幼馴染というのは気安いものである。
お互い阿吽の呼吸というか、口にしなくてもわかり会えるときは多い。
1秒のズレを許さないシーンであっても呼吸を合わせて乗り越えてきた役者同士であるし、恋人同士でもある。
ただ、そんなお互いであるからこそ感じることがある。
「おかえり!」
満面の笑みでお出迎えされた場合なんかだ。
もちろんかわいいかなちゃんであるからして、こうして俺の家にいてくれて出迎えてくれるなんてテンションも上がるしにこやかにもなる。
かなちゃんだってきっと俺が返ってきて嬉しく思ってくれてるに違いない。
……しかし、なんか、怪しい。
妙に上機嫌だ。
知ってる範囲で特に大きい賞があるわけでもないし、なんだろうか?
「実はね! 注文してたのが届いたのよ!」
「ああ、なんか段ボールあったね」
かなちゃんは割とブランドモノ好きだが、長く使える質がいいのを好きだったりするので、物持ちは悪くない。
そもそも収入が大きいし気になる話ではない。
しかし、これだけテンションが高くなる商品は一体なんだろうか。
「じゃじゃーん! これ! オナホール!!」
おなほーる?
かなちゃんが示す先には段ボールには大小さまざまなオナホールが詰め込まれていた。
リビングで広げられた2つの段ボール。
一つの中身はたくさんの箱でアニメキャラだったりAV女優? だったりが印刷されておりとてもやらしい箱だ。
もう一つはすでにその箱から出された中身が移されて並んでいる。
小さいものから大きいもの。色も半透明だったり肌色だったり、バリエーションは豊かだ。
中にはなんか大きなお尻のようなものもある。
なんだろう、すごい嫌な予感がしてきた。
「……こ、こんなん何に使うの?」
「いやあんたに」
「俺……に?」
まあ、オナホをかなちゃんの何に使えという話ではあるが、え、俺が使うの? これ?
プレゼントなの? え? まじ?
段ボールいっぱいのオナホールを見せられて一体俺はどう反応すればいいんだい? かなちゃん。
「ジョークだよね?」
「ジョークグッズって書いてはいるわね」
オナホが何のジョークに使えるグッズなんだよ。
「いや、まじで何に使うの?」
「そら、あんたの突っ込んでシコシコ、びゅーよ。知らない?」
「いや、知ってるけども」
「へー。知ってるんだ」
男友達が少ない俺でも流石に知ってる。
使ったことはないが、まあ、使い方もクソもなさそうだ。
「今日はこれであんたの精液枯らしてみようかと思って」
「はっ!?」
……は? 嫌な予感に一歩下がるが、素早い動きでガシッと手を掴まれる。
「じゃ、寝室行くわよ。そっちの段ボール持って」
こうして俺は大量のオナホールが入った段ボールを持ちながら寝室に連行されることとなった。
**
「くっ、イクッ! はあっ……はぁ……」
大の字に寝転び、額の汗を拭いながら荒く呼吸していた。
ベッドの上では無惨な姿となったオナホたちが転がっている。
どれもこれも前か後ろの穴からどろっとした精液を吐き出している。
また一つ新しいオナホールをドロドロに汚すべくペニスから絞り出されたかのように白濁液が放たれた。
「うーん……意外に勉強になるかもしれないわね。自分の体じゃこうまで簡単に動かせないし。こう動かすといいのね」
イッたばかりの敏感な状態のまま、新しいものでズリズリとしごかれると、腰が勝手に浮いてしまう。
「どう? まだ余裕ある?」
かなちゃんは小悪魔のような表情でこちらを見下ろす。
すぐ横に腰掛けながらシコシコと動かしており、その距離は抱き寄せられるくらいに近いのにちょっと今日は遠く感じる。
「いや、余裕なんてねえよ……」
ぐぬぬ、これが悔しい、でも感じちゃうと言ったところか。
一回行くたびに新しいオナホに変えられては新鮮な刺激でイカされている。
さすが精液を搾り取るための道具である。
セックスは吐精をするためだけの行為ではないが、出したいだけならたしかにお手軽かつ気持ちの良い道具ではある。
コース料理ではなくジャンクフードで夕食を済ませたい、みたいな感覚といえばいいだろうか。
「はあ、で、なんでこんなこと?」
「……まあ、あんたアイと子供作ったじゃない? いや、いいのよ? エッチだって認めてたし、あの時は襲われるみたいな感じだったし、絶対アイはできたらいいなと思ってやってたし、でも、私はまだ役者したいから子供なんて作れないし。でもまあ、もやもやもイライラもするわよね。やっぱり。私以外と子供を作ったんだからお仕置きに搾り取ってやろうかなって」
「ぐぬっ」
「別に一回空にしたって明日か明後日にはまーたたっぷり溜まるわけだし、意味はないってわかってるけどね」
おー、減ってきたとオナホを上下しながら金玉を優しく撫でられる。
かなちゃんに直接触れられる気持ちよさまで足されて、また吹き出てしまいそうになる。
ぐぬっ。
そのつもりがなかったとはいえ、やればできるのにやったのは自分で、子供ができたときに嬉しいと思ったのも自分である。
複数付き合っておいてなんだが、申し訳ないと思う気持ちもあり、お仕置きだろうが、仕返しだろうが、受け入れる気は満々ではある。
でも、これは気持ちよくても心地よくない。
起き上がり、かなちゃんを抱きしめる。
「射精はするけどさ。こんなんじゃ満足できないよ。かなちゃんとしたいな」
「……そー。じゃ、なんかいうことあるんじゃない?」
「オナホールじゃなくてかなちゃんを妊娠させたい」
「0点!!」
ドゴッとそれなりの強さで腹を殴りつけられたが、刺さったままだったオナホを抜くとかなちゃんが俺の体にまたがる。
「まあ、残りは私が絞ってあげるわ」
入れようとかなちゃんが腰を近づけた瞬間にたっぷりの愛液がツッと俺のモノに垂れ落ちるのが見えた。
かなちゃんはかなちゃんで興奮してはいたらしい。
ジュクジュクに潤っていつまでも狭い膣にスムーズに差し込まれていく。
役者として鍛えられたその中は驚くほど強く握り締めるようにピッタリとくっついてくる。
その複雑な刺激は今日一番の快感だ。
何年も何年も俺とだけしているこの中は完全に俺専用で俺かと愛し合うための形をしている。
それに何よりかなちゃんの暖かさや柔らかさ、体にかかる重みを感じられればより味わい深いというものだ。
「あっ、かなちゃん……気持ちいいよ」
「はぁ……私もよ。なんだかどうでも良くなってくるわね」
腰を揺らし、上下に動かされると、俺の手を握ってくる。
それに答えようとぎゅっと握り返すと、かなちゃんは微笑んでくれる。
それだけで嬉しくなり、これまで搾り取られたのなんてどうでも良くなってくる。
どうしてかなちゃんに対しての愛情はこうも溢れてしまうのか。
かなちゃんが目を閉じ、パンパンと今度はかなちゃん自身で俺の肉棒をしごき始める。
オナホから何かを習得したのかいつもよりより快楽を与えてくるというか、射精感を高めてくる動きだ。
あっという間に高まり始めてくる。
かなちゃんもまた見るだけではあったが高ぶってはいた性感に煽られ、あっという間にお互い頂点に辿り着こうとしてしまう。
「んんんっんぅ♡」
「出るっ」
奥歯を噛み締めて絶頂を迎え、そのまま射精しようとしたところで、それを察したのかかなちゃんが思いっきり体重をかけて覆いかぶさってきて、強引にキスをして舌を入れてきたのだ。
呼吸ができないなか、ありもしない出口を求めるような舌同士の重なり合いを続ける。
逃がさないとばかりに両腕を回され、押し付けられた胸から激しく動悸が伝わる。
唇を離すことも、呼吸することも許されず、体の中には絶頂を迎えたのに許されない射精への悶絶に脳内が埋め尽くされてしまった。
頭の中に星が舞うような感覚と共に目の前が暗くなってくる。
「ぷはっ、はぁはぁ」
限界を超えてかなちゃんを抱きしめたあと、ようやく口が離れて呼吸が可能になり、大きく空気を吸い込むと同時に思い切りかなちゃんを突き上げる。
「お゛っん゛♡ あ゛っ、ああ♡」
ドプッと音が出るのではないかと思うほどの精液が吐き出され、かなちゃんの最奥に放たれた。
あまりの勢いの良さにかなちゃんも驚いたようで、カエルが潰れたような声を出してビクンと大きく震えてからゆっくりと倒れ込んできた。
「はぁ……はぁ……今日一番すごい勢いだったな……」
「あ~……♡ まだこんなに溜め込んでたってわけ?」
「いや、もう今ので全部でたかも……」
「ホントかしら。 ……直接出してもらうのってやっぱいいわよね」
かなちゃんはしっかりしているので、ピルは正しく服用している。
妊娠することはないと思いつつもコンドーム越しとは違うものを感じる。
入れっぱなしのせいで中に溜まったままの精液。
肉棒の大きさも相まって少しふっくらしているお腹を撫でるとかなちゃんはくすぐったそうに身をよじった。
「あーつかれた」
直接したのは一回だけなのに、不思議とだいぶ満足そうに抱きつかれる。
抜かれないままの肉棒は度重なる射精のせいか、硬さは保っているものの、少し元気がなさそうだ。
それでも立派につながり栓をしたままになっている。
「私……ピル飲んでないの。このまま中に精液入れっぱなしだったらできちゃうかもね……?」
「え」
にやりと笑いながら目を閉じ寝入ってしまう。
寝付きは悪くないが、そんなすぐに眠れるはずがない。
狸寝入りに違いないが、え、マジ?
いや、別に嬉しいけども、ほんと?
なんだか急に焦ってくる。
予定にないことだからだろうか。
役者を続けたいかなちゃんはいま子供を妊娠する気は多分ないはずだが。
……でも、ホントだったりするかも?
ホントだったら別に悪いことがあるか!?
ないよ! でも、驚くだろ!
それはそう!
いや、ホントだろうか?
どうだろう……?
脳内大輝がたくさん現れあーだこーだとうるさい。
寝たフリしているうちほんとに寝入ったらしいかなちゃんとは対象的に、全く眠りにつく感じがなかった。
「おはよう。うわー、途中で抜けたみたいね。めっちゃドロドロしてる。シャワー先に使うわね!」
たっと猫のように軽く飛び起きてさっとシャワーに向かってしまうかなちゃんとは対象的に、頭が重くなんだかぼんやりしてしまう。
うーん、いつの間にか朝だな……。
その後一緒に朝食を食べてもずっと疑問には答えてくれなかったが、帰る間際に『あ、ピルはちゃんと飲んでるわよ。仕事に響くもの』とめっちゃ軽く言って返っていった。
……なんだろう、めちゃ眠くなってきた。
ぼんやりしながら部屋に戻るが、待っていたのは自分の精液でドロドロになったベッドと、今にも妊娠しそうになっているたくさんのオナホたちだった。
その濃厚な精液の匂いに俺はげっそりとした。
どこまでがかなちゃんの考えたお仕置きだったんだろうとしょんぼりしながら俺は部屋の片付けを始めた。
今まで使ってたAIイラスト生成サイトが使えなくなったので別サイトで作っているので、
絵柄が変わりますが許して。