転生したら寄生生物なんですけど!? というかち×ぽなんですけど! 作:真喜屋五木路
ニタリといやらしく人間臭い笑みを浮かべるそれの手には、太く粗削りな木製のクラブが握られている。リズは恐らくあれで殴られたのだろう。
「ホブゴブリン……一体どこから――」
まさか穴の上から……否、どこからだって構わない。
兎に角こいつを倒さなければ少女どころか、リズまで危険だ。シアは体を反転させざま、ホブゴブリンに向かって跳躍しようとして、それより早くホブゴブリンが冒険者の少女へと手を伸ばした。
「ゲヒッ、動クナ……! コイツ、殺ス!」
そう言って少女の細い首に錆の浮いたナイフを突きつけるホブゴブリン。
人質を取られてしまったシアは、歯を噛んで動きを止めるしかなかった。
「っ! 喋れる個体がいたなんて……!」
連携を取って狩りをするゴブリン、その上位種のホブゴブリンといえども、元来言葉を操るほどの知性はない。
つまり片言といえど言葉を使い、その上人質を取るという発想ができるこの個体は、それが可能になるほどスキルポイントを稼いで知性の高まった個体ということだ。
(他に何のスキルを持っているか分からない以上下手に動く訳には……)
「武器、捨テロ!」
「……その子を殺さないなら」
「ソレナラ早ク捨テロ!」
どちらにしろ少女の喉とナイフの距離が縮まっている以上、シアは従うほかない。
ガラン、と彼女の手から大剣が離れ、地面を打つ音が穴の中に反響した。
「これでいいんですね?」
「アア……オ前ラ、ソイツ捕マエロ!」
ニチャリとした笑みと共に放たれた命令に、シアを囲んでいたゴブリンたちが一斉に飛び掛かった。
武器を手放して尚、毅然とした表情でホブゴブリンと対峙していたシアだったが、複数のゴブリンによってあっという間に地面へとうつ伏せに押し付けられ、フードを脱がされる。
「っぐ……!」
「ン? オ前、魔族?」
目ざとく髪の隙間から覗くシアの耳が尖っていることに気付いたホブゴブリンは、途端に下卑た笑い声をあげた。
「ゲヒッ! ゲヒャヒッ! コイツ、バカ! 人間助ケル為ニ捕マル、バカナ魔族!」
「……何がおかしいんですか! 魔族が人間を助けて!」
「ギャヒッ、人間ト魔族、敵。敵助ケテ捕マル、バカ!」
取り押さえられながらも睨みつけるシアを嘲るように、ホブゴブリンは冒険者の少女を転がすと、笑みを深めながらシアの元に近づく。
「アア。ソレトモ、ワザト捕マッタ?」
「何をふざけたことを――ひッ!?」
シアが反論しようとしたところで、彼女の目の前まで来たホブゴブリンが突然ボロ布の腰巻をずり下ろし、その下に隠れていた逸物をシアに見せつけた。
生臭い臭気と共に、黒ずんだ緑の肉棒がぶるん、と首を振って現れる。
「オ前モ、コレサレタカッタ!」
「そ、そんなことありませんッ!」
自分に生えたものやリズに生えた逸物とは違う、何日も洗っていないすえた雄の匂いに、シアは思わず視線を逸らした。
(このままじゃ、ホブゴブリンにセックスされて……!)
リズ以外とセックスする、リズ以外のものが体内へ侵入しようとしている、そう想像しただけでシアの胸中に生理的な嫌悪感が湧き上がる。
(っ……ムサシ様とは違う……怖い。知らないおち×ぽってこんなに怖いんですか……?)
レイプという言葉を知らずとも、本能が警鐘を鳴らしていた。
不快感にシアの全身がぞわりと粟立つ。
だがその一方で、未だ体内に残ったマンイーターの媚毒の残滓が、雄を嗅ぎ取りシアの血を熱く火照らせる。
「顔、赤イ。バカ雌、興奮シテル! ヤッパリ犯サレタイ!」
シアの目の前でグロテスクな肉棒が角度を上げた。
その様子を見ていたゴブリンたちもギャヒ、ギャヒと興奮したように騒ぎ立てる。背中に当たるのは、興奮したゴブリンの逸物か。
「ふざけないでください! そんな訳――ッ!」
「オット、抵抗スルナ! シタラ、アイツマタ犯ス!」
「……~っ!」
嫌悪と興奮が混じって混乱気味なシアは声を荒げかけて、ホブゴブリンが顎で指す先に虚ろな目で横たわる少女に、状況を思い出した。
(そうだ、私が抵抗したらあの子も、リズも……!)
「ヘヘ、抵抗シナイナラ、アイツラニハ手ヲ出サナイ。大人シクシテロ」
唇を噛みながらも身体から力を抜くしかないシアの様子をにやにやと眺めながら、ホブゴブリンがその背後へと回り込む。
「ドケ、俺ガ最初ダ。抑エツケトケ」
ホブゴブリンは、シアの腰を掴むように抑えつけていたゴブリンを足先で小突いてどかすと、乱暴にシアのスカートを捲り上げた。
「ククッ、濡レテル! メス臭イ!」
「……っ!」
シアが否定しないのは、その自覚があるからだ。
(怖いのに……嫌なのに……! なんでお腹、疼いて……っ)
それがマンイーターの媚毒のせいだと気付かないシアは、精神的にも追い詰められていく。
こんな状況で、という想いが逆に彼女の神経を昂らせ、より秘所の感覚へと集中してしまう。
「ゲヒヒッ、見ラレテ、モット濡ラシテル!」
「っ、嘘です……!」
「嘘ジャナイ! ゲヒッ……モウ、我慢デキナイ!」
「――ッ!? あぁああぁあああッ!」
びりぃッ、と下着が引き千切られる感触に驚く間も許されず、シアの身体を衝撃が貫いた。
「ク……ッ! 狭イ、締マル……イイ、雌穴ダ……!」
内臓を押し広げられる圧迫感。内側から膣洞を焼く鉄杭のような熱。
「あ、や……っ? 入っ、てるぅ……?」
一拍遅れて、シアは自分がホブゴブリンに犯されたのだと理解する。
「や……ッ、いやッ!」
魔物の肉茎が自分の体内に侵入しているという事実に、ぞわりとムカデが脊髄を這い上るように嫌悪感が走り抜けた。
全身の筋肉が強張り、嫌な汗が額に浮かぶ。
蜜洞も望まぬ侵入者を追い出そうと痛いほどに蠢動して絞めあげる。
だがしかし、ホブゴブリンの口から零れたのは苦痛の悲鳴でなく、喜悦の溜息だった。
「オォ……ッ。イヤイヤ言ッテル癖ニ、締メ付ケてキヤガッテ……!」
「そんな、つもり、じゃぁ……っ!」
シアの側はお腹がつりそうな程に力を入れて痛いというのに、ホブゴブリンは気持ちよさそうに肉棒をひくつかせていて、それがたまらなく恨めしい。
だからといって暴れて抵抗すれば二人が危険に晒されてしまうし、そもそもシアが大剣を武器とするといっても、力の入りづらい体勢でこうも大勢に押し倒されては跳ねのけることも叶わなかった。
結局彼女にできることは、侵入者を膣で締め上げるという無駄な抵抗しかない。
「ククッ……急カサナクテモ、スグニ滅茶苦茶ニシテヤル」
「違、ぁ――あひゅっ!?」
ごりゅりッ、とシアの膣肉が掻き出されるように引っ張られ――
「や、んひいぃぃいぃッ!」
――ばちゅんッ! という臀部への衝撃と共にきつく収縮した小径を再び強引に拡張された。
(お腹の中、削られ――ッ!?)
ホブゴブリンの逸物は人間のそれと比べて特段大きいわけではない。だが、未だ一度しか侵入者を受け入れたことのない固さの残るシアの蜜穴にとって、何倍もの大きさに感じられた。
そして勿論、乱暴な掘削作業が一往復で終わる訳がない。
シアが息をつく間もなく、再び膣襞が圧し潰されて外へと引っ掻かれ、押し広げられる。
「あぁあぁあ゛ッ!」
容赦なく加速していく魔物の抽送運動に、シアの喉を苦痛の悲鳴が引き裂いた。
女性の事など全く考えていない、ただ逸物を擦り上げ、種をぶち撒ける為だけの暴力じみた性行為。
いくら濡れているといっても、あくまでパンツに染みがうっすらできる程度であったシアにとって、それは痛みにしか感じられない。
「ゲヒヒッ、叫ンデ、気持チイイカ! バカ雌!」
「違ッ、違うぅッ――痛い、ですからぁッ! セックス、していいッ、ですから……もっと、優しくぅ……っ!」
「ゲヒャヒャ! バカ雌、ヤッパリバカ! レイプ、俺気持チイイ。オ前ノコト、ドウデモイイ!」
「んッ、んうぅぅっ……、やぁぁ……ッ」
相手が魔物だということも忘れた無様な懇願も一笑に付され、シアは屈辱に奥歯を噛む。
「ダガ……俺モ、ソロソロ限界ダッ……!」
「っ!? それって……!」
その言葉に、肉槍を突きこまれているという今の状況しか考えられていなかったシアも、次に起きる筈のことが思い出される。
それが脅しなどでないことも、膣内でビクビクと戦慄きながら膨れ上がる感触から分かってしまう。
摩擦で熱を帯びていた腹奥が急速に冷え込むような感覚。
「ブチ撒ケテッ! 孕マセテヤルッ!」
「は、孕ませて、ってぇ……」
「ゲヒャッ、分カラナイカ? 俺ノ子供、産マセテヤル!」
「ぇ……?」
事ここに至って、無知なシアもセックスが何のための行為なのかを漸く理解した。そして、ホブゴブリンが何をしようとしてるかも。
(このままじゃ私、ゴブリンの赤ちゃんを作らされて……!?)
「や、それは本当にッ、ダメですッ!」
突然知ってしまった事実からなんとか逃れようと身を捩るシア。だが、その抵抗はゴブリンの手により剥製のように地面へ四肢を縫い留められている以上、小尻を左右にふりふりと振るだけの結果に終わってしまう。
「オオ……ッ、ソレ、気持チイイ。ソンナニ子種欲シイカ!」
「違うぅッ――抜いてぇっ……ゴブリンの赤ちゃんなんて……ッ」
「イイダロウ、スグニ子種クレテヤル!」
ホブゴブリンはもう話を聞いていなかった。
最早孕ませることしか頭にないというように、乱暴だった腰遣いをより激しく、執拗に少女の腹奥を突きまわす。
「孕メ……孕メッ……俺ノ子、孕メッ!」
「あ……! ぐ……けほ、かはッ……!」
肉棒に肺まで圧迫され、空気を吐き出させられているシアは、もう声を出すことも許されない。
短く途切れた酸素を求める喘ぎを上げながら、意識を白く削り取られていく。
そしてとうとう、ホブゴブリンの腰が大きく震える。
「――出ルッ!」
ボビュッ! ビュルルルパッ!
「や――ひあぁあぁぁッ!?」
一際大きな脈動がシアの下腹で膨らんだ次の瞬間、内側から殴りつけられたかのように息を吐き出させられた。
肉汁というよりも肉塊をぶつけられたような衝撃と共に、熱が胎を焼く。
「いッ……裂け、ちゃぅ……ッ」
たちまち魔物の精液はシアの子宮を蹂躙しつくし、ゆりかごを内側から無理矢理に押し広げ、それでも尚収まりきらない濁流が魔物のペニスを押し出した。
「クゥッ……!」
ホブゴブリンが法悦交じりに呻くと同時、まだ勢いよく射精の続いている肉棒が膣穴から押し出され、ブルンと中空で首を振るう。
息の詰まりそうなほど臭い魔物の精液が糸を引きながら宙を舞い、周囲のゴブリンたちに、そしてその中心で取り押さえられているシアの髪へ背中へと降り注いだ。
彼女の透き通った白い肌が、銀の髪が、濁った白で染め上げられていく。
「ククッ、イイ眺メダ」
少女を自らの吐出物で穢す喜びに浸るよう、ニヤつくホブゴブリン。
彼女を取り押さえるゴブリンたちも、身体についた精液を気にする様子もない程に興奮して叫び声を上げる。
(っ、ゴブリンに射精されて……っ、でも、これで……)
そんな喧騒をどこかぼんやりと遠くに聞きながら、シアは下腹で渦巻く望まない快感を噛み殺し、肩越しにホブゴブリンへと振り向いた。
「……満足したなら、はぁっ、あの子とリズには……手を出さないでください」
その言葉に今まで薄く嗤っていたホブゴブリンは一瞬表情を消し、
「ククッ、ゲヒャヒャヒャッ!」
口を横いっぱいに引き裂いて笑い始めた。
「何が、おかしいんですか!」
「ヤッパリオ前、バカダナ! ドウシテオ前ノ言ウコトナンテ聞ク必要ガアル?」
「っな……!? だって、抵抗しなかったら二人には手を出さないって――!」
「アア、ソリャオ前ヲ犯シテル間ノ話ダ。チ×ポハ一ツシカナイカラナ!」
嬲るような魔物の笑い声が穴の中に反響する。
「そんな……っ」
呆然とするシアを見下ろすように暫く笑っていたホブゴブリンだったが、ふと何かを思いついたように笑い声を押し殺し、代わりにいやらしい笑みを深めた。
「……ダガ、コイツラガ全員満足シタナラ、アイツラニ手ヲ出スコトハナイダロウナ」
それは約束でも何でもない只の仮定で。だが、今のシアにはそんな”もしも”に縋ること以外できなかった。
歯を噛んで考えたのも僅かな間、シアは毅然と口を開く。
「――分かりました。私が全員相手にしますから、どうか二人には手を出さないでください……!」
「クク、オ前ガ本当ニ全員ヲ満足サセラレタラナ! オ前ラ、犯ッテイイゾ!」
ホブゴブリンがそう言い切らない内に、シアを囲んでいたゴブリンたちが彼女の肢体に殺到した。
ご視聴ありがとうございます、いいと思ったらなんらか反応頂けると幸いです……!