美少女TSおやじは異世界帰還者 帰還後イチャイチャエロエロ生活【後半からはVRファンタジー世界編】 作:えぴっくにごつ
Part1:「異世界帰還者、日常に戻っての一幕」
彼の名は、
今のこの現実世界とは異なる、一種の〝異世界〟からの帰還者だ。
別に特筆した所は無い、そろそろ三十路のおっさんの成人男性――の、はずであったのだが。
ひょんな事から、現実世界とはまた別に存在する――正しくは、新しく誕生した電子の並行宇宙世界に呼び寄せられた。
おまけになぜか星図は、〝美惑 星宇宙〟という名の何らかのキャラクターのような美少女姿になっており。
さらにどういう訳か相棒として、姿を授かり具現化して一緒に在った。音声合成ソフトキャラクター――〝路宵郷 もか〟と一緒に。
その並行宇宙にある、とあるゲームの世界に酷似した、文明の荒廃した惑星世界を救うための役割を担わされ。
その世界を冒険の旅で巡る事となり。
紆余曲折、多難の旅路を無事終えてその役目を完遂。
そして現実世界への帰還を果たした身であった。
そしてだ。
無事、電子の並行宇宙世界から帰還した星宇宙――から戻った星図は。自宅自室の布団の上で目を覚ましたのだが。
なんとそこには、現実世界での実体を与えられ。共に帰還した〝路宵郷 もか〟(以降モカ)の身が一緒に在り。
そしておまけに星図は、、男女の性別を自由に転換できる身体体質となっていたのだ。
それは。電子の異世界に二人を招いた〝電子世界の存在〟からの、〝ギフト〟であった――
これは、そんな異世界帰還者でTS体質者となった星図と。そしてモカの。
現実世界へと戻ってからの――イチャイチャエロエロの日常を描いたお話である――
「――ふぁ」
「疲れたねぇー」
日の沈みかけた夕方。
家屋やアパート、マンションなどの立ち並ぶ住宅街の街路を。
声を交わしながら二人並んで歩く、少し濃い目の容姿顔立ちの三十路の男性と、美少女の姿がある。
その濃い目で堀の深い顔の、言ってしまえば「エロゲの悪役」のような風貌の男性こそ――他ならぬ、星図。
そして。反して毛先長めの茶髪のショートカットの映える、一匹狼風の美少女は――また他ならぬ、モカであった。
二人は共に、それぞれの一日の仕事を終え。帰り道のすがらに合流、共に岐路に着いて居る最中であった。
電子の異世界よりの帰還から、星図はまた現実の日常に戻り、仕事とプライベートを繰り替えす日々へと戻っていたのだが。
そこには一つの変化があった。
それこそ、モカの存在。
元は音声合成ソフトであり架空のキャラであったはずが、しかし異世界からの帰還と共に実態を与えられたモカだが。
彼女には、その実体という〝ギフト〟を与えた電子世界の存在の力によって。なんと戸籍から住所住まい、職業までもがご丁寧に与えられていたのだ。
そして一人の現実の人間となったモカもまた、現実世界で生活を営むこととなり。
そして異世界での冒険を共にした相棒、星図と。引き続きの非常に親しい間柄で、共に日々を過ごす関係となっていたのだ。
「今日はどっち行く?」
岐路を共に歩みながら、モカから星図へそんな言葉が掛けられる。
モカに現実世界で用意された住所住まいは、またご丁寧に星図と同じアパートの真下下階の部屋であり。
日々の生活の多くを共に過ごすようになった二人は、ほとんど毎日そのどちらかの部屋にお邪魔するのが当たり前になっていたのだ。
「そうだね、今日はウチに来れる?」
そのモカの尋ねる言葉に、星図は本日は自身の部屋にモカを招く提案を返す。
「今日は――モカを〝連れ込みたい〟気分なんだ」
そして次には星図はその「エロゲの悪役おじさん」顔に、意識してか自然のものか妖しく悪そうな笑みを浮かべて。そんな自分の心中を暴露する言葉を紡いだ。
「ひゃー……っ、星ちゃんのスケベおじさん……っ♡」
それを受けたモカは微かに頬を赤らめ、「はわわ」といった顔色様子を見せ。
星図にそんな言葉を向けたが、そこにはまんざらでもなさそうな様子が隠せずに見えていた――