さてまずは外に声が漏れないよう窓を閉めてエアコンを点ける。
軽量鉄骨造で全8室のこの古アパートは、今2階の端部屋の俺と1階の真逆の端部屋の2室しか入居していないので、他の入居者に騒音が伝わる心配もないだろう。
畳に敷いた布団にみゆちゃんと並んで座った俺は、どきどきしながら見つめ合って次はどうするか考えていた。
まずは肩を抱き寄せて顔を近づけて耳元で囁く。
「恋人同士みたいなことするんだよ……分かってるよね」
みゆちゃんが頬を赤らめて頷くのを確かめた俺はもう片方の手でみゆちゃんの手を取り、指を絡めた。
「じゃあまずお互いに好きだよって言い合って、キス、かなぁ」
「うん、お兄ちゃん……好き」
「俺もみゆちゃんのこと……好きだよ」
目を閉じて、ちゅっ……ほんの一瞬の唇の接触。
顔を離し、みゆちゃんが嫌がってないか表情を確かめる。
「これが最初のキス。軽いキス。恋人同士ならまあ……挨拶のキスってとこ」
「こんなスゴイのがあいさつなんて……ふわふわしちゃうぅ」
うっとりした目でつぶやくようにみゆちゃんは答えた。
「じゃあもっとキスしたらどうなるかな」とみゆちゃんの頬に手を添えて、再び口づける。
ちゅっ…… ちゅっちゅっちゅっ…… 続けざまについばむようにキス。
「ふわぁ……あぁ……」
脱力したみゆちゃんの唇から漏れる吐息に先ほど飲んだリンゴジュースが香った。
「もうちょっとお口開けて、ベロ出してね」
「……?」
言われるままにさらに口を開いたみゆちゃんのお口全体を覆い尽くすように唇を合わせてやる。
「んぁ?」
少し突き出していたみゆちゃんの舌の裏を俺の舌でなぞり上げ、唇をすぼめて吸い上げ、また大きく唇を合わせては舌を絡め、次第にみゆちゃんの唇と舌も俺を求めてうごめき出し、快楽を貪り合った。
どんどん荒くなっていく二人の息づかいと、唾液のくちゅくちゅという湿った音。
一息つこうと一旦唇を離した。
みゆちゃんは既にぐったりと俺に身を預けて切なそうに目をとろんとさせている。
「今のが……本気のキス。エッチのキス」とぷるんとした幼い唇を頬に添えた手の親指でなぞった。
「キスって……こんなに気持ち良かったんだぁ……知らなかったぁ……」
「男の子とキスしたこと、ないの?」
「初めて……これ、ファーストキス……っていうんだよね」
「今更聞くのも何だけど、ファーストキスの俺が相手で良かったの?」
「いい。今、お兄ちゃんは、みゆの『エッチごっこ』の恋人だから……」
と俺の首に両腕を回してきた。
これはまだキスを求めてるんだな、と俺はまた唇を重ねて応じることにした。
何分の間、俺達はひたすら唇と舌を貪り合い、絡め合ったことだろう。
そして何度目かの息継ぎで顔を引いたとき、俺は次の段階をみゆちゃんに問いかけることにした。
「ね、体、触っていいかな?」
「ん……」
みゆちゃんはかすかに頷く。
焦るなよ、俺。
キスは続けながらもまずはすべすべの頬を撫で回し、その手を頭頂に移してうなじにかけて髪を繰り返し撫でる。
うなじから肩、肩から上腕、背中から腰、上から下へとじっくり時間をかけて、着衣の上からみゆちゃんの体を撫で下ろしていく。
部位ごとに感触の異なる肉感が楽しい。
やがて俺の手は脇腹からお尻の側面を通過して、ワンピースの裾に指をかけた。
「今度は服、めくるからね」と体を離すと、みゆちゃんは「うん……」とキスが名残惜しそうに俺から手をほどく。
両手でワンピースの裾の両側を持ち上げようとするとみゆちゃんは俺の手に自分の手を重ねてきて、二人で一緒に厚手のTシャツに似た柔らかな綿の布地を、その下の薄水色のキャミソールごと首元までするするとたくし上げた。
つい先程までワンピースの胸をノーブラでわずかに突き上げて自己主張していた二つの突起が、そこに姿を現した。
この年頃の僅かな時期にしか見られない、発達し始めのとんがりおっぱい。
その頂点にぷっくり乗っかった乳輪は周りの皮膚よりほんのり濃い薄紅色で、乳首の先っぽまで透けるようにつやめいて、まさにさくらんぼを連想させる質感だ。
黒いスパッツはちょうどおへそに重なってゴムを食い込ませていて、呼吸に合わせて胸とお腹が上下動しているのが艶めかしい。
みゆちゃんが自分で服を持ち上げていてくれるのを良いことに、あらわになった素肌をさっきとは逆に脇腹から上に向かって撫で上げていく。
「んふふ、ちょっとくすぐったぁい」
「じゃあやめる?」
「やぁだ~、気持ちいいもん……」
みゆちゃんは首を振る。口調にちょっと余裕が戻ってきたようだ。
そうした愛撫の回り道の末に、俺の手はとうとう乳首にまで辿り着いた。
手のひら全体を平面よりはわずかに丸みを帯びた胸板に当てて円を描くようにさすると、手のひらに可愛い乳首が擦れるのを感じる。
「んんっ!」
「ごめん、痛かった?」
そういえば膨らみはじめのおっぱいは触っても痛いだけだとどこかで読んだ気がする。
「ちょっとヒリヒリするけど、気持ちいいのもある……もっとしてほしい、かも……」
「分かった、続けるね」
みゆちゃん何かエッチの才能でもあるのかな、と胸をさすりつつ手のひらで乳首を転がし続けた。
「キスも気持ちよかったけど……気持ちいいのも色々種類があるんだね……」
くすくすと声を震わせながらみゆちゃんは感想を漏らした。
しかしこのままだとちょっと姿勢が悪いな……みゆちゃんの腰に手を回しそっと布団に寝かせ、俺も寄り添って横たわる。
俺達は目線の高さが同じになったことに気づいて微笑み合い、どちらからともなく再び唇を重ね合った。
今度は指先を使って乳首の周りをくるくるとさすり、時折先端をピンッと弾いてやり、反応を見ながら徐々に力を込めていってつまんでコリコリと弄ぶ。
「ふぁあっ!んんっ、あっ、イタ気持ちいいよっ♥!」
俺は体をずらすと、畳み掛けるようにもう一方の乳首をペロッと舐め上げた。
「ひゃあっ!?」
またしても違う刺激に身体をビクンと震わせるみゆちゃん。
でも抵抗はないどころか自分の胸に押し付けるように俺の頭を抱きしめてきた。
片方の乳首を舐めては吸って、片手で逆の乳首をつまんだり転がしたり擦り上げたり、逆の手は背中に回して指先で肌をなぞり上げる。
もっと色んな反応が見たくて、腰から上あちらこちらへ手を変え品を変えの愛撫。
「はぁっ、あっ、あっ、あっ……」
どんどんみゆちゃんの声のトーンと吐息のリズムが上がっていく。
そろそろかな、と俺は乳首を弄る手を脇腹から、お尻、腿へと移し、やがて閉じられたままの腿の間に差し入れていった。
そのまま俺の両足をみゆちゃんの片足に絡めて抑えつけ、手でもう片方の足をぐいっと押し開く。
「じゃあここ、触るからね」
既に熱く湿っていたスパッツの魅惑の谷間を手のひらで覆って、やわやわと揉みほぐした。
柔らかくて、弾力があって、瑞々しく二つに割れたその肉の丘を親指と中指でを挟んでぷにぷにしながら、一筋のくぼみを人差し指ですりすりとなぞる。
「ふあっ、それ、自分でするのと何かちがってて……気持ちいぃっ……♥」
俺はみゆちゃんのふくらはぎに足を絡めて、小さな嬌声に耳をくすぐられながら過去最高潮に滾り上げた勃起チンポをぐいぐい圧し付けていった。
「あぁっ、いぃっ♥気持ちいいよっ♥お兄ちゃん……♥」
「俺も気持ちいいよ、みゆちゃん……」
のぼせ上がった俺達の間に語彙は失われ、もはやこんなことを繰り返すだけだ。
スパッツ越しに指先にまとわりつく潤いはさらに増していく。
みゆちゃんの肌のざわめきが絶頂の瞬間の近いことを教えてくれた。
「限界だ、一緒にイこう、みゆちゃん……」
「ふぅ、あぁっ、いっしょにイくの?これが『イく』ってことなの?」
「ああそうだよ、一番気持ち良いところに、一緒に『イこう』」
乳首を舌で転がしねぶり回しながら答えるやいなや、
「うんっ、あっ♥んっん~~~~~っ!♥♥」
みゆちゃんが大きく背を反らせて呻き、同時にビクンビクンと全身を震わせた。
続いて俺も限界に達し、パンツの中で盛大に精を放つ。
「うぉおおおおっ!」
頭の中がじ~んとして、視界が白く染まっていくようだ。
全身の力が抜け落ちそうになる中で、みゆちゃんの細い腕に頭を抱えられたまま腰を震わせて、最後の一滴まで欲望を放出し尽くした。
……そして完全な脱力、静寂。俺達は数分の間その姿勢のまま余韻に浸っていた。
やがて深いため息とともに先に口を開いたのはみゆちゃんだった。
「……『イく』って気持ちいいだけじゃなくて、幸せになるんだね」
「そうか、良かったよ。みゆちゃんにちゃんと気持ちよくなってもらえて」
髪をなでながら見つめ合い、軽く口付けた。
「あ、もうすぐお昼……ママが帰って来るから帰らなきゃ」
二人して身を起こそうとしたとき、粘液に
ということはみゆちゃんも……
初めての異性との性行為で、下まで全部脱がせて自分の身体の一番大事なところを男の目にさらすのは流石にみゆちゃんも抵抗があるかと思って敢えて脱がさなかったんだが、考えが浅かった。
「しまったみゆちゃん、今着てるの汚させちゃったね。今から洗って乾かすわけにも……」
「多分だいじょうぶ、まだリンゴジュースある?」
冷蔵庫からジュースの缶を開けて渡すと、みゆちゃんはジュースを少しずつ手のひらに受けては、ワンピースとスパッツのお腹から下半身にかけてぴちゃぴちゃと垂らし始めた。
「ほら、帰ったらママにはジュースこぼしちゃった~って言うから。あ、私、少しくらいのおせんたくは自分でやるんだよ?」
そのいたずらっぽい微笑みはやけに眩しく見えた。
お別れにまた口づけをして、また来るねと小さく手を振るみゆちゃんを送り出しざま、俺はすかさずズボンとパンツを脱ぎ捨てた。
まだ手に湿り気の残る甘酸っぱさと生臭さの混ざったような複雑な残り香を堪能し舐め啜っては、力任せにもう一発抜いた。
そうして一息ついたところでやっと空腹に気づいてカップ麺を一気にすすり上げ、パンツを手洗い。
落ち着いたら更にもう一発思い出しオナニー、そのままバイトの時間まで居眠りだ。
もうろくに出るものなど残ってないのに、バイトから帰ってからも今夜はきっとシコリ倒すことだろう……