大人の知識を持ったまま中学生に戻った俺は好き勝手に生きていく 作:柊咲
背丈は160と萌香よりも高く、細腰に細い脚とモデルのような体型。
胸元まで伸ばした茶色の長髪は、すらっとしたストレートではなく巻き髪で大人っぽさがあった。
写真に映っている優しく微笑む表情からは、聖母のような優しい女性という印象を感じる。
大人しくて自分に自信のない性格の萌香が、明るくなってお洒落を身に付けたら、きっとこんな風になるんだろうなと思う。
「お姉ちゃんは双葉学院大学の看護学科というところに通っています」
「看護学科ってことは、看護師志望なのか?」
「はい。勉強もスポーツもできて、それに明るくて優しくて……とっても大好きなお姉ちゃんです」
「そんな大好きなお姉ちゃんを、俺なんかに紹介するのか?」
こういったらなんだが、そんな素敵な女性を俺みたいな奴に紹介しない方がいいだろ、絶対。
というか見た目も話を聞くかぎりでも完璧な女性なら、いくら妹の紹介でもセックスできるとは思えない。
「実はお姉ちゃん、ちょっと……ううん、かなり人には言えない性癖があって」
と、萌香はスマホを置く。
「……性的興奮する対象が、中学生以下なんです」
「中学生以下?」
「それも中学生以下の男の子を、その……甘やかせて興奮するみたいなんです」
萌香はまるで自分のことのように顔を真っ赤にさせながら話す。
「最初は親戚の子供を預かったときに遊んだり、優しくしたりするだけで満足してたんだと思います。でもその回数が増えて、満足しなくなって……お姉ちゃん、家庭教師のバイトを始めたんです」
「家庭教師か」
「頭も教え方も良かったですし、何より容姿が良かったので小学生から中学生までの男の子たちから人気で……。ただその、何回目かでクビにされてしまって」
「クビ? それは、その教えていた中学生の家庭教師をってことか? それとも家庭教師の派遣をってことか?」
「家庭教師の派遣をです。理由は……教えていた中学生に、その、エッチなことを教えちゃったそうで」
エッチなことを教えた、というのは漫画とかアニメであるような『お姉さんが気持ちいいこと教えてあげる♡』ってやつだよな。
俺は妄想して、ペニスをビクンと反応させる。
「祐輔くん、おちんぽ大きくなってますよ……」
「男だからな。大人のお姉さんに甘やかされるシチュエーションには興奮しちゃうんだよ。で、続きは?」
「男の子のお母さんにバレて、派遣会社にクレームが入ったそうです。幸いなことにその男の子がお姉ちゃんを庇ってくれたのでクビだけで済みましたが。それからは、家庭教師のバイトは辞めました」
「なるほど。ちなみにどうして萌香はお姉さんの性癖のこと知ってるんだ?」
「家庭教師のバイトをする前から、男の子を見るお姉ちゃんの目……ちょっと怖かったので。それにバイトをクビになったことも、お母さんとお姉ちゃんが話してるの盗み聞きしましたから」
俺は納得した。
そして紹介するといった理由も。
「つまり、中学生の俺ならお姉さんの性癖を満たせると?」
「はい。祐輔くんは、おちんぽがその、アレな以外は中学生なので」
「アレとは? ちゃんとはっきり言えって調教したはずだよな?」
「ご、ごめんなさい! その、おちんぽが大きくて狂暴で、絶倫で……素敵なとこ以外です♡」
「ああ、そうだな」
「だからきっと、祐輔くんってお姉ちゃんの理想だと思うんです。それに家庭教師のバイトを辞めてから、お姉ちゃん男の子と触れ合わなくなって、甘やかせ欲求? みたいなのが溜まってると思うんです」
要するに、中学生以下にしか性的興奮しないであろう萌香の姉──紗奈恵さんに接触して、どうにかして関係を結べれば、抱けるだろうということか。
赤の他人であり一から関係を構築するのは難しいけど、彼女の姉であり性癖を知ってのスタートならいくらか楽だろう。
「なるほどな。ってことは……」
俺は萌香の身体を抱き寄せ、腰に乗せる。
「上手くいったら、変態姉妹と3Pができるわけだな?」
「あん……っ♡ 恥ずかしいけど、祐輔くんが望むなら喜んで♡」
「楽しみだな。それじゃあまず、妹をもう一度犯すとするか。もちろんいいよな?」
「は、はい……っ♡ このままお風呂で犯してくださいっ♡」
温かいお湯に包まれながら、俺は萌香の膣穴をペニスで突いた。
♦
「──紗奈恵、一生のお願い!」
「えっと……」
大学の授業を終えてすぐ、友達が私へと駆け寄ってくる。
何のお願いかわかっているから、私は苦笑いを浮かべた。
「週末の合コン、参加するだけでもいいから。だからお願い!」
やっぱり、と心の中でため息をつく。
だけど嫌な顔はせず、ただ曖昧な返事はしない。
「ごめんなさい、私……そういうの苦手で」
「そこをなんとか! 紗奈恵のこと向こうの男子に話しちゃったの! そしたら会ってみたいって」
なんでそんな勝手なこと……。
私は返事に困った。
「紗奈恵って彼氏いないよね? こんな美人なのに勿体ないって、来たら絶対彼氏できるから!」
別に彼氏が欲しいなんて一言も言ってないんだけどなあ。
それに、合コンに参加しても私が好きになりそうな男の子は見つからないもの。
「ごめんなさい、やっぱり辞めておくわ」
「いや、そこを──」
「──ちょっと、これ以上は止めときなって。ごめんね、紗奈恵。また明日」
「こっちこそごめんなさい。また明日」
逃げるように彼女たちと別れ、急いで大学を去った。
私がいなくなってから陰でなんて言われているのか、それを知りたくなかったから。
「お高く留まってとか言われてるのかな……別にそんなつもりないのに。それに、もし合コンに男の子が来てたら、喜んで参加──」
そこまで口にして私は慌てて止める。
忘れないと。自分の性癖を、男の子のことを。
じゃないとまた過ちを繰り返すことになってしまう。
「もう、お母さんを泣かせたくないもの……」
あの一件をきっかけに、お母さんに私の秘密を知られてしまった。