誰もが寝入る深夜。
月明かりが穏やかに部屋を照らしている。
本来ならばいてはいけないはずの幼女にも見える少女が部屋に立っていた。
本名も不明、正体不明な彼女はツクヨミをなのって彼らの前に姿を表していた。
ただ、本日その相手はキングサイズのベッドで一人スヤスヤと深い眠りについている。
「さて……と。お邪魔するわよ」
整理された部屋の様子は部屋の主のイメージを壊さない程度に整理されており、ツクヨミは満足そうに頷く。
「姫川大輝の寝顔。ま、レアシーンよね」
ツクヨミは神に使える巫女の一族であり、その体は神が現世に干渉するための依代である。
神が一度でも降りた体は神秘を帯びる。
お陰様か神のために磨かれた一族の血か、ツクヨミは年齢を感じさせない幼さを残し続けている。
体格も今でも小柄である。
しかし年齢を重ねていないわけではなく、しばらく前に月のものが始まったところである。
神の依代になるときはあらかじめ予定が伝えられることもあれば、使うから貸してとばかりに声をかけられることもある。
ツクヨミは『推しの子』の物語を見るために時期を合わせて生まれた子どもである。そして初経の日、神様から未来で現世に干渉するから子どもを産むようにとお告げがあったのだ。
そういう一族であることも、神が降りたときの全能感も知っている身としては否はないし、真っ当な恋心などないツクヨミではあるが、家の合わせた男には辟易とした。
見た目に実年齢にと幼い女を抱ける男という条件で連れてこられたのかもしれないが、そのこちらの体を舐めるような目には不快感を覚えた。
子どもを作ればいいのだから、ということで自身もある程度自由に行使できるようになった神の力を使って相手位は好きにすることにしたのである。
誰とでもエッチできるなら誰とするか。
好きな相手がいればその相手だろうが、いないならアイドルや推しというのは理解できる相手ではないだろうか。
ツクヨミは関わったことのある人間から姫川大輝を相手に選ぶことにしたのである。
ファンでもあり、アイに元気な双子を孕ませており親子二代そういう能力に長けているのがわかっているのもポイントだ。
ちょっとした推しでもあるのだから加点が大きい。
……相手がどう思うかなどはさておきである。
むしろ誇らしいと思ってほしいとすら思いながら部屋に訪れていた。
目的の相手はすやすやと眠りについている。
すでに眠った彼は何をしてもそうそう起きないことはわかっている。
「へえ、ちょっとムラっときたかも」
そっと毛布をめくりあげる。
彼の鍛えたからだが見えてきた。
神の力で遠視はしてきたが目で直接見るのは違う。
近寄るだけで感じる体温、ほのかに香る男の匂い。
姫川大輝にのしかかり、ゆっくり一つ一つボタンを外していく。
推しに触れるのは特別な気持ちだ。
悪いことをしているような、特別なことをしているような。
何でもできる神の力があるからこそ、自分の中での特別に触れることは興奮を感じた。
「ああ、服の一枚だって間にあると邪魔だって思ってしまうんだね」
ツクヨミは自分のボタンも全て外してしまうと肌が露わになる。
月光に浮かぶ驚くほどに白い肢体──だがその胸は小さく幼女体型そのものだ。
年を取っているのか怪しいほどの肌艶が生まれたての赤ん坊の潤いを持っているからこそ幼く見えてしまうのかもしれなかった。
体格の差があるから大輝のパジャマを完全に脱がすことなどできないが、お互いに体を晒して触れ合うとそれだけで強い興奮の影響で電気が流れるような衝撃が体に走る。
興奮する。
なかなかいいじゃないか。
自分の体と比較してとても大きくがっしりしている。
今まで布団の中で寝ていた彼との体温の差が心地良い。
「んっ♡ 濡れてきたね。なにもしてないんだけどなぁ」
相手の体を見てスイッチが入ったようにそういう気持ちが盛り上がってくる。
見た目に反し中身は子供を産めるようになっているのだから自然なのかもしれない。
よいしょと苦労をしながらパジャマの下を脱がすとピンと大きく起立したモノが現れた。
「へえ。女の匂いがすれば寝てても立つのか」
立ち上がったそれをまじまじと見つめる。
血管が浮き出てややグロテスクにも思えたが、彼の体つきもあり、なんとなく強そうだと思った。
「大きなものだね……長さからすると……この辺? 嘘?」
両手でペニスの長さを測ると自分のどのくらいまで達するかお腹を触れて確かめる。
……自分にはだいぶ長い気がする。
本当に入るものなのだろうか。
知らないだけで、睡眠時は性交時より大きかったり実はするのではないか?
「……まあ、なんとかなるか」
膝立ちで跨った腰の下では、既に大きくなったそれが熱く脈打っている。
狙いを定め、ゆっくりと腰を下ろして行く。
ぐにゅり。
狭すぎる入口が押し広げられる音。小さな尻がびくっと跳ねる。
ただ、穴と入れ物の大きさがあまりにも不一致であるせいか、ツクヨミの経験のなさか。
うまく入っていかない。
「う~ん?」
位置や角度を変えながら膣に押し当てているとグニグニにゅちにゅちと潤沢に垂れ落ち始めた愛液で音を鳴らし始める。
ようやくちょうどいい位置を見つける頃には半回転しており、寝ている大輝にツクヨミの背中を見せるような角度になっていた。
顔を見ながらにならないことをちょっと悔やみながら強く体重をかけていく。
沈み込んだ。
歯を食いしばりながら少しずつ沈めていく。
結合部からはプチプチと肉が裂けるような嫌な音がした気がした。
ちょうどいい高さを保つための体勢はスクワットを途中で止めているのに等しく、興奮、快感、不安、歓喜と様々な感情に乱れに乱れ、がくりと一瞬足から力が抜けてしまう。
「くぅっ! ささっ、た」
軽いとはいえ、自分の体重で串刺しになったような状態で、限界以上に差し込まれた状態に涙が出そうだった。
ひいひい、ふう、ひいひい、ふうと荒く息を吐きながらなんとか心を整えると、段々ナカに入ったそれに意識を向ける余裕が出てくる。
「……なにこれ、凶暴すぎるでしょ。うわ、お腹が膨らんでる」
最初に感じた以上にぽっこりと膨らんでいた。
形を確認するようにお腹の上から撫でただけで気持ちがいい。
すりすりと擦りつづけた。
無意識のものだったが、お腹の内側で肉棒をしごいていることになり、次第にほんの少しずつ異物を受け入れることに慣れだしていた。
内臓を圧迫する大きさに耐えつつも、犬の尻尾のように嬉しそうに揺れる銀髪。
見下ろす先には自分の秘部から突き出た凶悪なサイズのペニス。
足にすぐに抜けてしまいそうな力を頑張って入れて抜き差しすると、甘く激しい快感の波がツクヨミを襲った。
「どう? 神様のおまんこに入った気分は?」
眠ったままどころかおしりが喋っているような状況だった上に、勝手に刺して勝手にガクガクと震えている状態だったが、上に立ったようなことを口にするたびに余裕が生まれだした。
ミチミチミチッと骨盤全体が軋む音。
引き抜く度に内壁が捲れ上がる。
でもそれが痛みより快楽に傾き始めると
再び腰を浮かせると今度はより大きく上下運動を始めた。パン! パチュン! と破裂音のような音と共に赤い血筋が太腿へ伝い落ちていく。
初めての体験に全く体が追いついていなかったが、神の力で不正に体力を戻し、なんとかぎこちなくも体を上下に動かし続ける。
自動的に大輝の一物をしごくオナホールのような状態になりながらも懸命に上下を繰り返していくと中に入りっぱなしの亀頭の先がグット大きく膨らんでいく。
「イケっ……私の膣内でイッちゃええッ!!」
限界を察してツクヨミの動きが激しさを増す。
全身の重み全てをかけて激しくピストンする幼い身体はまるで壊れかけの人形のようだ。
ゴピュッ
熱い迸りが狭い子宮口を押し開いて侵入してきた瞬間──
「あ゛っ……っんぎぃィィ〜〜ッ♡」
背筋を反らせ絶叫するツクヨミ。絶頂した。
ドクンドクンと注ぎ込まれる粘液を受け止めながら小刻みに痙攣している。
「すご……すぎ……パンパンじゃない……」
結合部から溢れ出す白濁液を拭い取ろうとした指先は震えていた。
「ふぅ……さすがに疲れた……」
神の力は全能のようであっても人の体である。
頭も体もだいぶ疲れ果てていた。
小柄であることもあり、体力は見た目の通りなのだ。
今すぐ寝入ってしまいそうな意識の中で大輝の首筋へ唇を当てる。
誰かに知らせるつもりがあるわけではないので後をつけはしないが、これは「次回予約済み」の証拠だった。
「またね」
月明かりに浮かぶ銀髪を翻して去っていく後ろ姿。
残されたベッドには大量の染みと生臭い匂いだけが夜気に漂っていたがそれも大輝が目を覚ます前に不思議な力で跡を残さず消えていった。