それでいて世話焼きで優しくて清楚な彼女。そんな彼女に一番近い存在は隣に住んでいる自分だと思っていた。
そんな彼女を一途に思い続けたのは俺の気持ちは...誰にも負けないと思っていた。
清純な彼女の最初の恋人になるのは...俺だと思っていた。
https://novel18.syosetu.com/n1281jl/ ←ノクターンノベルズにも掲載中です。
『優柔不断は切り捨てろ:周りの美少女は全員他人のモノ(https://syosetu.org/novel/294060/)』と世界線を共有しています。
―――――――――――――――――魁人視点
男は沙織の細腕を掴み、力任せに引き寄せた。
「や...やめてっ...!」
震える声。何とか抵抗するも、ガクガクと震えて何もできない。
「っ...」
何とかしないと...俺が何とかしないと...!
そう思うのだが、どうにも体が動かない。
「おお...本当に良い身体だな。もっと見せろよっ!!」
男の一人が沙織の浴衣を掴み、思い切りはだけさせた。
力任せに引いたせいで美しい浴衣は引き裂けて無残な姿になってしまう。
「いや...やめてっ...」
ドラマや映画の世界とは異なり、女性が実際に襲われるときは声が出ないという。
沙織もなんとか声を出そうとしているのだが、どうにもか細い声しか出せないでいる。
「そんな可愛い声で抵抗してもなぁw」
「余計に興奮するだけだぞw」
浴衣ははだけ、豊満な乳房を守る布地は薄ピンクの可愛らしいブラジャーのみとなった。
「おらっ!!」
「いっ...!?」
ブラジャーも強引に剥ぎ取られ、沙織の乳房が晒されてしまった。
「おお...マジでデケェな...」
「こりゃ大当たりだなw」
不良共が沙織の胸にくぎ付けとなっている。
その大きさはさることながら、丸く形の良い乳房だ。薄ピンクの乳首はぷっくりと膨らんでおり―――こんな状況だというのに、どうして俺の視線も沙織の胸に吸い寄せられているのだろうか。
「...」
一瞬、沙織がチラリとこちらに視線を向けた。しかし、すぐに目を逸らす。...まるで、もう俺は頼りにならないと言われているようだ。
「ん?」
不良共が気付くよりほんの少し早く、沙織は思い切り左手を振り上げた。
「っ...!!」
「うおっ!?」
そして、男の顔を目掛けて思い切りスマートウォッチを振り下ろした。
「いっ...た...」
苦悶の声を漏らす沙織。...残念ながら攻撃は外れた。
男は咄嗟に身を躱し、沙織はスマートウォッチを岩にぶつけて砕いてしまった。
「あっぶねぇな...このっ!!」
「んぐっ...!!」
バキッ!!と鈍い音が響き、沙織が地面に倒れこむ。
こいつ...沙織の顔を殴りやがった!
「おいおいw今更反撃するのかよw」
男の一人が煽る。
「このアマっ!!」
沙織を殴った男が逆上し、倒れこむ沙織の腕を思い切り踏みつけた。
「あああああ!!!!」
凄まじい悲鳴を上げる沙織。あんな細い腕を踏みつけるなんて...
「おいやめろ。ボコすのはヤった後で良いだろ」
もう一人の男が暴力男を諫めた。
「じゃあ俺が最初にヤるからな!!」
「はいはい。いきなりぶっ壊すなよ?」
物騒な事を言い始めた不良共。
「おい座れ!」
不良の一人が沙織の腕を引き、強引に座らせた。
「あぐっ...!」
よりによって踏みつけた方の腕を引いている。
沙織の表情は苦悶に歪み、腕は赤い痣が出来ている。
「あーあ...こんなにボコボコにして。兄貴にまた文句言われるぞ」
「良いだろ別に。お前の兄貴は宇摩組の若頭に気に入られてるんだろ?だったらなんとかしろよ」
「そんな簡単に言うなよ」
宇摩組...?ヤクザか何かだろうか?
「後でいいだろそんな事。良いからヤろうぜ」
「そうだな。おい女!」
暴力男が沙織の髪を掴んで頭を揺さぶっている。
「ぐっ...ぁ...」
沙織の顔は涙でぐしゃぐしゃになっており、せっかく綺麗にまとめていた黒髪も乱れてしまっている。
「いいぜ...その顔。そんな顔が一番興奮するんだ」
そう言いながら男はズボンを降ろして局部を露出させた。
「っ...!」
顔が引きつる沙織。...きっと、彼女はこんな事に慣れていないはずだ。多分...怖くて怖くて仕方ないのだろう。
「いいぜぇ...興奮するなぁ...」
ニタニタと笑いながら、男は醜く勃起した汚らわしい肉棒を沙織の前に近づけた。
「しゃぶれ」
「ぇ...?」
困惑している沙織。しかし、男は止まらない。
「良いからしゃぶれって...言ってんだよ!!」
「んぅぅっ!?」
半開きになっていた沙織の口に向けて、いきり立つ男は肉竿を強引に捩じ込んだ。
「おらっ!歯ぁ立てんじゃねえぞ!!」
「んぅっ!?んんっっ!!!」
頭を掴んで強引に揺さぶる暴力男。あれではフェラチオではなくイラマチオだ。
「んんっっ!!...はぁ...はぁ...やめて...っ...ちゃんとシますから....やめて...ぇ...っ...」
ぼろぼろと涙を流しながら懇願する沙織。
その姿に満足したのか、暴力男はようやく掴んでいた沙織の髪を手離した。
「ほら、さっさとしゃぶれ」
「はい...」
沙織はふらふらと暴力男の足元に跪き、まだ無事な右手で勃起した肉棒を掴んだ。
「んっ...」
そして、ゆっくりと肉棒を咥えこんでいく。
「おお...」
男は歓喜の声を漏らしている。
「んっ...んっ...」
じゅぽじゅぽといやらしい音を立てながら頭を振る沙織。
「っ...う、上手いじゃねぇか...っ」
明らかに声が上ずっている暴力男。
「...っ...」
沙織は複雑な表情を見せていた。
しかし、それでもフェラチオは続けている。
「おおっ...ぐっ...ああっ!!」
「んぅっ!!!」
暴力男は突然雄たけびを上げ、沙織の頭を股間に押さえつけた。
「ぐっ...ううっ...!」
「んぐっ...けほっ...けほっ...はぁ...はぁ...」
ズルズルと肉竿が引き抜かれ、沙織の小さな口からは大量の精液が垂れ落ちていた。
「おいおいもうイったのかよw相変わらず早漏だなw」
リーダー格の男が暴力男をからかっている。
「う、うるせぇ!!...この女が上手すぎるんだよ。大人しい顔してるくせに、相当ヤリマンだぞコイツ」
その言葉に、俺は我慢できなかった。
「さ、沙織を侮辱するな!!」
「うおっ!?まだ居たのか!?」
何故か俺の言葉に驚く不良共。
「っ...」
沙織は酷く傷ついた顔をしている。
「沙織は純粋なんだ!ヤリマンなワケないだろ!!」
沙織は下ネタも苦手なくらい純粋なんだ。そんな彼女がまるでアバズレかのような言い草をされて我慢できなかった。
「おいおいコイツマジかw」
「夢見すぎだろw」
そんな俺を小馬鹿にして笑う不良共。
「か、魁人...」
複雑な表情の沙織。
心外な事を言われて傷ついているに違いない。
「まあいいや。お前はそこで見てろよ。おい!次は俺だ!」
もう一人の男が沙織の前に立ち、醜い股間を晒した。
「んっ...」
再び始まる地獄の時間。
じゅぽじゅぽと響く粘質の水音。
「うおっ...この女...マジで上手いな...っ...」
同じようなリアクションの男。
...そうだ...きっとこの男たちが早漏なんだ。そうに違いない...
その証拠に――
「ぐっ...出る...っ...!」
「んんっ...!?」
二人目の男も早々に射精したようだ。
「おい...やべぇぞこの女...めちゃくちゃやべぇ...」
やべぇやべぇと繰り返している男。
「え...」
その様子に俺も困惑してしまった。
「つ、次は俺だ」
そして...案の定あっという間に射精してしまうのであった。
「はぁ...はぁ...」
何度も何度もフェラチオをしている沙織。
早々に射精しているとはいえ、一瞬というわけではない。既に3人を相手している彼女は息も絶え絶えだ。
「お前らの精子入りの口の中に突っ込みたくねぇな...おい。そろそろヤるぞ」
「ぁ...や...やめて...それだけは...っ...く、口でするから...!」
必死に懇願している沙織。しかし、最後のリーダー格の男は止まらない。
「そんなに口でシたいなら最後にさせてやるよw良いから股開け...よっ!!」
「きゃぁ!?」
リーダー格の男は沙織を思い切り押し倒した。
その拍子に浴衣が更にはだけ、ブラジャーとお揃いの可愛らしい薄ピンク色のショーツが見えた。
「おいおいwこんなに可愛い下着をつけて...誰かに見せるつもりだったのか?w」
「っ...」
顔を赤くして目を逸らす沙織。
...え...まさか俺の為に...?
「まあいいやwよっ、と」
リーダー格の男は沙織の股の間で膝立ちになり、ガチガチに勃起した肉棒を曝け出した。
「やぁ...やだ...やめて...っ...」
ぼろぼろと涙を流しながら懇願する沙織。
しかし...男は止まらない。
「いいねぇ...興奮するぜ、その顔」
必死の抵抗も空しく、沙織の処女は...この不良男の醜い肉棒が....
「ぎゃっ!?」
俺が見たくない現実から目を逸らしていたその時、突如として暴力男の短い悲鳴が聞こえた。
「え?」
どさりと倒れこむ暴力男。
気絶はしていない様子だが、頭を押さえてうーうー唸っている。
「な、なんだ!?...がぁっ!?」
二人目は闇に引き込まれ、何度も何度も殴打する鈍い音が響き、その度に不良男の短い悲鳴が聞こえていた。そして...何も聞こえなくなった。
「お、おい...何が起きて...あれ?」
気が付けば、もう一人の男は声も上げる間もなく倒れこんでいた。
残る一人はリーダー格の男のみ。
「な...なんだよこれ...何が起きて―――」
「おい」
低く響く声。
強い怒気を孕んだ声と共に、リーダー格の男の背後に誰か立っていた。
「だ、誰だお前...!」
「誰でも良いだろ。お前...まさかその子をレイプしたのか?」
リーダー格の男は、謎の男に胸倉を掴まれて足が浮く程持ち上げられていた。
股間をさらしたままプラプラと揺れている様は実に滑稽だ。
「や、やめろ...っ...」
「レイプしたのかって聞いてるんだ」
明確な殺意というのは、この男から発せられる"コレ"の事を指すのだろうか。
そんなことを思っていた。
「や、ヤってねえよ!しゃぶらせただけだ!」
苦し紛れの言い訳をする男。
「やってるじゃねえか...よっ!!!」
バキッ!!と鈍い音が響き、男の顎に強烈な一撃が入る。
「あぐっ...」
短い悲鳴が響き、どさりとリーダー格の男は地面に崩れ落ちた。
そして、謎の男は直ぐに沙織に駆け寄った。
「沙織...ごめんね、遅くなって」
「ぁ...」
呆けている沙織。
しかし、その男の顔を見るなり、みるみるうちに涙が溢れてきた。
「ゆ...勇太さん...っ...!」
あ...聞き覚えのある声だと思えば...なんと、謎の男の正体は黒沢さんだった。
「ごめんね...本当にごめん...」
半裸の沙織を抱きしめながら頭を撫でる黒沢さん
「そんなこと...っ...ない...でず...っ...ちゃんと...ひっぐ...たすけて...っ...くれました...っ」
黒沢さんに縋りつきながら涙を流す沙織。
「もう大丈夫...大丈夫だからね...」
そんな彼女を優しく抱きしめる黒沢さん。....その時、背後から複数人の男が姿を見せた。
「黒沢くん。後は任せなさい」
その中の一人に、小柄な女性が居た。
凛とした雰囲気に、低く落ち着いた声。
見た目こそ可憐な女性だが、纏う雰囲気は尋常なモノではない。
「桜先輩...この場は任せます。病院は...いつものところをお願いします」
「ええ。院長には話を通しているわ。彼女と...こいつ等の事も」
小柄な女性は不良共を睨みつけている。
「ありがとうございます。あ、もう一人、彼も良いですか?」
黒沢さんはの俺の方を見ながら話していた。
「...ええ」
「ありがとうございます。えっと...魁人君、君は大丈夫か?」
怒涛の展開の後、突然声をかけられてしまったので困惑している。
「えっと...は、はい...」
特にケガはしていない。擦り傷程度だ。
「よし。とりあえず君もおいで。沙織、立てる?」
黒沢さんは優しい声で胸元に抱いた沙織に問いかけた。
「ぐすっ...す、すみません...安心して腰が抜けちゃって...」
涙声で返事をする沙織。
「よしよし。それはしょうがないさ」
そんな彼女の頭を優しく撫でる黒沢さん。
「くっそぉ...」
リーダー格の男が悪態を吐きながら起き上がる。
「てめぇ...よくも...っ...!」
恨みの込められた視線を黒沢さんに向けている。
「...おい」
ドスの効いた女性の声。
先程、黒沢さんが"桜先輩"と呼んだ女性だ。
「な、なんだよ...」
明らかにタダモノではない雰囲気の女性だが、見た目は小柄で可愛らしいので油断しそうだ。
「お前...宇摩組が何とかって言ってたなぁ?」
女性の脇に立つ屈強なスーツの男がリーダー格の不良に問いかける。
「だ、だったらなんだよ!俺らの後ろには宇摩組の若頭が付いてるんだぞ!!」
やっぱり...噂通り危ない付き合いが有るらしい。
「宇摩組ぃ?志賀連合の下っ端の宇摩組の事かぁ?」
屈強なスーツ男が聞き返す。
「え...?」
困惑している様子の不良。
「おい!」
屈強なスーツ男は背後に立つ男に声をかけた。
「は、はい!」
これまた強面のスーツ男だ。しかし、屈強なスーツ男より立場が低いらしい。
「志賀連合っていえば...てめぇのところの下っ端の子飼いだよなぁ!?」
ドスの効いた声。屈強なスーツ男に詰められている強面の男はガクガクと震えている。
「は、はいっ!」
「こんなガキのケツモチしてるとは...教育が足りてねぇだろが!!!」
ビリビリと空気が振動するほどの怒声。
強面のスーツ男は今にも泣きだしそうな顔をしている。
「す、すみません!!」
「すみませんだぁ?」
再び詰め寄る屈強なスーツ男。
「も、申し訳ありませんでしたぁ!!」
勢いよく土下座する強面のスーツ男。
「あ...あ...」
ガクガクと震えているリーダー格の不良。
...どんな馬鹿でも気が付くだろう。俺でもわかった。
この不良どもが頼りにしている宇摩組とやらは志賀連合に所属しており、更にその志賀連合を下っ端だと認めた強面のスーツ男が、更に立場が上であろう屈強なスーツ男の目の前で泣きながら土下座しているのだ。
彼らの世界の上下関係がどれ程のモノか知らないが、自分が虫けら以下の価値しかないことを不良どもは理解したのだろう。
「謝る相手が違うだろうが!!!桜の姉御のご友人に手ぇ出してんだぞ!!!」
「も、申し訳ありませんでした!!!」
強面のスーツ男は沙織の目の前で勢いよく土下座をした。
額から血を流す程の土下座に、沙織はすっかり怯えてしまっている。
「ひっ...だ、大丈夫です...!」
しかし、黒沢さんに守られているという安心感なのか、怯えながらもなんとか返事は出来るらしい。
「寛大なご配慮ありがとうございます!!」
再び土下座をする強面のスーツ男。
「だ、大丈夫ですから...お顔を上げてください...」
沙織は震える手で強面のスーツ男の肩に触れている。
「ありがとうございます...ありがとうございます...」
涙を流す強面のスーツ男。
「この落とし前は―――」
そして...凄まじい形相で不良男を睨みつけた。
「―――必ずつけさせますので」
彼らはメンツが何より大切だと聞いたことが有る。
年端もいかない少女に対して、仕立ての良い高そうなスーツを泥だらけにしながら土下座をしているのだ。...不良共はその対価を払う事になるのだろう。
「ひっ...うっ...」
ドサリと気絶する不良男。...凄い。人は殺気だけで気絶するのか。
「...じゃあ、とにかく病院に行こうか、沙織」
「は、はい。...いっ...!」
苦痛に歪む沙織の表情。
「まずは応急処置だな。とりあえず固定しよう」
「あ、ありがとうございます...」
その後、黒沢さんが沙織に手際を施し、彼の車で俺と沙織は病院に連れて行かれたのであった。
...あの後、不良たちがどうなったのか...考えたくもない。