そうだ、ステータスで改造しよう! 作:あっぶい
エロ無、すまんね
「じゃあ着替えるか」
そう言うと玲奈は手荷物から素早くスク水を取り出し、すぐさま着替えに取り掛かった。それを見届けながら俺も水着に着替える支度をする。
学校で使用したため水分を蓄えた水着は、時間を置いた為か冷たかった。
「えっあっ…わ、私は外で着替えるから!」
いや、今更裸を見られるのを恥ずかしがるってどういう事よ?恵は洗面所のドアから出ていき、勢い良くドアを閉めた。
「んふ〜!なあせいじ、俺の水着姿どう?」
でで〜ん、と効果音がつきそうな堂々とした立ち姿を晒す玲奈氏。
短く切り揃えられたワインレッドの髪と学校指定のスクール水着は少し湿り気を帯びており、生来の顔の良さと合わさりとても小学生とは思えない色香を放っている。
「エロい」
「ふへ、へへっ」
思ったことを正直に伝えてみたが、笑っている事から察するに満足みたいだ。…逆に玲奈が不満に思う返答ってなんだ…?
俺の幼馴染のキャパに疑問を呈しつつもテキパキと準備を進めていく。ガララッとお風呂場の戸を開けると既にお湯が張り、湯気が立ち昇っているのが分かる。玲奈達が来る前に俺が沸かしておいたのだ。
「玲奈、先にシャワー浴びといて」
「うん!」
プールの時間の後に冷水のシャワーを浴びたとはいえ、塩素がまだ水着に付着しているかも知れない。細かいかもしれんが気になるもんは気になるんだ。
玲奈がシャワーを浴び終え、今度は俺がシャワーを浴びている時、外からガチャリとドアが開く音がした。
「せ、せいじ君」
お風呂のすりガラス越しに水泳帽を被った恵が見えた。
恵はそのまますりガラスを開き、もじもじうつむきながら入ってきた。
「じゃあお前もシャワー軽くでいいから浴びてね」
「あっ…うん」
先に湯船に浸かっている玲奈とは反対の位置に俺も身体を沈める。足を悠悠と伸ばすと玲奈に当たることはあるが、特段気にはならない。
ふひゅ〜、やっぱりお風呂はいいざますねぇ。
恵は頭からサッとシャワーを浴びて俺と玲奈の間へと恐る恐ると言う感じで足を伸ばしてきた。
「…足、綺麗だな」
「ふぅえッ…」
何だろう、これが白魚ってやつなのな?子供だから無駄毛もなく、しなやかに伸びた足はフェチズムを持った人ならむしゃぶりたくなるような物だ。
「うぅ…」
「よしっ、それでは俺ーズブートキャンプを始める!」
「よっ!せいじ!」
赤ら顔の恵は放置して俺は開会の音頭を取った。
「ではまずは水に顔をつけてみよう!」
「うっ……はいぃ…」
目と口が内側に折り畳まるんじゃないかと思うほど力強く閉じ、空気を溜めパンパンになった両頬はフグやハリセンボンを彷彿とさせる。有り体に言えば変顔をしていた。
「ん〜…えいっ」
「プッ、えっえっ。何するの玲奈ちゃんっ」
「だってせいじがやれって」
「いや、そんな事言ってないぞ」
そう、"言って"はない。ただ自分の頬を突く動作をしただけだ。まったくこんなに幼い子が人に責任転嫁するとは、日本の未来は明るくないらしい。
「ほら、怖いなら手繋いであげるから。玲奈も繋いであげな」
「ん」
「…あ、ありがとう!」
決意を今一度固め直した恵は、先程よりも目も口も食いしばりが硬いような気がする。
勢いよく頭をあげ、その勢いのまま水に入水した恵はギュッと握りしめた手をブンブンと振り感情の激しさを表していた。
「ぷはっ。できた、できたよ!誠司くん!玲奈ちゃん!」
「おめでとう」
「おめでとー」
まるで世界記録を打ち出したかのような感じだが、彼女はただ水に顔をつけただけである。
何を笑うんだい?彼女の入水はとても綺麗だよ。心の誠司くんもこれにはニッコリ。
「じゃあ今度は少しステップアップして〜〜」
★☆★☆★☆
俺ーズブートキャンプはなかなかの成果を上げた。場所が場所なだけに、流石に泳げるようになったとまではいかないが水への忌避感はほぼなくなっただろう。
「せいじ〜、乾かしてー」
「ん〜」
ドライヤーを手に取りわしゃわしゃと玲奈の髪を乾かしてやる。こいつの髪は男並に短いからすぐ乾いて楽でいい。
「おほーありがと、せいじ」
「恵も、きて」
後ろでいそいそと水着から普段着に着替えている恵に向かって来い来いと手招きをする。
一人乾かすのも二人乾かすのもあまり大差はないし、他人がやったほうが効率が良い。俺は誰に言い訳してるんだ?
「じゃ、じゃあ…お願いします」
「任されたし!」
恵の髪は玲奈とは違い、女の子らしい長髪だ。玲奈のようにガサツにやると絡まってしまう為、手で梳くようににして優しくドライヤーを当ててやる。
「熱くないか?」
「んっ、だっ大丈夫…」
髪を持ち上げながら乾かすと、紅くなった首筋と耳がしっかりと見て取れた。
そういえば、海外の映画で日焼けマシンか何かを同じ箇所にずっと当て続けて火傷させる殺人鬼ってのがあったな〜、と関係のないのない思考を続ける。
「玲奈、先部屋行ってていいぞ」
「おー、先行ってる」
しかし長いな。俺は手の内にあるさらさらとした髪を少し擦り合わせた。
乾かす時間は長髪故かかると思ってはいたが、かれこれ5分以上は乾かしている。多分これでも3分の1程度しか終わってなさそうだった。
効率を考えると、毎日毎日何十分もこうして己の髪に向き合うのは些か不合理だと思う。が、俺は長髪も短髪も愛する男だ。抱く女は綺麗な方が良いし、似合っているのならば俺は特に何も言わないだろう。
「っと、よしっ。これで乾かし終わったと思うぞ」
「あ、ありがとう。えへ」
ぽんぽんと頭を撫で、終わった事を合図すれば恵は振り向き、切れ目な目をへにょりと曲げ照れくさそうに笑うのだった。
「門限とか大丈夫か?」
時刻は現在5時、俺の親は今日は9時前くらいに帰宅するのでまだまだ家に居ても良いし、何なら泊まっても良い。
「あっえっ……まだ、ダイジョブ…」
「ふ〜ん?そっか」
何処か違和感があるが本人がそう言っている為、俺にはその違和感を確認する術はない。
そのまま恵の手を引き、俺の部屋へと案内し先に寛いでる玲奈と合流する。
玲奈は勝手知ったる我が家と言わんばかりの遠慮のなさだが、恵の方はガチガチに固まりちょこんとベットの端に座った。俺も椅子に座りベットにいる2人へ問いかける。
「それで、何する?ゲームなら一応何個かパーティーゲームあるし、パソコンで映画も観れるよ?」
「俺ゲームしたい」
「黙れ、今は恵を優先」
「むー」
むくれている玲奈は放置し、わたわたと視線を動かしている恵に目を向ける。
「恵、何でもいいぞ」
恵は意を決したように目をキリッとさせ、拳を膝の上で固く結んだ。もしかしたら俺は今から殴られるかもしれない。足を肩幅分開いた。
「あの、その……えっエッチなのはだめですかぁ…」
後半になるにつれどんどんと声は小さくなり、聞き取りづらかったが、「エッチ」という単語は聞き取れた。誠司マンの耳は地獄耳なのだ。
「エッチなのって前みたいなの?」
「…うん」
「は?」
むくれていた筈の玲奈はいきなり真顔になり、抑揚のない声で言う。何時もの元気印の玲奈を知っているからこそ、だいぶホラー味が強い。でもあたい負けないっ!だって、男の子だもん!
「なら俺早くせいじとやりたい」
「いやだから「わ、私が誠司くんとやるの!」」
俺の声に被せ、恵は玲奈へと言い放つ。眉間に皺は寄り、先程とは違う理由で拳を握っている。
対する玲奈も無表情ながら真っ直ぐと恵を見つめ、互いにメンチをきり合っている。
俺はひ弱なしょーがくせいなので、どうする事もできはしない。気分はさながら頂上戦争後のルフィ。
「れ、玲奈ちゃん何時も誠司くんとしてるんだから良いでしょ!」
「せいじは俺が居れば良い。お前は要らない」
「私だって誠司くんの事が好きなの!玲奈ちゃんは誠司くんの彼女でもないんだし黙ってて!」
「っ!せいじは俺の彼氏だし!彼女じゃないのはお前!」
「違うもん!誠司くんはそんな事言ってないし!勝手に決めつけたらかわいそうだよ!」
「勝手に決めつけてない!なぁ、そうだよなせいじ?」
両者とも目をうるうる、媚を売る売るさせながら俺をみてくるが確固たる事実がある為俺は靡かない。
「俺は玲奈の彼氏じゃないよ」
「ほら!」
「ん゛〜〜!!!」
「玲奈、手出したら分かるね」
「うっ……あぃ…」
恵は勝ち誇り、玲奈は下を見て服の胸元を握りしめている。とても勝敗の分かりやすい構図をしていた。
「んじゃ、2人共座って」
ヒートアップし、ベットの上で立ち上がっていた2人を座らせ俺は話を進める。その間も玲奈の顔は浮かない。
「それで、恵はエッチがしたいでほんとに良いの?」
「えと、誠司くんが良いなら…したい」
「よし、じゃあしよう!今すぐしよう!」
時間は有限、したらばMy Way!
やべー、書き方忘れた。
書き方思い出す為エロ無。
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