観客席からは、大空高校ガンプラバトル部チームの勝利を称える拍手喝采よりも、【インヴィンシブル】の敗北へのブーイングの方が多かった。
「チッ★
うるせぇなぁ…★」
と、観客席からのブーイングに苛立つマーク。
「第2試合で挽回するしかありませんね。」
と言うユイ。
「その通りだ、ユイ☆」
と、マークに肩を抱かれたユイは
「やめてください…!!」
と、マークを振り払った。
しかし、マークは
「とにかくだ。
次の試合で、借りを返すぞ☆」
と、何事も無かったかのようにふるまう―。
午後7時15分―。
第2試合の開始時間となった。
【インヴィンシブル】の出場メンバーは
マーク
ザック
ユイ
大空高校ガンプラバトル部の出場メンバーは
キャロル
セリーナ
フライ
マークとキャロルが握手をしたあと、各選手達はコクピットルームに入っていく―。
◇
『Gun-pla Battel. Stand up.』
システムが起動し始めた。
『Please set your GP base.』
GPベースを、スロットにセットする。
『Begining Plavsky particle dispersal. 』
ステージからプラフスキー粒子があふれ出し、バトルフィールドを形成する。
形成されたバトルフィールドは平原。
『Please set your Gun-pla.』
ガンプラを、カタパルトデッキにセットする。
コクピットルーム内に、ホログラフィーで再現された球体操縦桿と正面と左右のカメラモニターや、残弾数や各部のダメージ表示を示すメモリなどが映るモニターが現れる。
球体操縦桿を握り、そして―
『Battel start!!』
バトルスタートの合図が鳴り響く―!!
「マークッ!!
ブレイズストライクフリーダムガンダム、行くぞッ!!」
「ユイ!!
ガンダムアストレアJ、出ます!!」
「ザック…
ゼラ、出る…!!」
・
「フライッ!!
ギャプラン・ソニック、行くよッ!!」
「キャロル!!
ウイングガンダムセラフィム・プロフェシー、出ますっ!!」
「セリーナ!!
ミサイルザクファントム、出ます!!」
両チームのガンプラが発進した―。
◇
平原を進む
ブレイズストライクフリーダムガンダム
ガンダムアストレアJ
ゼラ
ユイの愛機・ガンダムアストレアJとは、ガンダムエクシア系のガンプラのジャンクパーツを集めて、ガンダムアストレア風に組み上げた機体だ─。
ザックの愛機のゼラだが、HGUCジムスナイパーⅡにHGUCリゼルの頭部とHGUCガンダムNT-1のバックパックをつけた、全身濃淡2色の青色に塗られた機体だ─。
ガンダムアストレアJのレーダーが、接近してくる機影を捉えた…
…が、ほんの数秒で肉眼で視認できるほどの距離にまで接近してきていた。
そして、撃たれた。
もちろん、ガンダムアストレアJはギャプラン・ソニックからの攻撃を回避する。
その直後
《ユイッ!!
お前はギャプランを殺れッ!!〉
と、マークに言われた。
ある意味、当然かもしれない…。
今のメンバーで、空を飛べるのはガンダムアストレアJだけだからだ。
問題は
ユイは空中戦が苦手
なことだ…。
だからといって『空中戦が苦手だから空中戦はできません』というわけにもいかない。
ガンダムアストレアJは空に飛び上がる。
だが…
飛び上がった途端…
ギャプラン・ソニックからの激しい攻撃にさらされた。
「きゃあ!!」
と、シールドで防御するガンダムアストレアJ。
またたく間に、シールドの耐久値が50パーセントを切った。
ガンダムアストレアのシールドの表面には耐ビームコーティングが施されていないため、攻撃をうければ、簡単に耐久値が減っていくのだ。
そして
シールド耐久値がゼロになってしまうと、防御できなくなる…。
「くっ!!」
と、右腕に装備されている、GNソードを改造したGNビームガンでギャプラン・ソニックを撃つガンダムアストレアJ。
しかし、1発も当たらない…。
それどころか、あっという間に、射程外にまで離脱された。
ギャプラン・ソニックは大きく左旋回して、ガンダムアストレアJに向かって突進してきた。
ガンダムアストレアJはGNビームガンを撃つが、ギャプラン・ソニックには1発も当たらない…。
逆に、ギャプラン・ソニックに撃たれてしまった。
ギャプラン・ソニックからの攻撃を、シールドで防御するガンダムアストレアJ。
ギャプラン・ソニックからの攻撃をシールドで防御したため、ガンダムアストレアJのシールド耐久値は30パーセントにまで低下した…。
ギャプラン・ソニックは大きく右旋回して、ガンダムアストレアJに向かって突進する。
「うあぁっ!!」
と、ギャプラン・ソニックからの攻撃を、シールドで防御するガンダムアストレアJ。
「しまった…!!」
ギャプラン・ソニックからの攻撃をシールドで防御したため、とうとう、ガンダムアストレアJのシールド耐久値はゼロになってしまった。
これでもう、ギャプラン・ソニックからの攻撃をシールドで防御することはできない…。
ユイは、ギャプラン・ソニックの一撃離脱戦法に対応できず、ギャプラン・ソニックのスピードに翻弄されているだけだった…。
ガンダムアストレアJは太陽炉搭載機なのだから、TRANS-AMを使えば苦戦することはないのだが、悲しいかな
ユイはTRANS-AMが使えるほどの技量をもっていなかった
のだ…。
「きゃあぁあぁ!!」
と、ギャプラン・ソニックからの攻撃を回避すること防御することもできず、まともにくらってしまうガンダムアストレアJ…。
すでに機体耐久値は30パーセントを切っていて、コクピットルーム内には警報音が鳴り響いていた。
次、くらうと終わりだ…。
だが…
「きゃあぁあぁ!!」
と、ギャプラン・ソニックからの攻撃を回避すること防御することもできず、まともにくらってしまったガンダムアストレアJの耐久値はゼロになり、爆発のエフェクトにつつまれたあと、自動的に退場ゲートへと向かっていった…。
◇
ブレイズストライクフリーダムガンダム
と
ゼラ
は
ミサイルザクファントムと交戦していたが…
ミサイルザクファントムが放ったミサイルが、ブレイズストライクフリーダムガンダムとゼラの周囲に着弾し、周囲が黒い煙に覆われた。
ミサイルザクファントムが放ったミサイルは、発煙弾だったようだ。
しかし…
黒煙で視界を奪われたゼラが、ウイングガンダムセラフィム・プロフェシーのバスターライフルから放たれた大出力ビームの直撃をうけて、撃墜されてしまった。
「ちくしょうッ!!
発煙弾なんて卑怯だぞッ!!
姿を見せやがれッ!!」
と叫ぶマーク。
〈お望みとあらば…☆》
と、正面からミサイルザクファントムが両手にビームサーベルを持って煙幕の中から飛び出してきて、ブレイズストライクフリーダムガンダムに斬りつけた
さらに、上空からギャプラン・ソニックに撃たれ…
とどめに、ウイングガンダムセラフィム・プロフェシーのバスターライフルで撃たれ…
ブレイズストライクフリーダムガンダムの耐久値はゼロになり、爆発のエフェクトにつつまれたあと、自動的に退場ゲートへと向かっていった…。