それでいて世話焼きで優しくて清楚な彼女。そんな彼女に一番近い存在は隣に住んでいる自分だと思っていた。
そんな彼女を一途に思い続けたのは俺の気持ちは...誰にも負けないと思っていた。
清純な彼女の最初の恋人になるのは...俺だと思っていた。
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『優柔不断は切り捨てろ:周りの美少女は全員他人のモノ(https://syosetu.org/novel/294060/)』と世界線を共有しています。
――――――――――――――――――黒沢視点
「お世話になりました」
「いえいえ。まだ不安になるときもあると思いますので、またいつでもいらして下さいね」
沙織と花蓮さんは看護師さんやドクターやカウンセラーさんに頭を下げている。
明日は沙織の退院日。今夜までは病院で過ごすのだが、退院が近いので花蓮さんが荷物を引き取りに来たのだ。
「でも、本当にもう平気なの?先生はもう少し入院した方が良いってお話ししてたわよ?」
先生が病室を出た後も、花蓮さんは心配そうな表情を向けていた。
確かにケガはもう平気なのだが、ドクターは精神的な部分で不安があるらしい。
しかし、沙織の表情は晴れやかであり、カウンセラーさんも精神科の先生も問題ないだろうとの事だ。
「本当に平気だよ、お母さん。それに、勇太さんも居るから大丈夫だよ」
可愛らしい笑顔を向けてくれる沙織。
秘密の恋人関係に至った影響か、その笑顔が尚のこと魅力的に見える。
「沙織が良いなら良いんだけど...」
それでも心配そうな様子だ。
...当然だろう。大切な一人娘があのような目に遭えば心配にもなる。
「お母さんこそ昨日は遅くまでお仕事だったんでしょ?私は大丈夫だから早く休んで?」
「...私は平気よ。だって、お母さんですから」
ふふんと大きな胸を張る花蓮さん。
...しかし、その顔には少し疲れが残っている。
「花蓮さん、彼女には私が付いていますから。ゆっくり休まれてください」
「でも...そうね。私が心配をかけては本末転倒よね。勇太くんも無理しないでね?」
「ええ。心得ています」
笑顔で答えると、花蓮さんも同じく笑顔で返してくれた。
...この母娘からの信頼は心から嬉しい限りだ。
「じゃあ、お母さん帰るから。明日は寄り道せずに勇太くんと一緒に帰るのよ?」
本当は花蓮さんが迎えに来る予定なのだが、彼女はどうしても外せない仕事が有るらしく、代わりに今日を休みにして荷物を取りに来たらしい。
「うん。ありがとう、お母さん」
「いいのよ。勇太くんもごめんなさいね。わざわざお休み取ってもらって...」
俺は明日は溜まりに溜まった有給休暇を取得しており、時間には余裕がある。
「いえいえ。花蓮さんもお気を付けて」
「ええ、ありがとう。じゃあまた明日ね」
花蓮さんはひらひらと手を振って病室を後にしようとした。
しかし―――
「よいしょ...っと」
「手伝いますよ」
小柄な身体に大きな荷物を抱えようとしているので、俺は先に大きなボストンバッグを手に取った。
「あら本当?ふふふっ...ありがとう」
ふわりと微笑む花蓮さん。その笑顔は沙織とよく似ており、とても魅力的で心が奪われそうになる。
「む...」
...それを見抜かれているのかもしれない。その証拠に、背中にはじっとりとした視線を感じている。
後でフォローしよう。そう思いながら病室を後にした。
....................
「大丈夫?重くない?」
階段を下りる最中、花蓮さんが心配そうにのぞき込んでいる。
...少し前かがみになっているせいで深い谷間が見えている。
「大丈夫ですよ。これくらいなんてことはありません」
実際にその通りであった。カバンは大きさの割には軽量だ。
「ふふふっ...頼もしいわね。さすが男の子」
柔らかい笑みを見せる花蓮さん。
「男の子なんて言われる歳じゃないですよ」
「ふふふっ...そうでもないわよ?勇太くんカワイイもの」
それを言うなら花蓮さんこそ同じだ。沙織程の年齢の娘がいるとは思ないほど若々しい。...まあ、実際に若い方ではある。花蓮さんと旦那さんは学生結婚だと聞いている。しかも大学生ではなく、高校生同士の学生結婚だったらしい。
「可愛い...ですか」
「ええ。ふふふっ...かっこいいって言って欲しかった?」
いたずらっぽい笑顔。まるで少し年上の先輩にからかわれているみたいだ。
「どちらかというとその通りですね」
「ふふふっ...勇太くんはカワイイんだけど、頼りになるしカッコいい所にギャップがあって素敵なの」
「そう言われると...確かに悪い気分じゃないですね」
優しく微笑む花蓮さんに微笑み返した。
「ふふふっ...♡」
愛らしい笑顔だ。...沙織とよく似ている。
そんな甘い会話を交わしながら歩いていると、いつの間にか赤いオープンカーの目の前まで辿り着いていた。
「ありがとう、勇太くん。本当に助かったわ」
助手席にボストンバッグを載せてドアを閉めた。
「いえいえ。こんな事で良ければいつでも」
「ふふふっ...ねえ、勇太くん」
花蓮さんは微笑みながら顔を近づけてきた。
「ど、どうしました?」
あまりの色気に少し動揺してしまう。
「本当にありがとう...沙織を助けてくれて」
優しく微笑みながら囁く花蓮さん。
「俺は当然の事をしただけですよ。俺にとっても沙織は大切な存在なので」
...色々な意味で。
「それでも、です。あなたが居なければ...今頃あの子はもっと傷ついていたと思います。無傷というワケではありませんが、あの子も...私も立ち直る事が出来そうです」
吐息を感じる程の距離。真剣な花蓮さんの表情は見惚れてしまう程に美しい。
「そう思っていただけるなら...俺も嬉しいです」
沙織だけでなく、花蓮さんも救う事が出来て嬉しい限りだ。
「ふふふっ...それでね?」
花蓮さんは声を潜めて、更に顔を近づけてきた。
「か、花蓮さん...?」
「今度、一緒にご飯でも行かない?御馳走するから...♡」
妖艶に微笑む花蓮さん。
「それは...」
さて、どうしようか。沙織と交際を始めたばかりだというのに、別の女性と二人きりで出かけても良いのだろうか?
「だめ...かな?」
少し悲しそうな表情を浮かべる花蓮さん。
「...ズルいですよ。そんな顔されたら断れません」
「ぁ...い、良いの?」
小首を傾げている花蓮さん。
その仕草はあまりにも沙織と瓜二つであった。
「ええ。日程は花蓮さんに合わせますよ」
「ふふふっ...ありがとう。また連絡するね...♡」
まるで少女のような愛らしい笑顔を見せて、花蓮さんは家路に就いたのであった。
「...やっちまったかな」
妙齢の女性と二人きり。秘密の恋人にバレてしまえば
「...」
この件は胸に秘めておく事にしよう。
そう思いながら病室に戻るのであった。
....................
「お母さんとどんなお話をしていたんですか?」
病室に戻るなり沙織に問い詰められてしまった。
「それは...」
さて、どの部分を伝えようか。
「...言えないようなお話なんですか?」
ぎゅっと腕に抱き着く沙織。...豊満な乳房に右腕が挟まれている。
「いや、違うんだ。その...お礼を言われたんだ」
「お礼?」
少しだけ腕の力が緩む。
「うん。君を助けたお礼だよ。当然の事だから気にしないで欲しいとは伝えたんだけどね」
「ぁ...そう...だったんですね」
優しく抱き着く程度まで力を緩めてくれた。
「ごめんなさい...勇太さん。私ってばお母さんに嫉妬しちゃって...」
しゅんとした表情を浮かべる沙織。
「大丈夫だよ。...それに、それほど俺の事を好いてくれてありがとう。嬉しいよ」
空いた手で頭を撫でた。
「ぁ...えへへ...♡」
ふんにゃりと笑う沙織。
花蓮さんとよく似ているが、やはり沙織の方があどけなくて愛らしい。
「ねえ、勇太さん...」
しっとりと濡れた声を漏らす沙織。
「うん。おいで?」
「はいっ...♡」
両手を広げると、沙織が抱き着いてきた。
「よしよし...」
抱き返して頭を撫でた。
「勇太さん...♡」
甘ったるい声を漏らす沙織。
「沙織...ん...」
顔を寄せて、ゆっくりと唇を重ねる。
「んぅっ...ちゅ...♡」
甘く舌を絡めあいながら深いキスを交わす。
「んっ...」
柔らかい身体を抱きしめながら沙織の口腔と舌を蹂躙する。
...欲しい。この身体をめちゃくちゃにしたい。この愛らしい少女の全てが欲しい。
「ちゅ...はぁ...はぁ...勇太さん...♡」
唾液のつり橋が沙織の舌から伸びている。
赤く上気した頬に、普段の清楚な彼女とは打って変わって妖艶な笑顔。
そんな彼女に名前を呼ばれてしまえば...雄としての本能を押さえられない。
「沙織...っ...」
しかし、何とか獣欲を抑え込む。
「ぁ...ふふふっ...大きくなってますね...♡」
沙織はスリスリと俺の股間を触っている。
「...ごめん。沙織が可愛すぎて」
「ふふふっ...勇太さんってカワイイですね...♡」
先ほどの花蓮さんと同じセリフだった。
「そんな事無いさ」
「いえいえ、可愛いですよ。だから...かっこいい勇太さんとギャップがあって...もっと好きになっちゃいます...♡」
甘ったるい声で囁かれてしまった。
「...君が好きになってくれるなら...それでも良いか」
「ふふふっ...受け入れてくださいね...♡」
そう言いながらもスリスリと隆起した股間を撫で続けている。
「それに...勇太さんだけじゃないですから♡」
「そうなの?」
そう問いかけると、沙織は俺の右手を取り、自分の股の間に触れさせた。
「はい...ほら、わかりますか?...私も...濡れちゃいました♡」
くちゅりと音を立てる沙織の秘所。
「今日はもうお風呂に入っちゃいましたから...もう替えの下着が無いんです。でも...こんなに濡れちゃいました♡」
大変な事態だというのに、沙織の顔は妖艶に微笑んだままだ。
「でも...さすがに病院では...」
セックスするわけにいかない。
「はい...♡だから私は我慢します。でも...勇太さんはこのままだと辛いですよね?」
別に我慢はできるが、沙織がこれから何をしようとしているかという点が気になった。
「...我慢できないかもしれない」
「ふふふっ...だから、私がお手伝いしてあげますね♡」
妖艶な笑みを浮かべる沙織。
「それなら...お願いしようかな」
「ふふふっ...ちょっと待ってくださいね」
沙織はベッドから立ち上がり、ベッドサイドにバスタオルを敷いた。
「勇太さん、そこに立っていただけませんか?」
沙織はベッドの脇を指さした。
「うん」
彼女の指示に従い、ベッドサイドに立ち上がる。
「ありがとうございます。それでは...」
沙織はベッドから起き上がり、俺の足元に跪いた。
「ご奉仕...しますね♡」
そして、沙織は俺のズボンのベルトに手をかけた。
「おお...」
その手際の良さに関心してしまう。
カチャカチャと手際よくベルトを外し、あっという間にスラックスをずり降ろしてしまった。
そして、下着に手をかけて...一気に肉棒を外気に晒したのであった。
「わぁ...おっきい...♡」
ガチガチに勃起した肉棒を目の当たりにした沙織は、とろんと瞳を蕩けさせており、その表情は淫靡に歪んでいた。
「出来そう?」
「はい...♡今までの彼氏とは全然違う大きさですけど...頑張ります♡」
淫らな笑顔で返事をした沙織。
沙織は返事をするや否や、ゆっくりと亀頭に舌を這わせ始めた。
「んっ...熱い...♡」
真っ赤な舌が亀頭を這いまわっており、柔らかく濡れた感触がなんとも心地よい。
「上手だよ...沙織」
優しく頭を撫でると、沙織は嬉しそうに微笑んだ。
「えへへ...ありがとうございます♡...んっ...♡」
段々と沙織の奉仕が深くなる。
今度は亀頭を口の中に咥えこみ、歯が当たらないように口腔内で舌を絡めている。
「っ...沙織...っ...」
「んぅ...んふふ...
咥えながら上目遣いで尋ねてくる沙織。
「...気持ち良すぎて...やばいくらいだ...っ...」
「ん...ふふふっ...♡」
沙織は、ちゅぽん...と音を立てながら肉棒を口内から引き抜いた。
「沙織...っ...!」
「ふふふっ...気持ち良いですか?」
沙織のしなやかな右手が肉竿を掴み、上下にストロークしている。
その力加減は絶妙であり、豊富な経験から得ているであろう技巧を感じる。
「ああ...凄く上手だよ」
俺が沙織と同じくらいの少年であれば、彼女のような清楚な雰囲気に反して経験豊富であることにショックを受けていたかもしれない。
しかし、この歳になれば別にそんなことは気にならない。沙織が俺の事を想ってくれているのなら過去の事などどうでも良い。寧ろ、経験豊富ということなら安心して犯すことが出来るというものだ。
「ふふふっ...ありがとうございます。勇太さん、座りますか?それとも立ったままフェラしましょうか?」
このまま続けて欲しいという気分でもあるが、沙織との体格差から少し姿勢が辛そうだ。ここは座ることにしよう。
「それなら座らせてもらおうかな。バスタオルのところで良いかな?」
「はい。ふふふっ...お気遣いありがとうございます♪」
沙織を気遣った事が伝わっているようだ。なんとも察しの良い子だ。
「よっ...と」
「よいしょ...えへへ...♡」
俺の股の間で膝立ちになっている沙織。
股の間から顔を上げている彼女がなんとも可愛らしい。
「よしよし」
「えへへ...♡」
思わず頭を撫でてしまった。
「じゃあ...始めますね」
「うん。よろしく」
少女のような愛らしい笑顔から、色に濡れた雌の表情への変貌。それはゾクゾクする程興奮した。
「んっ...♡」
赤い舌を伸ばし、ねっとりと亀頭に絡みつくように舐めている。
濡れた柔らかい感触は非常に快感であり、それだけでも腰が抜けそうな程気持ち良い。
「んぅ...っ...」
「っ...」
沙織は口を大きく開き、歯が当たらないように喉奥まで一気に飲み込んだ。
「んっ...んっ...んっ...♡」
じゅぽじゅぽといやらしい音を立てながら頭を上下に振る沙織。
舌を肉竿に絡めながら繰り返される抽挿。リズミカルに響く湿った水音は沙織が経験豊富であることの証拠なのかもしれない。
「気持ち良いよ...沙織...っ...」
正直、下手な風俗嬢より上手いかもしれない。
もちろん百戦錬磨のプロなのでもっと上手いお姉さまも居るのだが、沙織のような年端もいかない少女がこの技量でフェラチオをしてくれるという事実が何より興奮する。
「んっ...ふふふっ...♡♡」
少し乱暴に頭を撫でたのだが、それでも沙織は満足らしい。
「んぅっ...んぅっ...んぅっ...んんっ♡♡♡」
更に激しくなる沙織のフェラチオ。
「ぐっ...!」
このまま一気に射精まで持っていかれるかもしれない...と、思ったその時だった。
『海老沢さん、入りますよ~』
看護師さんの声だ。
俺と沙織は慌てて姿勢を正し、俺はバスタオルで股間を隠して沙織はベッドに横になった。
「海老沢さん?」
「は、はいっ!」
不思議そうに沙織を見ている看護師さん。
「大丈夫?顔真っ赤よ?」
「だ、大丈夫です!ちょ、ちょっと...コイバナ!勇太さんと恋バナしてたんです!」
苦しい言い訳だった。
「恋バナ?ふふふっ...青春ね~」
若いっていいわ~と話す看護師さん。
「ははは...」
俺は力なく笑うしかなかった。
「そうそう。明日の退院の事だけど―――」
直ぐに仕事モードに切り替わる看護師さん。
どうやら退院についての説明に来たらしい。
「―――以上よ。何か聞いておきたいことある?」
「いえ、大丈夫です。今までありがとうございました」
ペコリと頭を下げる沙織。
「いえいえ。沙織ちゃんもお大事にね。辛いことがあったらいつでも先生に相談するのよ?」
「はい。ありがとうございます」
笑顔で返す沙織だった。
「...ん?」
しかし、その口元に少し違和感を感じる。
「じゃあ、私は仕事に戻るから。...それと」
看護師さんは出口に向かう前に、沙織の口元に手を伸ばした。
「...病院内ではほどほどにね?」
「あっ...!...はい」
沙織の口元についている陰毛を取ったのであった。
「あなたも」
「...気を付けます」
「よろしい。とにかく明日まで我慢しなさい、とだけ言っておくわ。...ふふふっ♪」
と、いたずらっぽく笑って病室を後にしたのであった。
「...バレたね」
「はい...」
冷や汗が背中を伝っている。そのおかげというべきか、ガチガチに勃起していた肉竿はすっかり大人しくなっている。
「沙織」
「はい?...んっ...♡」
少し気落ちしている沙織の唇を奪った。
「ん...今日はこれで我慢するよ」
「んっ...えへへ...♡はい、私も我慢しますっ」
その後、再び唇を重ねたあたりで面会時間が終了したのであった。
―――――――――――――――――――
そして翌日。俺は朝から病院を訪れていた。
「お世話になりました」
ぺこりと頭を下げる沙織。
「いえいえ。何かありましたら直ぐに来てくださいね?」
優しそうな精神科の先生だ。
「はい。ありがとうございます」
笑顔で返す沙織。その様子からは精神的な不安定さは感じられない。
外傷も痕が殆ど残らずに完治しており、精神的な面も含めて治療が効いたのだろう。
「では失礼します」
「ありがとうございました」
沙織の手荷物を抱え、二人並んで病室を後にしたのであった。
治療費は桜先輩経由で不良共とその関係者に払わせている。
「...勇太さん、手...繋ぎたいです」
沙織が耳打ちした。
「...もう少し我慢しなさい」
「ふふふっ...冗談ですよ♪」
からかわれたらしい。
鼻歌まじりに駐車場を歩く沙織。そんな中、ふと入院中の事を思い出した。
「そういえば...魁人君は何回かお見舞いに来たの?」
一度だけお見舞いに来た事がある事は知っているのだが、他の日にも訪れたのだろうか?
「いえ、魁人は一回だけです。多分...気を使ってくれたんだと思います」
なるほど...彼なりの気遣いというわけか。
あの日は沙織に告白された翌日だったので、タイミング的には危ない所だった。...多分、魁人君が来なければもっと甘いひと時を過ごしていただろう。
「そんなことより...勇太さん...♡」
「うん?」
情欲に濡れた沙織の声。
「この後...どうします?」
何か期待するようにこちらを見つめている。
「...家まで我慢できる?」
一応、尋ねてみた。
すると、沙織は妖艶に微笑み―――
「できません...♡」
―――と、甘ったるい声で囁いたのであった。
「それなら...仕方ないな」
この後の予定が決定した。
花蓮さんからは寄り道しないように、と言われていたのだが...どうやらその約束は守れそうにない。
「沙織...ちょっと"寄り道"して帰ろうか」
「はい...♡」
そして、俺と沙織を乗せた愛車は...真っ直ぐに家路に就くのではなく、煌びやかな装飾の宿泊施設へと向かうのであった。