大人の知識を持ったまま中学生に戻った俺は好き勝手に生きていく 作:柊咲
桃花さんはエレベーターに乗っているときも、車に乗ってからも、機嫌良さそうに鼻歌を歌っていた。
「機嫌良いですね」
「えっ、まあ、仕事お休みだからね!」
笑いながら言うと、慌てて誤魔化す。
車は走り出すと、俺は気になっていたことを聞く。
「そういえば、目的地って何処なんですか?」
「ん、山の中にある日帰り温泉!」
「え……」
行き場所を聞いて困惑した。
桃花さんの雰囲気から、なんとなく遊園地とかその辺だと思っていたからだ。
「なにさ。モモが温泉行きたいって言うの変?」
「まあ、桃花さんっぽくないなって」
「そうかな? モモ、けっこう温泉好きなんだよね。前はよく仕事がお休みのときとか行ってたもん」
「へえ。前はってことは今は行かないんですか?」
「まあね。同棲してるから一人で車運転して日帰り温泉って、ちょっと……それに浮気とか疑われそうじゃない? 普段と違うシャンプーとかボディーソープとか使って帰ってきたら」
「確かにそうですね」
彼氏はめっちゃ浮気してるからいいのは? ってくだりはもういいか。
「それで、今日は何処の温泉に行くんですか?」
「えっとね」
桃花さんに言われた温泉の名前をスマホで検索する。
街中から大きく離れた山奥にある温泉地で、建物の雰囲気からも落ち着いたお洒落な感じがした。
「その日帰りコースってやつね」
「入浴と昼食バイキング……へえ、いいですね!」
「でしょでしょ? たまには家から出てのんびりしないとね。でさ、夜なんだけど……」
桃花さんは運転に集中しながら言う。
「……ラブホ、行かない?」
「ラブホですか? 桃花さんの家じゃなくって?」
「うん。あそこはほら、トモくんと一緒に暮らす家だから。今日はなんとなく違う場所でしてみたいなって。ダメ、かな……?」
不安そうな声を漏らす桃花さん。
どうしてラブホがいいのか、理由はいまいちわからないが場所を変えるのは賛成だ。
それに桃花さんからエッチしたいと言ってくれたのは素直に嬉しい。
「もちろんいいですよ」
「ほんと? 良かった。何処にラブホあるかわからないから、なんかオススメあったら教えてね!」
「なんで中学生にオススメのラブホ聞くんですか」
「だってモモよりそういうの詳しそうだから。もし知らないなら運転中に調べておいて!」
「わかりましたよ……めちゃくちゃエロい施設のあるラブホにしよっと」
「ちょっと! 普通のでいいから!」
そう言われたが、俺は面白そうな施設があるラブホを検索する。
そうしているとあっという間に山に入り、目的地付近にやってきた。
「少し休憩!」
ここは広々とした駐車場でお店なんかはないが、飲み物やアイスクリームの自販機なんかはある。
日曜日の昼前でも停まっている車は少なく、広々とした駐車場にはまばらに休憩中のトラックが停まっているだけだった。
「アイスクリーム買ってこよう?」
「ええ」
自販機で飲み物とアイスクリームを買う。
やっぱり運転手が休憩しているトラックしかなく誰もいないように感じる。
鳥や虫の鳴き声を聞き、涼しい風が吹く。
「んー、美味しい! 祐輔くんのもちょうだい!」
「はい、どうぞ」
「わーい! ああむっ! ん、こっちも美味しい!」
運転席に座ったまま体を俺に寄せる桃花さん。
人のいない山中、車の中、二人っきり、体を近付け舌でアイスクリームを舐める桃花さん。
ついついいやらしいことを考えてしまった。
「……ねえ、なんで大きくさせてるの?」
桃花さんはアイスクリームを舐めながら横目で俺の股間をジッと見る。
「アイスクリームを舐める桃花さんがエロくて、つい」
「朝さ、おはようフェラしてあげたよね? どんだけ節操ないのさ。あっ、温泉入ってるときも勃起しちゃったりするんじゃない!?」
「なんで男の裸見て勃起するんですか。しませんよ、そこは」
「それもそっか。……うーん」
アイスクリームを食べ終わった桃花さんは周囲を確認する。
近くに車はなく、遠くに見えるトラックもこちらに背中を向けていて運転手は見えない。
「……口でいいなら、してあげよっか?」
「いいんですか!?」
「反応早っ! もう、どうせさせる気だったくせに」
「いやいや、運転で疲れてるなら遠慮するつもりでしたよ」
「運転で疲れた!」
「またまたー」
「こら!」
頬を膨らませながら俺のズボンのチャックを下ろす桃花さん。
「いい、誰か来たらすぐ教えてよ?」
「わかりました。アイス食べながら警戒してます!」
「もう……あっ、いいこと思い付いちゃった!」
肉棒を取り出した桃花さんはニヤリと笑みを浮かべ、俺の持つアイスクリームをがぶっと少し口に入れると、そのまま──。
「おっほおおおおおおお……ッ!」
そのまま肉棒を咥えた。
熱を帯びていた肉棒が一瞬にして極寒に包まれると、俺はだらしない声を吐きながら股間を突き上げる。
「ん、んふふふっ……ん、ちゅ♡ ふふ、調子乗って年上のお姉さんを困らせるからお仕置き♡ どう、気持ち良かった?」
運転席に座りながらフェラする桃花さんは、めちゃくちゃ楽しそうに笑う。
「こ、これは、勘弁してください……!」
「えー、どうしよっかなー♡ あむっ……ふふふーん、んじゅ♡」
「ぐはあ……ッ!」
桃花さんはまたアイスクリームを一口かじると、冷たいそれを肉棒に塗るように肉棒を咥える。