大人の知識を持ったまま中学生に戻った俺は好き勝手に生きていく 作:柊咲
「だからね、今週の土曜か日曜にお買い物に行きたいの!」
「……だからね、の意味がよくわからないんだけど」
次の日。
朝から楓が興奮気味だった。
「よく行くお店で新作の服が発売するの。だからね、一緒に行こ?」
「なんで俺が」
「え、ちょっと量が多いから持ってよ」
「なんでだよ」
「奈菜ちゃんも、ちょうど買いたいものあるんだって」
「知らんがな」
お願いお願い、と楓がうるさい。
それは朝から始まり昼休みになるまで、授業の合間合間に言ってきて、なんなら授業中でも手紙に書いて頼んでくる。
女の買い物とか長いんだよ。
どうせ遊びの半分以上は待たされるんだ。
そんなのに付き合ったら最後、大切な休日が潰される。
学生になっても、土日というのは最高で大切な日なんだ、まったく。
「ねっ、お願い!」
「だから──」
「あ、あの、白石さん」
お弁当を食べ終わった頃。
楓との会話を割って入ってきたのは優子だった。
「え、ど、どうしたの、長尾ちゃん」
優子がアダルト動画サイトにオナニー動画を投稿していた件と、俺が隠れて委員長エロエロ計画を進行していることは、楓には言っていない。
なのであれからたぶん初じゃないかな、二人が話すの。
だから楓は、同級生の裏の顔を一方的に知ってしまったとおどおどと落ち着きがない。
「えっと、楠木くんちょっと借りてもいいかな?」
「祐輔を? うん、いいけど……」
「ありがとう。実は担任の先生に後で来るように言われてて、三者面談の日取りの件で」
「へえ、そうなんだ。わかったよ」
楓は不審がったが、優子の嘘を信じた。
そのまま俺は彼女の後を付いて行く。
行き先はもちろん職員室なんかじゃなく、誰もいない屋上前。
「……祐輔くんって、その、白石さんとどういう関係なの?」
「どういうって、まあ、優子と同じかな」
「それって……。そう、なんだ」
「で、こんな人気のないところに呼んだってことは、勉強したことを実践したいのか?」
壁に背を付けると、黒縁眼鏡の奥の瞳が潤む。
だけど何も答えず視線を反らしたまま。
「どうした?」
「えっと、その……こういうのって、やっぱり」
「もしかして、止めたいとか言わないよね?」
「え……あんっ♡」
抱き寄せると、優子はエロい声を出した。
そのまま胸を揉むと、彼女は抵抗することなく俺のイタズラを受け入れる。
「止めて、どうするの? またオナニー? 今まで溜まった欲求を発散させてくれた動画投稿はしないんだろ?」
「そ、そう、だけどっ……だって、祐輔くん……白石さんと、あ、あんなこと」
「別に楓とは付き合ってないけど。優子は付き合ってない相手とこういうことするの嫌なの?」
「んっ、あ、ああ……♡ いや、というか、その」
「諦めなって。もうどうせ、ここに呼び出したってことは欲しくて欲しくて仕方ないんだろ?」
そのまま強引に唇を奪い、舌を絡める。
火照った顔の優子は唇を離すと、俺を見つめる。
「しゃがんで」
「あ、あの……」
「ほら早く。ずっと欲しかったモノあげるから」
壁際に追い込むと、ズルズルと背中を滑らせしゃがむ。
俺はズボンのチャックを下ろすと、彼女の顔に勃起した肉棒を擦り付ける。
「やっ、そ、そんな、顔に付けないで……」
「とか言いながら喜んでるくせに。ほら、握って」
悲し気な表情を作った優子は、仕方なくといった感じを装い肉棒を握る。
どうせ倫理観がどうとか、余計な優等生の部分が邪魔してるんだろう。
本当は俺のペニスを手で扱きたくて、口でしゃぶりたくて、そして──あの動画で映っていた楓みたいにハメてもらいたいくせに。
「委員長は優等生だから、ちゃんと予習してきたんでしょ?」
「そ、それは」
「もし完璧に予習できてたなら……」
俺は頬を撫でながら伝える。
「今夜、俺の家でしようか。あの動画で見たみたいに、何度も何度もさ」
「ん……っ♡」
何をされるのか、何をしてもらえるのか、彼女は理解して唾を飲む。
微かに肉棒を握る手に力が入る。
「ほら、してよ。委員長」
「あ、あ……れぇ、ろっ♡」
大きく出した舌が肉棒の裏筋を舐め上げる。
唾液が付着した舌の温かい感触を受け、肉棒がビクンと跳ねる。
優子はそのまま濡らすように全体を舐めていく。
その動作には一切の抵抗も躊躇いも恥じらいもなく、咥えたときに俺を満足させられるようにしっかりと準備をしているようだった。
「いいよ、委員長。気持ちいい」
「ん、はあ♡ れろ、ちゅ、ちゅう♡ ちゅぱ、れぇろ♡ れえぇろ……っ♡」
褒めると少しだけ嬉しそうにする優子は、そのまま亀頭を舐め、
「ああ、むっ♡」
咥える。
濡れた唇に摩擦は無く、ぬるぬると口内の奥深くまで飲み込まれていく。
「それ、いい……」
昨日とは比べものにならないぐらいの最高の快感に声が漏れ出る。
優子は上目遣いで俺を見つめたまま、ゆっくりと、舌を肉棒に絡めながら顔を動かす。
じゅぷっ♡ じゅぷっ♡ じゅぷっ♡ じゅぷっ♡
たった一日でこうも変わるものなのか。
優等生のイメージトレーニングというのは、凡人とは違うのだなと興奮する。そして同時に、もしセックスを覚えたらどんな性技で俺を魅せてくれるのか楽しみでしかない。
「ははっ、さっきまであんな躊躇ってたのに、めっちゃ俺の精液を絞り取る気満々じゃん。そんなに俺とセックスしたかったの?」
「んっちゅ、じゅる、ちゅ……っ♡」
「後で、親に帰り遅くなるか、もしくは……友達の家に泊まるって言っておくんだぞ。わかった、委員長?」
頭を撫でながら伝えると、優子はペニスを咥えながら──嬉しそうに頷いた。