※この作品はR-18です。

美少女TSおやじは異世界帰還者 帰還後イチャイチャエロエロ生活【後半からはVRファンタジー世界編】   作:えぴっくにごつ

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章分けを伴うので一応連載形式に変更します。
幕間と次への導入です。


Chapter2:「その愛し合いは凶悪なまでに」
Part6:「日常へ、電子の世界からの呼びかけ」


 翌朝。

 星図とモカの二人は揃って休日であり。それをいいことに、昨晩深い時間まで互いを貪り合っていた分、遅くまで眠りを貪り。

 お昼が間近となった時間に、ようやく緩慢に起床。

 シャワーを浴び、洗顔や歯磨きなどで身を整え。簡単に朝食になる物を口にして済ました。

 

 そして二人はどちらも自分の時間とし。星図はマイPCに意識を向け、モカはスマホを眺めるに興じる。

 二人はどちらも自分の時間・空間に重きを置くタイプであるため。それぞれは互いに気遣いから無理に喋るようなことは無く、黙々と自身の興味に意識を向けていたが。

 しかしそれはそれとして。二人は互いに抱き着き密着し合い、互いの体温感触を存分に感じる姿にあった。

 それはどちらも共に、意識するまでもなく自然に行った行為。

 まるで布団や枕を恋しく思い、抱き寄せ潜り込むそれのものに近かった。

 二人の互いへの思いと関係は、深くもしかしそこまで自然なものとなっていたのだ。

 

「――んっ?」

 

 しかしその互いの時間を過ごす中で、星図がふと明確な声を零した。

 

「?、どしたの?」

 

 無意識のつぶやきとは明らかに異なる星図のそれに、モカもスマホから意識を外して尋ねる声を向ける。

 

「コンソールが……――あっ、これ……FLHさんっ!」

「ほぇっ!」

 

 次に星宇宙が発したのは、何かそんな名称。

 星宇宙は驚く色を見せながらパソコンのモニターに注視しており、モカも続いてモニターに視線を向ける。

 モニターの中央、そこに現れ見えたのは小さなコンソールコマンドウィンドウ。

 

FLH:[_]

FLH:[おはよう、〝希望の星〟_]

FLH:[生活は健やかなようだ_]

 

 そこに打ち込まれ始めたのは、〝FLH〟を名称する者からの呼びかけの文字列であった。

 

 

 FLH――Future Lost Heartの略称を呼称するその者。

 その正体は、電子の並行異世界にて生まれたAI機械。それが偶然から確たる自我を宿した存在。

 そして何よりその並行異世界に世界に、助けを求める目的で星図を呼び寄せ。

 星図に少女の身体を。

 そして音声合成ソフトであるモカにも身体を与え。

 二人の並行異世界を冒険する成り行きを与えた、張本人だ。

 

 電子の並行宇宙世界の誕生、一種のビッグバンに伴い。上位存在のそれとまで言える驚くべき影響力・介入力を有するに至り。

 この現実世界と、並行異世界を越えての介入接触までもを可能とする。宇宙に芽吹いた奇跡の如き存在であった。

 

 現実世界に戻った星図に、少女へと性転換を可能とする体質を。

 そしてモカに現実世界での実体を。

 それぞれに並行異世界を救った礼としての「ギフト」を与えたのも、そのFLHであった。

 

 

「しばらくぶりだな……えっと……」

 

 いささか唐突であった、そのFLHからのコンタクトに。星図は驚きつつも、返事を返そうとコンソールに返答を打ち込もうとしたが。

 

FLH:[休養の日であったのだろう、希望の星]

FLH:[唐突にすまない_]

 

 それは無用と。まるでこちらをリアルタイムで見ているかのように――いや、その特性から本当に見ているのかもしれない。

 ともかく、すぐに詫びる文面がまず帰って来た。

 合わせて補足すると、〝希望の星〟というのはFLHが星図を呼ぶ際の独特の呼称だ。

 

FLH:[要件を端的に言おう_]

FLH:[私はあるデータ収集のためのシミュレーションを企画している_]

FLH:[それのテスターとして、協力を求めたい_]

 

 続けて打ち込まれるは、そんな用件を伝える文面。

 

FLH:[希望の星、キミ等と――〝生の祝福〟等にだ]

 

 そしてその指名が向けられたのは、星図とモカ。

 さらに合わせての、〝生の祝福〟という別の者を示す呼称。

 

「俺たちと……〝寿有亜〟さんに――?」

 

 そして、星図はその自分等とは別に示されたその者をしかし知っており。

 求められた内容に、少しの訝しみを覚える声と合わせて。そのもう一人の名前を零した――

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