大人の知識を持ったまま中学生に戻った俺は好き勝手に生きていく 作:柊咲
「ほんと、なんでこんなとこでこんな大きくなってんのさ……♡」
文句を垂れながら肉棒を扱く楓。
観覧車の扉という扉の隙間から吹く風は涼しく、外でイケナイ遊びをしているのが文字通り肌に伝わって興奮する。
それに暗くて見えにくいが、他の観覧車に乗っている人がこちらを見ているんじゃないかと想像すると興奮する。
「誰か見てないかなー、楓の手コキ」
「ちょっと、そういうこと言うのやめてよ……」
「でも、その方が興奮するだろ」
「しないから。あたしは変態な祐輔とは違うの」
「変態じゃないなら、こんなとこで手コキなんてしないだろ」
「う、うるさい!」
我慢汁で濡らされた肉棒がくちゅくちゅと音を鳴らす。
そうしている楓は楽し気に笑いながら俺に寄りかかり、荒くさせた息を俺の首筋に吹きかける。
「お前も興奮してんだろ。誰かに見られるかもしれない観覧車で手コキして」
「してないから」
「じゃあ、止めるか?」
「……止めて困るの、あんたのくせに」
「だな。言って後悔した」
「なにそれ」
「俺はただ、お前に素直に認めさせたいだけだ。興奮、してんだろ?」
耳元でそう問いかけると、熱くなった顔がコクッと頷く。
「してるから、当たり前に……。誰かに見られたらどうしよって。でも、止めたくない」
「もっとしたい? 彼氏のペニス、手コキしたい?」
「……したい♡ 変態彼氏の、気持ちよくしたい♡」
楓はお利口さんだ。
恥ずかしがって反抗するようにみえて、俺が真剣になると、俺が欲している反応をしてくれる。
男を悦ばせるのが上手いというべきか。
だから俺は嬉しくて、もっとエロい同級生の顔を見たくなった。
「フェラしてくれよ」
「は、はあ? それは、その……」
「大丈夫だって。誰も見てないから」
「手でするのは誤魔化せるけど、く、口は……」
恥ずかしがって無意識に舌なめずりする仕草は余計に俺を興奮させる。
揺れる観覧車は頂上に着いた。
「大好きな彼女にしてほしいんだ。いいだろ、なっ?」
「そ、そうやって言えば、あたしが何でも言うこと聞いてくれると思ったら」
「大好きな子にフェラしてほしいんだよ」
「……うぅ」
楓は涙目になりながら周りの観覧車に視線を向ける。
「誰かこっち見てたら、すぐ言ってよ!?」
「わかったよ」
「本当に本当だからね! 言わなかったら、二度と口きかないから!」
「わかったわかった」
隣同士に座ったまま、楓は少し離れて上半身を下げる。
髪を耳にかけ、肉棒へと顔を近付ける。
「ちょっと臭いんだけど……」
「今日はずっと移動だったからな。嫌なのか?」
「嫌に決まってるでしょ、ったく……れぇろっ♡」
「おお! 嫌なのにしてくれるなんて、俺の彼女は優しいなあ」
「うるさいっ……ん、ちゅ♡ ちゅ、ちゅっぱ、んちゅ、ぱあ♡」
嬉しそうな声を漏らしながら肉棒に舌を這わせて何度もキスをする。
夏とはいえ札幌の夜は少しだけ寒い。
全身は肌寒いのに、肉棒だけがねっとりとした温もりに包まれる。
「んちゅ、ちゅぱっ、ちゅ、じゅぷぷぷっ♡」
「いつもより音激しいじゃん」
「ん……だって、その方が興奮するんでしょ、あんた?」
楓の唇が、亀頭のエラ部分をしつこく往復する。
じゅぽっ♡ じゅぽっ♡ じゅぽっ♡ じゅぽっ♡
いつも以上に大きな淫らな音。
外ということもあって開放的な空間に、俺も自然と声が漏れる。
「ああ、マジで気持ちいい……。ほんと、楓めっちゃフェラ上手くなったよな」
「じゅぷっ♡ じゅるっ、ちゅ……♡ 誰かさんが、何処ででもしろって言うから」
「お互いの家でもして、学校だと教室とか屋上とか、ああ、人気のない廊下の隅でもしたか」
「んっぷ♡ ちょ、思い出さなくていいから♡」
「そういえば何回か隠し撮りしたんだよな」
「はあ!?」
「ご両親に見せたいな。娘さん、東京に来てこんなにエロく──痛っ、てえ!」
調子に乗りすぎていると肉棒を甘噛みされた。
「冗談冗談。誰にも見せないって」
「……隠し撮りしたのは事実?」
「……さあ」
「後でスマホ貸して。全部消してやる」
「それはちょっと」
他の子のもあるから……。
と、そんな無駄話をしていると、やっぱり時間は足りなくて。
「はい、もうお終い」
「気を効かして頂上辺りで故障して止まってくれたら良かったのに」
「そんな都合よくならないでしょ。ほら、それしまって」
まだ勃起したままの肉棒。
仕方ないとズボンの中へ。
「大丈夫? そのまま歩けそう?」
「辛いけど我慢する」
「まったく、こうなることぐらいわかってたことなのに」
観覧車から降りて勃起ペニスを隠しながら歩く。
「……で、どうすんの?」
楓は俺の手を繋ぎながら聞く。
「どうするって?」
「スッキリしたいんでしょ? だから、どうすんのって」
要するに続きをしたいんでしょ、だからどっかできるとこ案内してよ。
ってことだろう。
だけどこの反応、楓の方が続きをしたい感じに見えた。
「なんだ、手コキとフェラして楓もそういう気分になったのか?」
「は、はあ? 別にあたしは──」
「あれ、かえちゃん!?」
ふと呼ばれた。
俺ではなく楓が。
そして目の前にはチャラチャラした見た目のカップルが。
「え、あ……」
「かえちゃんだあ、久しぶり! こっち帰ってたの!?」
「あ、う、うん、今日ね」
「そうなんだ! もう、言ってよお! ねえ──しゅんくん!」
カップルの女の方がその名前を呼ぶと、楓の肩がビクッと反応した。
そして髪を明るい色に染めた男がゆっくりとこちらへと歩いてくる。
その表情は不機嫌そうでもあり、気まずそうでもあり、初対面の俺でもわかるほど複雑な表情だった。
「……よ、よお、久しぶりだな、楓」
「……うん、久しぶり」
おっ、これは今回の旅で重要なイベントになりそうな予感がした。