大人の知識を持ったまま中学生に戻った俺は好き勝手に生きていく 作:柊咲
──ほんの少しだけ時は遡る。
「萌香は彼氏とラブホに来たこととかあるの?」
「あるわけ、ないじゃないですか……」
「じゃあ初めてのラブホなんだ。写真とか撮っておけば?」
ラブホに入ってくるなり、萌香は挙動不審に周囲を見ていた。
興味津々なのを隠すように、彼女は持ってきたバックからカメラを取り出す。
「こ、これ! 順平くんから、撮影のときに使ってって」
「へえ、随分といいカメラだね。そんだけ今日の撮影を楽しみにしてるのかな?」
「し、知りません……。それと」
カメラを渡した萌香は視線を下げながら俺に言う。
「キスは、無しで……お願いします」
「それは順平さんからのお願い?」
「違います。私が、その……キスは順平くんとだけがいいから」
「なるほど」
フェラは良くてキスは嫌なのか。
まあ、浮気の概念の違いなのかな、例えばキスしたら浮気とか。
よくわからないけど、彼女のお願いなら従おう──今はまだ。
「わかったよ」
「あ、ありがとう、ございます」
素直に頷く俺に驚く萌香。
俺は「だけど」と、キスしない代わりのお願いというか命令をする。
「今日一日、俺の命令には従うこと。わかった?」
「命令って、どういうのですか……?」
「それは秘密かな。だけど悪いことはしないよ」
「……本当ですか?」
随分と信用されてないな。まあ、当然か。
頷くと、萌香は「わかりました」と言ってシャワーを浴びに行った。
二人で浴びても良かったんだけど、シャワーを浴びながらイタズラしていたら止まらなくなりそうだから止めた。
シャワーを浴び終わった萌香は、なぜかまた服を着ていた。
俺がシャワーを浴びている間にバスタオルだけ身に付けて待っていろと命令すると、彼女は小さく頷く。
そして俺も身体を洗い終えた。
「さて、撮影を始める前に約束というか決まり事だけど。撮影中は”順平さんの意志で俺に抱かれに来た”ことを意識してね」
俺は会う前、萌香に『ちゃんと順平さんに寝取られに行ってくる』ことを伝えてから来るように言った。
「順平さんの頼みでお互い身体を重ねるのに、萌香に嫌々されたらこっちもいい気分しないし、何より見てる順平さんが興奮しないでしょ?」
「まあ……そう、なんだと思います」
「だから旅館で俺に虐められていたときみたいに、何も考えず何度もイっていいからね?」
「──ッ!」
萌香はビクッと全身を震わせた。
彼女にとっては一週間ぶりに俺に身体を触られる。
その間、彼氏とセックスをしたのかもしれない。だが普段からイカされていないセックスばかりしてる彼女は、きっと欲求不満でいるだろう。
そして旅館で何度もイカされたことを、あのときの快感を思い出したのだろう。
萌香は「イカされませんから」みたいな強気なことは口にせず、黙って下を向いた。
きっと、何度もイカされると理解しているのだろう。
「それじゃあ、撮影するよ」
♦
「──順平さんには、なんて言ってここに来たの?」
「……順平くんじゃない男の人に、抱かれに行ってくるねって……言いました」
「それで、順平さんはなんて?」
「……いってらっしゃい、って」
撮影用のカメラを手に持ちながら、ベットに座る萌香を撮影する。
赤色の眼鏡の奥に見える瞳は右往左往して、バスタオルだけ身に付けた彼女は恥ずかしそうに全身を小さくさせる。
「じゃあ、早速始めようか。だけどその前に、この動画を見てる順平さんにも報告しようか」
「は、はい……順平、くん……あの、今からあなたじゃない男の人に、抱かれるね?」
報告させてから、俺はカメラを固定して萌香の後ろに座る。
バスタオルが巻かれていない肩に手を触れると、彼女の身体がビクンと震える。
「んん……ッ!」
バスタオルを脱がすと、裸になった萌香の身体が露わになった。
「順平さん、彼女さんいい身体してますね」
カメラに向かってそう言いながら、萌香の乳房を下から持ち上げ、撫で回す。
「あっ、ふぅ……あ……っ!」
「形もいいし、めっちゃ柔らかい。それに感度も……」
「あ、んんっ……はあ、んっ!」
まだ表情には微かな抵抗感がある。
それに声を出すのも我慢しているのがわかった。
「萌香、もっと声を出していいんだぞ?」
「い、やっ……恥ずかしい、ですっ」
「でも気持ちいいんだろ? こうやって、乳首を指で弄られるの」
「あん……っ! はあ、んんっ!」
「だったら我慢しないで、カメラの向こうで萌香の感じる姿を見てる彼氏さんに聞いてもらわないと」
首筋を舐めながら乳房と乳首を虐める。
「……あ♡」
すると、少しだけど声が変化した。
「気持ちいいか?」
「……はあ、はあ……気持ち、いいですっ♡」
寝取らせだと割り切ったのか、それとも声を我慢するのが無理だったのか、前は認めなかったのにはっきりと感じた声で気持ちいいと言った。
「次はここ、開いて」
「あっ、は、はい……っ♡」
閉じていた両脚を開かせる。
秘部をはっきりカメラに見えるようにさせると、指先で割れ目に沿って撫でる。
「もう濡れてるな。彼氏に見られてると思って興奮した?」
「そ、それは……あぁ、んっ♡」
「そう言ったらどんどん愛液が溢れてくるようになった。ほら、カメラの奥で見てる彼氏に、ちゃんと感じてる姿を見てもらいなよ」
膣内に指を挿入すると、萌香は腰をビクッと反応させる。
「あっ♡ ああっ♡ んん……っ♡」
「気持ちいい?」
「は、はい……気持ち、いいです……ああんッ♡ そ、そこ……」
「ここ? ここを指で触られるの好きなんだ」
「あ、んん……っ♡ そこ、好き……あんっ、気持ちいい……っ♡」
彼氏の頼みだからなのか、彼氏を喜ばせる為だからなのか、我慢という枷が外れた萌香は素直だった。
男を悦ばせる声と表情で、俺の指で与えられる刺激を受け入れる。
「萌香のマンコ、凄い音してるよ。順平さんにも聞こえるかな?」
耳元で囁くと、萌香は両手を俺の首に回した。