※この作品はR-18です。

推しの子のエロ兄   作:もこもこ@

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008 彼女の命題

 

 俺は全身から冷や汗が流れ落ちるのを止められずにいた。

 なにせ目の前にいる……萎えた相棒がおちんちんになってしまったが、おちんちんを膣内に入れている相手が一番星の元アイドルアイだったからだ。

 元アイドルのマルチタレントと知らずに手を出してしまっただけならなにも問題なかった。

 

 しかし相手は血縁上の父親、カミキヒカルと恋仲にあり、双子を生んでいるのだ。

 俺の義兄弟の母だ。

 近親相姦、とは言えないと思うのだが、それでも双子と顔を合わせたときどんな顔をしていいか悩む相手である。

 

 ……。

 

 というか、アイ、俺だとわかって誘ってないか? 

 少なくても【服を脱がずにしたい】というのは身バレ避けであるし、こうなってくるとハンカチを落としたのも誘いのように思える。というか、【何年ぶりかな? ドームの日以来? おっきくなったね!】と言われたが、ドームの日は変装していたのにバレている。

 ゴロー先生コーデもアイの目を引いたかも知れない。

 

 問題は何のつもりの接触かだ。アイは眼の前でつかれた嘘には敏感だろうが、見せてもいない謎を解くような名探偵ではない。おそらくカミキは不審者に刺されたことをそのまま受け入れているだろう。だから怨恨からの接触ではないだろう。

 というか、なんでやったんだ! 

 

「ありゃ、だまっちゃった。おーい」

「はっ! い、いや、なんでアイがここに……?」

「私歳上なんだけど?」

「星野アイさんがここに?」

「わかってたけど名字も知ってるんだ。じゃー、双子のことも知ってるよね? そのうえでドームの日に張ってたってことはヒカルくんが裏にいて君はヒカルくんのこともよーく知ってるってことだよね? *1

「げっ*2

 

 おいい、佐藤社長、どこがバカアイドルだよ! いやでもなんであいつ変装してあそこにいたんだろという情報があれば察するところはあるのか。

 別の汗が流れ出す。

 

「きょ、今日は何の御用でしょうか、星野アイさん」

「アイでいいよ?」

「アイさん!」

 

 気持ちだけは正座になって話を聞くことにする。

 

「実はね、私って愛がわからないんだ。お母さんに捨てられちゃったせいかな。アイドルになってファンに伝えても、ヒカルくんと付き合っていたけどわからなかった」

 

 愛を知るが星野アイの人生の命題みたいな所あるよね。口にしたいけど口にした瞬間それが嘘だと感じてしまったらと思って言えずにいた。けど。

 

「アクアとルビーを生んで、二人と一緒に生きて、きっとこれがそうだと思う、そうだといいなって思ってる。でも、もし本当の愛じゃなかったりしたら……」

 

 再び汗が湧き出す。見逃していた大きな要素にようやく気づいたのだ。

 

 原作でアイはいつ愛を口にしただろうか。

 ドームの日【リョースケに刺されて死を確信したときだ】。

 嘘になってしまうかもしれない恐怖より伝えられなことが上回って彼女は愛を口にした。そしてそれは真実の愛だった。

 

 つまり、この世界においてアイはアクアとルビーに愛を伝えられていないということだ。

 彼女を助けられたことに満足して全く考えていなかった。

 

「大きくなった君はヒカルくんとも私とも違ってた。たくさんの女の子と付き合ってたのはヒカルくんといっしょだったけど」

 

 単純に責められるより痛いのはなぜだろうか。

 しょうがないじゃん……中高生ってあふれるほど性欲がたまるんだわ。

 

「君と仲がいい子と何人かとこっそり話してみたけどみんな大切にされていて君のこと愛しているみたい。ヒカルくんの子どもなのになんで愛を知っていて人を愛せるんだろう。そう思ったら話してみたくなって」

 

 だれだよ! というか、話すなら話せばいいだろ、ベッドで語り合うなよ! 行動が星野アイなんだよ! 

 

「愛かはよくわからないけど、君に抱かれてなんとなく温かいものと繋がってる感じ……一人じゃないんだなって感じがしたよ。きっとみんなこういうのが良かったんだよね?」

 

 カミキと比べられているようでなんかもやもやするが、カミキはおねショタのショタというか、俺の母のような人間に体を貪られた側って感じがある。

 

 アイとの関係もお互いに愛し合っているのではなく、カミキは依存している、愛情を受け取るのでいっぱいいっぱい、重荷を背負ってもらおうとしている、そういう寄りかかる関係性が見えていた。

 一緒にセックスを楽しんだだけで愛を感じるのはラインが低い気がするが、比較対象がなければそう思うのかも知れない。

 

「……そう言ってもらえるとうれしいかな」

「だからね、愛を教えてもらおうかと思って」

 

 ううん。正直ドーム前の段階でアクアとルビーへの気持ちは『やっと言えたこれは絶対嘘じゃない愛してる』してたので正直言ってしまえばいいだろなわけだが、より愛が深まるに連れそれが嘘になってしまったら耐えられない。そうなるくらいなら言わないでいたほうがマシとなってしまったのだろう。

 

 別のものに愛を感じてそれが嘘でないとわかれば子どもたちにも愛を伝えられるようになるのでは!? ということらしい。

 愛を見つけているくせにこれが真実の愛だと確信を持つためにはもう一つ愛が必要ということのようだ。

 なんか一周逆回りしているような気がしないでもない。

 

「いや、聞く感じちゃんと二人のことを愛してると思う。言ってみればいいんじゃない?」

「言ってみて嘘だったらどうすればいいの? 嘘は真実にならなかったんだよ?」

 

 アイから佐藤社長との出会いと、嘘の愛が本当の愛になるといわれてアイドルをやっていたがファンとの愛は嘘のままだったと言われてしまえば言えとは言えなくなってしまった。

 愛について♡相談された段階で『アイドル』を歌って愛に確信をもたせるのだ! という案がよぎったがこれだけでは駄目かも知れない。

 

 大きくため息をつく。

 

「わかった。協力するよ」

「やったね★」

「調子いいなー」

 

 命を救ったせいで彼女の命題を果たすことができていない。

 双子たちは愛を感じているだろうが、口にはしていない。

 正直、一般家庭でも日本で”愛している”とどれだけが口にしているかというのはある。

 

 口にしなくても二人にはきっと伝わっているだろう。

 でもアイにとっては確信を持って伝えられてないということになる。

 

 義弟妹の母であるアイとの関係はなんだか若干複雑な感じになるが、腹をくくろう。

 

「って、なんで服を脱ぐんだ」

 

 今まで自分の正体を隠すための帽子やパーカーを脱ぎ捨てていくアイ。

 

「えー、さっきのはまなへの愛だったわけじゃない? アイとして愛してほしーな♡」

 

 うふんとポーズをとられるが、本来の魅力を隠さず振る舞われると目がそちらに引っ張られるように彼女を見つめてしまう。

 両目に輝く瞳もあって目をそらせそうにない。

 

 本人が望むならいいか。

 

 なんだか好き勝手された気分なので、こちらも好き勝手愛してみよう。

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

*1
黒幕という意味ではなく、カミキヒカルに言われて助けに来てくれたと思っている。大輝くん8歳だったからね

*2
カミキが黒幕だったとバレていたと思っている




今回エロが……。

AIイラストでコンドーム生成すると中身が卵くらいになるのでやばすぎてヤバイ。
玉の中身全部精液みたいな作りしてる。
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