※この作品はR-18です。

妖精の森での出来事 R-18ver   作:moriko774

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全力で自分の性癖をぶつけてみたくなったので書いてみたら、物語の進展が一切なく9000字もの間ただひたすらノワールとディナタンがイチャイチャするだけの内容になってしまった。
人を選ぶ可能性は決して否めない、というか選ぶのでタグを必ず見たうえで閲覧してね。


第2話 二人の濃密な時間

 深夜、何かをしゃぶりあげる淫らな音と男女の吐息が寝室から響いていた。

 

「うっ……ディナタン、そこは……!」

 

「ぷあっ、兄さんここ弱いもんね。もしかしてもうすぐ出そう?」

 

 ノワールの股に埋めた顔を上げ、その肉の棒から口を離すとディナタンは蠱惑的に告げた。ずっしりと重くなった陰嚢をゆっくりと揉みしだきながら上目遣いで見上げるその姿は学園でのそれとまるで違っていた。

 

 そこにいるのは精を絞りつくさんとする淫魔そのもの。口淫で絶頂の高みへと昇らせようとしている真っ最中だった。

 

「それ以上は、うっ出る……」

 

「いいよ、出して。兄さんの精液、全部欲しい……」

 

 ディナタンはそう言うと再び肉の棒を咥える。そして唾液に空気を含ませ、音が大きく聞こえるようにしゃぶり始めた。裏筋と先端に舌を這わせ、弱点を責め立て上げる。

 

「ぐっ、ううっ……!」

 

 ノワールがうめき声をあげると、両手をディナタンの頭に回した。そして発射と同時に突き入れるように腰を前に出した。

 

 ディナタンはそうされても顔色一つ変えず、脈動と共に口の中へ注がれる精液を受け止める。そして脈動が終わり全てを出し切った後に手の力を緩めると、衰えを見せない肉の棒を口から引き抜いた。

 

 口をつぐみ、両頬を膨らませていたディナタンはおもむろに口を開ける。そこには白濁した精液溜まりが出来上がっていた。ディナタンはその精液溜まりで舌を泳がせ、悠々と見せつける。まるで勲章とでも言わんとするその動きは手慣れていた。

 

「ディナタン、飲んでいいよ」

 

 ノワールがそう言うとディナタンは口を閉じ、味わうように口の中で数回反芻したのちに一気に飲み込んだ。

 

「ぷあっ、兄さんの精液濃すぎだよ。飲み込むのに時間掛かっちゃった」

 

 そういうともう一度口を開けそこに精液溜まりがないことを見せる。

 

「別に無理して飲まなくてもいいんだぞ?」

 

「無理してないもん。飲みたいから飲んでるだけだよ」

 

「そ、そうなのか?」

 

「兄さんのならいくらでも飲めるよ。それに、兄さんだって結構気に入ってるんじゃないの? 出すときに思いっきり頭掴んでたし」

 

「そ、それは、結構気持ちよかったから……」

 

「本当? えへへ、それじゃあ、もう一回する? でも私はこっちがいいかな……」

 

 ディナタンはそう言ってベッドに膝をつきお尻を向けた。そして見せつけるように開脚し、濡れそぼった秘所に手を這わせた。

 

「兄さん、まだ元気でしょ……。口に出すだけじゃ、もったいないよ」

 

 そう、これは前戯に過ぎない。ノワールも前戯だけで萎えてしまうほどヘタレではなかった。

 

「受け止めきれないから先に出しておきたいんじゃなかったのか?」

 

「今日は……あの圧迫感が欲しいの。口だけじゃ物足りないよ」

 

「この間みたいに気を失っても知らないからな」

 

 ノワールはそういうと覆い被さり、屹立したそれを秘所にあてがう。バックでの挿入だ。

 

「んっ……今日はやけにすんなり入れてくれるんだね」

 

「入れてほしかったんだろ?」

 

「そうだけど、いつもは焦らしてくるのになん……でッ!」

 

 その言葉を遮るようにノワールはいきなり一気に突き上げる。突然の出来事に彼女は目を見開くが、それと同時に子宮口をえぐられた快感が全身を駆け巡った。軽く痙攣しつつ文句が口に出る。

 

「い、いきなりなんてダメだよぉ……」

 

「すまない、今日のディナタンが可愛いからちょっかい出したくなった」

 

 ノワールはそう言いながら腰を掴むともう一度溜めを作って突き上げる。バチンと肉がぶつかり合う音が響くと同時に、彼女はその表情を蕩けさせ、くぐもった喘ぎ声が飛び出た。もともと前戯で出来上がっていた状態での一撃。いつも以上に響く殴打に戸惑いながらも、全身でその欲望を受けとめていた。

 

 一突きされるごとに最奥が揺さぶられ、甘く響く喘ぎ声が漏れ出る。興奮剤としてこれ以上ないそれはノワールの感情を昂らせる特効薬だ。先ほどの口淫とはまるで違う硬さを取り戻したそれは、的確に弱点を打ち抜き続ける。

 

「あっ、んあっ……んんっ! そこっ……! だめっ……! ああんっ!」

 

 声を上げるたびに加速するピストンにより、腕の力が抜け始め体を支えきれなくなったディナタンは遂にベッドに倒れ伏す。そしてベッドのシーツにしがみつき、襲い掛かる快楽に懸命に耐えていた。潰れた乳房が後ろから艶めかしさを醸し出し、先ほどの淫魔とは思えない乱れっぷりだ。

 

 だがノワールはを気遣う様子は全く見せない。それどころかシーツを握りしめる両手を引きはがし、両腕を掴んで背中を反らせた。普段のノワールからは全く感じさせない荒々しさだ。

 

 ディナタン以外には決して見せない行為。普段とは真逆に位置するをそれをディナタンは嬉々として受け入れていた。いや、むしろその特別感ゆえだろうか。本来ならば苦しくなりやすい体位であるはずなのに満足げだ。それどころか自分から腰を振ろうとしているようにも見える。

 

「ディナタン……。もうすぐイキそうなんだろ? 締りが良くなってきたっ……」

 

「イキ……そうっ……! あっ、あっ、んんっ! もう……だめ……!」

 

 それを聞いてノワールはギアを上げる。精液を欲しがっている強欲な肉の穴を理解らせるにはこれが一番早いとでも言わんばかりだ。肉の棒に集中する血流と精液の濁流を強引に手懐け、ディナタンが絶頂に達するタイミングを見計らう。そして、その締りが一際強くなった瞬間、猛々しさを全身に纏わせ渾身の力で最奥である子宮口を突き上げた。

 

 どちゅんという音が部屋にこだまするかのような強烈な一撃。子宮口を強引に開かせ、胎内に無理やり注ぎ込むこと以外何も考えていないそれは、あっけなくお互いを絶頂へと導いた。

 

 先ほどの口淫とは比較にならない量がディナタンの中に注がれる。先端は完全に子宮口に密着しており、こじ開けられたその入口以外には漏れそうにない。そうなれば精液が自ずと行き着く場所はその先だけ。本来なら入り込む余地などないはずの場所にその精液が叩きつけられた。

 

 彼女の反り上がった背中はさらに反り上がり、両目は大きく見開かれる。声にもならない獣のような喘ぎ声と共に体は大きく震え、その奔流を全身で感じ取っていた。肉の棒が脈動を見せるたびに胎内は熱を帯び、絶頂の電撃が脳内を駆け巡る。その姿に清楚さや可愛らしさは浮かんでいない。ただ愛する者の欲望を受け止めるだけで精一杯の女がそこにはいた。

 

 とめどない精液はなおも注がれ続ける。一定の間隔で流れ込む精液が胎内で波打つ度に、全身がびくんびくんと震え、腿や胸が大きく揺れる。

 

 そしてもはやどれくらいの時間が経ったか分からないくらいでようやくその脈動が落ち着いた。今や胎内は精液で埋め尽くされ、初めのころより体積が増えている。ディナタンの表情は完全に蕩けきっており、同時にスタミナを消費しているのが窺えた。普通であればここでいったん休憩でも挟むものだろう。

 

 しかし、ノワールはまだ肉の棒を引き抜こうとはしなかった。

 

 理由は単純。絶倫だったからだ。まだ、出し足りない。この程度では満足していない。

 

 彼は掴んでいた腕をその持ち上げ彼女の上半身を起こし、自らの上半身にもたれかけさせた。

 

「はぁ、はぁっ、兄さん……あれ、やりたいの……?」

 

 息も絶え絶えなの中、何をやりたいか察したディナタンはそう呼びかける。

 

「あぁ、ディナタンが良いっていうなら」

 

「は、恥ずかしいけど、ちょっとくらいなら……いいよ」

 

 その言葉を聞いたノワールは内腿に両腕を回し、挿入状態を保ったまま彼女の体を一気に持ち上げる。背面駅弁の体位だ。傭兵として鍛え上げた筋肉をフルに使い、難しい体位でも難なくこなす。

 

 そして体を持ち上げられ腰上に体重移動が完了したその瞬間、ディナタンの子宮口に衝撃が走った。

 

「んん~~~っっ!!!」

 

 肉の棒を支点として体重を支えているのだ。先ほどのピストンとはまた違った感触、衝撃がディナタンを襲う。それだけではない。すでに一回戦目で胎内に多量の精液を抱えていた。そんな状態で力を逃がす場所がなくなってしまえばどうなるか火を見るよりも明らかだ。内側からも外側からも圧迫される感覚が一気に押し寄せ、脳内も視界もホワイトアウトしかける。

 

「おっと、大丈夫かディナタン?」

 

「だ、大丈夫……ち、ちょっと強くイッただけ……だから……」

 

 大丈夫と口にしてはいるが呂律は若干怪しく、上気した頬と虚ろがちな瞳、緩んだ口元がその興奮度合いを物語っていた。結合部からは大量の愛液が漏れだしており、誰がどう見てもただの強がりだ。

 

「そんな調子だったら今日も最後まで持たないぞ?」

 

「そ、そんなことないもん。最近は慣れてきたからちょっとくらい強くされたって平気だもん」

 

「そうか? なら、よいしょっと」

 

 ノワールは内腿をがっちりと掴み、ディナタンがずり落ちないように固定する。そしてある場所へ向かって一歩を踏み出した。

 

「あうぅ……」

 

 ノワールが一歩進むたびにディナタンの表情が苦悶に歪む。歩く時の振動が肉の棒によって子宮口に伝わり、胎内の精液がかき混ぜられているのだ。それをディナタンが耐えているうちにノワールは足を止めた。

 

 全身鏡の前だった。二人のあられもない状態が何一つ隠されることなく目の前に広がる。

 

 ノワールの体に全身を委ねたその姿はまさに痴態そのもの。大きく広げられた両足、濡れきっている結合部、蕩けきった自分の表情を鏡は映しだす。

 

「うぅ……恥ずかしいよ」

 

 ディナタンは両手で顔を覆った。けれど指の隙間から目線が覗いている。恥ずかしいと思いながらもアブノーマルなこの状況は興奮を高めてくれるカンフル剤でもあったのだ。その証拠に結合部からは新たな愛液が滲みだしていた。

 

「今のディナタン、すごく魅力的だ」

 

 唐突に甘い言葉がディナタンの耳元で囁かれた。すでに赤く上気していた頬はさらに赤くなり、もはや何がディナタンの頬を赤らめさせているのか分からない。

 

「兄さんっ……それ、反則だってぇ」

 

「本当なんだから仕方ないだろ」

 

 普段のノワールからは到底聞けない、ディナタンの情緒を乱す強烈な一言。何もかもぐちゃぐちゃに溶かさんとするそれは、ディナタンから思考を奪い去る。

 

「兄さん……欲しい……いっぱい、愛されたい……」

 

「……わかった」

 

 ディナタンのおねだりを聞き入れたノワールは、先ほどと打って変わってゆっくりとした動きで腰を動かし始めた。精液がこぼれないよう固く閉じている子宮口と周辺の性感帯を舐るような、小刻みな突き上げ。

 

「はぁ……ん……んぁ……」

 

 時折甲高い喘ぎ声と水のしぶく音が部屋にこだまする。いつのまにかノワールの足元と鏡の前には大小の水溜りが点在しており、ディナタンの乱れっぷりは徐々に大きくなっていった。ノワールに預ける体重が偏り始め、ディナタンの自重を支える力が少しずつ弱くなっていく。

 

 ディナタンがもうすぐ達しそうだと感づいたノワールは小刻みだった動きを大きく変える。太ももに回していた腕に一層力を加えると一回戦目と同様、唐突に突き上げた。

 

「――っ!! かはっ……!!」

 

 声ならぬ声がディナタンの口から飛び出す。呼吸をするだけで精一杯とでも言わんばかりの叫びだが、辛うじて残っている意識がノワールの肉の棒が硬くなり始めているのに気づく。ノワールも同様に絶頂が近いのだと。

 

 ならば、ディナタンができることはその奔流を全て受け止めること。荒ぶる呼吸を無理やり押し留め声を上げる。

 

「に、兄さんっ……。全部、全部……ほしいっ! 全部ちょうだいっ!」

 

 降りきっている子宮が肉の棒を飲み込まんと動き始めていた。

 

 それに触発されたのかノワールのピストンはより激しさを増す。一突き一突きに凶悪さがこめられ、響く音が次第に大きくなっている。そしてその動きと音が一際大きくなった時。

 

「ぐうっ……!」

 

 ノワールの口から空気が漏れだすと同時に最後の一突きがディナタンの子宮口を襲った。精液がこぼれないように固く閉じていた入口を無理やりこじ開け、再び胎内へ精液を噴き上げさせる。 

 

 一回戦目ですでに限界まで注がれていたのだ。それが二回戦目ともなれば残っていたスペースはすべて埋まり、それでもなお注ぎ込まれるものに関してはさらにその奥のスペースまで侵食する。行き場所を失った精液は遂に卵管にまで及び、新たな精液が注ぎ込まれるたびに更に奥へ奥へと進んでいく。この状況で排卵など起きようものならば受精確実だ。

 

 鏡に映る結合部には肉の棒の大きな脈動が何度も何度も映し出されていた。大きなこぶを作ったかと思えばディナタンの腹部に飲み込まれていくそれは、まるでマジックでも見ているかのようだ。

 

 そんな中ディナタンはもはや声すら上げない。胎内に精液が注がれるたびに、体をがくがくと小刻みに震えさせるだけ。

 

 そして最後の脈動が終わった。鏡に映るディナタンの腹は妊娠初期のように膨れ上がっている。ただひたすらノワールの情熱を受け止めきったその姿がそこにはあった。

 

「……ディナタン、大丈夫か?」

 

「兄……さんったら、頑張り、すぎだよぉ……」

 

 息も絶え絶えながらディナタンはそう返事をする。そして戦利品を自慢するかのように膨らんだ腹をさすった。

 

「いったん抜こうか?」

 

「……このままが、いい。抜いたらもったいないよ」

 

「ん? まぁとりあえずベッドに行こうか。流石にこの姿勢をずっと続けるのはきついからな」

 

 ベッドの縁にゆっくりと腰掛けながら、ノワールはディナタンが頑なに抜こうとしない理由が気になっていた。

 

「流石にそのままでいるのは苦しくないか?」

 

「苦しくないって言ったら嘘にはなるよ……。でも、今日はどうしても抜いてほしくないの」

 

 ディナタンはそう言うと入れた状態のまま体をくるりと回転させノワールと向き合う。

 

「それよりも、兄さんともっと触れ合ってたい」

 

 そういってディナタンはノワールに体を預けた。

 

 先ほどから激しいプレイを続けてきたのだ。こうしてゆっくりと身体を寄せ合うのも決して悪いものではない。ノワールはそう考えディナタンを抱き締めた。

 

 お互いの心臓の鼓動、呼吸を感じながら二人はしばらく抱き合う。ただそうしているだけの時間であっても二人にとっては至福の一時だった。

 

 そんな折に先に動いたのはディナタンだった。

 

 首筋に舌を這わせ、甘噛みをする。まるで小動物の愛情表現とでもいうべき可愛らしい仕草だが、時が経つにつれ次第にエスカレートしていく。首筋以外にもゆっくりとその可動域を広げだし、ついに口元にまで達した。

 

 ディナタンからの積極的なアプローチをノワールが拒む理由はない。そのまま求め合うように口づけを交わすと舌を使ったディープキスへと変わる。

 

 ぴちゃぴちゃと唾液の交わる小さい音がしばらく続く。そして次第にその音は大きくなり貪るような水音へと変貌した。先ほどの疲労はどこへやら、激しさを増していくそれは遂にキスだけでは物足りなくなるのだった。

 

 ディナタンの腰がぐりぐりと前後に動き始める。あれほどノワールから搾り取っておきながら、いまだ精液を欲するかのような腰使い。胎内にはもう精液を収めるスペースなどないはずなのにまだまだ搾り取ろうという気概すら感じさせる。

 

「ぷあっ……。兄さん……硬くなってきたね……」

 

 ノワールの上で腰を揺らし続けるディナタンはそう言って笑みをこぼした。

 

「今日は随分と積極的だな」

 

「えへへ、そうでしょ? このまま、いっぱい、兄さんに気持ちよくなってもらいたいの……んあっ……」

 

 腰を振り続けていたディナタンが体をゆっくりとのけ反らせた。それと同時に豊満な胸がノワールの目の前に差し出される。乳首はカチカチに膨らみあがり、まるで召し上がれと言わんばかりだ。

 

 そんなものが目の前に来れば我慢などできようはずもない。右の乳首はノワールの口に吸いこまれ、しゃぶり上げられた。

 

「あっ……兄さんったら、もう……」

 

 出るはずのない母乳を求めているかのような吸い付きに、胎内の奥は確かな燻りを見せ始める。その感覚はとあることをディナタンに強く意識させ、小さく膨らんだお腹にゆっくりと手を這わせ始めた。

 

「ふふっ兄さん、そんなに吸ってもおっぱいは出ないよ?」

 

 ノワールの頭をゆっくりと撫でながらディナタンはそう切り出し言葉を続ける。

 

「でも……来年の今頃は、本当に出てるかもしれないね」

 

 ノワールの動きが一瞬止まる。心臓の鼓動が大きくなり肉の棒に血が集まり始める感覚が全身を包む。

 

「実はね……今日はできやすい日なの」

 

 ディナタンはそう言うとノワールに預けていた体重を少しだけ上に持ち上げ腰を浮かせた。

 

「兄さん……私、兄さんとの赤ちゃんが欲しい」

 

 ディナタンの積極性の現れ。その正体が明らかになると同時に持ち上げた腰を上下前後に揺すり始めた。

 

「こんなにお腹タプタプだけど、まだ欲しいの……。絶対デキたって思うくらいじゃないと嫌……。兄さん、ダメ?」

 

 そう言い終わった瞬間だった。ディナタンの視界が唐突に天井を向く。いや、ノワールに速攻で押し倒されたというべきか。目にもとまらぬ早業だった。

 

 ディナタンの瞳に映るノワールの目は血走っている。全身から飢えた獣のような気配を漂わせ、あと一押しすれば行くところまで行くだろうという雰囲気だ。いつになく本気の姿を見せるノワールに対しディナタンは蠱惑的に誘うかのように、こう囁いた。

 

「私が兄さんをパパにしてあげるね」

 

「ディナタンッ……!」

 

 ノワールの頭の中にはもうディナタンを孕ませるという考え以外何もなかった。そして硬さを取り戻した肉の棒は大きく膨張し、ノワールの体重を乗せた一撃となってディナタンの中に押し込まれた。

 

 三度目となる子宮口への殴打。性感帯としての感度はもはや限界を超え、僅かな刺激であっても嬌声が漏れだす。そんな状況での重厚な一撃。快感はもはや留まるところを知らない。

 

 膨らんだ胎内への圧迫は苦しいはずなのに、いまやそれすらも快感として受け止めている。ディナタンの表情は喜びで満たされていた。

 

 肉が激しくぶつかり合う音、空気を含んだ卑猥な水音、火照りあがった呼吸音が部屋に大きく響き渡る。そんな折で本気の種付けプレスは動きを見せ始めた。

 

 打ち付ける速度が上がり、ノワールの表情が険しくなっていく。子気味良いリズムは激しさを増し、ついにその到達点に至った。腰を上げ大きな溜めが入る。そして打ち付けられた肉の棒はディナタンの中へと全て収まると陰嚢が盛大に脈動した。

 

「くっ、孕めっ……!」

 

「ああぁっ~~!」

 

 ディナタンの叫びが部屋にこだまする。

 

 子宮口に打ち付けられた肉の棒の先端はすんなりと咥えこまれ、脈動とともにやってくる大量の精液が三度胎内へと押し寄せる。精液に埋め尽くされ、卵管の最奥までも占領された胎内が新たなスペースを求め動き出す。しかし、もはやそんなものはどこにもない。そうなったらもう外へ吐き出すしかないのだ。

 

 今まで精液をこぼすまいとこらえていた子宮口がついに決壊する。胎内から溢れ出した精液は出口に向かって一気に吐き出された。結合部からは精液が盛大に零れだし、膨らんでいた胎内は萎み始める。今出された分もほとんど逆流し、シーツに大きなシミが出来上がった。

 

「あっ……はぁっ……んんっ……」

 

 絶頂に至り、体をびくつかせながらもディナタンは物悲しそうにへこんだお腹に目を向ける。

 

「兄さんが……せっかく注いでくれたのに……こぼれ、ちゃったぁ……」

 

「だったら、さっきよりもっと注げばいいだけだ」

 

 ノワールはそう言うと抜いた肉の棒をディナタンに見せつける。ガチガチに反りあがる肉の棒はこれだけでは満足していないと言わんばかりだ。太さも硬さも最初のころとは比べ物にならない。

 

 臨戦態勢のそれはディナタンの表情をゆっくりとほころばせた。一抹の不安が過ぎ去ったのであればやることはもう一つだ。

 

「兄さん凄い……。じゃあ……さっきよりも、たっくさん欲しいな」

 

「任せろ」

 

 そうして肉の棒は再びディナタンの中へと迎えられた。そこにもはや遠慮などない。強かに打ち付けられる肉の棒が最奥を殴打する度にディナタンは悲鳴にも似た喘ぎ声をあげた。だが、それはノワールを奮い立たせる興奮剤に他ならない。声を上げるたびに肉の棒は固く太くなりピストンも一段と早くなっていく。

 

 そして完全に開ききった子宮口を照準を合わせると第一波を流し込むための一撃がお見舞いされた。

 

 絶対に孕ませるという強い気持ちがそうさせているのか、子宮口にめり込んだ先端からはゼリーのような濃さの塊が大量に押し寄せ、胎内で弾ける。

 

 どぷっ、どぷっ、どぷん……。

 

 種付けプレスの姿勢と極まった肉の棒は精液の逃げ場を完全に塞ぎ、こぼれることを許さない。最初に出した精液を上書きするかのようなそれは一瞬で胎内を埋め尽くし、蹂躙する。そして排卵を促すようにその圧力を次第に強めていった。

 

 射精が終わるころにはディナタンの腹は再び膨らんでいた。これだけ出されれば妊娠確実だというのは誰の目から見ても分かる。

 

 しかし、性欲を持て余す二人にこれだけで満足しろというのはあまりにも無理な話だった。

 

「兄さぁん……。もっと……もっとちょうだい……」

 

 ディナタンのおねだりが部屋にこだまする。それと同時にノワールの肉の棒は再び活力を取り戻した。

 

「今日はいつまで持つかな?」

 

「兄さんの、全部受け止めて見せるんだからぁ」

 

 そうして、再び二人は行為を始めるのだった。体位を何度も変え、手慣れた動きで腰を振り続ける。そこには二人の獣がいるだけだった。

 

 第二波、第三波と回数をこなしていくうちに、何度かディナタンの子宮口は決壊した。そしてその度にそれを上回る量で再度胎内を満たされる。溢れ出しては注ぎ込まれるのを何度も何度も繰り返した。胎内に新鮮な精液が注ぎ込まれることで子宮には大きな刺激が走り、卵巣が大きく反応する。

 

 半固体と化した重量のある精液の塊を、吐き出したばかりの胎内に注がれたとき、ついに卵巣が白旗を上げた。排卵だ。卵管の最奥まで精液が注がれている状態でそんなことが起きればどうなるかなど想像に難くない。

 

 その瞬間を今か今かと待ち続けていた精子たちはあっという間に周りを取り囲み、幸運に恵まれたそのうちの一匹がついに受精を果たす。

 

 立ちバックの姿勢で膨らんだお腹を揺らしながら絶頂し続けるディナタンの顔が、その瞬間だけ少し綻んでいたのは二人も知らぬことだった。

 

 

 

******

 

 

 

 

それから数週間後、ディナタンの妊娠が発覚した。

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