転生したら寄生生物なんですけど!? というかち×ぽなんですけど! 作:真喜屋五木路
「こくっ……んっ、随分と不思議な味ですね」
シアが残った大狼の白濁を口にすると、すぐにムサシの声が頭の中に響いてきた。
『――よっと、やっぱ一度寄生してる相手だと楽だな。んじゃ最後の確認だけど、リズ、本当にいいんだな?』
シアの目を通して目の前に立つ従者を見るムサシ。
「……ああ、それで対価になるなら構わない」
口ではきっぱりとそう言ったリズだが、顔は真っ赤になっており、頭の上から生えている耳も、所在なさげにぴくぴくと小刻みに動いている。
(これはこれでいい反応してくれるじゃないか)
リズは結構さっぱりした性格だし、いざとなったらもっと割り切って反応もマグロなんじゃないかな、と予想していたムサシにとってこれは嬉しい誤算だった。
元々最初の提案も、無知なシアにいきなり性の悦びを教える方が面白い反応が見れそう……というゲスい考えに基づくものであったし、これならそれと同じくらいの価値がある。
(それに、改めて見るといい身体してるしな)
獣耳が生えたボブカットに縁どられた顔は、運動部に打ち込む高校生のような若々しさと快活さを感じさせる。
寄生したシアから見ているためか、身長は少し高く、手足も腰もすらりとひきしまっていて――しかし狼に引き裂かれたシャツから零れる胸だけは、隠そうとする腕から溢れるほどに大きい。
見ているだけで十分オカズになる光景に、本体が硬くなっていくのを感じながらムサシは二人に声をかけた。
『それじゃあ早速始めようか』
「っ、ああ」
「あの、始めるといっても、結局どうすればいいんでしょうか?」
緊張した声のリズに対し、未だ何をするのか分かっていないシアに対して、ムサシは苦笑する。
『……まあそうなるだろうなとは思ってた。という訳でシア、お前に『支配』のスキルを使いたいんだがいいか?』
「それは構いませんけど、私はどうすれば?」
『今習得してる『支配』のLv.1だと、強く抵抗されたらすぐ解除されるらしい。という訳で、シアは俺に体を任せてくれればいい』
「こう、でしょうか……わわっ⁉」
指示に身体の力を抜いた瞬間、シアの手が自分の意思に関わらず勝手に握ったり閉じたりを繰り返した。
「な、なんだか変な感じです……」
驚くシアに対して、ムサシは少しばかり納得いかないという感じでぼやく。
『……自分の意思に従って他人の体が動いてるのを見るってのも、なんだか妙な感覚だな』
というのも、どうにか『魔人化』以前に自由に動く体を手に入れれられないかと、『支配』で適当な相手を乗っ取ることを考えていたのだ。
しかしいざ使ってみると、他人の体という感覚がやはり残っていて、違和感が大きい。まるでVRでロボットを操作しているみたい……とでもいえばいいのか。
(『支配』のLvを上げれば変わるのかもしれないけど……ま、保留だな)
それより今は久しぶり(といっても目が覚めてから時間はさして経っていないのかもしれないが)の自由に動かせる体だ。
愉しまなければ損だろうと、両手を前へ――リズの腕中に押し込められた柔肉へと伸ばす。
『ほらリズ、手を退かせないと触れないだろ?』
「くっ……ボクが言ったことだからな……」
指をわきわきといやらしく蠢かせながら従者のおっぱいへ迫ると、リズは多少躊躇しながらも、ゆるゆると腕を体の横に、気をつけの姿勢になった。
腕によって支えられていた乳房が重力へ屈服し、見ているだけでも柔らかそうにふにゅんと変形する。そして、その光景に見とれたのはムサシだけでなかった。
「リズの胸、おっきい……」
「シ……姫様っ……そのようにあまり見つめられると……」
「あ、ごめんなさい……」
シアとしては素直な気持ちが口から漏れてしまっただけなのだろう。だが、リズはその一言でムサシに煽られた時以上に反応し、身体をぴくっ、と震わせる。
そんな従者の初々しい反応に、ムサシの頭に怪しい考えが閃いた。
『なあシア、今からする行為はリズを気持ちよくしてあげた方が負担が少ないんだ。そして、その為には思ったことは素直に口に出した方がいいんだぞ?』
「!? ムサシっ、オマエ――」
『おっとリズ、お前がどうしてもって言うから、シアと交代したんだぞ? それなら少しくらいサービスしてくれてもいいじゃないか? ――なあ、そうだよなリズ?』
ムサシは一時的に、反論しようとするリズに対してのみ念話を使って釘を刺し、何事もなかったかのように話を振る。
リズはやり場のない感情に少し口をもにょらせたが、観念したように小声で答えた。
「~……っ! そ、そうです……」
「そうなんですね。では、私も頑張りますね!」
「は、はい……」
普段は心を安らげてくれるシアの純真な笑顔が、今のリズには恐ろしく見える。
『安心しろ、俺も可能な限りお前を気持ちよく出来るように頑張るからさ』
(くぅっ……白々しいことをっ。絶対オマエなんかに気持ちよくさせられたりなんか――ひゃぅっ!?」
不意打ちのようにぎゅむっとリズの胸が両手で鷲掴まれた。
ムサシの煽りに、唇を引き結んで声を出すまいとしたリズの抵抗は、ものの一瞬で崩されてしまう。
「リズ!? だ、大丈夫ですか?」
「い、いえ……姫様、これはっ、あぁんっ……」
「ムサシ様! これは本当に大丈夫なんですか!? リズのこんな声、私、聞いたことが……!」
初めて聞く従者の甘い嬌声を、無知な主は聞きなれない悲鳴と受け取った。
ムサシはリズのたわわな胸の感触を味わいながら、ほほえま可笑しいそんな反応に気をよくする。
『ああ、大丈夫大丈夫――ほら、リズが説明してあげないとシア様が不安になっちゃうぞ?』
(くっ……んぁっ、だったら、お前が説明すればっ、あっ、いいだろ……っ!)
『いやいや、何処の馬の骨ともしれない俺なんかが説明しても、納得してくれないかもしれないじゃん?』
(くそっ、絶対今オマエ笑ってるだろ……っ、んやっ……!)
この寄生蟲がなんだかんだいってもやっぱり忌々しい存在なのだと分かってきたリズだったが、目の前の主を不安がらせたままというのが忍びないのも事実で。
「……だ、大丈夫ですっ、んっ、姫様……これは、気持ちよくなってるだけ、ですからぁっ……」
羞恥に顔を真っ赤にしながら、それでも主に心配をかけまいと優しい笑みを浮かべるリズ。
「そ、そうなんですか……?」
「え、ええ……ですから、姫様は気にしないでください……ひぁっ」
と言われても、リズの眉根は何かに耐えるみたく苦しそうに寄っていて、瞳もどこか熱っぽく見える。本当に大丈夫なのかと未だ納得しかねるシアに対して、ムサシは吹き込む。
『もしまだ心配なら、さっき言ったみたいに素直な感想を伝えてあげるといい。そうしたらもっとリズも気持ちよくなって、反応が大きくなるから』
(な、なるほど……!)
唆されるまま、シアは勝手に動く手へと感覚を集中する。
「リズの胸、すごく柔らかくて、指に吸い付いてきて……触っている私もとても心地いいです」
「んんぅっ?! し、シア様っ――!? あっ、そんなこと――っ」
密かに想っていた主からのいやらしい褒め言葉に、従者は全身を震わせて感じ入った。
『シア、こういう時には胸じゃなくて、おっぱいって言ってあげた方が悦ばれるぞ?』
「そうなんですね、シアのおっぱいとってもおっきくて、ふかふかで、形も綺麗で……女の子らしくて羨ましいです」
「し、シアさまっ、そんな言葉……っ、あっあっ、あ――っ⁉」
押さえつけていた反動か、リズはシアの愛撫とちょっぴりえっちな言葉遣いだけで、軽い絶頂に達してしまった。
従者は目を瞑り、身体を抱きしめて湧き上がる絶頂に耐える。小刻みな身体の跳ねに合わせて震える乳首は、まだ直接触れられてもいないのに乳輪まで張って今にもミルクが溢れそうなほどだ。
勿論そんなリズの姿をシアが見るのは初めてで。
幼い時からずっと共に過ごしてきた友人のようでもある従者のあられもない姿に、気付けば彼女も喉を鳴らし、腰の奥で脈動するような衝動が膨らむのを感じていた。
『ほら、目を瞑って体を震わせて……今リズはすっごく気持ちいいって感じてるんだぞ?』
(こ、これがリズの気持ちいい姿……? 何だか、見てると胸がドキドキして、頭が熱くなるような……)
『そういう気持ちを、えっちだって言うんだ。試しにリズに言ってあげるといい』
「り、リズ……リズの姿を見て、何だかえっちな気持ちになってしまいました……」
「っ、シア……しゃまぁ……っ」
リズが瞑っていた目をゆっくりと開けると、その瞳はもう完全に蕩けて”出来上がって”いることを伝えている。
先ほどまで凛々しく、自らの命を懸けて強敵と戦っていた少女が、雌に堕ちつつある。目の前の光景に、ムサシもぞくりと本体が歓喜に震えるのを感じた。
(ああ、くそっ! もっとシアに色々教え込み足りないし、リズももっとねっとり苛めてやりたいが……こっちが我慢出来そうにないな……)
短時間で既に二回は射精しているにもかかわらず、肉棒はもうガチガチに張り詰めて、ずくずくと痛みにも似た律動で疼いていた。
寄生しなおしていることの付随的なものなのかも知れないし、『繁殖』スキルの『絶倫化』によるものかも知れないが――理屈なんてどうだっていい。
(兎も角、このままだとシアのパンツの中で無駄撃ちしてしまうことになりそうだし――女の子のパンツの中で射精も十分ご褒美ではあるけど)
いや、それでもやはり目の前の美少女の処女と比べれば格落ちだと正気を取り戻して、ムサシはリズの巨乳に埋めていた手を離し、下へと手をずらしていく。
「あっ……」
軽い絶頂に呆けていたリズも、その意図は理解できたのだろう。緩んでいた顔に緊張が戻った。
とはいえ抵抗するつもりはないのか、リズはベルトを外されるのを無言で受け入れる。
『お、胸だけで随分と出来上がってるじゃないか』
しゅるりとボタンが外されズボンが地面に落ちた瞬間に、白い飾り気のない簡素なパンツが現れ、同時にむわっと蒸れた雌の匂いが従者の下半身から立ち上った。
「…………」
『……何だ、だんまりか? まあそれも仕方ないよな、こんな雌臭い匂い漂わせておいて、自分で気づかないはずないもんな』
リズは赤熱した頬に挟まれた唇を悔しそうに噛みしめるだけで反論はしない。
自分が何を言っても、この寄生蟲はそこからいやらしく詰る言葉に続けてくるだろうことは容易に想像がつくからだ。
ただ誤算だったのは、ムサシはそんなことくらいで諦める程、物分かりが良くないということで。
『それなら……シアも凄い匂いだと思うだろ?』
「やっ……し、シア様⁉ き、汚いですからそんなところに顔を押し付けないで――っ、んひっ、か、嗅がないで下さいっ!」
シアの体の支配権を握っていることを活かして、ムサシはリズの太腿へと抱きつき、股に顔を埋めた。
主の鼻梁が従者の割れ目に擦りつけられ、既に胸肉を弄られて濡れそぼっていたパンツが、ダイレクトな刺激に反応し、新たな生暖かい湿り気を帯びる。
引き締まった両太腿と股のデルタ恥帯に鼻を押し付けられた状況で、匂いを嗅ぐなという方が無理な話であった。
(これが、リズの匂い……)
『ほらシア、正直な感想を聞かせてあげるといい』
「やっ、シア……んっ、言わないで――っ!? あっ、ひぅっ……ひっ、鼻で、擦るの……やめっ……んひぅっ!」
秘所の匂いの感想など、想像しただけで頭が茹ちかねない。リズは慌ててムサシの蛮行を止めさせようとするが、それを許さないとばかりに、秘所へ押し付けられたシアの鼻がぐりぐりと秘裂を切削してくる。
『おいリズ、姫様のお言葉を遮るなんて、それはあんまりに不敬ってもんじゃないか? それに、無駄な抵抗をした方がこんな風に匂いがより強くなるぞ?』
「や、んんんっ……! はっ、はっ、いやぁ……っ」
拒否を許さないというようなムサシの脅しに、膝に手を当てて力の入らない足をふんばり、リズはなんとか身体を支える。
と、不意に股への圧迫感が消えた。
『! おいシア、最初に抵抗しないって約束しただろ?』
「し……しあ、さま……?」
リズが俯けていた顔を上げると、ムサシに体を委ねていた時のいやらしい笑みではなく、いつもの優し気な雰囲気の、ただ少し怒ったようなシアの顔と目が合った。
「ムサシ様、たしかにそうは約束しましたけど、あんまりリズを苛めないで下さい」
嗜めるようなシアの口調に、寄生蟲は暫く黙っていたが、やがて諦めたように呟く。
『……仕方ない、分かったよ。そうしないと、支配させてくれなさそうだしな』
リズは自分のことを庇ってくれた主に対して、思わず感嘆の吐息を漏らした。
「シア様……」
「大丈夫ですよ、リズ」
そんなリズにシアは柔らかく微笑み、
「……リズの匂いは臭くなんてありません。汗の匂いと、なんだか甘酸っぱいような匂いが混じった香りがして、なんだか嗅いでると不思議な気分になりますけど」
「~……ッ!!?!?!」
信じていた主に不意打ちで裏切られ、リズは目を白黒させて、羞恥に耳先の毛までぶるぶるぶるっ、と震わせた。尤も、主の方は完全に善意からの発言だったのだろうが。