※この作品はR-18です。

タクティカル祓魔な性事情   作:ゲルゲルググ

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28700文字?!うせやろ…なんでこんな長くなってもうたんや……


花を愛でる系祓魔師と戦うことでしか生きる意味を見出せないのに戦えなくなった系祓魔師

 祓魔陰陽寮。東の境界対策課と対を成す、西の最大の祓魔機関。

 みんなよく知るタクティカル祓魔師とは違い、代々受け継がれてきたその家系特有の祓魔術を扱う「クラシカル祓魔師」を数多育成している。

 対を成すとは書いたが、境界対策課や政府とも悪い仲では無い……筈だぞ!

 

 まぁそこは置いといてだ。今回はそんな陰陽寮に通う、2人の祓魔師の話だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

┌(┌^o^)┐

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 祓魔陰陽寮、修練場。

 

 学校の体育館よりも広大な空間にて、その2人は居た。

 

「どほぁァァァァァァ?!!?!」

 

 とあるモブな家の祓魔師が物凄い速度で吹き飛ばされ、修練場全体に編まれた結界によって受け止められ、ズルズルと床に落ちる。

 彼を吹き飛ばした下手人は、濃い青色を基調とした動きやすい…もといエッチな形の狩衣を着こなし、訓練用の長柄武器を振り回す、身長140cm程の少女にしか見えぬ女性であった。

 

 因みにどれ程エッチな格好かというと、下半身の防御力が肩を出す様に着崩した上着と、下に着ている服の胴体から延びている前掛けだけである。エッッッッッッッ!!!

 

 そんな彼女の名は冷泉千夜(れいぜい ちや)。余り手入れされてないのに光を反射し美しく煌めく銀の長髪をなびかせ、その華奢な体躯よりも長い木製の長柄を華麗に弄びながら、周りで吹き飛ばされた彼を見て呆けていた他の祓魔師達に向き直り、淡く光る狼の様な黄色い瞳で、彼女は相手取る祓魔師達を睨む。

 

「次」

 

 その言葉で漸く我に帰った祓魔師達が、次々に襲いかかり……全員返り討ちに遭っていく。冷泉百人組手と呼ばれるコレは、いつしか祓魔陰陽寮での一種の名物となっていた。

 

「今日もやってんねー、冷泉のチビ助ハ」

 

 その光景を遠巻きに眺めるのは、戈紅辻(かぐつち)という苗字を持った赤い髪の男と…

 その横で、空間の天井から吊るされた植物の椅子に姿勢良く座り、ジッと組手の様子を見ていた、オシャレに整えた緑の短髪と、3つの色が絶妙に噛み合った、花の様な瞳の男。名を朽華成寿(くちばな せいじ)。

 

「美しい…」

「美しいカァ?」

「あぁ、やはり美しいね彼女は。雨風にも力強く耐える美しい花だ。簡単には散らず、だがそよ風は受け入れ小さく揺らめく可愛くも気高き白百合の――」

 

 その瞬間、殺人的な回転を伴った長柄が飛来し…顔を後ろに反らして避けようとした成寿が座っていた植物の蔓を引き裂いた。

 公衆の面前で優雅な体勢のまま大胆に尻餅をつく男、成寿くん。

 

 勿論下手人は千夜ちゃんだ。さっきよりも一層鋭く細めた目で、成寿くんを睨んでいる。

 

「やぁ朽華成寿。ここにいるなんて偶然だね。今年に入って何回目の偶然かな」

「753回目の偶然だね、千夜さん」

 

 瞬間、飛んでくる拳圧。だが飛び散ったのは、成寿くんの血肉では無く、赤い花びら。

 いつの間にか彼の手に握られた、自然には存在しない花の束が、加護を伴った拳圧を防いだのだ。

 

「あれの何処が美しい花カネ」

「美しい花には棘があるものさ、その棘がまた一層美しい」

「そうかいそうかい……で、今日もやんのカヨ」

「あぁ、今度こそ彼女に、私の愛を与えたいっ」

「だってよ冷泉!今日もやるっテ!」

 

 その言葉に、わかりやすく嫌悪感を示す千夜ちゃん。正直彼女にとって、訓練なら他の祓魔師達で良いし、彼とやり合う理由は無い。よって断る一択なのだが……

 

「おや、何処へ行こうと言うのかい」

 

 しかし まわりこまれてしまった!

 いつも通りに。

 

「ハァ………いいよ。今日もボクが勝つ」

「いいや、今日こそ私が愛を与えてみせる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で負けたト」

「あぁ、叩きのめされてしまった」

 

 床に上半身が埋まった成寿くんに、戈紅辻が話しかける。今日もまた同じ結果となったようだ。

 

「……美しい」

「お前マジで好きだなアイツの事」

「一目惚れだからね。彼女は私の運命だ!」

「足くねらせながら喋るのやめナ?」

 

 取り敢えず犬神家状態から脱出する成寿くん。かれこれ2年目に突入するこの件も、本人は慣れたものである。千夜ちゃんにとってはただの迷惑である。

 

「まぁ確かに、朽華が執着する理由もわかるぜ。良い術式だもんな、アイツのハ」

「…………まぁ、そうだね」

「狼貪孤姿(ろうどんこし)……自身の欲求を満たすほど、単純な身体能力から加護出力まで増大させる家伝式法。どうやら必要な欲求と増幅量はピンキリらしいが、継がせればワンチャン化け…ってちょちょちょ置いてくなオーイ!」

 

 取り敢えず、彼は何時も通り考える。どうしたら冷泉千夜へ愛を伝えられるか…どうすれば彼女は己の愛を受け取ってくれるのか。

 

 ――やはり家族関連でアピールをすべきか?

 

 冷泉家は彼女が現れるまで没落の一途を辿っていた。だが彼女が類稀なる才能があるとわかってから、冷泉家は短期間で大初位(だいしょい)から正漆位(せいしちい)に飛び級を果たし、今の一目置かれる状態になっている。

 そして今も、正漆位から上に上がるため積極的に境界異常の調伏を行なっているのだ。

 

 それもコレも、全ては家族の為だと、前にそう言っていたのを彼は盗み聞いた事がある。ギリ犯罪でち。

 

 ――だが家族に関する事は……愛を受け取ってもらえてから手をつけたいっ…!

 

 朽華家の家訓その24条『見惚れた女には花の如く恋を告げよ』を胸に秘め、彼は己を鍛えに戻る。いつかはきっと、愛が届くと信じて。

 

 

 

 

 

 だからこそ………

 

 

 

 

 

「彼女は家伝式法が焼き切れ、祓魔師としてこれ以上の活動が不可能となった故、陰陽寮から退寮する形となった」

 

 

 

 

 

 1ヶ月が経つ頃、こんな事になっていたとは思ってもいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 成寿くんが先程のセリフを聞く数日前

 

 大地があべこべになり、空気はおどろおどろしく脈動する。そんな境界異常のただ中で、冷泉千夜は佇んでいた。

 

 ボロボロになり、息も荒い彼女の目の前には、無数の斬り傷が刻まれ、顔面は平らになるまでひしゃげている巨大な界異の死体。おそらく五号級に分類されたであろう、全身のあちこちに般若の面が埋まった芋虫の様な界異だ。

 境界異常の中心部に鎮座した卵から産まれた五号級界異…本来であれば強力な祓魔師が10〜20人以上で連携して漸く倒せる程の怪物相手に、一緒に来ていた力不足で死ぬ筈だった他の陰陽寮の祓魔師達を逃がしながら、己の持てるすべてのモノを燃やし尽くす勢いで孤独に戦い抜き、見事に祓滅を果たした。

 

「ハァ……ハァ……帰、ろう…」

 

 空気を吐き出すようにつぶやき、身体を動かそうとするが……動かない。界異を祓滅する時に、今まで以上に術式を酷使し続けた反動のせいか…などと思いながら、がくりと力が抜け地面に倒れる。

 

 ――ま…いい、や……コレで…また、パパと……ママが…仲良く……―

 

 薄れる意識の中、やはり彼女はいの一番に家族の事を思う。遠目から走ってくる逃がした祓魔師達をぼんやり眺めながら、暗闇に沈むその瞬間まで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、冷泉千夜が何故ここまで家族を優先しているのか、家族の為に祓魔師をしていると言っても過言ではないのか、何故パパとママが好きなのくァ!その答えはただ一つ……

 

「オラァ!何ぐったりしてんだオイ!もっと気持ちよくしろっつってんだよ!じゃなきゃ俺の術式が上手く発動しねぇだろうが!」

「いぎっ!あ゙っ、ぎぅっ!あ゙え゙ぇ゙っ…お゙ごっ?!カハッ……ッ!」

 

 それは、毎日喧嘩(・・)していた両親を仲良くさせたかったからだ。

 毎日毎日、壁越しから聞こえる父の怒鳴り声と母の悲鳴に怯えながら、毛布の中で身を縮こませる日々。そして父と顔を合わせる度…

 

「成り行きでなんの価値もねぇお前を産むんじゃなかった」

 

 と罵倒を浴びせられる日々。何故こうも父親の態度が最悪なのか…それは、冷泉家はいつ没落してもおかしくない状態だからだ。当主である父親の狼貪孤姿がクソザコナメクジだったが故に、満足に祓魔師の務めも果たせず、務めも果たせぬからお金も稼げず、かと言って狼貪孤姿という術式には戦う以外の使い道はほとんど無い為に、冷泉家はここまで堕ちたのだ。

 

 最早崩壊するのは時間の問題であった。

 

 だがそんな時だった。冷泉家にチャンスが訪れたのは。

 そのチャンスとは、冷泉千夜に継承されていた家伝式法が正常に起動出来る様になった事。そして……

 

「コレで、パパとママの役に立てるかな?」

 

 12歳にして、2号級界異を素手で祓滅させる程、凄まじい出力を叩き出した事だ。

 いや流石にバケモノ過ぎるだろコレは。普通穢れの塊である界異に素手なぞ壊死待ったなしなのだが。境界対策課の第六班長なみの戦闘力…いやなんで素手で祓滅出来る奴が2人もいるんだよ。

 

「…は、ははっ…はっはははははハハハハハハ!!!素晴らしい!凄いぞ千夜ァ!お前が、お前さえいれば、冷泉家は安泰だァァァ!!!」

「…あ、あの!ボクが頑張れば、パパとママ、仲良くなる?!」

「え?あー…あぁ勿論さ!千夜が頑張れば、パパとママすごく嬉しくなるよ」

「ッ!分かった!ボク、頑張るよ!」

 

 それは、呪いの言葉であった。ここから彼女は、家族の為に自分すらも顧みず界異をブチ祓めすマシーンと化したのだ。

 陰陽寮に入寮してからの2年間、戦う事が己の価値であると知った少女は只管に界異を潰し、潰し、潰し続けた。最早止まることは無いと誰もが思っていたし、彼女自身も信じていた。

 

 

 

 

 だからこそ………

 

 

 

 

「冷泉祓魔師の家伝式法は既に、自然治癒での再生が困難なレベルで焼き切れており…今後、祓魔師としての活動は不可能でしょう」

 

 

 

 

 こんな事になるだなんて思ってもいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その知らせは、瞬く間に陰陽寮へ広がった。あの完全無敵かに思われていた、この先ずっと界異をブチ祓めすと思われていた冷泉千夜が再起不能になったと言う知らせは、特に冷泉百人組手で吹き飛ばされていた祓魔師たちを仰天させ………

 

 そして、ストーカーをしていた朽華成寿くんはと言うと

 

「………チンチン(バラ苗)」

 

 陰陽寮にある公共広場の真ん中で、死んだように寝ながらカスみたいな寝言を言っていた。なんなら全身から植物が生え生け花人間と化していた。

 

「おーおー、どしたんだよマジデ。お前がおねむとは珍シイ」

「………おや、戈紅辻じゃあないか。おはよう」

「おはようて…昨日何してたんダ?」

「…探してたのさ。千夜さんをね」

 

 退寮の知らせを受けて以降、千夜ちゃんは陰陽寮に姿を見せていない。故に彼はこの数日間探していたのだ、千夜ちゃんを。

 苦虫を噛みちぎる顔をしながら訪れた冷泉家は、夕方だったにも関わらず電気もついておらず、最早嗅ぎ慣れた千夜ちゃんの加護が家の中にいなかったので、彼は複数の雑草類を組み合わせて品種改良した植物式神、通称『全力疾草くん(最大時速約930km/h)』を解き放ち、割と真面目に捜索させた。

 

「いや怖ぇヨ。どっから出るのその行動力」

「愛……故…ガフッ」

「し、死んでル」

 

 流石に式神複数を数日間徹夜で維持させ続けたのは負担がデカかったようだ。

 

「ま、もうやめとけヨ。アイツだってそんなヤワじゃネェ。きっとどっかで新しい人生でも見つけてんダロ」

「…………」

「惜しいのはわかるけどヨ。やめとけって、ナ?」

「…………そうだね」

 

 嘘である。この変態ストーカー植物男、今日も探す予定である。彼はこんな変態ムーブをしているが、恋に関してはお手本のような一途であった。朽華家家訓31条『一度恋した花には、一生を掛けて向き合うべし』の賜物である。お前ん家どんだけ似たような家訓あるんだよ。

 

 取り敢えず、何かと自分を心配してくれるありがたい友に適当に返事をしつつ、本日の修練が終わった夜にまた全力疾草くんを駆り出すつもりだ。

 

「はぁ………」

 

 今度は山々に至るまでを出来る限り探す。幸いな事に、明日から陰陽寮は、結界や加護を供給する為の霊脈の定期メンテナンスにより、半月ほどお休みだ。今夜で見つからなかったら、半日は寝てから、改めてこの1週間で日本全土をもう一度虱潰しに探す。そう予定を立てながら、彼は実家である木々と山々に囲まれた豪邸の前まで歩き………

 

「―――」

「…………ぁ…」

 

 見つけた。荘厳な鉄格子の扉を背に座り込んだ、一輪の萎れた白百合が。

 見つからなかった事をさらっと言及したが、やはり数日間探しても見つからなかった愛しい人が実家の目の前にいた衝撃は、彼の脳細胞に刻まれたセンチメンタリズムを刺激させ、一瞬にしてヘブン状態に至らしめる。

 漲るシチュの実現で、飛ぶぜ。こんないたずらな再会はまさしく――

 

「……運命だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その日、冷泉千夜は地獄を見た。

 

「フザケるなクソチビがァァァァァ!!!!!」

「オ゙げッッッ―――?!!?!ガッ!ゲホッ!ゲフッッ?!ハヒュッ―!ハッッッ!!ヒュッ―ッッッ――!!!」

 

 鳩尾を蹴られ、サッカーボールの様に、小さな身体を散らかった寝室の床に跳ねさせ転がる。壁にぶつかり静止した後、込み上げる鈍い痛みと吐き気に身体を捩らせた。

 

「術式が焼き切れたァ…?再生もせず、もう祓魔師として活動出来ないだァア?!巫山戯んじゃねぇぞガキが!なに家伝式法諸共ゴミにしてんだよクソボケがッ!!!」

「がッ―あぐっ!オ゙ッ…!ぁゲッ!!」

 

 そのまま彼女の腹を蹴り続ける父親。本来なら仁王立ちで受け止めていた筈の千夜ちゃんは、家伝式法ごと加護術式が焼き切れた今、加護を身体に流す事も出来ぬまま、為す術無く受け止め悶え苦しんでいた。

 正直言って最低な父親だが、怒るのも無理は無い。何故なら、家伝式法はクラシカル祓魔師としての存在そのもの。一族の祓魔的成り立ちとも言える。加護術式に組み込まれた『遺伝させる式法』によって、先祖から受け継がれてきた特別な加護術式…それが家伝式法なのだ。人工的に作り出し、身体に移植させている境界対策課の加護術式とはワケが違う。

 

 故に、家伝式法を構成する加護術式と遺伝させる式法、この両方が焼き切れ、使い物にならなくなった今、祓魔師としての冷泉家の未来は途絶えたのだ。

 

「クソがクソがクソが!今ある金じゃあ修復屋にとっちゃ端金もいいとこだ…冷泉家は、もう……あ、あぁぁあぁあぁぁぁ!!!クソがァァァァァ!!!」

 

 狂乱した父親は、ズカズカと無駄に広いベッドに横たわる、白い長髪の女性……冷泉千夜の母親に覆い被さり、そのまま鬱勃起したイチモツを乱暴に挿入し、気を紛らわせるだけのカスみたいな性交を始める。

 

「もっと絞めろよバカがよォ!!!」

「あぇっあへっあぎゅっ…お゙ぉおお゙っお゙っ」

 

 因みに、千夜ちゃんが頑張って境界異常の祓滅によって稼いだ金は、金不足による不自由と言う抑圧から解放された父親によって散財されている。母親にいたっては、解放されるどころか酒に酔った父親に薬漬けにされ見事に壊れた。

 

 日夜陰陽寮に泊まり込みで修練と境界対策に励んでいた千夜ちゃんは知る由もなかった話である。

 

「やめ…て、パパ……ママ、いじめ…な――」

「射精るッ!ぐおっおぉおお〜……」

 

 ――やめてよ、ボク頑張るから。頑張って、界異をやっつけるから……

 

《『今後、祓魔師としての活動は不可能でしょう』》

 

 どうやって?

 

 ――いや、やだぁ…界異を、倒さないと…ボクは、ボクはっ

 

「オイ」

「………あ」

 

 いつの間にか、彼女の目の前に親父ィが立っていた。その股間にも、愛液に塗れた剛直が勃っていた。

 射精したばかりなのにご立派ァ!

 

「早く咥えろ。なんの価値も無くなったお前が唯一出来ることだろうが」

 

 ――そっ……か。

 

 恐る恐る立ち上がり、その剛直に手を伸ばす。

 

 陰陽寮で過ごした彼女は、様々な事をスポンジの如く取り込み、心身共に成長していた。勿論、両親が毎日の様にしていた喧嘩が何であるかも、理解してしまっていた。

 

 ――ボク、まだ役に立てる。

 

 本来は子孫を遺す為の生殖行為。だがそれと別に、人間とは快楽を求める為だけにソレを行う。

 界異と戦う事だけが価値だった彼女は、戦えなくなった己に次の価値を見いだし………

 

 

 

 

 

 目が合った。奥の方で死んだように動かない、虚ろな母の目と。

 

「ヒッ――」

「は?」

 

 思い出される、母の苦しそうな声。子供の頃の彼女にとって、父と母の性交は、界異よりも悍ましいモノだった。ソレが今、彼女の脳裏に蘇り、反射的に手を引っ込めてしまう。

 

「……あっ、パパ、ごめ…」

 

 遅れて失態に気づき、親父ィの顔を見上げる。それはそれはもう凄い形相で…取り敢えず千夜ちゃんを蹴り飛ばした。

 

 なにか言葉にならない声で怒鳴りながら近づく親父ィ。だがその歩みは、足に絡みついた腕によって止められる。

 

「…………あ」

 

 それは、さっきまで虚ろであった母だった。されるがままだった彼女が、地面を這いつくばりながらも、娘を守る為薬漬けの身体を動かしたのだ。

 足を掴んだ腕はあっさりと振りほどかれ、苛ついた親父ィに千夜ちゃんが受ける筈だった暴力を浴びせられる母は、微動だにせぬまま、ただ千夜ちゃんを見続けた。

 

 今度は虚ろでは無く、僅かに灯火が揺れる瞳で。

 

「―――ッッッ!!!」

 

 そうして彼女は逃げ出した。軋む身体を懸命に動かし、裸足であることも厭わずに。

 

 ――ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…っ

 

 遠くなる音、遠くなる家を振り返ること無く、ぐちゃぐちゃとした胸の内を抱え、彼女は走る。走れ、振り向くなと、母が目で訴えていたから。だから走る。その方が、母が…家族が喜ぶから。

 

 ――ボクは…ボクはっ……あっ

 

 ぺしゃりと転ぶ。そのまま彼女は泣いた。界異を倒せば褒められる、必要として貰える、パパとママは仲良くなる。己はその為に戦うだけ…戦う事だけが生きる価値だと思っていた。

 

 その幻想を自らの手で壊してしまった彼女は、その選択をした自分自身を呪うように、泣いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 トボトボと、意味も無く道を歩く。厄介事だと見て見ぬ振りをして通り過ぎる人々の間を只管に歩く。

 この数日間に飲まず食わずで渡り歩き続けた千夜ちゃん。常人であれば裏路地か何処かで餓死していたであろうが、その身は確かに陰陽寮で鍛えられたモノ。おかげであともう少しは生きていられる。

 

 そうして、すっかり日が暮れた住宅街をトボトボ歩いていると、街灯の明かりの下に、今の千夜ちゃんと同じ様な男がいた。

 

 全身黒コートで、フードの中の顔は見えず、無駄に達筆な習字で『養ってください』と書かれた段ボールの中に居座る男……

 毎話恒例の、まるで駄目な黒コートの男(この小説のタグにある竿役の不審者)…通称マd―ミワシ隊の第七隊長である。

 

「…………ねぇ」

 

 そして、あろうことかカスの第七隊長に話しかける千夜ちゃん。気でも狂ったか。実際それ寸前だ。ひとしきり泣いた後、彼女にはもうなにも残っていなかった。半分自暴自棄に、半分終わりを求めて、彼女はさまよっていた。

 

「ボクは、何処に行ったら、いいかな」

 

 空気のような、答えを返させる気力も無い、質問の様な戯言。彼女自身も、答えなんて返ってくるとは思ってもいない。

 

「あっちじゃあ〜」

 

 だから普通に返してくれた事に少し驚く。

 

「お主の運命は、あっちじゃあ〜」

「………うん、わかった」

 

 指された指の先には草木が生い茂る山。そこへ向けて歩き出す。何故なら他にやる事が無いから。己の中には何も無いから。

 戦う意味が生きる意味だった。それが無くなった彼女は無意識に死を求め山へ入った。

 

 最低限整備された山道を歩き、歩き…歩き………重くなる瞼と身体を引きずって、遂に行き止まりに行き着いて、壁を背に地面へ腰を降ろす。

 ここで残りの命を浪費し、炎は消えるだろう。彼女は重い瞼を閉じて最後の意識を手放そうとして………

 

「…………ぁ…」

 

 こちらへ駆け寄る人影を見た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それが私だったわけだね」

「……えぇ」

 

 目が覚めたら知らない天井だったうえに部屋着姿のストーカーがいた少女の心情を答えよ。

 

 答えは困惑である。

 

「灯台下暗しとはよく言ったもの…いやでも流石に式神の索敵能力低すぎだなうん。次はタコの脳細胞でも入れてみるか」

 

 ブツブツと独り言を呟いた後、改めて千夜ちゃんに顔を向ける成寿くん。

 

「取り敢えずどうしようか?何があったのかは知らないが、君を冷泉家に送り返そうか」

 

 ――まぁ多分、それは彼女の選択肢には無いだろう。家伝式法を焼き潰したなんて、どんな家でも勘当ものだ。いや、縁を切るだけならまだマシだろう。最悪殺されても文句は言えない。彼女もそれを……ってうぉぉぉっ?!凄く青ざめてるゴメンよ!そこまでする気ではなかったのだ!

 

「ゲッホンファンゴッホ!!!それかだね、それかだね千夜さん!」

「っ……な、なに?」

 

 ――危ない、何とか意識を逸らせた。やっぱり下手な事は言わずに直球にいこう。

 

 あの時の事を思い出したのだろう、小さく震えだした千夜ちゃんの肩を少々強めに掴み、意識をこちらに向けさせる成寿くん。

 そして、未だに状況を上手く飲み込めていない千夜ちゃんに対し、朽華家の次期当主、朽華成寿に言い渡されたもう一つの選択肢とは……

 

「私の家族にならないかい?」

「―――はぇ???」

 

 やめないか、かよわい生き物に理解不能の濁流を浴びせかけるのは。

 

 

 

 

 

 

 

 ――…わからない

 

「どうだいこのお米、美味しいだろう?ウチは副業で農水省と仲良くしててね、新鮮な作物が――」

 

 ――……わからない

 

「あっちが普通の畑で、こっちが式神に使う植物の畑で、あっちが悪人ぶっ殺し食人植物の畑で――」

 

 ――…………わからない

 

「さて、今日はこの部屋を使うといい。まぁ勿論、今日に限らず毎日使ってもらっ――」

「わからない」

 

 千夜ちゃんの言葉に沈黙する。流石にちょけれる雰囲気では無いなと彼は感じた。

 

「何でアナタは、そこまでボクに拘るの」

「………一目惚れだからね」

「でもそれは、陰陽寮にいたボクじゃないか」

「今の君は違うのかい?」

「…違う。術式が潰れて、ボクはもう戦えない。アナタが好きだった冷泉千夜は……もう、いない」

 

 しぼり出したかのような、小さな声で彼女は言う。自分の置かれた状況を確かめる様に、己という存在を再確認する様に。

 

 いつの間にか、涙が溢れていた。

 

「っ…いないんだよ、アナタが惚れたボクは…もういないんだ。術式も自分で使えなくして、もう界異も倒せない阿呆だよ…パパと、ママの為に戦えないっ……アナタの目の前にいるのは……なんのっ、なんの役にも立たなくなった――」

 

 無価値な抜け殻…そう言おうとした時だ。体温が彼女を包む。

 

 ――わか、らない…

 

「私は、君という花そのものに惚れた。君の容姿は勿論、声、性格、君の家族に対する在り方、それに惚れたんだ。綺麗な花に生えた棘がなくなったとて、私の惚れた君は君のままさ」

「っわからないよぅ……なんでアナタはボクのこと、なにもっ…なにもわからないくせに…」

「それは君も同じだろう。だからさ、これから互いに知っていこうじゃないか」

「っっっ……ひぐっ…ぅっ……うぅっ…!」

 

 ――わからない。わからないことだらけだ。どうしてこの人は、ボクにここまでしてくれるんだ。どうしてこの人の身体は……

 

 ――小さい頃に抱きあげてくれたママみたいに、温かいんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それから暫くの間、千夜ちゃんと成寿くんは共に過ごした。霊脈メンテナンスによる半月の連休はあっと言う間で、2人は互いの知らない事を知って行った。

 互いの好物、互いの趣味、千夜ちゃんは驚くほど早く寝付く事、成寿くんは驚くほど早起きな事、実は2人とも走るのが苦手な事(成寿くんは全力疾草くんに跨る事が多く、千夜ちゃんは有り余る身体能力が無くなった為)。

 

 そして、朽華成寿の家族は温かい事。

 

 屋敷で働くメイド達も、寡黙であるが食卓を必ず成寿くんと囲む父と、その側にいつもいる穏やかな顔で植物と化してる母も、誰もが当然の様に冷泉千夜を家族という枠組みに入れ、当然の様に接していた。

 彼女にとって、そこだけは本当に分からなかった。見ただけでわかる、自分の親父ィが如何に駄目な人間だったか。如何に終わった家族であったか。だがそこは別にどうだっていい、素手に納得している。何故、家伝式法が無くなり子を産ませる意味もなくなった、なんの価値も無い自分をここまで受け入れてくれるのか。

 

 ずっと、わからない。

 

 半月の連休が終わった後も、成寿くんは千夜ちゃんとの時間を作り、大切に消費した。

 程よい距離感…の筈だ。彼女が自室として使っているのが成寿くんが子供の頃に使っていた部屋なので、それはもう無遠慮に入ってただただ本を読んだり、本日の陰陽寮コソコソ噂話をしたりなど………いやコレだいぶ気持ち悪くないか?

 

 だがまぁ、精神が不安定であった千夜ちゃんにとって、付かず離れずな成寿くんのムーブはちょうど良かったと言える。

 更には、テレビ越しに千夜ちゃんの両親が遺体で発見された時、精神が不安定になっても尚クールなイメージを崩さなかった千夜ちゃんが、あの時以上に泣き崩れた時。成寿くんは彼女の涙を受け止め、抱き締めたりもした。陰陽寮での鍛錬をほっぽり出して1日中…と言うか1週間くらい彼女に付きっきりとなったのだ。

 

 徐々に、2人は惹かれあう。だが最後の一線が、合体を阻止している。阻止するモノの名は未知。つまりは、千夜ちゃんはまだ、成寿くんが自身をここまで気遣ってくれる理由を理解出来なかった。

 千夜ちゃんには、愛を与えられるという経験が皆無だった故に、好きからくる行為と言うものを理解出来ずにいた。

 

 そして、成寿くんも………

 

「………距離感がわからない」

 

 マジかよコイツ。あんだけいい感じのムーブしておいて、全部ダイスがたまたま成功してただけだったらしい。

 

 マジかよコイツ。

 

「確かに下心がなかったわけじゃない、わけじゃないが……でももうずっと、ずっと曖昧な距離感で右往左往してる!全然進展してない気がする!」

「助言を欲しているなら素直に言え」

「父上!人生の先輩として教えてください!」

 

 書斎で本を読む父親に土下座をするいい歳の息子。この展開は彼が千夜ちゃんに惚れてから何回も行われたモノだった。父上は自分が何回メガネをチャキチャキしながら助言をしたか忘れたくらい助言していた。

 

「成寿、朽華家の家訓55条を言え」

「恋した花には愛を教えよ、ですよね」

「……………」

 

 父上、迫真のクソデカ溜め息。

 

「何故お前はいつもそうなのだ…」

「な、何か間違っていましたか?!」

「間違っていない、見落としているのだ。この55条の意味は?」

「えっ、愛していることをちゃんと伝え………アッ(小林製薬)」

 

 突如脳内に溢れ出した、最近の記憶。あれから何回か千夜ちゃんは「何故ここまでボクにやさしくするんだい」と聞いてきた。その度に彼は「(君のことが)好きだからさ」と言い、彼女に構い続けた。

 

 確かに惚れていた事は告白した、自分は貴女の事が好きだと伝えた。だが、あれだけストーカー告白しておきながら、いざ自分家になし崩し的に住むことになって事に満足して、千夜ちゃんを心から愛していると、一回もこいつは伝えていなかったのである!!!恋愛弱者の変態バカがッッッ!!!セックスじゃねぇと愛してる事は伝わりにくいんだよカスがよッッッ!!!

 

「ぐわぁぁぁぁぁ!!!」

「叫んでないで早く陰陽寮にいけ。伝えるのは帰ってからでいいだろう」

「く、仕方ない。帰ってきてから勝負だねコレは…あっでもムードも大事にしなk――」

「早く行け」

 

 その日、彼はなにも手がつけられなかった。何故なら如何にして自然に、ロマンチックに愛している事を伝えれるかを考えていたからである。他の祓魔師からすれば、顔の整った男が凄く難しい顔でずっと何か考えてるとしか見えないが…コイツ、色ボケているのである。なんなら筆記のノートは白紙と言ってもいい。

 

 そんな煩悩だらけの奴が術式を使った訓練をしたらどうなるか……勿論顔面にめり込む祓魔師の術式。そのまま壁まで錐揉み回転しながら吹っ飛び、上半身が突き刺さったのは言うまでもない。

 そうしてボロクソにされて帰ってきた成寿くんは、治療されたとは言え蓄積した肉体的な疲労と、1日中ずっと回転していた脳による精神的疲労により、ベッドインして意識を落とした。

 

 

 

 

 おいテメェコルルァ、これエロ小説だぞ。セックスしないベッドインに価値はねぇんだよ。

 

 

 

 

「………これ、が…朽華成寿の……」

 

 ――…な、なんだ?なんか凄いむずむずするな。

 

「……ん、あつ…い」

 

 ――おっふ♂なんだこれは気持ちえぇ~!気持ち良すぎて血液が私の私に溜まる感覚が……いやコレ私の息子♂が何かに触れられている?

 

「………ぇれ…っ!に、にがい…っ」

 

 ――……………ん?コレまさか…

 

 

 

「………千夜さん?」

「…おはよう、朽華成寿」

 

 そこには、天使がいた。ついぞ梳かしきれなかったが、それでも自然体な美しさを秘めた銀の長髪と、凹凸の少ない…だが未熟ながらの色気を内包した傷だらけの白い柔肌を、月の下に余すこと無くさらした天使。

 

 簡単に言えば、全裸の冷泉千夜が、彼の身体の上にちょこんと乗っていた。

 

 流石に寝起きにこの唐突な光景は思考を停止せざるを得ない。そして彼女はその間も、成寿くんのマーラをおっかなびっくり触り続けている。

 ぎこちないが、自分の制御下にない感触は成寿くんの成寿くんを半分ご立派にさせるには充分だった。

 

「……いや待ってね?!ちょっと待とうか?!」

 

 危うく流される所を理性が止める。

 

「どうしたの?」

「いや、その……なんで、そんな急に」

「…さぷらいず」

「違うね?今考えたよねソレ」

 

「でも、アナタはこうされたかったんでしょ」

 

 ドキリとなる。何故、成寿くんの劣情を彼女が把握しているのか。彼女の前でその様な素振りは出さない事を徹底させていたと言うのに。

 

「メイドが言ってるのを聞いたよ」

 

 ――よし、あとで食人植物の世話やらせる。

 

「それに、ちょうど良かった。今のボクは、これしかないから…」

「そんな事は無いと思うけれどね」

 

 千夜ちゃんの状態を観察する。身体の健康面は問題無いだろう。ここ最近、加護が篭もりまくった栄養満点の食材で作った料理を食べさせていたのでそこは問題無い。

 では心の健康面は?成寿くんはカウンセリングのノウハウなんて持ち合わせていないが、千夜ちゃんの変化に関しては人一倍敏感であった。

 

 ここ最近まで一緒に過ごした勘が言っている。今何かが食い違うとマズイと。

 

「これしかないんだよ…」

 

 ぎゅっとイチモツを握られる。危うく腰を浮かせかけた。

 

「アナタには、本当に感謝してるんだ。こんなボクにずっと話しかけてくれて……陰陽寮じゃ、酷い事をした時だってあったのに…っ」

 

 ぽつりぽつりと語る千夜ちゃん。自分で自分の価値も、帰る家も無くした彼女にとって、成寿くんの絶妙な距離感による寄り添いは、確かに彼女の心を癒し続けた。ただ同時に、未だに千夜ちゃんの中に巣食う「己の価値」という呪いが、罪悪感も植え付けていたのだ。

 彼女の言葉からソレらを推測した彼は、己を恥じる。ここ数ヶ月間で、成寿くんは千夜ちゃんの事を色々と知って、彼女が置かれた家庭環境も教えて貰って、最早知り尽くしたと思っていた。

 

 だが失念していた。今の千夜ちゃんを見ていなかった、知っていなかった。今の自分がどれだけ彼女に影響を与えているか、知ろうともしなかった。父と母の悍ましい性行為しか知らぬ彼女が、それでも俺に恩を返したいと、自分からソレをしようと迫ってきていると言うのに……

 

 ――コレは父上に殴られても仕方ないやらかしだな。

 

「家伝式法を自分で焼いて、もう加護を垂れ流す事しか出来なくなって……そんなボクでも、コレがアナタに出来る唯一の事なんだ…ボクに残った価値なんだ……」

 

 ――だからこそ、この美しき白百合に教えなければならないな。愛の何たるかを……愛の温もりを。

 

 そういやコイツ、童貞なのになんでこんな自信満々なんだろうな。

 

「身体は、その…余り立派なものじゃないし、傷もいっぱいあるけど、でもほら!まだ処女だから!アナタを愉しませるくらいならっ…だから、だから…」

 

 成寿くんのマーラ様を激しくしごく。だが、下手とはいえさっきから快楽を与え続けている筈のマーラ様は、半勃起から大きくなっていなかった。

 

「っなん、なんで勃たないのさ!あ、アナタはっボクのこと、好きなんだろう?!ボクの身体を、好きに出来るから!どんなぷれいも頑張って受け入れるっ!アナタの赴くままに、ボクのっ………ボクの身体を、使ってくれて構わない…!っだから勃ててよ!興奮してよ!

ボクにはもう、こうするしか…女の身体にしかっ、価値がないんだ…っ!アナタに恩返し出来ないんだ………それすら出来ないなら、ボクはっ、ボクは何のために、生きてるの…?」

 

 何も言わない。そしてマーラ様は半勃起からどんどん萎えていく。

 

「あっ、そんなっなんで…なんで駄目なの?教えてよ…おねがい、教えてよぉ……なんでもするから、君の為にっ、なんでも…するからっ…ボクをつかって…捨てな――」

 

 萎えきったマーラ様から手を離し、大粒の涙を零す千夜ちゃんの口に柔らかいものが当たる。

 

 いつの間にか、成寿くんの顔が目の前にあった。

 

「……ぅんっ?!ふぇ?!」

 

 彼はずっと、タイミングを伺っていた。いつ話を遮り、主導権を握って愛を教えるフェーズに移行するかを考えていた………が、

 

 ――流石に好きな女の子が泣いてるのは黙って見過ごせないな。

 

 結局は愛の衝動が彼を動かし、それは結果として最高のタイミングであったのだ。

 

「ちゅはっ…あっ、えっ、なんっ―んむぅっ♡」

 

 唇と唇が触れるだけのキスを離し、そしてすぐさま千夜ちゃんの口をまた塞ぐ。何か喋ろうと開いた口に舌を滑り込ませ、強引に…だが優しく包み込む様に口内を舐め回し、困惑しながら引っ込もうとする千夜ちゃんの舌を舐め取り、絡まりあう。

 

「んゔぅ♡ぢぢぅっ♡ぢゅるっ♡んへぅ♡んぶぢゅるっ♡ぢぅっぢゅるる♡えぅ♡れりゅ♡にゅぢりゅ♡ぢぅっ♡ぢゅぅっ♡ちゅぱっ♡んんっ♡んぢゅるぅ♡ぢゅるるるぅ♡♡♡」

 

 舌を絡めたまま僅かに口を離して息継ぎしながら、涙を浮かべながら蕩けた瞳を向ける千夜ちゃんを堪能する。

 何かに耐える様に、無意識に手首を掴んできた小さな掌を掴み返し、逆に恋人繋ぎでがっちりと握り返してやれば、その小さな身体がビクリと跳ね、可愛らしい息が漏れる。

 

 ――にゃにこれ♡しりゃにゃい♡みひゃこと、にゃいぃ♡あたま、ふわふわすりゅ♡ちかりゃ…ぬけ、るぅ…♡

 

 彼女はただわからなかった。この唇をあわせ、口内を蹂躙される行為が。わかることは、彼の舌が自分の舌に触れ、絡まる度に、脳内がふわふわときもちよくなり、股がムズムズと切なくなっていく事だけ。

 

 冷泉千夜は、キスという愛情表現に関して全くもって無知であった。

 

「あむ♡れるちゅっ♡ぢゅるちゅぷっ♡んぅっ♡ぢぅ♡んんんっ♡ぢゅうぅるるっ♡りゅぷぁ♡れりゅれる♡あぅぇう♡んぶぢゅるっ♡ぢゅうぅっ♡♡ぢうぅぅぅぅっっ♡♡♡んっ♡ぅ♡…ちゅぱぁ…♡♡♡」

 

 互いの唾液を混ぜ合わせながら、彼女を優しく押し倒し、顔を離す。2人の繋がりを僅かに残す唾液の橋。千夜ちゃんは勿論、成寿くんも、ディープキスの予想以上の快楽に顔を蕩けさせ、暫くただ見つめ合った。

 

 ――は、はは、よもやこれ程とはな……いかんいかん、ムラムラしてきた。今にでも彼女をぐちゃぐちゃにしたくなる。

 

 高鳴る心臓の音に脳みそを叩かれる。計らずしもそれがピンクに染まった思考を冷静にさせた。

 千夜ちゃんを見下ろす。シーツへ広がる白い花弁。恍惚を浮かべながらも、困惑に見開く目と、呼吸と共に上下する、傷跡の刻まれても尚、妖艶さを失わぬなだらかな玉体は、どんな男をも誘う罪の香り。

 

 ――あぁもう愛おし過ぎる。絶対愛で溺れさせる。千夜の価値観を塗りつぶしてやる。

 

「くち、ばな…はふっ、はぅ♡……これっ、はっ♡…いまの…ふぅ♡……にゃに…?」

「成寿だ。せいじと、そう呼んでくれないかな」

「はっ♡…はっ♡……っ…せい、じ…んっ♡ちゅ♡」

「んっ…そう。呼んでくれてありがとう。そしてこれは、キスだ。愛する者が愛している人に行う意思表示さ」

「わかりゃ、ない……ぼく、これ…しりゃない……ぱぱとまま、してなかった、かりゃ…」

「大丈夫、私が教えよう。君の両親がやっていた事の、本当のやり方もね」

 

 名残惜しそうに恋人繋ぎを離し、千夜ちゃんのお腹に手を当てる。柔肌の艷やかさと傷痕の境目を堪能しながら、下腹部の方へ手を這わせ、すっかりと濡れたワレメへと手を添える。

 

「ひぅ♡…せ、せいじ、そこ…やっ」

「大丈夫。ほら、足開いて」

 

 恐る恐ると足が開かれてから、ワレメにそって、表面をゆっくりと愛撫する。

 

「あ♡やっ…♡へん♡へんっ♡やっ♡あっ♡んぅっ♡」

「……ちや」

「んっ♡んぅ?んっ♡んう♡ぢゅる♡んぶっ♡んゔぅ♡ぢゅるぢゅぶ♡ぢゅるる♡んぅっ♡ぢゅうぅっ♡んぅぶぢゅ♡ぢぷぢぅ♡んんぅん♡んぐゅ♡っぅう♡」

 

 ぱいぱんおまんこの形をなぞる様に、塗りつける様に、ゆっくりと愛撫して、少しワレメの中へ指を埋め、クリトリスの近くをこちゅこちゅ♡と中指でしごく。

 責め方と快楽が変わり、ビクリと身体を跳ねさす千夜。そして間髪入れずに中指を膣穴へと滑り込ませれば……ぬるりと、なににも阻まれる事無く呑み込まれた。

 

「んぅうんんゅ?!!?!♡♡♡んっ、んっんぅぶぢゅるうぅぅぅ♡♡♡んぐっ♡ぢゅぷっ♡ぢぅぅ♡んっ♡んうぅ♡んれぶ♡れぶぢゅ♡れぁれぶ♡ぢゅっぢゅっ♡んんっ♡うぅぅぅ♡♡♡」

 

 余りにも狭すぎるキツキツおまんこのヒダを感じながら、円を描くように、膣内を拡げるように指を動かす。驚いた顔をすぐ快楽で塗り潰しながら、順調に2本目の指を挿入し、大きな動きで掻き出す様に、さっき膣内を拡げる時に見つけたGスポットを刺激する。

 許容量ギリギリに押し寄せる快感に耐えているのか、目を細め、舌を一層強く絡める。それに答え、舌で唾液を混ぜ合わせれば、ソレを一生懸命飲み込んだ。

 

 手マンを更に激しくする。口から漏れる息は激しくなり、彼女は無意識に腰を浮かせ……

 

「んぅうぅぅぅ〜〜〜〜〜っっっ♡♡♡っっ……っ♡んぅっ♡…っ♡……っ〜〜〜♡♡♡」

 

 絶頂。小さな身体が勢いよく跳ね、短く吹き出た潮がシーツを濡らす。

 

「んぢゅ♡…んぢゅ♡…ぢゅうぅ……ぢゅぷぁ♡はっ♡はっ♡はっ♡はっ♡…はぁっ♡…はぁっ♡……はぁぁあぁ〜♡♡♡」

 

 初めての絶頂の余韻に浸る。彼女は今、呼吸する事しか満足に出来ない。

 

 ――わから、にゃい♡ずっと、あたま、ぱちぱちして♡きもちいの、おわらにゃ♡

 

「ちや」

「はっ♡あぇ…?」

「次は、君の膣内に、これを挿入れる」

 

 そして彼女の目の前に出されたのは、

 

「………え?」

 

 バキバキに勃起した、冷泉の父よりもデカい弩級のマーラ…ドマーラ様であった。

 

「え、あっ…え?」

 

 流石に予想以上にデカすぎて余韻全部吹っ飛んだぞ。

 

 ――なん、えっ…パパより、おっき……

 

「今からこれを、君のここに挿入れます」

「いや、えっムリ…ムリっだから!そんっな…えっ?なんで……えぇ?」

「挿入れます」

「なっ、なんか怖いっ!」

 

 また手を恋人繋ぎし、キスする。パイパンまんこへ肉棒を擦り付け、彼女の身体を準備させる。

 

「ほんぅ♡んっ♡あむぅ♡ぢゅう♡ぢゅぅぅ♡はむっ♡んぢゅう♡んぶぢゅるるっ♡むぶぅ♡ぢゅうぢゅぷ♡んぁむぶ♡ぢゅうぅぅっ♡ぢゅぶぷっ♡ぢゅるるるるぅぅぅ♡♡♡ぷはぁ……♡はっ…♡はっ…♡なんれ、きしゅぅ♡」

「君に、本当のセックスを教えよう。君の知らぬセックスで君を快楽に浸けて、私の愛で鳴き散らかし、君は何も出来ずに自分がただ愛される存在である事を理解するんだ」

「や、やらぁ♡ぼく、ぼくがしてあげたいのにっ♡あなたにもらったもの、いっぱいかえさなきゃいけにゃ……あっ♡あっあっあっ♡まっへ♡まってまってまっへぇ♡♡なにも、できなくなりゅ♡してあげられなくなりゅぅ♡あっあっあっあっあっ♡はいりゅ♡はいって――」

 

 体格差により、全身が成寿の体温でつつまれながら、ぐにゅりとワレメが押し広げられ、脳へカウントダウンの様に快楽が広がっていく。

 そして、成寿は千夜の耳元へ口元を近づけ……

 

「愛している」

 

 ずゅっぷん♡

 

「あっ…?!あぁっ、あっ♡あっ♡あぁぁあ゙ぁ゙〜〜っっ゙っ゙……♡♡♡」

 

 ――くっ、コレが千夜の膣内か。体格通りのキツさ、だが柔らかい膣壁が締め付けとマッチして程よい快楽ぐぉぉぉぉお気持ち良すぎて考えてないと一瞬で射精してしまうッッッ!!!

 

 ここまでヤリチンみたいなムーブをしていたが、流石に初めての童貞喪失の刺激は、成寿くんの理性を溶かしかねない。

 

「あ゙っ♡あぁっ♡あふっ♡はっ♡はぅ?♡はっ♡はいっ…てぇ?♡おっ♡ほぅ…ふぅぅっ♡あついっのぉ♡はいって、りゅぅぅ♡♡♡」

 

 そんでもって千夜ちゃんの理性は全滅していた。一瞬である。

 

 ――これっこれぇ♡これ…せ、せっくしゅ?♡パパと、ママがしてたぁ?♡あ゙っ?!♡あぁああっっ゙♡♡

 

 まだ押し押せる快感に慣れていないというのに、膣内をゆっくりと抉られ、そして奥へと輸送される。

 

「まっまっへぇ♡あっ♡あ゙ぁっ♡あ〜っ♡やだっ♡やぁっ♡あ゙、あっ♡あ゙ぁぁぁあぁ゙ぁ゙〜〜♡♡♡」

 

 ぬぷっ♡ぬぷっ♡ぬぷっ♡ずりゅりゅりゅ♡ずちゅっ♡ずちゅっ♡ずちゅっ♡ずちゅっ♡ずちゅっ♡

 

 体格差によって、包み込む様に千夜ちゃんを抱き締めながら、彼女のキツキツおまんこを、己の剛直の形を憶えさせる為調教する。

 がっちりと捕まれ身じろぎも出来ぬ千夜ちゃんの柔らかさを感じながら、イヤらしい音を大きく響かせ、ゆっくりとぷにまんを押し潰す。

 

「んぁっ♡はっ♡おっ♡おぉ?♡おお゙ぉ゛〜♡うっ♡ふっ♡はうっ♡ふぅうぅぅぅ♡あっ♡やぁっ♡なんれっ♡ぉおっ♡なん、れぇ♡こんにゃ、きもひっ♡あっ♡んぅっ♡ふっ♡おっ♡お゙〜♡んんぅ♡しらにゃ、い゙ぃ♡こんにゃの…お゙っ♡」

 

 快楽を逃がせぬまま膣内を掻き分けられ、子宮口をノックさせられる度に脳へ弾ける様な感覚が蓄積されていく。短い手足で成寿くんの身体へ懸命に抱きつかみ、快感を逃そうと試みるが、それも上手くいく筈もない。

 なんならその可愛さが成寿くんのマーラを更に硬くさせていることに気づいていないまである。かわいいね。

 

「おっ♡あっ♡はぅっ♡っ…♡へぅ♡へっ♡へっ♡んゔぅ゙ぅぅ〜♡♡♡あひゃまっ♡へんにっ、なりゅぅ♡ぱち♡ぱちっっっ♡へぇえぇぇ♡♡おっ?♡お゙ぉっ♡ほおぉっ♡んんっ♡おかしくなりゃ…♡んぶぅ?!♡ちゅぶぷ♡むちゅうぅ♡んぷっ♡んぅうっ♡ぢゅううぅっ♡ぢゅるる♡れぷっ♡んぢゅぷ♡んん〜っ゙♡ぢゔぅ♡ぢゅるっ♡んぶ♡ぢゅるるずぢゅうぅぅ♡♡♡」

 

 追加で、だらしなく開いた口にディープキス。己の舌までも抱きしめられ、愛おしく吸い付くされる彼女は、上下から襲い来る想像していたモノと乖離しまくった快楽の濁流に溺れていき……

 

「んべへぇ♡きす♡きすやら♡おかしくなりゅぅ♡んぢゅ♡ぢゅるるるぅ♡れりゅれるゅ♡ぢゅぶっ♡ぢゔぅぅぅっ♡♡♡ちゅぱぁ♡あっ♡あっ?♡あっ♡くりゅっ♡なんかっ、くりゅぅ♡ゔっ♡うっ゙♡っ゙♡ぅっ♡あ゙っ♡あぅう♡あ゙〜っ♡あ゙ぁあぁぁ〜っ♡んおっっっ♡♡♡お゙ぉぉ゙ぉ゛っ゛♡うひっ♡ひきゅっ♡ぐゅう゛う゛う゛ゔゔぅ゙ぅうぅぅ〜〜〜〜〜っっっ♡♡♡」

 

 プシャッ♡プシャアァァァァァ〜〜〜♡♡♡

 

 絶頂。抱き着いていた手足が力み、背中を逸らせながら身体を一際ビクつかせる。蕩けた瞳にハートと涙を浮かべ、短く可愛い舌を放り出しながら嬌声を上げた。

 

「愛しているよ、千夜」

 

 朦朧とする意識の中耳元で囁かれた言葉に、彼女わからぬ感覚が広がっていく。

 

「私はね、君に縛られて欲しくない」

 

 声だけが、頭の中で反響する。

 

「愛とは、繋がりだ。私は君と繋がりたい。君の価値など関係なく、今の千夜と一緒にいたい」

「い…いの?こんな、かちのないボクで……ほんとにっ、いいの……?」

「いいとも。君の価値を知る前から、私は君に一目惚れだからね」

 

 指と指を絡め、唇が触れ合う。さっきと違って、触れ合うだけのキス。たったそれだけなのに、繋がった熱が広がった。

 

「………すき」

 

 自然と声が出ていた。己の価値という呪いの外から出た、純粋な言葉だった。唐突に告白された成寿くんも、無意識に声にした千夜ちゃんも、一瞬何が起きたのか分からず固まってしまう。

 

「………好きだ」

「…すき」

「好きだ」

「すきっ」

 

 脳裏に浮かぶは、今まで意図が分からなかった彼の献身。それらを思い浮かべながらその言葉を口にするだけで、彼女の全身に温かいモノが広がっていく。

 

「わから、ない……あなたのことが、あたまのなかで…ぐるぐるしてるっ。すきっていったら、すきって………いったら………」

 

 ――…………そ、か…このぽかぽかが、すき…なんだ。あなたは…成寿はずっと、このぽかぽかで…

 

「ボクのこと、あったかく…したかった…」

「っ……そうさ。ずっとこの暖かさを、伝えたかった」

「そっか、そっかぁ…ボク、ボクね、このぽかぽか、すき。せいじのこと、すきぃっ♡」

 

 今度は彼女の方から、唇を合わせる。短い舌を懸命に伸ばして絡め、僅かに唇を離して息継ぎをしながら、間から見え隠れする唾液塗れの絡まりを月光で照らす。

 

 どちゅんっ♡

 

「お゛っ゛っ゛???♡♡♡はっ♡はぇっ?♡せいじ…あっ♡いきなりっ♡うぉっ♡ほっ♡うご、かした♡りゃあぁぁ〜っ♡」

「ははっ、ごめんね。でももう、私も…限界だ。っ可愛い、愛している」

 

 どちゅっ♡どちゅっ♡どちゅっ♡ばちゅっ♡ばちゅっ♡ぬぶぷっ♡ごちゅっ♡ごちゅっ♡ごちゅっ♡ごちゅっ♡ごちゅっ♡

 

 数分前まで童貞だったにしては、まぁよく保った方だろう。だがきゅうきゅう♡と締まるマンコに挿入れ続けていた剛直は爆発寸前だった。最早止める術などない。

 ほとんど形を憶えたきつトロ千夜まんこを容赦なく突き抉り、先ほどとは違う暴力的な快楽を彼女の脳内へ送り込む。

 

「お゙っ゙♡お゙っ゙♡お゙っ゙♡お゙お゛ぉ゛ぉ〜っ♡はぇ゙っ♡はぇ゙しっ♡い゙いぃ゙ぃ゙〜〜♡へぅっ♡へっ♡あっ♡あっ゙♡あぁ゙っ゛♡あ゙〜ぃぐゅ♡ぐりゅ゙っ♡またっ、きひゃ……♡ぉっおっおっ゙おっ゙お゙ぉ゙ぉっっ♡♡♡」

「射精るっ!!!」

 

 びゅるるるうぅぅぅぅぅ〜〜〜っっっ♡♡♡びゅぶるるるっ♡びゅるっ♡どぷぷっ♡どびゅうぅぅぅぅぅう♡♡♡

 

「っ゛っ゛っ゙っ゙っっ゛っ゛〜〜〜〜〜〜♡♡♡♡♡」

 

 火花が散るように快楽でパチパチとなっていた脳へ、一番激しい一突きによる濁流が放たれ、一瞬にして彼女の視界は白く染まった。

 そして下腹部へ広がる暖かく甘い快感。この2つによって思考は止まり、抱き潰された身体をビクつかせながら声にならない嬌声を上げ、千夜ちゃんは多福感に包まれる。

 

 ――しゅごいぃ♡しゅごいぃぃ♡そともにゃかもあったかぃ♡あったゃかいのひろがってりゅぅ♡あへっ♡あへぇ♡しゅき♡ぼくの、しりゃないせっくしゅ♡うぅぅ…♡い、いのかにゃぁ♡こんにゃぼくで、かちのにゃいぼくでも…いいのかにゃ…ぁあ♡」

 

「当たり前さ。さっきからそう言ってるじゃあないか」

「ふぇ?!あ、ぼく…くちにだしちゃ……あぅっ♡」

 

 抱き締めていた千夜ちゃんから離れ、挿入したまま体位を変える。正面を横向きにし、片足を立たせ、松葉崩しと呼ばれる体位となり、立たせた片足を抱き寄せながら更に深くへと挿入していく。

 

「おっ?♡お゙ぉっ♡ほっ♡おぉ゙〜っ?♡まっへ♡まっへぇ♡なんれっ゙♡さっき、だしたばっ♡んぅ゙っ♡ふっ♡ふうぅぁあ゙ぁあ〜っ♡」

「体に仕舞ってた、滋養強壮薬の蜜を垂れ流す花の種を成長させたのさ。コレで暫くは直ぐに再開できるよ。それに、まだ自分が愛される存在である事を理解してないみたいだし…ねっ」

「あひぅっ?!♡」

 

 ぬ゙ぢっ♡ぬ゙ぢっ♡ぬ゙ぢっ♡ぬ゙ぢっ♡ぬ゙ぢっ♡ぬ゙ぢっ♡ぐちっ♡ぐに゙ゅ♡ぐちゅっ♡ぐちゅっ♡ぐちゅっ♡ぐぷぷっ♡どちゅっ♡

 

「お゙っ♡お゙ぉ゙っ゙?!♡おっ゙♡ぐゅぅっ♡おぐっ、にぃい゙♡あっ♡あひっ゙♡あ゙っ♡あっ♡あ〜ッ♡お゙っ♡ぐぅ♡ぎもぢっ♡ぃ゙もぢ、イッ♡」

 

 ――しゃっひより♡おぐっ♡ちゅかれてりゅうぅぅ♡こんこんひてりゅ♡こんこんしゃれりゅたひ、きもひぃの♡とまらにゃいのぉぉぉ♡♡♡

 

 イッたばかりの可愛いおまんこを突かれる度に甘イキし、きゅうきゅう♡と咥えたマーラ様を離さない。が、成寿くんはそんなキツキツおまんこを容赦なく抜いたり突いたりするので、カリが膣壁を容赦なくゾリゾリと抉り、その度に快楽が頭の中で弾け潮を噴き出す。

 

 更に、挿入たまま千夜ちゃんをうつ伏せにし、つき出させた華奢な体に合わぬ豊満な尻肉を鷲掴み、その時の快感で甘イキする彼女を容赦なくバックで突き始めた。

 

 ずどっちゅ゙んっっっ♡♡♡

 

「お゛ぉ゛っ゛っ゛?!!?!♡♡♡……っ?♡…つっ♡おっ♡ほぇっ?♡お゛っ゙♡ほぅっ♡あ゙っ♡っぇ♡あ゙っ♡め、ぇっ♡」

 

 ばちゅん♡ばちゅん♡ばちゅん♡ばちゅん♡ばちゅん♡ずどちゅっ♡どっちゅ♡どっちゅ♡どっちゅ♡どっちゅ♡どっちゅ♡

 

 ――これっ、おくしゅごぃっ♡やら♡いやらっ♡またくりゅ♡まっ……あっ♡あ゙ぁあぁ゙ぁ゙ぁ゛ぁ゛ぁ゛〜〜〜〜〜♡

 

 突かれる度に潮を噴き、同時にキツく締まるおまんこ。降りてきた子宮口は容赦なく亀頭とディープキスし、名残惜しそうに吸い付きながら、離されると同時にまたぶっちゅり♡と押しつぶされる。

 

「おっ♡お゙っ♡んお〜っ゙♡ぃ゙っ♡は〜っ♡あ゙っ♡あぇっ♡はぇっ♡へっ♡へっ♡あっ♡あっあっあっ♡あ゙ぁあ゙ぁぁ〜〜〜っ♡っ♡っ♡はっ♡ぁっ♡や、らぁ♡きもひ…っ♡あ゙っ♡ぇもっ♡やらぁ♡きゔっ♡きず、みえちゃ…あふっ♡ん゙ぅ゙ぅっ♡あ゙ぁっ♡みな、いれぇ♡」

 

 その喘ぎ声を聞き、月光に照らされた背中を改めて見つめる。よほど深かったのか、これまで彼女が戦うことでしか己の価値を見出だせなかった証が、体の至る所に刻まれていた。

 

「じゃあ、こうしよう」

 

 尻から手を離し、片手を下腹部へ添えて支えながら、ゆっくりとベッドへ身体を沈める。そして覆いかぶさる様な体勢になり、顔を彼女のすぐ横に持っていった。

 

「コレで私は、君の顔しか見えない」

「あ゙っ♡あっあっ♡まっ♡おっ♡まっれ♡こぇ♡おなか♡おさりぇへ……♡」

 

 ばちゅんっ♡

 

 ――あ゙っ♡♡♡♡♡♡

 

 ぱちゅっ♡ぱちゅっ♡ぱちゅっ♡ぱちゅっ♡ぱちゅっ♡ぱちゅっ♡ぱちゅっ♡ぱちゅっ♡ぱちゅっ♡

 

「あ゙〜っ♡あ゙っ♡あっ♡あぇ♡ぇぅっ♡ぅう?♡ふぉっ♡お゙〜っ♡おっお゙っ♡んゔぅ♡ん゙っ゙♡ん゙っ゙♡ん゙っ゙うっ゙ゔっ゛お゛お゛お゛お゛っ゛♡♡♡」

 

 バチバチと弾ける快楽によって、脳も視界も真っ白になる。抱き寄せていた枕を本能的に強く抱きしめるが、抑えつけられた体は押し寄せる快感を何処にも逃がせず、潰れる子宮と同時に吐き出される喘ぎ声とピストンの音が、あらゆる体液が混ぜ合わさった淫臭と共に部屋に響き渡る。

 

 ――っ゛っ゛っ゙ッ゙っ゛ッ゛ッ゛っ゙ッ゙っ゛♡♡♡♡♡むッ゛っ゙ッ゙りっっ゛ぃ……♡♡♡おにゃっ゙っ゛ッ゛♡♡かッ゙っ゛…ぁっっ゛♡♡おひゃッッ゛♡れっッ゛♡そ、ぉッ゛♡なっ゛…ひゃっっぁっ゛♡♡♡きもひっっっ…………イッッ゙ッ゛♡♡♡

 

「あ゛ぁ゛ぁ゙あ゛あ゛ぁ゛ぁ゙あ゛あ゙あ゙ぁ゛ぁ゛ぁ゛〜〜〜〜〜♡♡♡♡♡お゙っ♡お゙っおぉ゙っ゙ぉっ゙おっお゙っ♡♡♡んん゙ぅ゙っ♡♡♡ふう゛ぅ゙う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ゔぅぉお゛ぉ゙お゛ぉ゛ぉ゛〜〜〜〜〜っっッ゛♡♡♡♡♡」

 

 体をベッドに沈めた時に、彼女の下腹部に添えた掌。そのままであった掌は、ピストンによる上からの力によって、外側から子宮をぐっ♡ぐっ♡と刺激する。

 この体外式ポルチオによって、最早一瞬でイき散らかす雑魚まんこと化した千夜ちゃん。止め処無く潮が溢れ、完全に蕩けきり焦点の合わなくなった瞳には恍惚としたハートが浮かび、舌はだらしなく垂れ、本能的な喘ぎ声しか出さなくなった。

 

 そして、彼女を全自動イき狂い人間にしている成寿くんもまた、ピストンに合わせて豊満な尻肉を揺らしながら、きゅうきゅう♡と締まり続けるきつトロおまんこを前に限界を迎えていた。

 

「ぐ、あっ…ちやっ!射精るっ!」

「おお゙ぉ゛お゛〜〜〜〜〜〜〜っ♡♡♡しゅぎぃッ゛♡♡♡しぇいじっっ♡♡いぅッっ゙っ゛♡♡ぎっぃぃ゛〜〜〜〜〜〜♡♡♡♡♡お゙ぅうっ♡あ゙〜ッ♡あ゙っ♡あっあっ゙♡あ゙ぁっあっ゛あ゛っっ゛ああ゛〜ッあ゛あ゙ぁ゛ぁあ゙あぁ゛ぁ゛〜〜〜っッ゙っ゛♡♡♡♡♡」

 

 じゅぶ♡じゅぶ♡じゅぶ♡ぬぶぼっ♡ぬ゙ぶ♡ぬ゙ぶ♡ぬ゙ぶ♡ぶぢゅ♡ばぢゅ♡ばぢゅ♡ばぢゅ♡ばぢゅ♡ばぢゅ♡ばぢゅばぢゅばぢゅばぢゅ♡♡♡♡♡

 

 どぶぷッッッ♡♡♡びゅるっっびゅびゅうぅぅぅうぅううぅぅぅぅ♡♡♡♡♡どびゅどびゅるるっ♡♡♡びゅ〜〜〜っっっ♡♡♡びゅくびゅくくっ♡♡♡ごぷごぷっ♡♡♡どっっっびゅんっっっ♡♡♡♡♡

 

 ――あ、……たか…い…♡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

┌(┌^o^)┐

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 気がつくと、千夜ちゃんは横を向いて眠っていた。臨界に達した快感と同時に出された精子が、脳の処理限界を超え気を失ったのだろう。

 だが、いくらか微睡みから覚醒した脳は、直ぐにあの快楽を思い出す。己をいろんな意味で壊し尽くした初めてのセックスによって、無知なる身体に愛を刻まれた。

 

「…あったかい…んっ♡」

 

 己を抱き枕の様にして眠る成寿くんの体温を感じながら、ワレメから溢れる精液に快感を感じる。

 

 身体が疼く。抱いている男らしい腕を抱きしめる。無意識ながらに彼女は欲していた。また、彼に愛してほしい。あの強烈な程の愛を、また……

 

「コレが、好き…なのかな」

 

 まだ、わからない。愛と言うものはわかった。彼がどれだけ冷泉千夜という自分を愛しているのかもわかった。だけれど、人とは不安を感じてしまうもの。一つ解消すれば、また一つ。

 

 ただ、今までと少し違うのは……

 

「こんなぼくでも、成寿のこと、好きでいていいのかなぁ」

 

 きっとすぐに解決する、恋の不安だと言う事だ。

 

「好きでいいんじゃないかな?」

「……ひょえぁ?!いっいつから、おきて…っ?!」

「君が私の腕に触れてから」

「こ、怖いっ……!」

「まぁまぁ、良いじゃないか。君の感情は誰にも縛れない。私の事、好き?」

「……うん、あれからずっと居てくれて、こうやってされると、あったかくて、からだも胸もぽかぽかする」

「うんうん」

「でも……」

「ん?」

「…………ずっと好きで居てくれたのに、ぼく、今までアナタの好きを受け取らなかった。そんなぼくが、いまさらアナタを好きになっていいのかなって。ぼくにそんな価値が……あっ」

 

 おっと、エピローグな流れ変わったか?

 

「あ、今のは違っ…ひゃうっ!…な、なんで押し倒し…あえっ?!お、おっきくなってる?!」

「ふふふ、どうやらまだ愛し足りないようだね。お互い慣れたみたいだし、最初からクライマックスで…いこうか」

「ま、まってまって!わかった、わかったから!こーいうのがいけないってわかったから…あっ♡あっ♡あっ♡はいっ……あ〜〜〜っ♡♡♡」

 

 …………どうやら夜は長いらしい。きっと彼女が愛を本格的にわかるようになるのも長そうだが……いや、案外短いだろう。そういうわけで、朽華ん家の部屋の一室は、朝日が昇るまで可愛い喘ぎ声が響いてたそうな。

 

 

 そして、書斎で何かを感じ取った朽華父。

 

「……漸く、CLASSICALしたか」

 

 CLASSICAL言うな。

 


 

 終わり!閉廷!今回も難産だったがやりきったぜ!次回は上手くコンパクトにまとめてやるぜ!ではまたj((殴り

 

 

 

 

 

 もうちっとだけ続くよ!!!セックスシーン少ないからね!!!お◯まけだよ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれから数日後。

 

 寮生活からすっかり自宅登校となった朽華成寿。ひとえに千夜ちゃんとイチャイチャしたいせいだが。

 

 そして、今や婚姻関係となった2人は今………

 

「んっ♡ふっ♡っ♡…おっ♡おはよう、ござっ♡います、んぅっ♡ご…ご主人様っ♡」

 

 メイドと主人な関係になっていた。

 

 簡単に存在しない前回のあらすじ。

 流石に正式な結婚まで居候は朽華的にも千夜ちゃん的にもアレだったので、メイドとして働くことになった。知らなかった成寿くんはおったまげて興奮した。以上。

 

 それで今、千夜ちゃんは日課となった朝の奉仕…銀の長髪をポニーテールにし、メイド服を着たまま、成寿くんを起こすついでに朝勃ちしたマーラ様を騎乗位で鎮めていた。

 

「最高の朝をありがとう、千夜」

「そ、そんな事…ない♡です…ぼくが、あっ♡したかった、からっ♡…です、ぅ♡」

 

 たんっ♡たんっ♡たんっ♡

 

 彼女が腰を浮かす度に、他のメイドよりも短いスカートから見え隠れする愛液に塗れた剛直が、一種の背徳感を生み出し、その光景をみた成寿くんは、スカートの上からでもわかる大きな尻肉を掴み、ズン♡と突き上げた。

 

「おっ?♡あっ♡あ゙っ♡まっ、ほぉっ?!♡はぇ♡あへっ♡あっ♡あ〜っ♡」

 

 ぺたんと成寿くんの身体に倒れ、目の前でイキ顔を見せながら子宮を突き上げられる。すっかり成寿くんのマーラ様の形に調教されたおまんこを容赦なくぐちゃどろに犯し、きゅうきゅう♡と膣壁が吸い付き始めた瞬間……

 

 ピストンをやめた。

 

「はっ♡あっ…あぇ?♡な、なんれ…とめるんれすか♡」

「ん〜、名前で呼んでほしいな〜って」

「なまへ…や、らめれふ♡…ぼくはいまっごひゅじん様の、メイドで――」

 

 ばちゅんっ♡

 

「んお゛ぉっ゙?!♡♡♡」

 

 どちゅっ♡どちゅっ♡どちゅっ♡どちゅっ♡どちゅっ♡どちゅっ♡どちゅっ♡…………ピタッ。

 

「ま、まっへ、ごひゅじんひゃ――」

 

 どぢゅちゅんっ♡

 

 ずっちゅ♡ずっちゅ♡ずっちゅ♡ずっちゅ♡ずっちゅ♡ずっちゅ♡…………ピタッ。

 

「お゙っ♡おぉ〜っ♡い、いかひぇてっ♡ごひゅひ――」

 

 ぱちゅん♡ぱちゅん♡ぱちゅん♡ぱちゅん♡ぱちゅん♡ぱちゅん♡ぱちゅん♡ぱちゅん♡……………ピタッ。

 

「っっ゙ッ……♡♡♡ご、ひゅ…ひ――」

 

 パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン………ピタッ。

 

「も、やらぁっ♡しぇーじぃ♡いじめにゃいれぇ♡」

「……ごめんね。ちゃんと言えたし、今度こそ気持ち良くしよう」

 

 ずぷっ♡ずぷっ♡ずぷっ♡ぬぷっ♡ずちゅっ♡ずちゅっ♡ずちゅっ♡ぱちゅん♡ぱんっ♡ぱんっ♡ぱんっ♡ぱんっ♡ぱんっ♡パンパンパンパンパンパンパンパンパン♡♡♡♡♡

 

「んぃ♡あっ♡きたっ♡あっ♡はっ♡んんっ♡あ゙っ♡あっ♡あ゙っあっ♡んぶ、んぅっ♡ちゅる、ちゅぱっ♡れぇろ♡れるっ♡にゅるちゅ♡へふっ♡んぢゅるる♡ん゙ぅ゙っ♡ん゙〜っ♡ぢゅぷぢゅぅ♡んべへぇ♡んりゅ♡れりゅるりゅぅ♡ちぷ♡ん゙んぅ゙♡ぢゔぅ♡ん゙っ゙♡ん゙ん゙ぅ♡ぢゅ〜っ♡お゙んっ♡んぢゅ♡ん゙ぉっ♡んゔぅぅ♡んっ♡ぢゅうぅぅ♡ぢゅるれふっ♡ぢゅるるちゅ♡んぶれぅ♡へふっ♡ふぅぅ♡ふぶっ♡ぢゅっ♡ぢゅうぅぅぅぅぅう♡♡♡」

 

 びゅ〜〜〜〜〜っっっ♡♡♡びゅるるっ♡びゅびゅうぅぅぅうぅううぅぅぅぅ♡♡♡

 

「ん゙っ゙――〜〜〜〜〜〜〜っっ゙♡♡♡♡♡ぢぅぅぅ♡っッ〜〜〜〜〜♡♡♡」

 

 キスハメ密着騎乗位からの絶頂。子宮を叩く快感で頭の中を埋め尽くされながら、彼女は舌を懸命に絡め、快楽に蕩けていく。

 余韻を感じながら暫く舌を絡め、唇を離せば、銀糸の橋が朝日に輝いた。

 

 そしてスカートを持ち上げ、愛液と精液が混ざった空気をむわぁ♡と解き放ちながら、こう口にする。

 

「おはよぉ♡せーじぃ♡」

「おはよう千夜。いつも最高の朝をありがとう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここ最近、2人は爛れた生活であった。両親もソレを容認している。まぁヤり過ぎイキ過ぎると朽華母が直々に成寿くんを絞るから問題ないのだ。植物の腕でこう、雑巾みたいにキュッと。

 

 それでまぁ、爛れた生活だが……

 

「ご、ご主人様ぁ♡こんな、外で…あっ♡」

「解放感があって、唆るシチュエーションじゃないか。千夜は嫌い?」

「う、うぅ♡すき、だけど…あっ♡あっ♡はげしっ♡」

 

 休日の時は、こうやって朽華ん家の裏手で青姦してたりする。壁から太い蔓を成長させ、彼女の両手を拘束させ上に吊るした状態で、バックから犯す背徳感マシマシセックス。

 

「おっ?♡おぉ゙〜っ♡ふっ♡ほぅっ♡あっあっ♡あぁあ゙っ♡なかっお゙っきく、なっ……ふぉおお゙っ♡♡♡ん゙ぅ♡あっ♡あ゙っ♡んんぅっ♡しゅきぃ♡しゅき〜♡やっ♡ちくびっ♡お゙ぉお〜〜っ♡♡♡」

「そんな大声出しちゃうと、他のメイドにバレてしまうよ」

「あっ♡あへっ♡やらぁっ♡せーじとのこづくりっ♡あんっ♡みられちゃ、はぅんっ♡」

 

 外でメイド服を着た少女の様な愛しい人のデカケツを犯す。このシチュエーションでマーラを怒張させない人はいないだろう。

 下から服の中に手を入れ、密着しながら乳首を直接こねくり回し、彼女の尻でイヤらしい音を奏でる。

 

 たちゅっ♡たちゅっ♡たちゅっ♡たちゅっ♡たちゅっ♡たん♡たん♡たん♡たん♡たん♡たん♡たん♡

 

「ィくゅ♡あっあっ♡イきま、ん゙ぅうっ♡おっ♡ほぉっ♡んィ゙ッ♡ィッ♡ぐッ――」

 

 どびゅ〜〜〜っ♡♡♡びゅくくっ♡どびゅ♡びゅるるる〜〜〜っ♡どぷっ♡どぷっ♡びゅうぅぅっ♡

 

「はっ……♡はっ……♡んっおぉっ♡…ほっ♡…へっ♡へへぇ♡」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 大成したクラシカル祓魔師家特有のクソデカお風呂などでも勿論だ。因みに前に一番風呂でしこたまやって父上に半殺しにされたぞ。

 

「ちゅぷっ♡れぅっ♡んぶっ♡はぶっ♡じゅるるっ♡んじゅ♡んじゅ♡んれぁ…ろぉ?♡ひもひいぃ?♡」

「あぁっ、千夜の口最高だっ」

 

 湯船の縁に座って足だけ浸かっている成寿くんのデカマラを、湯船に浸かった千夜ちゃんが懸命に口で奉仕する。小さな口に挿入りきらぬマーラを押し込まれる度に、広がる淫らな味と匂い、そこに息苦しさが混ぜ合い、いけない快楽が彼女の脳で弾ける。

 

「ちやっ!」

「んっ♡らひて♡んぶっ♡じゅるっ♡じゅぶぷぅぅぅ♡ぐぷっ♡ぐぷっ♡ぐぷっ♡ぐぽっ♡ぐぽっ♡ぐぽっ♡ぐぽっ♡ぐぽっぐぽっ♡」

「くっ……射精るっ!」

「んぶぅ゛っ゛?!!?」

 

 どぼびゅぼぼっ♡びゅぼりゅぅぅぅぅぅう♡♡♡ごぷっどぷぷっ♡どびゅうぅぅぅぅぅう〜〜〜〜〜♡♡♡

 

「ん゙ゔぅ゙ぅ゙ぅ゛ぅ゛ぅ゛っ゛ッ゛ッ゛♡♡♡♡♡………っ♡♡♡…んじゅるるっ♡んぐっ♡……こきゅ♡こきゅ♡ふ〜っ♡じゅるるっ♡ずじゅるうぅぅぅぅう♡♡♡ぷふぁっ♡……ん♡んっ♡…くちゅちゅる…こきゅん♡……ふはぁ〜♡ごひゅじんひゃまの、おいしかっら…れす♡けぷっ♡」

 

 白濁を流し込んだにも関わらず、いつもと変わらぬ口の中を見せつける千夜ちゃん。そんで一瞬で硬く勃起する成寿くんの成寿ジュニア。

 

 ソレを見た千夜ちゃんもまた、自分から成寿くんに抱き着き、対面座位の状態で自分からイチモツを挿入した。

 

「んっ♡あぁあ゙ぁぁ゙あぁ゛あ゛ぁ゛ぁ〜〜〜♡♡」

 

 もうすっかりエッチな女の子だねぇ!愛される気持ちよさ知っちゃったねぇ!

 つかなんか千夜ちゃんのケツマンコから根菜の葉っぱ生えてない?

 

「あ゙っ♡あっあっあっ♡ふかいっ♡せーじっ♡これすきっ♡あ゙っ♡んぅ゙っ♡ふかくてっ♡おっ♡おくいっぱぃ♡んぁあっ♡いっぱ、あっ♡あったかぃ♡きもちいぃ♡」

「そうかい。それじゃあ、もっと奥を突いてあげよう」

 

 豊満な尻肉に指を沈め、水飛沫を上げながら勢いよく立つ。

 

「お゛っ゛っ゛?!!?♡♡♡」

 

 プシッ♡♡♡プシィィィィィィッ♡♡♡

 

 重力とマーラによって不意打ちで子宮を潰され、ガチイキする千夜ちゃん。だがそれで終わるわけもなく、駅弁セックスによる快楽がイきたてのおまんこを襲う。

 

「お゙っ?!♡お゙っ?!♡おっ♡お゙ぉお゛っ♡まっ♡んぉっ゙♡まっへっ♡あっあっ♡お〜っ♡お゙っ♡あっあ゙っ♡あへっ♡あ゙ぁっ♡んぁっ♡あ゙〜っ♡んィ゙っっっ♡いくっ♡イッ〜っ♡た、ばかり…っん♡だかりゃあぁ♡あ〜っ♡あ゙ぁ〜っ♡あ゙っ♡おっおっ♡お゙っ♡お゙っ、ほぉおぉ゛〜〜♡」

 

 ずばちゅん♡ずばちゅん♡ずばちゅん♡ずばちゅん♡ずばちゅん♡ずばちゅん♡ずばちゅん♡ずばちゅん♡

 

「あ゙ぁああ゙っ♡しゅきぃ♡おっ♡お゙〜っ♡おくゅっ♡ちゅかれ…りゅっ♡のぉ…♡ほっ♡おっ♡お〜っ♡ふっ♡ん゙ん゙ぅ♡んぶぢゅる♡ぢゅうぅぅぅ♡れりゅちゅっ♡にゅちゅ♡ん゙んぅ゙〜♡ぢゅぱっ♡はっ♡イぐぅ♡イ゙ぎましゅ♡ごひゅじっ♡ごひゅじんひゃ―ほむぅっ?!♡」

 

 どっちゅ♡どっちゅ♡どっちゅ♡どっちゅ♡どっちゅ♡どっちゅ♡どっちゅ♡ぢゅぱんっ♡ぢゅぱんっ♡ぢゅぱんっ♡ぢゅぱんっ♡ぢゅぱんっ♡ぢゅぱんっ♡

 

「んぶぅ?!??♡♡♡ん゙ん゙っ♡ぢゅるぱっ♡んぇ゙ぶぢゅるるるっ♡ん゙っ♡ん゙んぉ〜♡ん゙っ♡ん゙っ♡ふぅ゙ぅっ♡ちゅぶぶっ♡ぢゅむっ♡れぶりゅるっ♡ん゙ぅんぅぅぅ♡んべへぇ…♡っ…♡ふぁっ…♡はぁっ♡はふっ♡せ、せーじぃ♡しぇぃじぃ♡らひて♡おっ♡いっぱぃ、ぼくのっ♡はぅっ♡お゙ぉぉ〜っ♡っ♡にゃかにっ♡らひてっ♡らひてぇぇ♡」

 

 びゅるるるっ♡♡♡どぷどぷどぷっっっ♡びゅくっ♡びゅくくっ♡♡びゅっびゅうぅぅぅぅぅぅぅ♡♡♡

 

 両足を成寿くんへ絡ませ、自分から先端を子宮口に押し付ける。奥深くまで突き崩され、揚げ句には大量に精液を浴びた子宮から生まれた快楽は、今まで以上に全身を駆け巡り、脳を爆発させる勢いで弾けた。

 その快感により、本能的に舌を垂らしながら仰け反り、声にならない嬌声をあげる。暫くその体勢で固まった後、へなへなと顔を彼の肩に乗せ、力なく抱きしめながらビクビク♡と余韻を享受した。

 

 そして成寿くんは、ずっと可愛い愛しい千夜ちゃんの頭を優しく撫でながら湯船に浸かり……

 

「じゃ、こっち抜こうか」

 

 笑顔で千夜ちゃんのケツマンコから伸びていた葉っぱを握った。

 

「ひぁっ?!♡ま、まっへ…♡まら、まりゃイッへ……」

 

 ずりゅっ♡

 

「ほぉ゙っっ゙ッ゛♡♡♡♡♡」

 

 ずりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅ〜〜〜〜〜〜〜♡♡♡♡♡♡

 

「あ゙っあっぁっ♡あ゙ぁぁああ゙ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛あ゜ッッッ?!!?!!???♡♡♡♡♡」

 

 にゅぽ…………♡

 

「朝から挿入てみたけれど、凄い成長したね。ずっと興奮してたんだ」

「あへ……っ♡あ…………♡♡っ……♡あへぇ………♡♡」

 

 快楽を感じる度に成長する根菜の式神。これを朝からケツマンコに挿入していた為に、その長さは成寿くん腕一本分の長さまで成長していた。

 

 にしても日中ずっと人にバレずにイッてたの流石である。彼女自身も淫乱である事に慣れてきたようだ。もう価値を求めてた自分には戻れないねぇ!良いことだけどねぇ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてある日は、成寿くんが境界異常の祓滅に出た時。

 大規模なものであれば数日間は帰って来ず、帰るまでの日数が長引けば長引く程……千夜ちゃんのパフォーマンスはガタ落ちした。成寿くんが無事に帰ってくるか心配で心配で、心配過ぎて、食器を落とし、バケツをひっくり返し、悪人ブッ殺し植物に喰われ掛けたりし………いつしか成寿くんの祓魔業日が、彼女の休みの日となった。

 

 だがまぁ、それでも彼は無事に帰ってくる。彼だって、愛しい千夜ちゃんを一人にしたくないのでね。

 

「……千夜」

「………せーじ♡」

 

 ………で、互いに数日間おあずけされていた男女が主従関係。なにも起きない筈もなく。

 

「あ゛ぁ゛あ゙ぁあ゛ぁ゙ぁあ゛ぁ゛〜〜〜っっっ♡♡♡♡♡」

 

 ばちゅん♡ばちゅん♡ばちゅん♡ばちゅん♡ばちゅん♡ばちゅん♡ばちゅん♡ばちゅん♡

 

 その日は朝まで交わり続ける。成寿くんの部屋に入ると同時にディープキスし、愛撫から始まり、フェラで息子♂が準備万端になる頃には瞳にハートを浮かべ完全に発情し……そこから正常位で組み敷きながら互いにだいしゅきほーるどで絶頂し、キスハメ対面座位からの密着騎乗位で子宮を押し潰し、フェラをさせながら膣内の精子を指で掻き出して、蔓で両手と片足を優しく縛って宙吊りにして立ちバックでお腹が浮き出るほど突き、四肢を縛って完全に宙吊りにし、無防備な彼女へ容赦なく擬似駅弁セックスをして何回も絶頂させた。

 

 そして最後は、彼女の大好きな獣の様な後背位。成寿くんの身体でベッドに抑えつけられ、更には両手を蔓で後ろに縛られ、ついでに蔓から伸びた、まるでアナルビーズの様な形と硬さの果実をケツマンコに挿入された、なんの抵抗も出来ない状態で行われる、獣の交尾。

 

「ん゙っんっん゙っ゛♡お゙っおぉぉっ♡っ〜♡あっあ〜っ♡あ゙っあ゙っ゙あ゙っッ゛♡はぁぁッ♡ん゙んっ♡あっ♡あ゙ぁっ♡はっはっはっはぁ〜♡♡♡いくっ♡いく♡いくぅっ♡お゙っおっほっあ゙っあっ♡んぅ〜っ♡またっ♡ま゙ッ゛――〜〜〜っ゛あ゙ぁあ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁっっ゛♡♡♡あ〜〜…♡あ゙っ♡あっあっおくゅっ♡しゅきっ♡しゅきしゅきぃいィ゙ィ……♡ほっほっあっ♡ほぉ゙ぉっ♡あ゙っ♡ん、んぅっ♡んんん゙♡♡♡あひっ♡あ゙っあ゙ぁ♡ィきゅっ♡ん゙ッ゛っ゙っッっ゛〜〜〜〜〜♡♡♡」

 

 どびゅぼびゅびゅるるるるる〜〜〜っ♡♡♡びゅるるっ♡どちゅっ♡びゅるどちゅっ♡どびゅちゅっ♡どちゅっ♡びゅちゅっ♡どちゅっ♡どちゅっ♡びゅくっばちゅっ♡ばちゅん♡ばちゅん♡ばちゅん♡ばちゅん♡ばちゅん♡

 

 ――あ゙ぁぁあぁ♡いっへりゅ♡ずっと、きもひ♡ィッ♡あったか…いぃ♡ぃく♡らひて♡いく♡らひて♡いく♡いく♡いくッっっ♡……っ……お♡お゙ぉぉおっ♡まひゃ、らひてる♡らひなかりゃ、おくゅ♡ぱんぱんっ♡きもひぃ♡あったかぃ♡しゅき♡すきぃ♡

 

 互いに言葉もいらない。時がどれ程進んだかもわからない。幾度となく彼女の尻肉を歪ませ、膣内を愛で犯し尽くし、卑猥な水音と喘ぎ声を響かせ、思考は快楽に塗りつぶされようと、2人の体力が尽き果てるまで、この愛の証明は終わらない。

 

 後背位から背面座位へと変わり、また喘いでいると、ふと、近くにあった身だしなみの確認に使う大きな鏡が、彼女の目に入った。

 そこに映るのは、淫らに交わる自分自身。

 

 そしてもう一人。それは"冷泉"千夜だった。十中八九快楽でおかしくなって見えた幻影だが、彼女はそんなある日の幻影に、今の自分達を見せつける。

 

 ――みて♡これが、ほんとのせっくす♡じぶんのかちなんていらない、パパのためじゃない、すきなひととする、せっくす♡

 

 鏡の千夜ちゃんが、食い入る様に見る。あの時に見た両親の喧嘩ではない、愛の交わり。

 

 びゅぼどびゅるるるるるるる〜〜〜〜〜♡♡♡♡♡どびゅっ♡びゅぐびゅくっ♡♡びゅ〜〜〜〜〜っっっ♡♡♡どぷっっっ♡ごぷっっっ♡♡♡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 目が覚める。横には、可愛らしい寝顔をする千夜ちゃんがいた。

 そっと髪を撫で、月光で照らされた顔を覗く。

 

 朽華成寿にとって、それは本当にただただ一目惚れだった。祓魔師と言う存在であることをまだ理解出来なかった小さき頃、父と共に訪れた何の変哲もない公園で、母に抱かれた小さき彼女に、心奪われたのだ。

 

 忘れることはなかった。陽日に包まれた白百合の、美しい寝顔を。直ぐにわかった。境界異常祓滅の帰りで、迎えが来るまで仮眠を取っていた彼女の顔が、同じであった事に。

 

「愛しい千夜…君の為なら、私はどんな困難も乗り越えよう」

 

 彼女を起こさぬよう、部屋を出る。向かうは父の書斎。書斎の扉を開けば、待っていたと言わんばかりの父…朽華家現当主朽華燦刈(くちばな さんか)と目があった。

 

「…決めたな」

「はい、父上。後は彼女が望みさえすれば………

 

 

 

 

 

 

 彼女の家伝式法の『品種改良』を行う為、この命を朽華家に捧げましょう」

 

 なぁんてシリアスな雰囲気だが、千夜ちゃんとまた肩を並べて祓魔師出来るかも知れない事にウッキウキである。




なんでこんな長くなってもうたんや……

取り敢えず、今回の話はどうでしたかな。セックスシーンとかそれはもう色々なエロコンテンツやasmrの台本を参考にしました。達してくれたのなら、幸いです。抜き報告待ってます。

セックスまでの前振りは………改善に努めます。ほなまた次回、サラダバー!
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