「うおっ!?」
目を開けた瞬間に想定と全く異なるものが見えてしまうと人は驚きの声を簡単に上げてしまうらしい。
遊園地の恐怖系のお化け屋敷でも声を上げない自信があったのだが、そんなもの全く比較にならないと驚きと恐怖が体を襲った。
ベッドの向こうからこちらを無表情に見つめ続ける不知火フリルがいたからだ。
「おはよう」
「おっ、おはよう。いや、なんで?」
ここはどこ、私は誰。
ではない。ここは俺の家だし俺の部屋だ。
年上の恋人に酒を飲まされて前後不覚になることがないとは言えないが、昨日今日はそんなことはないはずだ。
普通に布団に入って目を開けたら……不知火フリルがいたのだ。
神が作ったと言わんばかりの美しい造形の少女。
アイも相当の美女だったかが彼女の美しさは芸術的だ。
しかし、目覚めたときにいるはずのない彼女が部屋の中にいると反転して恐怖をいだくが。
「MEMちょに『クラスメイトなんですが勉強教えてもらうことになってまして』って言ったら入れてくれた」
「いれるな! というかおこせよ!」
そうだ、たしか昨日撮影に庭を貸してほしいとなんの企画か手作りでよくわからない楽器……がっき? のような箱を作ってポコポコ叩いていたのだ。
結構遅くなったので一緒に食事をして、家に泊まっていったのを覚えている。
MEMちょの家で寝ると妙にスッキリするが、MEMちょ効果なのか今日も結構スッキリした気がする。
不思議ないやし効果があるのかもしれない。
まあ、他人が部屋にいる効果をぼかすほどではなかったが。
『あらあら~、私は彼の姉のようなものです。自分の家に戻りますが、大輝くんはまだ寝ているみたいです。一時間もしないうちに起きると思うけど、起こそうか?』
『いえ、疲れてると思うので、よければ待たさせてください』
『そう、じゃあ大輝くんによろしくね~』
「って言って出てった」
「そう言って不審者を招いてしまったか……」
「不審者じゃないけど?」
「友達の妹がある日招いてもないのに起きたら部屋にいたら恐怖体験なんけど? 起きて隣りにいていいのは恋人か幼馴染なんだけど?」
「……仮に、私達の前世で仲良し同士だったら幼馴染と言っても過言ではないのでは?」
「過言だわ! 前世まで遡るなよ。覚えてない以上無効だ!」
「それはおかしい。子供の頃した結婚の約束を片方が忘れてしまったとしても無効じゃなくて有効じゃない?」
それは──
「いや、前世なんてわからんだろ! 無効だ!」
実際前世はあるので有効だが、彼女にはあるような描写はないので無効判定は有効だろう。
「てか何しにきたのさ。ころもは知ってるの?」
「お姉ちゃんは知らない。私、マルチタレントでデビューすることになったんだけど」
「それはおめでとう」
「私、結構エッチなことに興味があるんだけど、このまま芸能界にいったらプロデューサーとかにベッドに誘われたときにホイホイついていきかねないと思って。だったらその前にちゃんと満たしておけば誘惑されても大丈夫かなって」
「いや、しらんけど」
友達の妹がおエライさんとエッチしててもめっちゃ知らないよ……。
「業界の噂によると姫川大輝は彼女が複数いて、私の一つ上の女の子にも手を出してるって聞いた」
「ぐえっ……どこ情報だよ」
「私のファンから」
「なんでデビュー前なのにファンがいて情報網作ってるんだよ……」
「私美少女だから」
「絶対関係ないよ……」
女装少年の背中に迷いなく両手を突っ込む変態性はデビュー前からなにかの才覚として発揮しているらしい。
原作でも高校生になる頃には国民的美少女になっていたが、それも納得が行くというものだった。
しかし、ねえ。
なんのつもりか体育座りの彼女はチラチラ白い下着こちらに見せてくる。
足の動きで見られているのがわかりつつ視線を向けさせるためにわざと適度に体を動かしている。
パンツが見えるなら見てしまう性が憎い。
「ふふん、もう勃ってる」
「男は寝起きのとき勝手に勃つんだよ」
朝立ちは勃起に入らないと思うのだ。
じれてきたのかフリルはワンピースを脱ぎ捨て、ブラジャーをポイと横に放った。
「うふーん」
「……」
「あはーん」
「……いや」
なんだろう、興奮しない。朝立ちで大きくなっていた一物も小さくなっていた。
なんだろう。小学生の頃の男女一緒に着替えていた頃の女の子の裸って感じがする。
ブラはとってもショーツは降ろさないあたりに彼女のひっそりとした恥じらいを感じた。
……もしかしたら下着を履いていたほうが効果があると判断したのかもしれないが。
性欲が付与されていないというか、変に整いすぎているからかもしれない。
裸婦像に勃起してしまわないようなものだろうか。
きれいな裸しているとは思うんだけどね。
「寒いだろうし服着たらどうだ?」
「かちーん」
やってしまった。
表情は全く変えないまま、下着を脱ぎ捨てる。
視線がそちらにむこうとすると両手で顔を抑えられてフリルの方を向けさせられた。
下着を見られるのが恥ずかしいのか、本人より下着に向いたことに腹を立てたのかはわからなかった。
「じゃあいれるから」
「判断が早いっ!」
はあとため息をつく。
強すぎる性癖の少女ではあるが、友達の妹ではあることに間違いはない。
初めて経験すると言うならそれはいいものであってほしい。
腰をロボットのようにカクつかせながら穴に棒を当てようとしていたフリルを抱き寄せる。
「なに?」
「いや、ほら、ギュー」
「? ぎゅー」
ぎゅっと抱きしめる。比較的体温が低そうでひんやりしている体だ。
ギュッと抱きしめていると向こうからも戸惑うようにそっと抱きしめられる。
体を触れ合わせると鼓動も聞こえてくる。体も少しあたたかくなってきている。
コレでも興奮しているらしい。
対面座位のように向き合いながら抱きしめ合っているとうーんとタコのように唇が伸びてきた。
アンバランスなその様子に笑いが溢れてしまいそうだったが、お手本を見せるように優しく唇を合わせる。
二度三度と繰り返すうちに向こうも同じようにきれいに柔らかくキスができるようになってきた。
俺はキスをしながら彼女の芸術的なチッパイをなでていたが、不知火フリルは貪欲だった。
舌を入れて唇を触れ合わせて口の交配を覚えたようだし、俺の相棒にクリトリスを押し付けるようにして擦り上げていた。
キスしながら俺のものでオナニーをするのだからその性欲は本人の言うように大きく性に興味を持ってもしょうがないと納得できる。
最初は乾いた皮膚同士のこすり合いだったのに、今はフリルからダラダラ流れている愛液と相棒の口から垂れだした我慢汁でべどべとになっている。
「ハイこれ」
「へい」
手渡されたコンドームをスルスルと相棒につける。ゼリーもついておりすぐに使えそうだ。
「ここにちょうだい」
女性器を見せつけるように両足を上げてももを抱えながら足を開くフリル。
あらわになるまんこはそれでもぴっちりと閉じられている。
真っ白だった肌は興奮を示しているのか全身桃色にうっすら染まっており、そこも色の沈着がなく肉々しく綺麗だった。
今はトプトプ静かに溢れ続ける愛液がびっちょりと尻タブまで濡らしている。
表情は全く変わらないがかなり興奮しているようだった。
入口にあてがうと待てないとばかりに腰を自分で動かして亀頭を飲み込もうとするものだからもういいかとそのまま体重をかけてぐっと奥まで押し込んだ。
ぴっちり閉じられた割れ目は大きく割り込まれる。
「んっ、入った」
「先端だけね」
「えっ?」
フリルの肉付きの薄い体を抱きしめるようにしてしっかりと腰を使って奥まで押し入れる。
今度こそ入る分全て入ったようだ。
初めてのせいか中はだいぶ固くてきゅうきゅうである。
「ああ、お腹に異物感ある……」
「入ってるからね」
ぎゅっと目を閉じていろんなものを受け止めようとしているフリルの頭をなで続けながら静かに待った。
段々と慣れだしているのか自分のお腹をなでてお腹越しに入っているものを実感しているようだ。
しかし、フリルの中はだいぶ複雑な作りになっていて出し入れしないでもきゅっきゅと体が締め付けられるたびに中はグニュグニュと強くうごめいた。
彼女の中はもしかしたら天性の淫魔かもしれない。
彼女がなれるのを待つためだったが、下手に腰を使って動いていればあっという間に最初の一発を出していたかもしれない。
表情に一向に出てこないがだいぶ慣れだしたのを感じて再開する。
ゆっくりとストロークを繰り返しながら彼女の弱いところを探った。
観察眼には優れている自信はあったが、なんというか顔に出ない。
膣の動きで気持ちよさを感じ分ける。
しばらく続けると腰の動きに合わせて締め付けが強くなり、息が荒くなっていくのがわかる。
ここだな。
彼女の好きな場所を探し当ててからはそこを重点的に責めると一気に愛液が吹き出してきて仲がよりねとつき滑りが良くなるのを感じる。
「だ……だめ、ん……あつい、あつい……」
フリルが顔を左右に降るたびに体をその長い髪が擦り上げ、甘い良い香りが漂う。
ゆっくりと優しく撫でつけるように腰を前後させる。
すると彼女は一度大きく目を見開いてビクンと体を痙攣させてのけぞらせる。
どうやら軽く達したようだ。
「ちゃんと、だして……」
くてりと体をこちらにあずけるようにしながらも、こちらの終わりまで付き合ってくれるらしい。
今度は彼女を気持ちよくするためではなく自分が気持ちよくなるように動くとただでさえ刺激の大きい膣内は驚くほどにこすれ、強く締め付けてくる。
いつまでも味わっていたいはずなのにあっという間に高まっていく。少し名残惜しいが、こちらもそろそろ限界だ。
「ん、はぁ……いいよ」
そろそろ出ることを伝えると彼女はぎゅっとこちらを抱きしめながらそう言った。
その言葉に従って彼女の奥深くに精を放つ。
それと同時に彼女の体から力が抜けるのを感じた。
そのままずるりと彼女の中から俺のものが抜ける。
だがそれでも彼女は甘えるように体を俺に預けたままだった。
「満足した?」
「……うん」
ズルリと中から引き出すと、ん? コンドームにいつもならタプタプになる量を出した実感があるのに対して膨らんでいない。
確かめるように先端に触れるとコンドームから
「え、まずっ、中で破れた?」
コンドームには全然残っていない。
やばいと思って振り返ればフリルが膣を両手で大きく開いている。
赤々とした体の内側特有の色が愛液と精子に塗れてテカっていた。
奥からはだらりと精液が幾筋にもなって流れている。
尻タブの形に沿って流れるさまはきれいなものを汚した不思議な精神的な充実感があった。
ただ、それはそれとして、中に出してしまっている。
「あ、ピル飲んできてるから大丈夫」
「いや、大丈夫ってなあ」
「中出しされたかったし」
「あ?」
捨てられたコンドームのカバーを拾い確認すると真ん中に小さく穴が開けられている。
裏面だけに指し穴が残されておりだいぶ頑張ったのがわかる。
すべてがフリルの企みだったことがわかった。
さすが一度しか会ったことのない姉の友達の家に抱かれに来るだけはある。
すべてが用意周到で予定とおりらしい。
きっと安全日な上に本当にピルを飲んでいるのだろう。とはいえ
「おまえね……」
「言ったらしてくれないかもでしょ?」
「まあね」
恋人たちに大丈夫な日だよと言われるとついつい出してしまうが、アフターピルは飲んでもらっている。
責任を取れないうちに子供は作れない。
恋人ならともかく、セックスしてみたいだけの相手に生で出すなどとんでもない。
「でも初めてなんだし生が良い」
「危ないやつだな……」
「で、一度出したら二度も一緒でしょ?」
出し終えた相棒をその白い手で掴むとシコシコと上下しだした。
管に残った精液がドプドプ漏れ出しフリルの手のひらを汚していく。
そんなことに興奮したのかまた大きく固く元気を取り戻してしまった。
こいつといると色々性癖が歪みそうだな。
「続きしよ?」
俺は断れなかった。
不知火フリルは恐ろしい女である。