※この作品はR-18です。

大人の知識を持ったまま中学生に戻った俺は好き勝手に生きていく   作:柊咲

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160話 道産子ギャル、耳を澄まして

 

「えっと……」

 

 

 

 奈菜が慰めの言葉を投げかけようとするが、なんて言えばいいのかわからずあたふたし始める。

 

 

 

「向こうには別れたいって言われてるのか?」

 

 

 

 だから代わりに聞いた。

 

 

 

「……うん」

「遠距離恋愛が無理だから?」

「そう。それに向こう、高校行ってないから」

「ん、高校行ってない? 相手って年上なのか?」

 

 

 

 聞いている途中でそういう意味じゃないと気付いた。

 

 

 

「もしかして進学してないのか?」

「向こう、実家が酪農家だから。中学卒業してすぐ家業を継いだの。それで夜早く寝て朝早く起きなくちゃいけないから、連絡取るのも時間無いって。稼業に専念したいから恋愛する余裕ないって……」

「うん……」

 

 

 

 なんだろ、普通の遠距離恋愛と違うからなんて言えばいいかわからない。

 

 

 

「そうか」

 

 

 

 難しいけど、あてにしたい奈菜も言葉が思いつかなそうだがら、思ったことを話した。

 

 

 

「会ったこともないからあれだけど、その彼、凄く大人だな」

「え……?」

「だって白石のことを思って別れようって言ったんだろ? 自分と付き合っていたら幸せになれないって思って」

「そう、だけど……」

「普通、高一でそこまで考えられる奴いないだろ」

 

 

 

 そう伝えると、ぐすんぐすん泣いていた白石が泣き止んでくれた。

 

 

 

「やっぱりさ、別れた方がいいのかな……」

「他人だから、はっきりとは言えないけど。彼の意図を汲んであげてもいいかもな。向こうだって稼業を継いだばっかで忙しいだろうから」

「そっか。そう、だよね……わかった」

 

 

 

 そう言ってスマホを取り出すと、白石が急に立ち上がる。

 

 

 

「まだ起きてると思うから、電話で伝えてくる!」

「え、今か……!?」

「あんまり有耶無耶にしたら、向こうにも悪いだろうから。じゃあ、今日はこのまま帰るね! 二人ともありがと!」

 

 

 

 白石は荷物を持って玄関を出ると、真っ直ぐ自分の部屋に向かった。

 話し声は聞こえないが、きっと彼氏に電話して別れ話をするのだろう。たぶん暗い感じでは終わらないと思ってる。

 

 

 

「凄い行動力だね」

「ああ、そうだな」

「あれで良かったのかな?」

「さあ、どうだろうな。ただ薄々だが、別れた方がいいのかもって自分でも気付いていたんじゃないか? ただその踏ん切りがつかなかっただけで」

「で、祐輔がその背中を押したと」

「それだと俺が別れさせたみたいだろ」

「そんなこと言ってないよ。……もしかして、怒った?」

 

 

 

 脈略のない質問。

 奈菜はベッドに座る俺の隣にくると、太股を撫でながら聞いてくる。

 

 

 

「ああ、怒った」

「ごめんね。どうしたら、許してくれる……?」

「そんなの、言わなくてもわかるだろ?」

「あんっ♡」

 

 

 

 抱き寄せ胸を強く揉むと、奈菜が喘ぎ声を漏らす。

 

 

 

「友達が帰ったらすぐ発情しやがって」

「だ、だって、明日土曜日だから、今日は朝までする気で……ああんっ♡」

「声、我慢しろって」

「う、うん……っ♡ でも、楓ちゃんと友達になったから、許してくれるかも?」

「んなわけあるか」

 

 

 

 着ていた制服を脱がそうとしたが、その手を止めた。

 

 

 

「祐輔……?」

「高校の制服でするの初めてだし、このままするか」

「えっ、しわできちゃう」

「帰ってからアイロンすればいいだろ。俺の分も」

「なんで祐輔のも──きゃっ♡ も、もう……そんなに、高校の制服着たまましたいの?」

 

 

 

 俺は笑みを浮かべると、制服を着たまま奈菜の膣内へ肉棒を挿入する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ♦

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※楓視点

 

 

 

 

 

 

「はあ、終わっちゃった……」

 

 

 

 生まれて初めてできた彼氏。

 まだ付き合って二カ月、手も繋いでいない。

 まあ、二カ月だけのお付き合いだから傷も浅いけど、それでもやっぱ悲しい。

 

 

 

「寂しい寂しい寂しい!」

 

 

 

 ベットにダイブすると、足をバタバタさせる。

 都会に憧れて東京に引っ越したのが間違いだったのか。ううん、たぶん地元の高校に進学していても長続きしなかった。

 楠木に言われなくても、遅かれ早かれこうなるんだ。

 

 

 

「二人に話、聞いてもらいに行こうかな」

 

 

 

 なんか、一人でいたくない。

 このまま一人でいたら、また泣いちゃいそう。

 

 楠木の部屋からAVの音聞こえたときみたいに。

 

 

 

「……ん?」

 

 

 

 幻聴かと思って顔を上げると、やっぱり声がする。

 

 壁に耳を付けると、

 

 

 

『あんっ♡ はぁ、ん、あぁん……っ♡ 祐輔、待ってっ♡ 激しいっ♡ 激しいってばあっ♡』

『声我慢しろって』

『だって、だってぇ……っ♡ 祐輔のおちんぽ、気持ちいいんだもんっ♡』

 

「え、え……?」

 

 

 

 あの日に聞いたAVの音。

 だけど今聞くと違う。

 

 

 

「もしかして楠木と奈菜ちゃんって……」

 

 

 

 もう一度、耳を澄ますと今度ははっきりと二人の声で聞こえた。

 静かな部屋だから微かに二人の声が聞こえてくる。しかもさっきまで話していた明るくて可愛い奈菜ちゃんの、すっごくエッチな声。

 

 

 

「うそ、うそうそうそ、二人って付き合ってないって……えっ、どういうこと?」

 

 

 

 セックスしてる。

 

 

 

「え、え? したっけ、引越してきた日のもAVじゃなくて奈菜ちゃんの声?」

 

 

 

 でも付き合ってないって。

 あれは嘘?

 いや、もしかして、そういうエッチなことをするだけの関係……。

 

 

 

「もしかして二人って、セフレってやつなの? 東京の高校生は付き合わないで身体だけの関係でいたがる子もいるって言ってたけど」

 

 

 

 聞いちゃいけないと思いながらも、壁に付けた耳が離れない。

 

 

 

「奈菜ちゃんの声、なまらエッチだなあ……」

 

 

 

 艶めかしい声を聞いていると、どんどん顔が赤くなっていく。

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