界でどこまでやれるか 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
ポケモンコンテストは残念だったが、手持ち達の意識向上には役立ったのでよしとしよう。
そんなこんなでニビジムに挑む日となり、ジムリーダーのタケシに勝負を挑む。
「ルールの確認だ。バッチは0だからチャレンジャーは6匹までポケモンを使うことができる。対してこちらは2匹までしか使わないし、交代もチャレンジャーのみ認められている···ルールは以上だ」
「わかりました。早速やりましょう!」
審判がそれではバトル開始と合図すると相手はイシツブテ、こちらはナゾノクサを出した。
「よし雑草君ギガドレイン」
「イシツブテ! 丸くなるだ!」
イシツブテは丸くなったが、こちらはギガドレインが突き刺さる。
タイプ一致かつナゾノクサの最大威力の技、あとレベル差もあり、一気にイシツブテがふらふらになる。
「よく育てられているな···イシツブテ転がるだ!」
ラッシャイ
イシツブテは転がるを開始し、1発目は直撃する。
「雑草君、痺れ粉をばら撒け!」
痺れ粉がばら撒かれ、回転しているイシツブテは地面から巻き上げた粉を吸ってしまい、痺れて回転が解除されてしまう。
「雑草君! もう一度ギガドレイン!」
流石に耐えきれずにイシツブテは倒れた。
「よくやったイシツブテ。次はコイツだ! 出てこいイワーク!」
対してこちらは雑草君を戻してニドクインを出す。
「行けクイーン」
ニドクインの方もやる気満々で、大きなイワーク相手にどう戦うか考えているみたいだ。
「よし、クイーン大地の力!」
ニドクインが右足を地面に叩きつけると地面に伝わったエネルギーがイワークを襲う。
「イワーク締め付けるだ!」
「二度蹴りで対抗!」
締め付けられそうなところを二度蹴りで粉砕し、イワークは痛みで崩れ落ちた。
「イワーク戦闘不能、よってチャレンジャーの勝利」
「よっしゃぁ!」
タケシから労いの言葉とバッチと賞金、技マシン岩雪崩を貰えた。
「最近は治安も悪くなっているから気をつけてくれ」
と言われ、ジムを後にするのだった。
ジムから出てポケモンセンターに向かうと、リーファ、カズサ、ミカがボロボロの状態で食事をしていた。
「大丈夫か?」
「あ、ヒデノリ···いやー、トキワの森は凄いね。大苦戦したよ」
「手持ちほぼ全滅。1週間もかかったぜ」
「3人で挑まなければ死んでたかもしれない···」
と3人が答える。
俺はさっきジム戦が終わってバッチを手に入れた事を話し、明日には次のジムに向かうと説明した。
「はぇ~やっぱりヒデノリ君は早いなぁ」
「まぁ初動がいくら早くてもセキエイリーグとかは年に1度だからな。ノーマルランクを突破するまでは早さはあまり関係ないんじゃないか? まぁ18歳までにどこまでいけるか試している感じはあるけど」
食事を奢り、情報交換をすると、3人は風呂に入りたいと風呂場に消えていった。
俺はそこまで疲れてないので、シャワーで済ませて、次の目的地をどうするか考える。
水タイプのハナダジムは正直刺さっているのがナゾノクサくらいで、他のメンバーだと苦戦しそうで、クチバシティなら地面タイプのニドキングとニドクインが活躍できそうだし、クチバシティは市場で技マシンを売ってるところがあるので、化石とかを売った金で技マシンを購入したいと思っていた。
シャワーから上がり、せっかくだからと4人部屋で他の3人も一緒に泊まることになり、ニビジムの対策を考えたりするのであった。
翌朝、俺はディグダの穴を進んでいた。
ディグダをポコポコと倒しながら進んでいく。
ディグダは農業の味方と言われるくらい、畑を耕したり、水路を掘ったりとカントーだけでなく世界的に需要が高いポケモンであり、クチバシティで1匹1500円で買い取ってくれるので捕まえられるだけ捕まえていった。
捕まえ方としては、ディグダの穴にニョロゾが水鉄砲を放つだけで、萎れたディグダが穴から飛び出す。
もしくはニドキングやニドクインの大地の力を放つと驚いて頭を出すので、そこをナゾノクサ···いや、進化してクサイハナになった雑草君の痺れ粉を撒けば、勝手に痺れて動けなくなる。
そこにボールを投げれば捕獲できる。
「入れ食い状態だな」
自転車の左右にサイドポーチを増設したが、それもディグダのモンスターボールでいっぱいになってきたので切り上げた。
そのまま自転車のライトを頼りに洞窟を抜けると、11番道路へと出た。
浜風がして海が近いことが良く分かる。
そのままクチバシティに入るとめちゃくちゃ栄えている港町で、船が沢山停泊し、市場は賑わいを見せていた。
ポケモンセンターで宿泊を依頼すると、定員オーバーで、ポケモンを回復させることはできるけど、ポケモンセンターでの宿泊は無理と言われてしまった。
仕方がないので、ホテルか民宿で空いているところを探し、民宿に空きがあったのでそこで泊めてもらうことになった。
民宿は海近くにあ和風のザ·民宿って感じでクチバシティの郊外の浜辺近くに建っていた。
「流石クチバシティ、凄い賑わいですね」
と民宿の女将さんに言うと少し困った顔をされた。
「どうかされましたか?」
「賑わうのは良いんだけど、悪い連中も中にはいるみたいで···違法風俗とか旅の人に向けて違法な薬が出回ったりしているらしくてね···賑わうのは良いのだけど、素直に喜べなくて」
「そうだったんですか···すみません、気が付かなくて」
「いやいや、こっちこそ愚痴っぽくてごめんなさいね」
ロケット団がここにも関わっているのかもしれない···あまり関わりたくないが、とりあえず市場で仕入れなければ始まらない。
昼食とシャワーを借りた後、さっぱりしてから市場の方に向かった。
市場では各地から輸入された珍しい物が売られていた。
「お香関係やプレート、火炎球なんてのも売られているなぁ···あ、進化の石···高!? 5万円もするのかよ!」
一応軍資金として15万円ほど持ってきたが進化の石1個5万円か···とりあえず雑草君とボン太郎用に水の石と太陽の石で10万円が吹き飛んだ。
残りは5万円。
「技マシン···ん、技レコードもあるのか。使い切りの分安いな」
技レコードは高くても5000円であり、安いと1000円を切る物もあった。
逆に技マシンは高いものだと5万円するボッタクリみたいなのも売っていた。
「おっちゃん、地震の技レコードと毒づきのレコード、あと炎、冷凍、雷の3色パンチのレコードも頂戴」
「あいよ、全部で2万だ」
他にも良さそうな技レコードを購入し、店を後にした。
するとRと書かれた帽子を被った男が現れ、俺にカツアゲをしようとしていたらしい。
「坊主、良いもん持ってんじゃねぇ···はぅ!?」
股間を思いっきり蹴り上げて、自転車に飛び乗って逃げたのだった。
手持ちがいない状態でロケット団に襲われたらたまったものではないからな。
今度から必ず1匹は持ち歩くようにしよう。