あれから寝ても覚めてもずっとみゆちゃんとの『エッチごっこ』が頭から離れなかった。
日曜は買い出しや最低限の家事が済んでしまえば、まだろくに精が貯まりきってもいないのに半勃ちのチンポを弄り回してばかり。
月曜は講義に出てもろくにノートが取れず、バイトはつまらない失敗ばかりで周りから心配され、早めに帰されてしまった。
そうして帰宅すると郵便受けに可愛く折りたたまれたメモが入っていた。
―― 今週は用事があるので、次は来週に来ます。 みゆ ――
もはやその日まで、みゆちゃんに次の『エッチごっこ』では何を教えてあげようという考えが生活リズムの中心にあったと言って良い。
いくらエッチに興味津々の娘とはいえ、怯えさせてはいけない。
少しでも先に進みたいが、下手に傷つけて通報されるような事態はまっぴらごめんだ。
いや俺のこと以上に、あの笑顔を恐怖や苦痛に歪めるようなことはしたくないという気持ちが大きい。
結局堂々巡りのままみゆちゃん再訪の朝を迎えることになった。
「会いたかった、おはよ~!」
チャイムに応えてドアを開けるなり、みゆちゃんが腰に抱きついてきた。
空色でふんわりしたフェイクレイヤードのキャミワンピ姿が涼し気だ。
一応前回から今日までも外で何度か見かけて遠くからそっと手を振り合ったりはしたが、それ以上の挨拶一つも交わしたわけじゃなかったよな。
「ああ、また来てくれて俺も嬉しいよ、おはよう」と頭を撫でてやった。
今朝は早々に目を覚まし、朝食に身だしなみもしっかり済ませてみゆちゃんを心待ちに待ち構えていた俺だ。
「今日はどうしよう?」
「最初はね、◯◯◯◯◯やるー!」
ガクッ!
こういうとこはまだ子供ってことかな。
まあいい、時間はある。まずはゲーム機の用意だ。
「それにしても、隠してたエロマンガどうやって見つけたんだ?」
「マンガとかで見たよ、男の人の部屋には絶対そーゆー本がかくしてあるって!だからさがしたんだ」
参ったね、ゲームしながらの会話がこれだよ。
「また見せてよ、エッチの勉強したい」
「ん~まあ良いけど、こないだのは結構ハードなやつだったから、エッチ初心者のみゆちゃんにはあまり見せたくないんだよな……もっとソフトな、初心者向けのやつが良いかな」
俺は本棚から18禁マークが付いてない青年誌系お色気コメディ一冊、そして教科書や普通のマンガの奥に隠していた正真正銘18禁マーク付きのエロマンガを二冊見繕ってローテーブルに向かった。
そうこうしてる内にみゆちゃんはゲームをまた一ステージクリアしたようだ。
「よし、ゲーム終わり!次はエロマンガ!」
う~ん、身も蓋もない。
バーベキューで初めて会ったときのあのおどおどしたみゆちゃんは何だったんだろうな……と思ってたら。
みゆちゃんはゲーム機の電源を切って腰を上げるとくるっと俺にまあるいお尻を向けて、胡座をかいた俺の股ぐらにぽすっと座ってきた。
「ちょ、みゆちゃん!?」
「あ、いたかった?ごめん」
みゆちゃんが首を振り向かせると、おさげがさらっと俺の頬を撫でた。
「いや全然痛いことはないけど……」
「こうやっていっしょに見た方が、分かんないとことか教えてもらいやすいでしょ」
とまたしてもドヤ顔。
いくら前回あそこまでの関係を持った仲とはいえ、距離感バグってないかな。いや俺は嬉しいけどさ。
「あっ、これ絵が好き。カワイイ!」
みゆちゃんは青年誌のやつに反応して真っ先に手を伸ばした。
「ねえ、どの本見てもこれやってるよね」
三冊のマンガをそれぞれ少しずつめくってみて、みゆちゃんはフェラのシーンを指して言った。
「男の人はこれやってもらったらそんなに気持ちいいの?」
「まあ上手い下手はあるけど、やっぱり自分の~……あー、アレを気持ち良くしてくれるっていう女の子の気持ちが嬉しいってのも大きいんじゃないかな」
みゆちゃんはさらに別のページを指して続けた。
「逆に時々男の人が女の子のをなめてるのもあるよね」
「あーうん、男のを女の人が口でするのがフェラチオ、略してフェラ。逆に女の人のを男が口でするのがクンニリングス、略してクンニって言うんだ」
「ん~、でもきたなくない?」
「先にお風呂で体洗えばいいし、逆にエッチのときに限っては匂いや味で興奮するって人もいるみたいだね」
「そっか……マンガじゃにおいも味も分かんないよね」
みゆちゃんは唇に人差し指を置いて言った。
「ってゆーか黒い線がぐちゃぐちゃしてて、ここどうなってるかよく分からないんだけど」
とまたマンガに描かれた修正だらけの局部に指先を向ける。
そうやってみゆちゃんがちらちら振り返って俺の反応を伺いながら話していると、その度にみゆちゃんのお尻の谷間に当たった俺のチンポがぐりぐり圧迫されて、だんだん固くなってきてしまった。
「それで今私のおしりに当たってるのが、この絵みたいな感じに固くなってる……おちん……ちん、だよね」
「まあ色んな言い方があるよね。俺はこの『おちんぽ』って言い方がいかにもエロマンガっぽくて好きだな」
ずっと年下の少女に勃起チンポをあっさり見抜かれてしまって、照れ隠しに話を少しそらそうとマンガのセリフを指差す。
「ああ、ここで女の子のは『おまんこ』って書いてるし、ちょうど反対って感じするよね」
みゆちゃんは
「おちんぽ……おまんこ……うん、エッチかも」
とほとんど吐息のような小さい声でつぶやいた。
「こないだもお兄ちゃん、私の足に『おちんぽ』ぎゅーっておし付けて来てたよね」
早速覚えたての淫語を口にするみゆちゃんの口元にドキッとさせられた。しかもあの時のこともちゃんと分かってたとは……
「お兄ちゃんも気持ち良かったんだよね。こんな風に『精子』いっぱい出たの?」
「流石にマンガのは大げさに描いてるけど……すごく気持ち良かったからいつもより一杯出た……かな」
「いいな、本物見た~い!お兄ちゃん精子出るとこ見せてよ~~!」
いよいよ始まったな、今日の『エッチごっこ』……