大人の知識を持ったまま中学生に戻った俺は好き勝手に生きていく 作:柊咲
35年生きてきた人生の中で、全くといっていいほど使ってこなかったペニスは中学生の頃から完成されていた。
屹立したペニスは長さも固さも太さも自信を持っていいほどに優れている。当時は勃起したら大きくて恥ずかしいとか思っていたが、今は良かったと思っている。
「ほら、奈菜……」
静かな部屋の中に、はっきりとゴクッと唾を飲む音がした。
顔を隠す奈菜だが、指と指の間にできた隙間からペニスを凝視しているのがわかる。
「痛くて、苦しいんだ……助けてくれ」
辛そうな顔でそう伝えると、奈菜はゆっくりと顔から手を放す。
「……祐輔、辛いの?」
上目遣いで聞かれ、ペニスがビクッと反応する。
「ああ。助けてほしい」
「で、でも……」
「奈菜が助けてくれないなら、俺……他の子に頼まないといけなくなっちゃう」
どうしてそうなる、辛いならまず両親に助けを求めろ。どっちにしろ恥をかくが。
と、心の中で突っ込む。
ただこの言葉は奈菜に効果的だ。
「それはダメ……ダメ、他の女の子とは」
少し声を大きくする奈菜。
そして意を決したように、彼女はゆっくり頷いた。
「……わかった」
心の中で大きくガッツポーズをした俺はそのままベッドに倒れ込む。
屹立したペニスが天井を突きさす。その隣で奈菜は正座する。
「……エッチなことじゃない、エッチなことじゃない、エッチなことじゃない。これは人助けだから」
小さな声で何度も呟く奈菜。
静かな部屋だから俺の耳にはっきりと聞こえているが、指摘するのは止めておこう。
そして奈菜の手が、ゆっくりとペニスに向かう。
「痛かったら、その……言ってね」
奈菜は説明もなく、ペニスを握る。
微かに冷たさのある手に敏感なペニスが包まれると、少し握る力が強くて変な声が出た。
「ふぐっ!?」
「ご、ごめん、痛かった!?」
「だ、大丈夫……」
ここで、こうしてほしい、って言ったら変に疑われるかもしれない。
無知なフリのまま、どうやって射精まで導くか……。
「もう少し、優しく握ってほしい。……奈菜に触られてると、なんだか安心するんだ」
「そ、そっか……ごめんね、祐輔。こう、かな……? 痛くない?」
握り方が優しくなり、俺は笑顔のまま頷く。
だがそこから進まない。おそらくしごいて射精させる、という知識はないのかもしれない。
「……」
「……」
お互いに沈黙が生まれる。
ペニスも少しずつ萎えかけてしまっている。
俺は体を少し揺らし、わざとらしく声を漏らす。
「あっ」
「大丈夫、祐輔? もしかして、痛かった……?」
「いや、奈菜の手で”擦れたら”気持ちよくって……」
「擦れたら……?」
奈菜は気づいてくれたらしく、ゆっくりと手を上下させた。
萎えかけていたペニスに刺激が生まれ、微かな快感が生まれる。
俺は気持ちいいとアピールするように、少し大袈裟に声を漏らす。
「奈菜、気持ちいいよ」
「ほんと? 良かった……」
恥ずかしそうにしていた奈菜は、いつからか手コキに集中していた。
「あっ、なんか先っぽから出てきた……♡」
嬉しそうに微笑む奈菜。
我慢汁が溢れてきて、手に付着してもペニスをしごくのは止めない。
それどころか我慢汁を潤滑油として、しごく速度を上げていっているようにも感じた。
「祐輔、もう少しだからね……もう少しで、痛いの治るから♡」
クスッと微笑む奈菜。
その表情は中学時代の記憶を思い返しても見たこともない。中学生にはできないエロい顔をしていた。
それに手の動かし方も握り方も少しずつ変えていって上達しているように感じた。たぶん俺の表情を見て、敏感な部分を探って試しているのかもしれない。
「奈菜、ちょっと激しい……」
中学生相手にこんな早くイかされるわけにはいかない。
そう思って少し緩めてもらおうと伝えたが、奈菜の手は止まらない。
「んっ、しょ……ん、はあ……っ!」
腰を左右に揺らしながら、微かに喘ぎ声を漏らす奈菜。
よく見ると正座した彼女は、足を秘部に合わせ擦っているのが見えた。
もしかしてオナニーしているのか?
そんな彼女の想像もしなかったエロい姿を見て、我慢しようという気持ちが消えた。
「あっ、奈菜、もう……」
「えっ、どうかした──」
止めていた栓が外れたように、根本で止まっていた精液が勢いよく噴き出した。
「えっ、なんか、出てッ……あんっ♡」
白濁とした精液は奈菜の手や制服、それに顔にまで飛び散る。
俺の今までの人生で一番の快感と射精に、少しの間だが奈菜を気遣う余裕がなかった。
「ゆう、すけ……♡」
何度も脈打って放った射精が止まる。
呼吸を荒くさせた奈菜と目が合った。
──俺の精液で中学生の頃の奈菜を汚した。
その事実に、射精したペニスは再び力を取り戻す。
「奈菜、気持ちよかったよ……」
ここからどうやってセックスに進むか。
そんなことを考えながら体を起こすと、
「あ、あの、その」
ふと我に帰ったように、奈菜が勢いよくベッドから離れる。
「ごめんね、その……帰る! 帰るね!」
「えっ、奈菜!?」
精液を拭うこともせず、カバンを手に取って逃げるように走り去ってしまった。