※この作品はR-18です。

短編・ゴブリンの巣窟NTR   作:RNOVEL

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Episode 5: ゴブリンクイーン

ゴブリンの巣窟でゴブリンキングにらんまを奪われてから、数週間後。

オレは元の世界に帰れないまま、ただただ、この街で一般市民として暮らしていた。

 

ある日、久しぶりにギルドに立ち寄ることにした。ゴブリンに襲われた冒険者たちの話を聞けば、何か手がかりが得られるかもしれない。ギルドの中は相変わらずざわついていて、冒険者たちが各々の任務や噂話で盛り上がっていた。

 

オレは、掲示板の前に立ち、ふと目に留まった一枚の写真を見つめる。写真の中には、らんまの面影があった。鋭い目つきとおさげ髪は、オレにとって忘れられないものだ。しかし、その写真に添えられていた名前は「ゴブリンクイーン」と書かれていた。

 

「ゴブリンクイーン…?」オレは呟いた。何かの間違いだと思いたかった。しかし、写真に映るその姿は、確かにらんまに似ている。胸がざわつき、呼吸が浅くなる。

 

写真の横には、説明が書かれていた。ゴブリンクイーンは、ゴブリンキングとの間に多くの子を産み落としているという。そして、その子供たちは格闘型のゴブリンであり、ゴブリンの中でもエリートクラスの強さを誇るという記述が続いていた。

 

信じたくない。オレの頭の中で何度もその言葉が響いた。らんまが、あのゴブリンたちのクイーンだなんて…。そんなこと、あってたまるか。

 

だが、オレの心の奥底で、何かが叫んでいた。もし、本当にらんまだったなら、オレは何をすべきか?ゴブリンクイーンとなってしまったらんまを、このまま放っておいていいのか?

 

オレは震える手で、写真を手に取ると、しっかりと握りしめた。胸の中に渦巻く感情を抑えきれないまま、オレはギルドのマスターのもとへ向かった。

 

「これについて、もっと詳しく教えてくれ」とオレは低い声で問いかけた。

 

マスターは、オレの様子を見て、少しの間を置いてから言葉を選んで答えた。「そのゴブリンクイーンは、最近、森の奥で発見されたんだ。強力な力を持ち、冒険者たちを次々と襲っているという報告が増えている。だが…あまり近づかない方がいい。彼女はもう、元の姿には戻れないかもしれないからな」

 

その言葉がオレの胸に突き刺さる。らんまが、元のらんまに戻れない…? そんなこと、絶対に認められない。

 

オレは写真をポケットにしまい、決意を固めた。もし、あのゴブリンクイーンが本当にらんまだとしたら、オレがやるべきことは一つしかない。らんまを救い出し、この狂った運命から解放することだ。

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