※この作品はR-18です。

土曜の朝の小さな恋人   作:上上上上上上上

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第1話 エッチごっこを教えて(1)

ープロローグー

 地方都市のベッドタウン。

 一人暮らしの大学生活も一年を経てすっかり馴染んだ古アパートでの平穏な日常に、新しい風が舞い込んできた。

 小学5年生の鍵っ子少女「みゆちゃん」との危ない関係は突然始まったんだ。

 

 

第1話(1)

 ゴールデンウィーク明けてさほど間もない5月中旬の土曜の朝のことだった。

 その前夜遅くまで大学のレポートに取り組んでいた俺は、今年は土曜に履修を入れて無いのを良いことに朝8時過ぎに起き出して、テレビの地域情報バラエティ番組を観るでもなく垂れ流しながらトーストをかじっていた。

 やがてチュンチュンという小鳥のさえずりを楽しむ気持ちのゆとりが出てきた頃、玄関のチャイムが鳴ったんだ。

「……?」

 誰だろう、今日は特に知り合いが来る予定はない。宅配やセールスだってまだこんな時間には来ない筈だ。

 ドアスコープを覗き込むと、魚眼効果で歪んだ視界の下の端から見上げてくる少女の顔。

 後ろで二つ結びにした黒髪が特徴的で見覚えのある、小学5年生の女の子だった。

「……! みゆちゃん!?」

 いきなり開いたドアにみゆちゃんはビクッと一歩引いてから、はにかむように微笑んだ。

「おはようございます、お兄ちゃん……本当に来ちゃったけど、良かった……ですか?」

「お、おはよう……もちろんだよ、遊びにおいでって言ったのは俺だからさ」

 良いどころじゃない、内心ではガッツポーズで歓喜の雄叫びでも上げたいところだ。

 

――話は三週間ほど前……ゴールデンウィーク初日に遡るが、俺はこのアパートの隣にある大家のおじさんの自宅の庭でのバーベキューパーティに招かれた。

 本当はそんな人付き合いは煩わしかったんだけど、昔気質で面倒見の良い大家さんが俺の食生活を気にかけて誘ってくれたのは分かってる。

 それに近場でそこそこ良いバイト先までお世話になってしまっていては、あまり疎遠に振る舞うのも気が引けたこともある。

 かくして顔には出さなかったものの渋々参加したバーベキューパーティ、それがみゆちゃんとの出会いの場だった。

 案の定ろくに知り合いもいない参加者20人ほどにも上るバーベキューの場は居心地が悪くて、庭の隅で目立たぬよう噛み切れない牛肉と格闘していたら、俺と同じく所在なさげにレンガの花壇の端に腰掛けている少女が目についたんだ。

 ことさら美少女というわけではないが、黒目がちのくりっと大きな二重の目に、愛嬌ある尖ったアヒル口が印象的だった。

 やや後ろ気味にふたつおさげにまとめた髪のお陰ですべすべのうなじから肩にかけてのラインがよく見える。

 オフホワイトのキュロットからむっちり伸びる健康的な足と、そして何よりロリコンの俺の目を引いたのは、ちょっとダブついたパステルカラーグラデーションのTシャツの胸をぽつんと二つ尖らせた、まだ膨らみはじめたばかりと思しきノーブラのロリおっぱいだ。

 もっと近づいて今夜のズリネタをこの目にしっかり焼き付けてやろうかな~、なんて我ながらろくでもないことを思いついた。

 そして周りに見咎められないようジリジリと立ち位置を移動して、ついには少女の隣にたどり着いたわけだ。

 俺は機を見計らって少女に

「ねえ、君は参加しないのかな?」

と、どこかのおばさんが庭の逆端で他の女の子たちにゴム跳び遊びを教えてるのを指さして問いかけてみた。

「あ、う~ん……あんまり知らない人たちだし……」

 急に知らない男性に話しかけられたことにちょっと驚いたような仕草を見せた少女は、口ごもりながらも答えてくれた。

 人見知りなのかな、といういささか共感的な気持ちと、あわよくばゆったり広がったTシャツの襟からこっそり乳首が覗けたりしないかな~なんていう不埒な欲望をないまぜに会話を続ける。

 世間話から始まって学校のこと、友達のこと、家族のことといった個人的な事情を少しずつ解きほぐしていった。

 少女の名はみゆちゃん、近くの小学校に通う5年生。

 大家さんが俺が住んでるのとは他にも経営してる近所のアパートに住んでいる、母子家庭の鍵っ子であること。

 今日は母子でこのパーティに招かれたのだが、始まってすぐに母親が職場から呼び出され自分一人残されてしまったこと。

 そうしたことをみゆちゃんは訥々と答えてくれた。

 そんな彼女の容姿とともに、声やシャンプーの香りまで全力で今夜のズリネタにすべく五感全てに刷り込もうとする俺の姿は、客観視するとキモいと言うよりどこか滑稽な気もしてくる。

 ふと話題が途切れて次は何を話そうかとみゆちゃんを観察していて気づいたものは、ポケットからぶら下がっているいくつかのゲームキャラの小さなマスコット人形。息の長い人気シリーズで、あまりやり込んではいないけど俺も最新作を持ってるから、それなりに話題についていけるやつだ。

「あ、そのマスコット、◯◯◯◯◯だよね。まだ小学校でも人気なのかな?」

「どうなんだろ。クラスでは私とか男子は好きだけど、女の子だとこういうのもう子どもっぽいっていう子もいるかも……」

とポケットから取り出したキーホルダー代わりのマスコットたちを、話しながら徐々に彼女の身長に合わせて背をかがめていた俺に掲げて見せてくれた。

「あれっ、鍵か。スマホのマスコットか思ったよ」

「私ケータイ持ってなくて…本当はね、ゲームの◯◯◯◯◯もやったことないんだ、ゲームの機械が家にないから。見てるのはテレビのだけ」

と少女は残念そうに目をそらして、鍵をポケットに戻した。

 母親がそういう教育方針なのか、お金がなくてスマホもゲームも買えないのか、今そこは深く掘り下げないほうが良いかな。

「ゲームなら俺のとこでやってみるかい?マンガやアニメも録画してあるよ。ほらそこ、隣のアパート」

 俺、勢い込んで変な顔だったり声が上ずったり早口になったりしないかと気がどぎまぎ。

「え、良いんですか?」

と少女は俺を見上げて表情を明るくした。

「ああ、土曜日なら大抵夕方のバイトの時間まで家にいるから、いつでもおいでよ」

 

 それから数日は夜毎みゆちゃんを思い浮かべ、部屋に上げた彼女にイタズラする妄想で抜きまくったもんだ。

 いくら何でも小5にもなった女の子がずっと歳上のろくに知らない男の部屋に無警戒にも一人で遊びに訪れるなんて、本気で言うわけがないと思ってた。

 実際あれから近所で三度ばかりみゆちゃんを見かけて胸を弾ませたものの、声を交わしもせず遠くから会釈しただけ。

 それから二度の土曜日を経て何も起こらなかった時点で、そりゃそうだよな~なんて完全に悟った気でいた。

 だからあの出会いはいつまでも大事なズリネタとして記憶に深く刻み込んでおくつもりだった。

 それがここに来てまさかの大どんでん返しだ。




 初めて書いたエロ小説、読んでくれてありがとうございます!
 全6話+αで7万字程度を予定しています。
 読んで一発でも抜けたなら、とても報われます。
 気に入っていただけたなら、最後までお付き合い下さいませ。
 昔読んだ諸々の官能小説へのオマージュもいくつか仕込んでるので、見つけたらニヤニヤしてやって下さいw
 まずは第1話全文公開です。
 現時点で既に一応本編最終回までと番外編数本が書き上がってる状態で、第2話以降は現在進行形で推敲と校正を進めています。
 週2回くらいのペースでアップロードできたら良いなと思っています。

 投稿しようとしたらプロローグが短すぎるとハネられたんで、やむなく第1話先頭に統合しました。
 Pixiv版は最低文字制限がないので、そちらが完全版ということになります。
 ただの作者のこだわりで、多分読者には大して意味がないのでしょう、きっと。

※表紙画像はAI生成です。
※本作はPixiv、ノクターンノベルズ、ハーメルン同時に投稿しています。
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