大人の知識を持ったまま中学生に戻った俺は好き勝手に生きていく 作:柊咲
前にこの『変態さんゲーム』の罰ゲームを見たとき、内容は全て前戯までだった。
おそらくこれは陽キャの合コンなんかで使われるもので、性に寛容な男女が遊ぶときに使うのだろう。
まあ、どんなときに使うんだとか思うけど、実際にこうして使おうとしてるから需要はあるのか。
そしてこのゲームは男にとって都合のいいものしかない。
例えば男が女に何かするというものはなく、あっても胸を揉むとかいう有難いものだけ。
なので基本は女がしてくれる──つまり、俺は何もせずただ彼女たちの罰ゲームを楽しめばいいだけだ。
「えー、じゃんけんの結果、順番は桃花、奈々子、私の順になりました!」
「一番最初が良かったのに~」
「じゃ、じゃあ、モモからですね。引きます!」
テーブルの上に置かれた罰ゲームが書かれたカード。
桃花さんはお酒と緊張で顔を真っ赤にさせながら、最初の一枚を引く。
「えっと……『1分間、ディープキスをする』です!」
「序の口も序の口ね、最初の一枚でいいとこ引いたじゃない」
「は、はい! じゃあ、その……」
桃花さんが俺の隣に座り、恥じらいながら顔を寄せる。
「祐輔くん……ん、ちゅ♡ あむ、ちゅ……れろ、れぇろっ、ちゅ♡」
酔っているからなのか、それとも二人に見られて興奮しているからなのか、いつもより激しい。
突き出した舌を求めて桃花さんは舌を大胆に絡ませ、よだれが垂れるのもお構いなしに求めてくる。
二人はジッと俺たちのキスを見つめながら、笑みを浮かべながらもはっきりと興奮していた。
「んっ、あ……ダ、メ……おっぱいは、まだダメだってばあっ♡」
1分間キスだけで我慢できるわけもなく、俺は気付いたら服の上から胸を揉んでいた。
桃花さんは喘ぎ声をあげながら駄目というが、とろんとした瞳はもっとしてと俺に訴えていた。
「はい、しゅうりょーう! お客さん、お客さーん、終了ですよ!」
レイラさんに止められ顔を離す。
桃花さんは少し不満そうに頬を膨らませた。
「もっとしたい……」
「こら、一回目で本気モードになるな! はい、次は奈々子!」
「ふふっ、二人のあんな濃厚なキスを見せられたら、なんだかわたしも乗ってきちゃった~」
上機嫌なまま奈々子さんがカードを捲る。
書いてあった罰ゲームを見て、彼女はにっこりと笑みを浮かべる。
「『1分間おっぱいを揉む』だって。さっき桃花ちゃんのを揉んでたから外れみたいだわ~」
「でもお互いに良かったじゃない。奈々子のアピールポイントを一番最初に楽しめるなんて」
「ぶー、祐輔くん……奈々子さんのとモモの比べたりしないでよ」
「比べませんよ」
「わたしとしては、別に比べてもいいのよ~?」
桃花さんがぶーぶー言っているのを見て楽しそうにする奈々子さんは、俺の近くで座る。
「正面から触る~? それとも、後ろから~?」
「じゃあ、後ろからで」
「あら、わたしも後ろから揉まれる方が好きだから嬉しい♡ じゃあ……」
俺に脚を開かせ、奈々子さんはその間に座る。
甘い香りを全身から漂わせ、後ろからだと大きな谷間がよく見えた。
「君の吐息が首にかかって、まだ触られてないのに興奮しちゃう♡」
「すみません、めちゃくちゃ迫力あって興奮しちゃいました」
「あら、素直に褒めてくれると思ってなかったから嬉しい~♡ でも、いいのは大きさだけじゃないのよ? だから~、触って……?」
おっとりというかねっとりとした喋り方は自然と男を興奮させる。
こういう女に男は弱い。それを彼女も理解しているのだろう、慣れた感じで俺を誘ってくる。
俺は後ろから、彼女の大きすぎる乳房を下から持ち上げる。
「おお……」
つい声が漏れ出た。
それほどまでに柔らかかった。
ブラの生地の固さが本気で邪魔だと思うぐらいの、おかしくなるぐらいの柔らかさ。
片手では収まらない大きさの乳房はまるで液体のようで、指の隙間に溶けるようだった。
「あっ、んん、はあ……っ♡ 君の触り方……とってもいやらしい♡」
それに、どうやら感度も良いらしい。
俺が触りやすいように、胸を強調するように、奈々子さんは両手を俺の頭へと回す。
顔を近付け、まるでキスしてもいいよと誘っているような顔の近さ。
俺を試しているのだろうか、機会があれば強引に迫ってくるかどうかを。
普通の中学生で、二人に見られている男なら、きっとこの誘いには乗らない。だが俺は違う。
「あっ! ふふっ……あむ、ちゅ♡ れぇろ、れぇぇぇろっ♡」
「あらあら」
「ちょ、ちょっと、キスは罰ゲームに書いてないのに!」
胸を揉みしだきながら、俺は奈々子さんにキスをする。
彼女は優しく微笑み、受け入れ、舌を絡めて俺を求めた。
二人が何か言っているが、耳に入らないぐらいお互いに熱中した。
「──はい、終了です! こらっ、お客さん! それ以上のお触りは禁止、はい終了、終了です!」
服の上からでもわかるほど上気した奈々子さんの身体が俺から離れてくれない。舌を絡ませ、唇を貪り、俺の愛撫に喘ぎ声を漏らす。
このまま下半身を触ってもいいだろ。
そう思って右手を乳房から腹部へと滑らせると、奈々子さんは閉じていた目を開け、俺の考えを理解してウインクする。
触っていいよ、ということだろうか。
だが
「……5秒以内に止めないと、今後、奈々子はゲーム不参加になります!」
だが、レイラさんの最終勧告を受けて顔を離す。
見つめ合う形になり、奈々子さんは悲しそうな顔を浮かべる。
「もう、せっかく乗ってきたのにたった1分なんてひどいわ~。ねっ、君ももっとしたかったでしょ~?」
「ええ」
「二人とも、これは罰ゲームだってこと忘れてるでしょ、まったく……はい、次は私ね──おっ、おおお!」
進行役のレイラさんの番になり、カードを一枚引く。
すると、まるで当たりカードを引いたかのような声を発する。
「『1分間ペニスを手でシコシコする』、ついに引いちゃったー!」