「それでは、日本復活に乾杯!」
仙波の音頭で、四聖剣の四人が杯を傾ける。そしてライも、密かに千葉から渡されたウーロン茶入りのコップに、口を付けた。
やがて、真っ先に酒を飲み終えた卜部が、上機嫌で告げる。
「いやあ、実にうまい!さあ、今宵はどんどん行くぞ!」
こうしてアジトの格納庫を会場にした、五人による宴会が幕を開けた。
「しかし、こうしてゆったりと酒を飲むのは、久しぶりだな」
杯を眺めながら、卜部がしみじみと言った。そしてそれに呼応するように、朝比奈が口を開く。
「以前にこの五人で飲んだ時は、まだブリタニアとの戦闘は続いていたからね。あの時も楽しかったけど、あれはどっちかと言えば戦意高揚の意味合いもあったしね」
「それにどこか、『日頃の殺伐とした空気を一瞬でも忘れたい』という思いがあったからな。特に卜部はそうじゃなかったか?酷い酔い方をしていて、大変だったぞ」
「ん、そうだったか?俺はシラフのつもりだったんだが」
千葉の指摘に対し、卜部がとぼけたような声を出す。
「まあ、あの時はあの時だ。今回は特区という仮の形とはいえ、日本という国を勝ち取った祝勝の宴だ。気持ち良く酔えばいい。戦闘隊長殿も、我らの事は気にせず、大いに楽しんでいただきたい」
「は、はぁ」
仙波に話を向けられ、ライは戸惑いながらも返事をする。
「しかし隊長殿は、ウーロン茶割りがお好きですなあ。自分もそういう乙な飲み方を、見習わなければ」
(いや、本当にウーロン茶ではあるんだけどなあ)
どうやら卜部には、まだ事実を知られていないらしい。
「けど隊長殿は以前、そんなに飲んでいないはずなのに真っ先に寝ちゃいましたよね?もしかして、案外酒に弱いとか?」
「うっ、それは…」
以前の酒盛りの時の事を朝比奈に持ち出され、ライは言葉に詰まった。半ば強制的に参加させられた宴だったため、正直に話して帰りたい想いもあった。だが、せっかくの宴に水を差したくない上に、「実は酒の匂いだけで酔いました」などという言い訳は、何となくカッコ悪い気がして言えなかった。
すると、困っているライを見かねて、千葉が助け船を出した。
「おい朝比奈、隊長殿をあまり困らせるな。確かに、酒にはあまり強くないらしいが、こうして参加して下さっているのだ。気持ち良く飲んでもらわねば」
「おお、それは気付きませなんだ。すみませんな隊長殿、配慮に欠けた上に、朝比奈が無粋な質問を致しまして」
「い…いえ、大丈夫ですから」
頭を下げる仙波に、ライは慌ててフォローの言葉を入れた。
「まあ酒でも何でも、自分のペースで行けばいい。我らが強要さえしなければ、それで済む。隊長殿、ゆっくりと飲んでもらって構いませんぞ」
(本当にすまない、実は酒すら飲んでいないんだ)
卜部の配慮に罪悪感を覚えながら、ライはウーロン茶を喉に流し込むのであった。
「けど、さっき思ったんだけどさあ」
宴が始まってしばらくした頃、朝比奈が不意に口を開いた。
「この中で隊長殿が酒に弱いのを知っていたのって、千葉だけだったんだよね」
「ん?ああ、直接確認したのではない。まだお若いし、酒に飲み慣れた感じでもなかったから、そう思っていただけだ。お前こそ、前回の隊長殿の様子を見て、気付いていたのではないか?」
「まあ、薄々はね。でも演技という可能性もあったし、確信はなかったよ」
「は?演技だと?何故この場で、演技をする必要がある?」
首を傾げた千葉に対し、朝比奈が笑いながら言った。
「ハハハ、そんなのは決まっているだろう。あまり遅くまでこっちに付き合っていると、紅月に怒られるからだよ」
「えっ、カレンに?」
今度はライが首を傾げた。すると朝比奈が、面白そうに笑う。
「あれれ、とぼけるつもりですか?恋人をほったらかして飲む事に対して、多少なりとも罪悪感があったのでは?」
「えっ!?」
「おい朝比奈!少し飲み過ぎだぞ、あまり変な質問をするな!」
千葉が朝比奈の頭を小突くが、朝比奈の勢いは止まらない。
「堅い事言うなって、千葉。いい機会だし、恋人同士の日常の過ごし方とか聞いたらどうだい?いざ藤堂さんとそうなった時に、色々参考になるだろ?
良かったじゃないか、『俺は一人で飲むのが好きだから、お前達で楽しんで来い』って送り出してくれてさ。この場に一緒にいたら、絶対に聞けないよ?」
「なっ!?だからお前は何故、そこで中佐の名前を出す!かっ、関係ないだろうが!」
顔を真っ赤にして、千葉が怒り始めた。ライが場を鎮めるべく、口を開く。
「お、落ち着いて。前に寝てしまった時も、別に演技ではなくて、本当に酔ってしまったんだ」
「それで、紅月に叱られたと」
口を挟んできた卜部に対し、ライは肩をすくめて答える。
「いや…少しは叱られたが、『恋人をほったらかした』とか、そんな理由じゃなくて。そもそも、あの頃はまだ、恋愛関係になかったから」
「…へ?ごめん、今何て?」
朝比奈が硬直し、「わからない」といった風にライを見た。
「言葉通りだ、あの頃はカレンとは恋人同士ではなかったんだ。彼女の方は知らないが、当時の僕にはまだ、恋愛感情の自覚はなかった。だから、恋人に対する罪悪感なんて持ちようが…」
その時、ライは気付いた。四聖剣の、驚きや呆れ、そして好奇に満ちた視線に。
「恋愛って、よく分からないよねぇ。あれだけ一緒にいて、仲が良さそうでも、それでも恋人じゃなかったなんて」
「ああ。俺もあの頃から、隊長殿と紅月は付き合っているものとばかり思っていたんだが」
「女性団員の間でそういう噂は聞いたが、まさか本当に恋愛関係になかったとは。よく…わからんな」
「ううむ。最近の若者の恋愛とは、色々とあるのだな」
「いや…あの?」
にわかに変わり始めた場の空気に、ライは戸惑いを感じた。
その後、酒盛りの場は恋愛談議の場と化していた。先頭を切って、朝比奈がライに質問をぶつけてくる。
「で、実際に紅月と付き合い始めたのはいつなんです?」
「ええと、特区日本の式典が終わってから…」
「ふーん、あの時なんだ」
さっきの呆れ顔はどこへやら、朝比奈は面白そうに頷いた。そして次は、千葉が切り出す。
「その…えっと、告白は、ど…どちらから」
「こ、告白は…多分、どちらからもしていないかも。何というかその、流れで」
「こっ、言葉を交わさなくとも…という事ですか。うらやましい限りです」
ライの返答を聞いて、千葉が恥ずかしそうにうつむいた。すると今度は、卜部が質問を浴びせる。
「彼女のどこが気に入ったんです?」
「特にどこというのはなくて、全体的に…」
「ほほう、良いも悪いもすべて…ですか。恋愛には疎い方だが、素晴らしい事かと思いますぞ。大尉も何か、お尋ねになっては?」
「わしは、聞いているだけでいい。色恋沙汰はサッパリだし、質問らしい質問も浮かばん。だが、聞いているだけでも悪くはない。隊長殿の素顔を、見られる気がしてな」
卜部の言葉に仙波は首を振ったが、彼も彼で楽しんでいるらしい。すると、ライの空いたコップに突然、朝比奈が勝手に酒を注いできた。
「えっ、ちょっと!?」
「まあまあ、少しだけですよ。体質もあるけど、酒は訓練すれば強くなるものですよ。それにこういう話って、酒の勢いを借りないと話しにくいでしょ?さあ、遠慮なく」
「朝比奈!せめて隊長殿に断りを入れてからにしろ!いくら何でも、調子に乗り過ぎだ!」
「千葉は堅いなあ。飲む飲まないは、隊長殿の自由だって」
二人の言い合いを横で聞きながら、ライはコップに入った酒を見て思案していた。酒の匂いで少しずつ酔い始めてはいたが、実際に酒を持たされると、匂いが近くなって余計に酔いが回りそうになる。
だが一方で、酒豪になる気はなくとも、匂いだけで酔う現状だけは、少し何とかしたい気持ちもあったのだ。
(またカレンに叱られるかもしれないが、ほんの少しだけ…)
そう考えたライが、コップに少し口を付けた時だった。卜部が何気なく投下した爆弾発言が、ライを襲った。
「ところで『全体的に気に入った』とは、男女の営みも含めてですかな?」
「ゴフッ!?」
「たっ、隊長殿!?うっ、卜部ぇ!何て不謹慎な!」
思い切りむせたライの背中を擦りながら、千葉が卜部を叱った。そしてライも、思いの外多く酒を飲んでしまい、クラクラする頭を押さえながら抗議する。
「ゲホッ、そ…そうだ!女性がいる前で、は…破廉恥な!」
「フフッ、二人とも堅いなあ。そもそもこんな所にいる時点で、千葉は半分くらい男みたいなも…ゴハッ!」
何のためらいもない千葉の鉄拳が、朝比奈の顔面にクリーンヒットした。そしてまずい事に、ライは早くも酔いが本格的に回り始め、少しずつ意識がボーっとし始めていた。
「単純に興味があったから聞いてみたんだが、そんなに動揺する事だったかな。どうなんです、隊長殿?」
「もう…かなり、酔っているな?」
「いやいや…ヒック、自分はシラフですぞ」
「それの、ど…どこが…」
卜部と言葉を交わしながら、ライの意識はいよいよ遠のいてきた。
(あぁ…まずい、こんな所をカレンに見られたら、また…叱られるな…)
グラリと体を倒れ込ませながら、周囲の騒がしい声とは離れた暗い闇の中へ、ライは落ちていった。
「ぅ…」
額に当たる冷たい感触と、後頭部に感じる柔らかなぬくもりで、ライはゆっくり目を覚ました。そしてぼやけた視線の先にカレンの顔を見つけると、呟く。
「あぁ…カレンか」
「目が覚めた?気分はどう?」
「頭が痛い…。ここは、どこだ」
ゆっくりと周りを見渡して、ライはまだ格納庫の中にいる事に気付く。そして自分はベンチの上に横たわり、カレンに膝枕をされ、額におしぼりを当てられているらしい事も、徐々に理解し始めた。
「まだ格納庫の中か」
「そうよ。まだ酒臭くて、目が痛いわ。それにしても、本当に懲りない人ね。自分が酒に弱い事くらい、自覚しているでしょうに」
「そうなんだが、断れなかった。おまけに今回は、本当に飲んでしまったし」
「弱いのに飲んじゃったんだ、呆れた」
本当に呆れたような口調で、カレンがライの顔を見下ろしてきた。
「いや、いつまでも弱いままじゃ何となく嫌だったから、少しだけな。そうしたら卜部に変な質問をされて、むせた拍子に思ったより多く口に…」
「はいはい、言い訳は結構です。酔っ払いは大人しく寝ていなさい」
「…すまない」
カレンにピシャリと言われ、ライはすぐ引き下がった。そんな時、ライは人の気配がない事に気付く。
「そう言えば、四聖剣は?今回もあの四人と一緒だったんだが」
「ああ、『もう少し外で飲んでくる』とか言って、ゲットーへ繰り出したわ。みんな気持ち良さそうに酔っていたわよ」
「だろうな。『日本が戻ってきた』って、随分と喜んでいたから」
「でしょうね。ところで、これからどうするの?ちゃんと歩けそう?」
カレンからの問いに、ライはフラフラする頭に手をやりながら、答える。
「うーん。歩けなくはないが、さすがに酔った状態でクラブハウスに戻るのも気が引けるしな。ちょうど明日は休日だし、アジトの自分の部屋で、ゆっくり休もうと思う」
「やっぱりそうなるわよね。じゃあさ、私も一緒に行くわ。もし貴方の具合が悪くなった時、一緒にいた方が面倒を見やすいから」
「え?寝ていれば、治ると思うぞ。それに、あまりカレンに迷惑を掛けるのも…」
「いいから遠慮しないの。確かに、お酒に弱いのに飲んだのは呆れたけど、一緒にいてあげる事に関しては、全然迷惑とは思わないわ。だって、その…恋人同士でしょ?恋人の事を心配するのは、当然ですもの」
少し頬を染めながら、カレンが主張する。ライはそんな彼女に感謝しつつ、答えた。
「ありがとう、カレン。それではお言葉に甘えて、今夜は一緒にいてくれるか?」
「ええ。それじゃあ行きましょうか、立てる?」
「ああ、何とかな」
ライはカレンに支えられながら起き上がると、ゆっくりと床の上に降り立った。そして少しふらつく足取りで、彼女と並んで部屋へと向かったのであった。
ライの部屋に着くと、彼は楽な部屋着に着替えた。そしてベッドに腰掛けると、カレンが水の入ったコップと、替えのおしぼりを持ってきた。
「ほら、どうぞ」
「ありがとう、助かる」
おしぼりで顔を拭いてから、ゆっくりと水を飲むライの隣に、カレンが腰を下ろす。
「ふぅ、少し落ち着いてきた」
「良かった。ところでさ、一つ気になったんだけど」
「ん?」
「さっき話してた、卜部さんの変な質問って何なの?」
「えっ、そこが気になるのか」
カレンの純粋な疑問に、ライは戸惑った。
「ライが思わずむせるような質問って、何なのかなって。貴方っていつも冷静だし、そんな貴方が焦るなんて、どんな質問だろうって」
「まあ、その…カレンのどこを気に入ったのか聞かれたから、全体的にと答えたんだ」
「へえ、卜部さんがそんな事をね。いわゆる、恋バナってやつ?何だか珍しいわね」
「かなり酒が、入っていたからな。問題はその後で、『全体的にとは男女の営みも含めてか?』って聞かれて、僕はそれでむせた」
「なっ!?ち、ちょっと卜部さん…もぅ何なのよ」
カレンが顔を赤らめ、恥ずかしがる。
「それで、何て返したわけ?」
「抗議はしたが、質問の返答はしなかった。できるはずがないだろう」
「ま、まあ…そうよね。でも、明日からどんな顔して卜部さんに会えばいいのよ。そんな下品な人だったなんて」
「酒の勢いだから、普段は違うと思うが。それに、明日になって今日の質問の記憶が、残っているかどうか」
「確かに…あり得るかも。気にしない方が、いいのかな」
困ったようにカレンは溜息をつくと、ライを見た。
「でも良かったわ、変に回答しないでくれて」
「いや、流石にできないからな。カレンにも悪いし」
「ふふっ、ありがとう。ところで…」
カレンはモジモジしながら、話を続ける。
「実際の所、どうなの?だ…男女の営みも含めて、気に入ってくれたわけ?」
「今度はそこを気にするのか…」
「だって、やっぱり気になるもの」
カレンに見つめられ、ライは微笑むと、彼女の頭を撫でながら答えた。
「もちろんだ。カレンと肌を重ね合う時間は、君との絆や愛情を強く感じるし、その…気持ち良くなれるから、凄く気に入っている」
「あ、ありがとう。面と向かってハッキリ言われると、恥ずかしいわね。でも嬉しいわ、お互いに気に入っていると理解できたから」
「お互いに…って事は」
「うん、私もライと…えっと、セックスするのは好きよ。貴方の想いを強く感じられて、気持ちいいから…」
カレンの頭にあったライの手が、彼女の肩に下りる。二人は自然と目を閉じ、キスをしながら倒れ込んでいった。
二人は服を脱ぎ捨て、激しく絡み合っていた。
「あっ、はぁぁ…」
カレンの乳房をライの手が優しく揉みしだき、彼が口に含んだ乳首が吸い上げられるたび、彼女の口から甘い声が上がる。
「ライ…んっ、大丈夫なのぉ?」
「大丈夫だ、君に夢中になっている間は…酔いも忘れられる」
「ひゃっ、都合の良い事を言ってぇ…。やっぱり心配だから、んっ、私が…してあげるわ」
「わかった、任せる」
ライが起き上がると、カレンはベッドの端を指差した。
「そこに座って。ふふっ、大きくしちゃって。これから気持ち良くしてあげるから…」
カレンはペニスを見て微笑むと、ベッドから下りて、腰掛けたライの前で膝立ちになった。そして愛おしそうに、ペニスに舌を這わせ始める。
「はぁ、熱くて固い…んむっ、ちゅるっ…」
「あっ、舌が絡んで気持ちいいぞ…カレンっ」
カレンが亀頭を口に含み、舌先で転がすと、ライは恍惚の表情を見せた。その様子を見た彼女は更に興奮して、ペニス全体を口に頬張り、顔を前後させ始めた。
「んんっ、はむっ…んっ」
ペニスに刺激を与え続けるカレンの頭を、ライは優しく撫でながら、快感に酔いしれた。
「くっ…腰が抜けそうなくらい、気持ちいい」
「ぷはっ…じゃあ、これはどうかしら」
「…!これも、いいっ」
カレンがペニスを乳房で挟み、両側から圧を掛けながら亀頭を舌で舐めると、ライは全身を震わせて目を閉じ、息を弾ませていく。
「んっ…我慢できなさそうに、ビクビクしてる」
深い胸の谷間で息苦しそうにするペニスをしごきながら、カレンはライを見上げる。
「気持ちいいから…うっ、いつでも出そうなんだ。カレンの髪や顔に、掛かってしまうかもしれない」
「私は平気よ、ライの精液が掛かっても。でもどうせ出すなら、こっちに出して欲しいな…」
乳房で挟んでいたペニスを解放すると、カレンは立ち上がり、ライの目の前で自分の下腹部を撫でた。すると彼は意図を理解して、彼女に尋ねる。
「中がいいんだな?」
「うん、いっぱい欲しい。ライの想いを全部、一番奥にちょうだい」
「ああ、僕もそうしたい」
「ふふっ、じゃあ入れるね…ふぁっ、んんっ…」
カレンは腰を落とすと、膣内にペニスを侵入させ、ライと自分の中で繋がった。そして淫らな笑みを見せると、早速腰を振り始めた。
「あっ、はっ、奥に当たってるぅ!ライの熱いモノが…んぁっ、中いっぱいに広がって、擦れて気持ちいいっ!」
「僕も気持ちいい…っ、射精するギリギリまで…うっ、弄られたから…すっ、すぐに出るかもっ!」
「いいよっ、いつでも出してぇ!私の中にっ、いっぱい出してぇ!」
カレンが激しく腰を振り、併せて膣内が締まってくると、ライは堪え切れず、彼女の腰を抱き寄せると同時に果てた。
「ぐぅっ…!」
「あんっ、出てるぅ!一番奥にぃ、ライの精液…いっ、いっぱい出てるぅ!」
カレンが悦びの声を上げる中、熱い精液が彼女の奥を満たしていった。
二人は抱き合って余韻に浸っていたが、カレンが口を開いた。
「ねえ、まだする?」
「そうだな、まだ足りない。もっとカレンを感じたい、もっとカレンの中に出したい…」
「うん、私も同じ。また私から動こうかしら?」
「いや、僕が動きたい。君を求めて腰を振りたいという衝動を、止められないんだ」
「そうなのね。じゃあ、無理をしないという条件付きだけど…」
カレンは腰を浮かせ、ペニスを秘部から抜いた。すると一筋の白濁液がライの脚に落ち、彼女は笑みを見せる。
「ふふっ、こぼれちゃった。早くベッドの上に…っと」
カレンはベッドに乗ると、四つん這いになり、ライに向けて秘部を見せ付ける。
「ほら…早く、入れて?ライをもっと欲しがって、体が熱いの」
「わかっている、僕も早く…君とまた一つになりたい」
「あっあっ、入ってくるぅ。またライの固いのが、一番奥までぇ…!」
ライはカレンと繋がると、すぐに腰を淫らに振り始めた。二人がぶつかる音を聞きながら、膣内をペニスで掻き回していく。
「うぅっ、腰が勝手に…動いて、止まらない!」
「止め…ないでぇ、あんっ、止めちゃだめぇ!いっぱい動いてっ、一緒に気持ち良くなってぇ!」
二人は息を弾ませ、激しく交わる。酒の効果は定かではないが、ライはいつもより激しい動きで、後ろから何度もカレンを突いた。二人がぶつかる音と、彼女の喘ぎ声が室内に響き、彼の欲望を更に掻き立てて、ペニスはより固さを増していく。
「うぁっ、ライっ…奥まで届いてるぅ!いっぱい突いてぇ!」
ベッドに突っ伏して乱れるカレンを、ライは後ろから突き続け、やがてペニスを膣内から引き抜いた。愛液と精液が掻き混ぜられた白濁液で、ペニスは白く染められ、彼女の入り口はドロドロに濡れており、彼は更に性欲が湧き上がるのを感じた。
「カレン、仰向けになって欲しい」
「はぁ、はぁ…うん、いいよ…」
カレンは仰向けになると、ライの目の前で両脚を広げた。彼は再びペニスを膣内に入れると、すぐさま動き始める。
「んあっ、はぁぁっ…ライっ、ライぃっ!もっと気持ち良くしてぇ、一緒にぃ…んんっ、気持ち良くなってぇ!」
「ああ、なりたい。カレンとっ、一緒にもっと気持ち良く…なりたいっ!」
ライは腰を振りながら体をカレンに密着させ、彼女と至近距離で見つめ合いながら続ける。
「ふっ、カレンと一緒にっ…気持ち良くなりたいっ、君の中にもっと…もっと射精したいっ!」
「うんっ、一緒に気持ち良くなりたい…あんっ、ライにもっとぉ…子宮にぃ、射精して欲しいのぉ!」
カレンはライの腰の後ろで両脚を交差させ、更に彼の唇にキスをした。二人は舌を絡ませる激しいキスをしながら、子宮口と亀頭が何度も触れ合うくらい、激しく交わっていく。
「んっ、くっ、はむっ、んっ…んんっ!」
射精が近くなったライの動きが、一段と激しくなる。カレンは彼に強く抱き着くと、キスを一旦止めて、彼を促した。
「ライっ、来てぇ!いっぱい、いっぱい…ああっ!」
「ううっ!」
「ふああっ、熱いのが…また子宮にぃ!んっ、ライの顔…気持ち良さそう、私もぉ…気持ちいいよぉ…!」
二人はピッタリと密着したまま、再びキスを始める。互いに性欲が収まらず、その後も交わりが続いたのだった。
「頭が…痛い」
翌朝、ライは二日酔いでベッドに横たわっていた。苦手な酒を飲んだ上、カレンと激しく交わったのだから無理もなかった。
「はい、お水。今日はゆっくり休みなさい、それと、お酒は本当に断らなきゃダメよ」
「ああ、そうする。すまないな、手を煩わせてしまって」
ライがそう言うと、カレンはベッドの隣に置いた椅子に座り、答える。
「気にしないで、困ったらお互い様よ。それに、昨夜はその…無理するなと言っておきながら、私も貴方を煽っちゃったし」
カレンは頬を染め、ライの手に自分の手を重ねた。
「お酒は抜きで、また…あんな風に愛し合いたいわ。だから、まずはゆっくり休んでね」
「ああ、僕も君とまた…っと、あまり考えると体が熱くなるな」
「あっ、ごめんなさい。じ、じゃあ…お休みなさい」
火照りそうな体を鎮めながら、二人は軽くキスをした。酒が招いた熱い夜は、二人の絆を更に強くしたのだった。