「姉さん……」
夜11時過ぎだったと思う。
僕は暗い部屋で、手元だけ電灯を点けた勉強机で船を漕いでいた。
学校の勉強に置いて行かれるわけにはいかない。
そんなことになれば、きっと姉さんが悲しむし。
僕に呆れてしまうかもしれない。
寝ちゃいけないと思うけど……
眠いものは眠い。
不味いな。
そう、頭の片隅で思っていたけど
「起きろ
突然掛けられた声に、驚き。
一気に覚醒した。
「根をつめるとまた身体を壊すぞ」
……姉の
裸Yシャツの格好で。
僕の姉の秋穂はすごい美人だ。
クール系の美貌で物凄くスタイルが良い。
凹凸がすごいんだ。
そして髪は割と長いのを、後ろでくくってまとめているんだけど。
そこらへんに姉の真面目さが出てて、僕はそこも好きだ。
姉は特に胸が凄く大きくて、両親を早くに亡くし、ずっと親代わりだった姉の母性を象徴しているような気がする。
それが今、僕の背中にしっかりと押し付けられていて、その弾力で息が出来ないほど興奮してくる。
暑いのかうっとおしいのかどうか知らないけど、Yシャツ以外は黒いパンツ1枚しか穿いてない今のその姿。
正直、目のやり場に苦しむ。
胸のボタンはまるで留めてないので、その形のいい巨乳の谷間が丸見えだ。
「ねっ、姉さん!?」
僕が驚きと、その欲情を隠そうとすると
離れ際にその胸元の隙間から姉の乳首が見えた。
……綺麗な薄紅色で、乳輪の大きさも程よいその乳首が。
一瞬だったけど、それが僕の頭の中のハードディスクに焼き付いてしまう。
「姉に対してその反応はなんだ?」
だけど姉は、僕のそんな反応が気に入らないようで
「傷つくじゃないか」
怒り顔を近づけて不満を訴えてくる。
……とても良い匂いがした。
甘い、牝の体臭だ。
僕はそれで動揺してしまうけど、誤魔化すように
「だ……だからもう2人暮らしじゃ無いんだからさ……」
そう目を逸らしながら、暗に「そんなはしたない格好は止めてくれ」と言う。
姉はそんな僕の言葉に
「ん? そうか……」
自分の格好を再確認し、問題あると思ったのか
「もう
そう呟き、自分の左手薬指を見て幸せそうに微笑んだ。
そこには指輪が……結婚指輪が嵌っていた。
姉が、既に人妻であるという証……
僕の姉は結婚している。
相手はとても頼りになって、善意の塊のような男性。
名前は康紀さん
とても良い人で、僕も好きだ。
……姉さんの夫じゃ無ければ。
僕は姉が好きだった。
ずっと、女性として愛していた。
だけど僕らは正真正銘の姉弟だから、結婚なんてできないし。
姉も、僕のことは弟としか見ていない。
だからさっきみたいに、無防備すぎる格好で僕の部屋に入って来て、居眠りを注意するような真似が出来ちゃうんだよ。
正直、それがとても辛いんだ……
次回からオリジナル展開