大人の知識を持ったまま中学生に戻った俺は好き勝手に生きていく 作:柊咲
「んじゅ、じゅるじゅるっ♡」
「……」
いつも以上にいやらしい音を響かせながらフェラをする愛華さん。
俺は萌香さんに見えるように、彼女側の愛華さんの髪をかきあげて逆側に寄せる。
「愛華さん、いつも以上に激しいですね?」
「ん……だって、人に見られながらするのって興奮するじゃん♡」
「彩さんと3Pしたときにもっと見られてたじゃないですか」
「それとこれとは別なの。それよりほら、うちのことはいいから萌香ちゃんと話してあげて♡」
そう言うと、愛華さんはフェラを続けた。
俺は萌香さんに視線を向ける。彼女もこちらを見ていた。だがすぐに顔を背けてしまった。
「すいません、急にこんなところ見せて」
「い、いえ、その……」
「もう少し近くで見てもいいんですよ?」
「だ、だいじょうぶです、から……それより、わたしを呼んだ要件は、なんでしょうか」
横を向きながら震えた声を漏らす萌香さん。
このまま何も話さなければ帰ってしまいそうだ。フェラ中の愛華さんから「帰すな」という無言の圧を受けて、会話を考える。
「順平さんが言っていた件、萌香さんも納得しているんですか?」
「えっと、はい……順平くんが、喜んでくれるなら」
「へえ、優しいんですね。大好きな彼氏の為に知らない男に抱かれてもいいなんて」
ピクリと反応する萌香さん。
怒らせるかもしれないけど、この話題を続けよう。
「でも、萌香さんってエロいことにあんまり興味無さそうですよね」
「まあ、はい……」
「それなのに知らない男とエッチして大丈夫なんですか?」
「堪えられると、思います」
「堪えられる? それじゃあ順平さん満足しないんじゃないですか?」
「え……」
よし、興味を引いた。
「だって順平さんは寝取られ癖があるんですよね? だから俺に寝取ってほしいって頼んだんですよね?」
「それは、そうだと思います」
「だったら萌香さんが本気で寝取られる感じじゃないと意味ないんじゃないですか? 苦しそうとか、なんとか堪えてるとか、そんな寝取られ動画を見て順平さんが満足すると思います?」
「……」
「俺はしないと思いますけど。寝取られについてそこまで詳しくないですけど、そういう性癖の人って「大好きな彼女が本気で寝取られるんじゃないか?」って不安になったり、「自分以外の男に抱かれてこんなに気持ちよくなっているなんて」と悔しくなって、それで興奮しちゃうんじゃないですか?」
それっぽいことを並べて伝えると、萌香さんは小さな声を漏らす。
「で、でも……わたしは、順平くんのことが好きで、他の男に抱かれて喜ぶなんてそんなこと」
「だったら演技でもいいんじゃないですか?」
「演技……?」
「他の男に抱かれて喜んでる演技です。あっ、そうだ、これを見てください」
俺はスマホを手に取る。
そして彼女を近くに呼んだ。
拒もうとする彼女だったが、フェラされているからここから動けないことを伝えると、彼女は目線だけを外に向けながら近づき、俺の近くで正座した。
「これ、昼に撮ったハメ撮りなんですけど」
「えっ、ハメ撮りって……」
それは愛華さんと撮ったシチュエーションエッチの映像だ。
咄嗟に撮ったモノだから角度とか撮り方とかは微妙だけど、それでも俺たちの濃厚な情事が映っていた。
映像を見つめる萌香さんに、俺はどういうシチュエーションだったのかの説明をした。
「もちろん演技ですけど、どうです? 本気で愛華さんを寝取っているように見えますよね?」
「あ、は、はい……」
「こうして今の萌香さんみたいに映像を見ているのが、順平さんなんですよ。こんな感じだったら、寝取られ癖の彼氏は興奮してくれると思いませんか?」
そう伝えると、近くに座った萌香さんはハメ撮りの映像を見ながら何度も頷いていた。
その姿は、彼氏を喜ばせられるからと喜んでいるのではなく、俺と愛華さんの情事を食い入るように見ているようだった。
「しかも犯されてるのが愛華さんじゃなくて、大好きな彼女の萌香さんなんです。そして本番は、この映像とは違って萌香さんは他の男に抱かれて幸せそうなんですよ」
「──きゃ!」
映像に集中していた萌香さんの肩に手を触れる。
ビクッと反応した彼女は俺から逃げるように離れた。
「な、ななな、なんですか、いきなり……ッ!?」
「いや、興奮してるように見えたので、つい」
「は……?」
「愛華さんのフェラと、ハメ撮りの映像を見て、興奮してたんじゃないんですか?」
「そ、そんなわけ……」
「本当ですか? じゃあ、浴衣の前を開けて見せてください」
「な、なに、言ってるんですか! そんなこと、するわけないじゃないですか……」
驚く萌香さん。
だが興が乗ったので引き下がらない。
「いいんですか、そんなこと言って。だったら順平さんのお願い、断っちゃいますよ?」
「そ、それは……」
「萌香さんが嫌がったので辞めますって。あんなに喜んでいたのに可哀想に。彼氏さん、喜ばせたいんですよね?」
「……そんなの、卑怯ですよ」
「と、言われても。彼氏を喜ばせたいなら、俺のお願いは素直に聞いておくべきだと思いますよ?」
「……」
黙ったまま悩み続ける萌香さん。
愛華さんに心配そうに見つめられるが、俺は彼女の頭を撫でて気にしないでと無言で伝える。
「わかり、ました……」
微かに涙目の萌香さんが、恐る恐るといった感じで浴衣に手を触れる。
帯はそのままで、生地の境目を左右に広げる。
日焼けあとのない真っ白な肉付きのいい太股が見え、白の生地の下着がはっきりと見え、その秘部が当たっていた部分がはっきりと濡れているのがわかった。
「やっぱり興奮して濡らしてるじゃないですか」
「こ、これは……」
──パシャ!
俺は彼女にスマホを向けて写真を撮った。
顔を赤らめながら、自ら浴衣をはだけさせる──順平さんの彼女の、寝取られの第一歩の証拠写真を。