魂が混ざってしまったクラスメイトに、フェラチオしてもらうだけの話 作:べっこう飴02
最初は、所謂分魂とかを物書いてみようと思っていたのですが、なんか違う方向に話が行ってしまいました。
結局の所――何故、それができるようになったのかは、わからない。
ふとしたきっかけで手を伸ばした結果、とでも言えばいいのだろうか。
頭の中で、何かの歯車が噛み合ったような――そんな感覚。
いや、実際にはそれができるようなった―――何かしらの原因はあるのだろうが。
それは、わからない。
相手は――よく知っている、クラスメートの一人だった。
健康的な、うっすらと日に焼けた肌。さらりとした、黒のショートヘア。
バスケ部所属と聞くが、鍛え絞り込まれたすらりとした手足。
そして出る所は出ている、男好きのする身体。
凛々しさを感じさせる整った顔の造作に、男勝りのこざっぱりとした、誰とでも気安く打ち解けられる気質。
放課後の教室、彼女と二人きりになったのは―――日直の仕事の為、だったか。
何となしに、三波と目が合った瞬間それが始まった。
体から、目に見えない何かが出て行って、目の前の彼女の中に流れ込んでいくのを感じた。
いや、何だこれは。
―――俺の中から、/あたしの中に
何かが、流れ込んで。
蕩け合い、混じり合う。視界がぶれて、異なる別の視界が、ちらつく。
目の前にいるのは―――俺/あたし……?
頭がくらくらする。
意識が、感覚が混ざりあってまた別れた。
濁流の様に脳に流れ込んで来る情報を、上手く処理できていない。
「ああ、えっと……何て、言えばいいんだろ」
目の前の三波が、何を思い煩って言い淀んでいるのかが――分かる。
理解できてしまう。
何なんだ、この、感覚は。
「あのさ、おかしな事聞くけど」
三波の高く澄んだ、よく通る声。
―――俺のものとは違う/よくなじんだ感覚のある
それを、
―――聞いている事に/話している事に
対する、違和感-―――?
あたまがごちゃごちゃする……くそ、なんだこれは。
思考が……混線している、のか?
「
「ああ、多分、そうだと思う……いや、何なんだ、これ」
目の前の三波が発した、曖昧な要領を得ない言葉をそのまま肯定する。
言葉で説明するのは難しいのだが。
彼女が何を言わんとしているのかが、なんとなく、わかる―――
たった今。俺とこいつの根本にある
故に三波は、俺になったのだ。
同時にそれは、俺が三波になった、ということでもある。
自分でも何を言っているのかわからないが、ただ、そうなったという確信だけがある。
「何か自分でも言ってて、違和感があるんだけど―――体が、二つある様な感じがするんだよね。
これ、どっちが、本物―――いや、本体?なんだろ」
「いやこれ、どっちが本体だとか、そういうのじゃないんじゃなねえか。
何て言うか、多分これ――」
二人で一つの存在になった、と言ったほうが、しっくりくるような。
脳と肉体は別個に存在しているので、それぞれの人格は健在ではあるが――
それを操る根っこの所、魂……とかが、繋がって、混ざった?
「……あー、多分そんなかんじだわ、これ。
上手く言葉にできなかったんだけど。あんた、結構頭良かったんだね。
あたし、そういうのさっぱりだからさ」
「いや、頭がいいとか悪いの問題とかじゃないと思うが……」
明らかな、
もう少し取り乱してもいいような気もするが……からっとしたした気質の三波は、けらけらと笑う。
とはいえ、俺の方も
ただのクラスメイトというだけで、あまり親交のなかった俺が、自然と気安い調子で、三波と言葉を交わせているのも、多分――同じ
とはいえ、どうしたらいいものか。
幸い、放課後の教室には誰もいないし……この時間だと、戻ってくる確率も低いだろう。
しばらくは、この状態をどうするのか、考える時間はあるだろうが。
「―――ん、じゃあ、とりあえず、これ……揉んどく?」
ぎゅ、と制服の上から自らの胸部を掴んで強調して見せる三波。
何が、とりあえずなんだ。
いや、正直に言えば……彼女の身体に劣情を抱いたことが無いといえば噓になるのだが。
「え……いや、いいのか?」
……
ただ、繋がって、融け合った魂がそれを求めている。
混ざりたての魂が、本能を上手く
それに、異性に体を触れる/触れさせる、と言う行為に、忌避感というストッパーが働いていない。
これは……
今の――俺/あたし――にとっては、自慰行為と大差ない、行い、なのだ。
「……
ほら、もたもたしてると、誰か来るかもよ」
ずい、とブレザーの制服を押し上げる胸部を、突き出してくる三波の、そこに……手を伸ばして、触れる。
手のひらを押し返す、ずっしりとした、ボリューム。
うわぁ……でかいな、これ。
着衣越しなので、少し硬い気もするが……
それでも、たわわに実ったそれを揉んでいると、自然とこちらの呼吸が荒くなっていくのを感じる。
「あー……なんか、服の上から胸触られてるだけなのに、凄い幸せな感じ。
男って、ほんっっっと、おっぱい好きなんだね。
今までは、視線がウザいくらしか思わなかったけどさ。
……もっと強くしていいよ、なんなら、顔ごといっとく?」
こちらが感じている多幸感が、そのまま共有されているのか。
三波は顔を上気させて、更なる行為を、と求めて来る。
より力を込めて、無我夢中で揉み潰すようにその感触を堪能してしまう。
とどめに
視界が塞がり、ぎゅう、と彼女の手で頭を抱かれ、制服の布地越しに、胸に顔面が押し付けられる感覚に、酷く興奮している。
なんだこれ。幸せ過ぎる。
もっとして欲しい/したい。
……とはいえ、限界はある。
「……やばい、勃ってきた。
なあ、三波、えっと……」
そうこうしているうちに、ズボンの下で、すっかり男性器に血が巡って固くなっているのを自覚した 。
拙いな、本格的に、むらむらしてきた。
もしかして、今の状態ならばと、弥が上にも期待が湧き上がってしまう。
「……あのさ、
別にするのは構わないんだけどさ、流石に妊娠するのは勘弁。
一応、危なくない日だけど……それだって絶対って訳じゃないし」
「持ち合わせは、ない。じゃあ、その――」
どうしようか、と早くも、諦めの心持で返す。
流石に、三波の身体が孕んだりしたら拙いことぐらいは判る。
というか、はっきりとそれだけは嫌だという、彼女の感情がダイレクトに己の事の様に実感をもって理解できしまう。
ただ、高まった
「いや早とちりすんなって―――部活行く前に、口でしてあげるから。
多分、
いや、むらむら?が収まらない限り、あたしもずーっとそれを共有したまんまなんだろうし。
思ったより、ツラいんだね、これ」
「えっ……あー、そうか、そこまで、全部わかるわけか……」
「ただ、ここですると誰かに見つかるかもしれないし……男子トイレの個室、行こうか。
あたしも初めてだけどさ。
口の中に、唾液が湧き上がってきて、それを、ごくりと飲み込む。
おう、とだけ応えて――これからの行為に対する期待が、際限なく膨れ上がっていくのを実感する。
がっつきすぎだって、と苦笑している三波の、後に続いて……俺は、教室を出た。