大人の知識を持ったまま中学生に戻った俺は好き勝手に生きていく 作:柊咲
──それからも俺は、変態姉妹を犯し続けた。
互いの汗やら愛液やらを肌に付け、精液をぶっかけられても笑顔を浮かべる。
大人っぽくて優しいお姉さんだった紗奈恵さんは、すっかり変わり果ててしまった。
「ああぁ……っ♡ いいの、祐輔くんのおちんぽ、いいの……ッ♡」
バックで突かれながら何度も喘ぐ姉。
お尻に手形が付くぐらい力一杯に叩かれても、乱暴に乳房を揉まれても、彼女は笑顔を浮かべて喜ぶ。
すっかり俺の命令にも従順になってしまった。
そして妹の萌香はというと。
「祐輔くん、お尻の穴……舐めてあげますっ♡」
自分の番でなくなったとわかるとすぐに、俺の気を引こうと身体を舐める。
首筋や乳首や睾丸から始まり、すっかりお尻の穴まで自ら舐めだすようになってしまった。
そんな変態姉妹とのセックスは朝まで続き、昼を越えた。
俺が家に帰ったのはお昼過ぎだった。
「……さすがにやりすぎたか。ん?」
玄関を開けて家に帰ると、母さんの靴の他にもう一つ靴があった。
そしてリビングを覗くと、
「あっ、おかえり!」
ソファーに座ったまま手を振るのは、幼馴染の奈菜だった。
「奈菜、どうしたんだ?」
「今朝メッセージ送ったんだけど、やっぱり見てなかったんだ」
「メッセージ?」
確認すると、確かに送られていた。
「塾の勉強合宿。参加か不参加か連絡してなかったでしょ」
「あー、勉強合宿な」
そういえばそんな行事あったな。
最近は忙しかったから忘れてた。
確か当時も、中学三年の二学期始まる前の八月に通っていた塾が主催する勉強合宿に行っていたな。
「でもあれ、締め切りってもう過ぎてなかったか?」
「うん、先週。だから勝手に参加にしといた」
「勝手にって……」
それはどうなんだ? と思ったが、話を聞いていた母さんが「どうせ行く予定だったんだから感謝しなさい」と奈菜を援護する。
「まあいいか」
「良かった。今回はいろんな学校から参加者来るらしいから、たぶん知らない人ばっかりで一人だとちょっと緊張しちゃってたから、祐輔が一緒に来てくれて良かった」
「そういえばそうだったな」
俺と奈菜が通う塾は世界各地に同じ系列の塾があるため、別の中学に通う塾生徒と一緒に勉強することになる。
期間は確か一週間と長かったけど、ホテルを貸し切って行われるから食事とか施設とかが豪華だったのを覚えている。
だが当時は確か、奈菜は不参加だったはずだ。
そもそも俺と同じ塾に通い始めたのも、初セックス後だった気がする。きっと俺との関係が進んだから変化したんだろう。
「ってか、立ち話もなんだから部屋上げれば」
「あっ、うん……じゃあ、おじゃまします」
母さんが「ごゆっくりー」と。
そして部屋に戻るなり、俺はベッドに横になった。
「疲れた」
つい声が漏れる。
「友達の家に泊まってたって言ってたけど、誰の家行ってたの?」
「ん、ゲーセンで仲良くなった奴の家」
「ゲーセン? 誰それ?」
「奈菜の知らない奴」
「ふぅん、そうなんだ。その”男子”とは最近知り合ったの?」
「まあな。あんまりゲーセンとか行かないけど、そいつとは仲良くなったな」
そう言うと、奈菜はイスに座ったまま何度か頷く。
遠回しに他の女じゃないか確認したのだろう。まあ、実際は萌香と紗奈恵さんの家だけど、それを言ったら怒って二度と口を聞いてもらえそうになりそうだから黙ってよう。
「寝ずにゲームしてたから疲れた」
「えっ、寝ないで? ……じゃあ寝たいよね。私いるの邪魔? 帰った方がいい?」
「そんな聞かれ方して帰らせる奴いないだろ。一緒に寝るか?」
「はあ? いや……お母さんいるでしょ」
「別にいいだろ。ほら、寝ながら話そう」
布団をかぶり伝えると、奈菜は迷いながらも、
「……まあ、いいけど」
ベッドで横になってこちらを向く。
「……なんか、恥ずかしい」
「そうか? いつもはもっと恥ずかしいことしてるだろ」
「そ、それは……だけど、夏休みで最近はずっと会えてなかったし」
「ああ、なるほど。寂しかったわけか」
「なっ!? べ、べつに、そういうわけじゃ……」
顔を赤らめながら手をこねこねする奈菜。
久しぶりにこんなピュアな反応を見た気がする。
ただ、奈菜とはいつまでもこういう感じでいたいって、なんとなく中学生に戻ったときから思っている。
「悪いな、寂しい思いさせて」
「い、いや……だから、私は……あっ、ん、ちゅ♡」
唇を近付けると、奈菜の声がどんどんと弱々しくなっていく。
「ちゅ、んっ……祐輔♡」
確かに久しぶりだ。
奈菜とのキスも、布団の中で抱き寄せた小さな身体の感触も。
「舌、出して」
「やだ、恥ずかしい……っ♡」
「いいから」
「あんっ♡ 胸、触らないで……祐輔のお母さんに声聞かれちゃうから♡」
「だったら早く舌出して」
「もう、眠たかったんじゃないの……れぇろっ♡」
こういう年相応のやり取りも、たまにはいい。
──奈菜といちゃつきながら、ふと思い出した。
勉強合宿で俺は、これからの人生を左右する奴らとの出会いがあったんだ。
そしてその出会いはたぶん、俺の人生の分岐になった。
あの出会いを無視した結果、俺はここから勉強、そして仕事ばかりの退屈な人生を迎えることになった。
もし、あの出会いで違う選択をしていたら、きっと──。