異種族だらけの貞操観念逆転世界で剣を振る 作:付呂無権左衛門
連邦民の各種族が信仰している十大神、十の女神は、どうやら実在している。
普段は神の国にあって直接に現実世界へ関わることは滅多になく、ここ100年ほどは神々も静かにしているようだが、それよりも遡ると実際に交信が行なわれただとか降臨なされただとかという話が結構ある。エイルヴという長命な種族が存在していて、実際に見たり聞いたりした者が存命だったりするため、特に信憑性へ疑問を挟む余地がない。もちろん一般的に知られる中には盛られた話だってあるだろうが。
それにそもそも、奴隷を縛る契約魔術や、あとは冒険者とか……その辺にも現在進行形でがっつり神の力が関わっている。まあその辺は追々。
果たして世界には神が先にあって民を作り出したのか、あるいは古い時代に現人神となって神の国へ昇ったのか、それぞれの司祭にでも聞けばその辺のことも詳しく知れるかもしれないが、まあどうでもいい。
俺が気にしたいのは、とにかくこの世界の神は確かに存在し、民の祈りや言葉は場合によって当人ならぬ当神たちに届き得る、ということだ。
「ああ、マンズールよ……」
剥き出しになった俺の熱り立つペニスを前にして、アルジェンナが口にした言葉がこれである。オーマイゴッド。
どうやら彼女は比較的信仰心が篤い人物であったようだ。しかしながら逸物を見て口ずさむのってどうなんだろう。普通なのか? いや、でも前世でも海外の人が行為中に言ったりしてたか? だとしても、この世界じゃより身近な存在なわけで……。
この辺、元は無神論者――無宗教ではない――な日本人として人格を確立させ、転生してからも大体特殊な状況にあった俺は、知識があっても世間一般の実際の感覚にはまだ今ひとつ馴染みがない。
「なんと、逞しい……」
ベッドの上に身を投げた俺の足の間で、アルジェンナは四つん這いになっている。
重力に従ってぶらんと下がった彼女の乳の房が、いっそ暴力的にこちらの性欲を煽っていた。
彼女は、俺の性処理を行なうことを了承した。
道具のように使っても構わない、むしろ使ってほしい、自分に全てをぶつけてほしい、と、ちょっと食い気味に。
いきなり何を言い出したんだと思い奴隷紋まで使って確認したが、本心のようだ。ムラムラしていてイマイチ頭に入ってなかったが、そういやモーラが被虐願望がどうとか説明してた気が薄っすらする。
身の上話、軽率だったな。次から気をつける。必ず。
ともあれ、まあそういうことならそれはそれで。
「し、失礼いたします」
浮き出た血管を脈動させながら苛つき始めたペニスに急かされていると感じたのか、そう言ってから顔を近づけてくるアルジェンナ。
当然といえば当然なのかもしれないが、一切の経験がないということだった。知識だけはあるようだが。
気にしないからまずは好きにやってみろ、と指示した結果が今である。こっちはとにかくお前で出して満足できればそれで良いのだ。
ただ、これから長いこと付き合っていくつもりの相手である。俺が好きに
「ん、ちゅ。ちゅ、んむ……」
その厚ぼったい唇の魅力を自分で理解しているわけではないのだろうが、非常に効果的な亀頭キスだった。
ぶっちゃけもう出そう。だがここは主人の威厳を保つためにも我慢だ。いやどうせ一回では到底収まらないだろうが。
「ちゅ、ちゅ、んちゅ、ちゅ♡」
びくびくと反射的に震えるペニスから手応えならぬ唇応えを感じたのか、リズミカルにキスを続けている。凄まじい順応速度だ。ドスケベ女ばっかりだなこの世界は。
それにしてもアルジェンナの口のサイズと俺のペニスの横幅、だいたい一緒じゃないかこれ。顎が外れなきゃいいが。
「んむっ♡ ちゅ♡」
段々とアルジェンナが口付ける位置が下がっていき、裏筋に到達する。
「ちゅ♡ ちゅ♡ ちゅ♡ ち゛ゅぅ~~~♡」
こいつ……。狙ってやってるわけではないのだろうが。
この世界、いわゆるエロ種族としてのサキュバスなんていないよな? 良い買い物だったかもな。
「口、開けろ」
「え? は、はぃ――んぉっ!?」
右手で蒼銀の髪が映える小さな頭を掴み、口の奥へとペニスへと押し込んでいく。
本当に気にせずやるとたぶん歯が折れたりするので、まあその辺は調整しつつ。
「ンッ、ぅんんンッ」
「飲み込め」
「ん゛、ん゛ん゛~~~~~~!!!」
うあ~、すっげぇ出る……。擬音にするとドギュ、ドギュ、って感じ。
待たせてゴメンね~、超健康チンポくん。ボケがよ……。
「ん、んぶっ」
びぶ、と、アルジェンナの小さな鼻の穴から逆流した精液が少し流れ出す。
汚いの、っていうかスカトロ系はマジで本当に絶対に死ぬほど無理なんだが、まあ流石に自分の精液は許容範囲だ。限度はあるが。
とにかく、これぐらいなら問題ない。むしろ唆るというか、愛着が……。
「んぅッ――」
反射的にだろう、アルジェンナが頭を上げようとするのを感じたが、押さえ込んで微動だにさせない。宿のベッドにぶちまけたくないし。
とはいえ、初フェラで精液ごっくんなんてまず無理だろし、ちょうど射精も終わったので少し手伝ってやろう。
頭を掴んでいた右手で今度はアルジェンナの顎を掴み上げ、左手を脇の下に差し入れて体ごと首を伸ばさせる。
まあこれでも確実ではないし、戻すこともあるだろうが、幸いにして彼女は喉を大きく動かしながら見事に飲み下していた。
「ん、ぐ……ンぅ……」
手を離す。
「んっハァ、けほげほっ、げっ……ぁ、あ――ゲェェえ~~~~♡」
嘔吐、ではない。出てきたのは空気だけだ。
まあ、出るよね。たぶん100mlか200mlとか流し込んでるもん。ホント馬鹿だろこの体。
「ぁ、ああ……も、もうしわけ――」
息苦しさと、羞恥と。涙すら浮かべながら、真っ赤な顔で見上げてくるアルジェンナ。自然な上目遣いが完璧な角度になっているのは、なんかもう本当に天性のものだな。
その体の震えも恐怖とかじゃなくて、悦んでんだろお前。まあでも言葉責めとかスマンけどノーセンキューね、面倒くせーから。
俺はお前の御主人様なのであって、SMのスレイヴとマスターじゃないので。こっちの気分が乗れば付き合うこともあるかもしれんが。
「一気に飲み込んだんだから、ゲップぐらい出る。一仕事を終えた証だ」
「あ――」
「続けろ。咥えて、口の中でしごけ」
何か言いかけた様子だったが、押し問答になっても面倒だ。また頭を掴んで、今度はしっかりとフェラさせて口を塞ぐ。まあ現状はイラマチオだが。
射精こそしたものの、まだまだこちらの勃起度は120%が110%まで下がった程度。女を相手にしてたら一日に三回ぽっちの射精じゃどうにもならんかもな……。
「射精させるために必要なのは、陰茎への適度な圧迫と上下の摩擦運動だ。口を窄めて、舌と口腔の裏を使い、歯は……まあどっちでもいいが、当てないほうがお前もやりやすいだろ。たぶん」
ぶっちゃけ急所であるペニスであろうと、良くも悪くも普通の
性行為の知識はあると言っていたから俺の説明はただの余計な復習だったかもしれないが、そもそもこの世界のオーラルセックスってどういう認識なのかむしろ俺が知らないんだよな。男のチンコをしゃぶれたらサイコー! 当の男がどう感じてるのかは知らないが? ぐらいの認識でも正直おかしくない。
「じゅるる、じゅる♡ んぶっ♡ じゅぶ♡ じゅぶ♡ じゅぶぅ♡」
言われたとおり、アルジェンナは口全体を使いながら頭を振り始めた。狙っているのか偶々なのか、下品な水音を盛大に立てている様には将来性を感じる。
「たまに口を離して舌で舐め回したり」
「んはぁ……れろ、れおぉれぇ……♡ ちゅぷ♡ んれぇ……♡」
「深く咥えてからゆっくりと吸い上げたり」
「ぁむ……ん……じゅ、じゅるるるっ♡ んんっ♡ んぼ、じゅ、ずぞぞぞぞぞぞ~♡」
拙くはあるが、指示を速やかに実践しようと健気に奉仕している姿は、極めて淫靡でありながら、ある種の幼さを孕んだ無垢でもあった。
どうですか? できていますか? と、言葉なく瞳で見上げてきている振る舞いは、男を悦ばせることにあまりにも適した才能の発露だ。
無意識に、その頭から肩までを撫でつけていた。
「いいぞ。続けろ」
「ふぁい……♡ んっ、じゅぶ♡ じゅぶっ♡ じゅぶっ♡ じゅぶっ♡ んれぇ、んむ♡ ぢゅ♡ じゅぶぶぶ♡」
「……さっきも話したが、見てのとおり一回や二回の射精では生活に障りがある」
「んっ♡ ちゅぱ♡ ちゅ、じゅぞっぞぞぞぞ♡」
「今日から毎日、朝も夜もなく俺に体を捧げ続けるのが、お前の仕事だ」
「――――ッ、んッ――♡」
……すげぇな、イッたぞこいつ。自分で触ってるわけでもないのに。
小刻みに震えたアルジェンナの体に合わせて、その口の中も不規則に動く。ぎゅぎゅっとした硬質な刺激は、思わず食いしばってしまったせいだろう。想像したとおり、ちょうどいい刺激だった。
「出すぞ。溢すなよ」
「んぅう――♡」
「……っ……口でする以外、にも、色々とやり方はある、が……ふぅ……。必ず、最後は口で受け止めて飲み込め。無駄に汚したくないからな」
「んぐ、んぐっ……ん♡」
まあ、アルジェンナの股からはどんどんと汁が溢れてきてシーツをぐっしょりさせ始めているので、今さらだが。
男の精液がべったりついているよりはマシだ。色んな意味で。
「んはぁ……♡」
まだ二回目だというのに、アルジェンナはさらりと精液を飲み込んで見せた。おそらく射精量はさっきと変わってないはずだが。
素直に称賛です。すごい才能だよ、天然のマゾメスドスケベセックスモンスターだ。まあ本番はしないけど。
「ん……♡ ――あ、ああ……♡ そんな、マンズールよ……♡」
そして、いまだに勃起力を100%以上保っている俺のペニスを見て、慄きとも感嘆とも取れる言葉を漏らす。
「ご、ご主人様ぁ……♡」
期待しているところ悪いけど……いや、アルジェンナ的には期待通りになるのかもしれんな。
ちょっとこのあと用事もあるので、あんまりチンタラやってられないんだわ。奉仕の練習は一旦、終わり!
ここからは
「……」
ベッドから下りて、へたり込んでいるアルジェンナの目の前にペニスを突きつける。
「はぁ……♡ はぁ……♡」
イラストにしたら瞳の中には間違いなくハートマークが浮かんでいるようなトロ顔を晒しているアルジェンナに、端的に命じる。
「咥えろ」
「はいっ♡ ん――んゔぐぅっ♡♡♡」
残りはイラマでサクッと終わらせた。
さらに3回出た。
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【奴隷紋】
契約魔術によって奴隷となった者に刻まれる、首輪のようなタトゥー。
魔術現象の一種であり、実際に身体へ刻印されているものではない。
魔術の行使者が奴隷の所有権を他者へと譲渡する際、新たな所有者と奴隷の間でも、双方の合意のもとで所有契約を結ぶことができる。
連邦で流通する一般的な奴隷は、概ね「連邦奴隷運用法を遵守する」とする契約が結ばれる。
その契約内容に違反しない限りにおいて、奴隷の自由意思は維持される。
ただし、所有者はいかなる場合においても「真実を述べること」のみ、奴隷紋を通じて常に奴隷へ強制することができる。
神々は寛容だ。定命の者の尺度で計ることは叶わず、人の社会の中に存在するおよそあらゆる罪科など、直接に彼女らの勘気に触れるに至らない。
ただ、虚言を弄することを除いて。