転生したら寄生生物なんですけど!? というかち×ぽなんですけど! 作:真喜屋五木路
勝利を収めた本能に従って、リズは膨らんだままの肉幹を主の方へ向けなおす。
従者の葛藤など知らず、自分を頼ってくれたことに対して安堵交じりの笑顔を浮かべるシア。
『……ほーん、人には変なことするなとか言っておいて、自分は姫様を騙して手コキさせんのか』
(だ、騙してなんかっ……これは姫様が提案してくれたから無下に断るのもどうかと思っただけで……っ)
『それは姫様がオナニーを知らないからだろ? 主の無知を利用するなんて、リズも案外悪い奴だったんだなー……』
(う、や……うぅ……っ)
自分の気持ちを抑えきれず、欲望に負けてしまったことを今更ながら深く思い知らされるリズ。
『くっくっく……まあ俺も気持ちよくして貰えるなら歓迎だし、シアには言わないから安心しろ。それに、もう言ってしまったことは変えられないんだ、素直に愉しめ』
そんな彼女を否定するでも叱るでもなく、まるで同類を見つけたかのような言葉を寄生蟲が囁くと同時、リズのペニスに甘く痺れるような電流が走った。
「っあ……っ♡」
「あ……大丈夫ですか、リズ?」
従者が意識を眼前に戻すと、自分の前でかしずいた主がこちらを窺うようにペニスへ両手を添わせている。
「驚いた、だけですから……問題ありません……っ」
「それならいいのですけど……痛かったりしたら、すぐに言ってくださいね?」
そう言うと、シアは両手へ恐々と力を入れて、ゆっくり前後に肉棒を扱き始めた。
「ん、しょ……っ、確か、こうやって前後に……」
白くすべやかな細い指が、浅黒く滾った雄肉の竿をを愛しむように前後へ滑る。そのコントラストだけで、リズの腹奥が怪しく、ずくんと疼いた。
(ああ、シア様がボクのを握って……っ!)
胸中に広がる昏い満足感が、肉茎から駆け上がるぴりぴりとした感覚を何倍にも高めていく。
「どう……ですか? こんな感じでっ……いいんでしょうか?」
「ええ……っ、いい感じですっ……」
正直初めてということもあって主の手つきはぎこちない。
だがその中にも彼女が自分のことを慮り、真剣にやっているのだというのが伝わってきて、それがまたリズを興奮させる。
(ああ……っ、シア様……シア様はボクのこと心配してくれてるのに……申し訳ありません……っ)
不慣れな手つきによるもどかしい快感は、罪悪感と背徳感というスパイスで彩られ、早くもペニスの鈴口からは先走り液が溢れ始めた。
「あ、何だかぬるぬるしたのが先から出てきて……」
『それは先走りって奴だ、気持ちよくなってくると徐々に出てくるもんだ』
「それじゃあ、ちゃんとリズのことを気持ちよくしてあげれてるんですね!」
嬉しそうな声音に、リズは歯噛みして小さく腰を震わせる。
『そうだ。それから先走りを手に付けてやると、滑りがよくなってもっと気持ちよくさせれるぞ』
「なるほど……試してみます」
「あひっ!? んぁあ……っ♡」
大剣を振り回していたとは思えない、ぷにっと柔らかな手の平で亀頭を拭われ、従者の口から悲鳴が漏れた。
その悲鳴を聞いて痛い思いをさせたのかとリズの顔を見上げたシアだが、すぐに彼女の悩ましげな表情からそうではないのだと悟る。
(もしかして、先端の方が気持ちいいんでしょうか?)
そこが敏感だという知識がないゆえに、シアは躊躇うことなく片手を幹からスライドさせて、亀頭をそっと握った。瞬間、弱点を握られたリズの全身が感電したように痙攣する。
「あひっ……シア様っ、そこは……ッ!?」
シアも用心して優しく触ったとはいえ、そこは男性器で尤も敏感な部分である。初めて雄の快感を体験するリズにとって、その刺激はあまりに強すぎた。
びゅくっ、ぶぴゅっ、どくどくどく……っ
ぶるぶると戦慄く鈴口から、白濁した粘液が溢れるように零れ始めた。
「あっ、わ……っ⁉」
ごぷごぷと溢れた子種汁は、あっという間にどうすればいいか分からず固まってしまったシアの手から溢れて、地面へと零れていく。
射精というには勢いが足りないのは、リズにとっても不意打ちで出てしまったからか。
「くはっ……すい、ません……あっ、姫様ぁ……っ」
途切れ途切れに謝るリズの口調にも、未だ耐えるように苦しそうな色が滲んでいる。
途中で漏れてしまったような射精は、天を仰いでいたリズが腰をぶるりと震わせ、視線を落とすまで続いた。
「っ、は……はぁっ……これで……あれ?」
自らの股間に視線を戻したリズの目に入ったのは、主の手を白く汚しながらも未だ張りを保つ肉槍の姿。
リズの反応から様子がおかしいのはシアも分かったようで、困惑したように首を傾げる。
「もしかして、私が何か失敗してしまったんでしょうか……一度出たらおち×ぽは小さくなるものだと思ってたんですが……」
主従が不安になり始めたところで、寄生蟲の気楽な声が響いた。
『ふぅ……大丈夫だシア。それは個人差みたいなもんだ』
「個人差ということは、まだ大きくても問題はないんですか?」
『ああ。にしても『絶倫化』を使わずこれとは、多分リズが滅茶苦茶エロいんだろうな』
「っな、な、なな……そんなこと――っ!!」
『まあ今はそれは置いとくとして、だ』
置いておくな! と顔を真っ赤にしたリズの抗議を聞き流し、ムサシはシアに語り掛ける。
『射精した後も大きいままなのは構わんが、やはり小便をするには落ち着かせた方がいいのは確かだ』
(……ということは、もう一回『てこき』をしてあげればいいのでしょうか?)
『まあそれでもいいが、もっと効率的な方法がある。いいか、フェラチオって言うんだが――』
(……なるほど)
ムサシがシアに説明し終わったところで、丁度リズの自己弁護も一区切りついたらしい。
「――だから、別にボクはエロくなんかない! 分かったな、ムサシ!?」
『あーはいはい、リズはエロくないもんなー、ちょっとムッツリなだけで』
「お前全然聞いてなかっただろ!」
憤慨して抗議を再開しようとするリズだったが、それは叶わない。
「いいか! もう一回言うけど――ぉほぉっ!?」
肉棒に突然ぬるりとした生暖かいものが纏わりついて、リズの口からだらしない悲鳴が上がる。
経験したことのない感覚に混乱しながらリズが視線を落とすと、シアが股へと顔をうずめているのが目に入った。
「ん……ちゅっ、るろっ……んじゅっ、どう、れふか……?」
「どうも何もっ……んひっ、姫様……そんな物を口にされては……っ」
制止しようとした言葉を最後まで口にできず、従者はただ唇を噛んでくっつけた膝を震わせる。
先ほどまでの手コキも凄い快感と背徳感であったが、口淫はさらにその上をいっていた。
(シア様の小さな舌が這いまわって……っ、あぁ、ダメだっ……! さきっぽ弱いからそんなに舐められると……っ!)
我慢しなければと意識すればするほど、快感も増幅され、どんどん余裕がなくなる。
『いいぞシア、リズも気持ちよすぎて答えられないみたいだ』
「っ、ムサシ……余計なことおぉぉ……!?」
「んはっ、よかったれす……じゃあ、続けますね? ちゅっ……じゅぞっ、れるるっ、るろぉ……っ」
「やっ、ひぃぃんッ!? はっ……あ……!」
ムサシの囁きで自信をつけたシアは、より大胆に舌を動かす。
遠慮気味な先端を中心とした責めから、亀頭全体へと舌を張りつけ、カリ首の裏側までを丹念に舐め上げる。
『くっ……いいぞ、そのまま、もっと吸いつくみたいに』
「ん――ちゅぢっ! ちゅぅっ、ちゅぞぞぞっ、ぢゅるるぅっ!」
「あぁぁぁああぁぁぁッ!?」
舐めまわす柔らかな刺激に突如強烈な吸着感が加わり、リズの口から歓喜の絶叫が響き渡った。
『おいおいリズ、声が大きいぞ? それで魔物が寄って来たらどうするつもりだ』
(そ、そんにゃこと言われてもぉ……っ。敏感になってるのに、舐められてっ、腰裏が、どくどく疼いてぇっ、勝手に声がぁ……っ)
『だったら我慢せずにさっさと射精しちまえばいいじゃないか、感覚共有してるんだから、もうとっくに射精そうなのは分かってるんだぞ』
ムサシが指摘したように、リズの肉棒は既に痛いほど張り詰め、本来なら起こっているはずの射精へ合わせるように尿道がびくびくと痙攣している。ムサシに肉体があったころですら、ここまで我慢したことはないかもしれない程だ。
(そ、そんなこと言われても……だって……今射精したら、おしっこまで出ちゃいそうで……っ!)
『……ああ、なるほど』
リズの言うとおり、ムサシが肉体の感覚を探ると、我慢していたのだろうか射精感に隠れてはいたが、はっきりと尿意がある。
『確かにこれは射精したら、そのまま小便まで出しそうだな』
(うぅっ、だから……このままだと精液の混じった水を飲ませることになってしまうからっ、姫様に一度口を離すように……っ)
『おーいシア、水分と一緒に少し栄養補給もすることになるけど大丈夫か?』
(おい!? 何言ってるんだお前!)
抗議しようとするリズだが、二重に我慢している現状、そんな余裕はない。
小さく呻くしかない従者の下で、主は肉茎を口に含んだまま寄生蟲の言葉に答えた。
「んはっ……はい……食料も心もとないですし、こちらこそお願いします……はむっ」
『ほらリズ、シア様からもお許しが出たぞ?』
(ああ、くそッ……ムサシ、お前ぇ……っ)
勝手なことをするムサシに対して怒りをぶつけようとするリズだったが、既に彼女の脳は快楽に浸されきってしまっていた。
もう自分が感じているのが怒りなのか性衝動なのかすら分からない。
そんな余裕がないリズから最後の理性すらも吐き出させようとするように、口淫を再開したシアが一際強く肉竿へと吸い付く。
「今すふ、楽にしてあげまふからね……。ぢゅっ、ぢゅるるっ……! ずじゅっ、じゅぞぞっ、ずじゅるるるるっ!」
「ああぁぁっ!」
リズの意識が逸れていたこともあり、その強烈な吸引が最後の一押しになって、射精が始まった。
「っ――すいません! シア様ぁ……っ」
「んぶっ!?」
真っ白な放出感に意識を焼かれたリズの手が、無意識に主の後頭部へと回され、シアの逃げ道を封じる。
どぷっ、びゅぷるるるっ、どくっ!!
溜められ濃厚さを増した白濁が、シアの口内へ吹き出した。
例えようのない生臭い匂いと、火傷しそうな熱、そして張り付いて取れない粘り気。
口腔に叩きつけられる未知の感覚に、シアはただ圧倒されるしかない。
(すごい匂い……しかも粘ついてるのに、勢いが凄くて……)
ムサシの言ってたことを考えればこれが栄養ということなのだろう。
確かに珍味と呼ばれるものには癖の強い食材があることも知っているが、それでもシアは口に出される精液を飲み込めずにいた。
(これ、濃すぎて……飲んだら、窒息しちゃいそう……)
だが、こうして躊躇している今もいまだ白い濁流は吐き出され続けており、飲まない方が逆に呼吸できなくなってしまいそうである。
シアがそう考え、覚悟を決めて喉を開いた時だった。粘ついた噴出が途切れ、一転、凄まじい勢いで放水が始まった。
「姫様っ、おしっこ、出ます……っ、飲んで下さい……!」
「んぶっ?! んんー-っ…………! んっ、んっ、んっ……」
不意打ちで放たれたリズのおしっこが喉を撃ち、えずきそうになるのすら無理矢理に押し流して飲まされる。
一切の抵抗を許されないまま、シアは精液と浄化されたとはいえおしっこの混ざった生臭く温かい液体を胃へと送られ続けた。
(っ……さっきより、匂い、広がって……頭、くらくらして……)
酸欠と精液の香りにあてられ、自然と瞳に涙が浮かぶ。
そのまま放水は暫く続き、その間シアに出来ることは流し込まれ続ける奔流を受け止めることだけだ。
もうこれ以上は無理だと、彼女の視界が滲み、意識もぼんやりとしはじめたところで、漸く長い水責めは終わりを告げる。
出せるものは全て出し切ったというように、力を失くした肉棒が唇の間から抜き取られた瞬間、シアの喉が空気を求めて勝手にむせた。
「こほっ、けほっ……!」
「っはぁ……っ! 姫様! 大丈夫ですか!?」
それを聞いたリズもやっと自分がやってしまったことに気付いたのだろう、後頭部を抑えていた手を離し、慌ててしゃがみ込んでシアの様子を伺う。
「も、申し訳ありません姫様……気付かないうちに勝手に手が……」
リズはズボンを下ろしてペニスを出したまま、地面に頭を擦りつけた。
「本当にすいません……!」
「ごほっ……はぁ……大丈夫です。リズも初めてのことでしたでしょうし」
リズの様子から、シアは本当に彼女が無意識でやってしまったのだと判断する。元々何かに集中すると、暴走しがちなところがあるのは知っているし――
――何より、ここまで申し訳なさそうに謝られては怒るに怒れない。
「……それに、水不足の問題は解決しましたしね」
これならば、次の休憩地点につくまで十分持つだろう。
(それに、いざとなればまた今のようにすれば水分補給ができる訳ですし……)
と考えて、シアはお腹の奥が締め付けられるような感覚があるのに気付いた。
先ほどまでの苦しかったことを思い出すと湧き上がる不思議な感覚。
その正体に内心首を傾げながらも、まだ頭を下げようとするリズへ言い聞かせてシアは出発の準備を整えるのだった。
もし良いと思って頂けたなら、なんらか反応を頂けると(作者が個人的に)嬉しいです。