大人の知識を持ったまま中学生に戻った俺は好き勝手に生きていく 作:柊咲
それからも、盛った若い男女は交尾を続けた。
「あんっ、あんっ、ふぅ、あ、んんっ♡」
両脚を開かせて犯し。
尻を向けさせたまま犯し。
立ったまま前や後ろから犯す。
「もう、休ませて……ってばあ♡」
「まだだ。もっと犯させろ!」
「ムリ、だってぇ……んあっ、はあ……もう、イキすぎて、おかしく……なってるの♡ もう、おちんぽで突かないでぇ♡」
駄目だと言われても楓の体を離さない。
飽きるまでずっと。いや、この体に飽きることはないので、どちらかが意識を失うまでずっと続く。
楓は涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら、その顔をずっとカメラで撮られ続けた。
♦
「……眠たい、あそこ痛い、腰はもっと痛い」
次の日。
俺と楓は朝早くに札幌駅を出発する電車に乗っていた。
四人用の向き合って座る座席。
明らかに怒っている彼女の台詞だが、道中の電車内で、楓はぴったり俺の腕を組んでくっ付いていた。
「ごめんって、少し調子に乗り過ぎた」
「少し? はあ、本当に反省してんの?」
「もちろん。あれから朝まで休みなくセックスしたのは反省してる。でも、楓もこんなに楽しそうにしてるじゃん」
俺は昨日のカメラを確認する。
そこには、乱れた楓の痴態が映っていた。
「ちょ、こんなとこで見ないでよ!」
「いいだろ、別に。どうせ誰もいないんだから」
座席の周りに人はいない。
今から向かう楓の実家の新篠津村という場所は、人口2800人ほどのかなりの田舎で、いくら夏休みとはいえそこへ向かう電車に朝から乗客はいない。
むしろ平日の方が混んでいるかもしれない。
「なんなら、ここで続きするか?」
「んっ、やあ……バカ、絶対しないから♡」
背中に回した手で胸を揉む。
楓は拒んではいるものの、そこまではっきりと拒んでいる感じはない。
昨夜の行為で、前よりも俺のイタズラを受け入れるように──むしろ、望んでいるようになった感じか。
「あ、そういえば」
ふと、楓が何かを思い出す。
「家に着く前に言っておくけど、実家ではセックス禁止だからね?」
「……え、は?」
唐突なセックス禁止令に、俺は露骨に絶望感溢れる表情をした。
楓はまさかこんな反応されるとは思っていなかったのか、少し慌てた様子だった。
「だ、だって、実家だし……。声とか聞かれたら、マズいでしょ」
「だからって禁止って。俺に死ねって言っているのか?」
「大袈裟! 祐輔がエッチしたいのは知ってるし、毎日しないとダメなぐらい変態なのは知ってるけど、実家ではムリなの。お母さんとお祖母ちゃんいるんだから」
「……」
高校生あるある。
実家でセックスできる家とできない家がある。
奈菜と俺の家はできるけど、楓の家はできない家というわけか。
「じゃあ、実家に帰るのは止めるか……」
「ちょ、ここまで来て!?」
「だって」
「うー、ごめんって。でも、あたし、声とか我慢できないと思うから。……代わりに口と胸でなら、するから。ねっ?」
自分から好きなだけフェラをすると約束してくれる楓は珍しいが、交換条件としてはかなり弱い。
不満そうな表情をする俺を見て、楓は困り顔を浮かべた。
「なら、その……家じゃないとこなら、いいかも」
「ほお?」
家ではない場所という魔法の言葉を聞いて、萎えていた心に光が生まれる。
「うちの地元、すっごい田舎だからさ。家の周りも畑ばっかで。……家でするのは無理だけど、その、うちの納屋とか、無人のバス停とか、あとは、あたしが通ってた中学校の校舎とか……今は夏休みだから、誰もいないと思うんだよね」
「要するに、楓の思い出スポットでセックスできるってことか?」
「思い出スポット……か。うん、まあ。バレたらマズいけど、そこなら……いいよ?」
普通に楓の実家で落ち着いてセックスするのもいいが、男としては、俺の知らない彼女の思い出スポットでセックスするというのは余計に興奮する。
それにだ。
「じゃあ、あの元カレと初めて付き合った場所でするか」
「え、あ……」
頭を撫でると、楓は赤面しながら顔を俯かせた。
「祐輔が、したいなら……いいよ」
「決まりだな」
「うん」
「というより、想像したら興奮してきたな」
「え、はあ? もしかして」
有難いことに近くには誰もいない四人席用の座席だし。
言うなれば、この場所も楓にとっては思い出スポットの一つだよな。
「こうなったの、楓の責任でもあるんだぞ?」
「なんでよ。勝手にその、妄想して……大きく、してるだけじゃん」
「セックスできないって俺を落として、だけど思い出スポットでならセックスできるって俺を興奮させて。いつからそんな俺の扱いが上手くなったんだよ」
ジーンズのショートパンツの上から割れ目を指で撫でる。
楓は俺の腕を掴んだまま顔をこちらに埋める。
「ちょっと、バカ……ここでは、ダメだって♡」
「お互いに触るだけだって。ほら、楓も」
「ムリ、だって……♡ ってか、昨日あんだけしたじゃん♡」
「楓と一緒にいたらすぐ復活するんだよ。楓とだけ、な?」
「も、もう、そんな見え透いたお世辞を言われても、ぜんっぜん、嬉しくないんだけど……ったく♡」
そう言いながら、口もとを緩ませながら俺のズボンのチャックを下ろしていく。
反り返った肉棒を握ると、楓は唇の前で人差し指を立てる。
「声、出さないでよね……♡」