※この作品はR-18です。

大人の知識を持ったまま中学生に戻った俺は好き勝手に生きていく   作:柊咲

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162話 道産子ギャルとまずはベットで抱き合ってみる

 

 

 

「ごちそうさま!」

「全部食べたんだ」

 

 

 

 作ってくれた料理を食べ終わると、白石がホッとしたような表情をする。

 

 

 

「当たり前だろ、せっかく作ってもらったのに。それにめちゃくちゃ美味かった」

「良かった。じゃあ洗い物するね」

「いや、俺がするって」

「いいからいいから」

 

 

 

 さっきよりも挙動不審感はなくなったけど、それでも目を合わせてはくれない。

 

 さすがにこのまま気付かないフリはきついか。

 俺は白石の隣で皿洗いしながら、話しを振ってみた。

 

 

 

「白石さ」

「うん」

「昨日の夜、もしかして……聞いてた?」

「え……え、な、なんのこと!?」

 

 

 

 顔を真っ赤にしながら大きな瞳が右往左往する。

 やっぱりかと確信すると、言葉を選んで伝える。

 

 

 

「まあ、あれだ。俺も奈菜も、この関係で満足してるから」

「えっ、あ……それって、その、セ……セフレ、ってやつ?」

「ああ」

「そ、そう、なんだ……。ま、まあ、今の若い子ってそういう縛られたくないみたいな考えを持つ人も多いってニュースでやってたしね!」

「お前も若いけどな」

「あ、あはは……」

 

 

 

 動揺を隠すように笑う白石。

 変な沈黙が生まれ、水を流す音だけが部屋に響く。

 

 

 

「ねえ」

 

 

 

 だが、白石が口を開く。

 

 

 

「なんで、そういう関係でいいって思ったの……? 楠木も、奈菜ちゃんも」

「なんで、なんでか……。なんでだろうな。ただ、楽だからな。付き合ったらお互いに嫌なこととかあったとき面倒だろ? 喧嘩したり。だから……まあ、結局はこの関係がお互いに楽なんだよ」

 

 

 

 奈菜に関しては俺に合わせてるというか、よくわかんないけど。俺に関してはいろんな女とセックスしたいからだ。

 そんなクソ野郎みたいなことは言わないが、セフレを作る者の多くは「楽だから」とか「面倒くさいしがらみなく気持ちよくなりたい」とか、そんな感じじゃないのかなとは思う。

 

 

 

「そういうの、こっちでは結構普通だったりする……?」

「いや、どうだろうな……」

 

 

 

 高校生でセフレいる生活が普通なわけないだろ、と思ったけどそんなこと言ったら俺はなんなんだってなるから言わない。

 

 

 

「もしかして、興味あるのか?」

「えっ!?」

 

 

 

 話の流れならいけると思った。

 予想通り顔を真っ赤にして俺から離れる白石。

 

 

 

「な、ななな、なに言ってんのさ……バカじゃないの」

「そうか」

「いくらあたしが彼氏と別れて弱ってるからって、そんな……それに、あたし……処女だし」

「え」

 

 

 

 意外なカミングアウトだった。

 

 

 

「なにさ、処女で悪い!?」

「いや、めちゃくちゃ意外だから。だって、白石ってモテそうじゃん」

「そ、それは……。中学生のときは、黒髪ぱっつんの真面目ちゃんだったから、男の子と話すこともそんななくて」

「あー」

 

 

 

 やっぱり高校デビューだったか。

 

 

 

「なにさ」

「いや、なんでも。でもそんなこと聞くってことは、少しはそういうのに興味あるんだろ?」

「──ッ!? べ、べつに、そんな……」

「もしかして昨日の夜に俺と奈菜がしてるの聞いて、興奮してた?」

「そんな、わけ……ないじゃん」

 

 

 

 白石、押せばいけるぞ!

 

 そんな直感があった。

 だから俺は、田舎から上京してきた純粋無垢な女の子を騙すクソやりちん野郎の魂を人魂モードにして憑依合体すると、勢いのまま白石に迫る。

 

 

 

「な、なにさ……きゃ!」

 

 

 

 抱き寄せると、すっぽり腕の中に納まる白石。

 

 

 

「な、なにすんの……ちょ、離してってば」

「こうされるの落ち着くだろ?」

「え……」

 

 

 

 弱々しい抵抗をしていた白石は、落ち着くと、コクリと頷く。

 

 

 

「……まあ」

「こうやって抱き合うだけでも落ち着くから。これぐらいなら、別にいいんじゃないか?」

「それは……」

「もしかして俺、臭いか? シャワー浴びたばっかなんだけど」

「い、いや、臭くない……というより、少しいい匂いする」

「そうか。白石も、なんか甘い匂いする。香水?」

「あっ、うん……これ、あたしのお気に入りの香水」

「へえ、いいなそれ」

「同じブランドの他のやつもいい匂いするの。オススメ」

 

 

 

 そんな会話をすると、自然な感じで抱き合えた。

 

 

 

「座っていい?」

「え、このまま?」

「うん。俺も白石とこうしてるの落ち着くから。駄目?」

「いい、けど……やばっ、なまら顔熱い」

「北海道弁出てるぞ」

「あっ、気を抜くと、出ちゃって」

「いいじゃん、白石の北海道弁好きだよ」

 

 

 

 抱き合ったまま耳元で囁くと、白石は俺の背中に回した腕に微かに力を込める。

 抱きしめたまま頭を撫でると、もっと腕に力がこもる。

 

 

 

「頭、撫でられるの好きなの?」

「え、な、なんで……?」

「いや、頭撫でたら抱き着く腕に力入ったから」

「ご、ごめん!」

「別に痛くないから謝らなくていいって」

「そう、なんだ……。えっと、頭撫でられるの、好き……かも」

「へえ。こう?」

「あっ……うん、それ」

 

 

 

 ああ、めっちゃエッチしてえ。

 こんな派手な見た目のギャルが初々しい反応するの反則だろ。

 自分の欲望を抑えるのが辛い。

 だが我慢だ。ここで強引に迫って泣かれでもしたら二度と味わえない。

 

 ゆっくりと、心の中に侵入していく。

 

 

 

「このままさ、横になっていい?」

「横って、えっ、ベッドに……?」

「なんもしないから安心して。ただ、横になりながらだと、座ったままよりも落ち着くんだよ」

「そう、なの……? ほんとに、なんもしない? 嫌なこと、しない?」

「絶対にしない」

「じゃあ、いいよ」

 

 

 

 その言葉を聞いてそのまま横に倒れる。

 白い肌が真っ赤に染まった白石の顔がすぐ目の前にあり、柄にもなくドキッとした。

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