※この作品はR-18です。

【2巻11/14発売!】ずっと好きだった幼馴染にフられて始まる淫らに一途なハーレム生活   作:花染彩葉@幼馴染ハーレム2巻発売中!

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第25話『初めての彼女とハーレムの始まり』

 後処理を終えた俺たちは下着だけを着用した状態で同じシーツの上に寝そべっていた。まったりとした雰囲気の中、今なら聞ける気がして口を開く。

 

「神崎さんって本当に俺が初めての彼氏?」

 

「そうですけど、どうして急にそんなこと聞くんですか?」

 

「ずっと気になってて。俺のこと、どう思ってるのかなって」

 

 添い寝する神崎さんが眉をひそめた。

 

「疑ってるんですか?」

 

「そういうわけじゃ……」

 

 否定しかけて、言い直す。

 

「いや、本当は少し疑ってる。疑ってた」

 

 正直、今となっては些細な話だし、無益な話でもある。ここで言葉にされたとしてもそれを真実とたしかめる術はない。お姉さんが言っていたように、他人の本心など究極的にはわからないのだから。

 

 ただ、まあ、言葉にしてもらいたいというのが男心。

 

 自分の想いは隠さず伝えると決めていたので、この機に曝け出すことにした。

 

「もし、初めてじゃないって言ったらどうします?」

 

「どうもしないよ。……ちょっと嫉妬はするだろうけど」

 

 目を伏せて語る俺に、神崎さんは体を寄せた。

 

「妬いてもらいたかったのに残念です。本当に初めての彼氏ですよ」

 

「そっか」

 

 やはり言葉にされても、付け焼き刃の安堵が湧き上がるだけだった。

 

 多分、言葉の力には限度があるのだろう。その人の言動やこれまでの人生を知ることでしか、本物の安心感は得られないのだと思った。だから、

 

「俺、もっと神崎さんの色んなことが知りたいな」

 

 初恋はいつだったのか。将来はどうしたいのか。休日はなにをしているのか。どんな友達がいるのか。

 

 俺はあまりに彼女のことをなにも知らない。だから、それを知りたいと思った。

 

「いいですよ。時間ならたっぷりあります。これからいくらでも、なんだって教えてあげます」

 

 柔らかい体が密着し、神崎さんが俺の目の奥を見る。

 

 言葉はいらない。後頭部を引き寄せ、軽くキスをする。

 

 こうやって、少しずつ神崎さんのことを知っていこう。そうすればきっと、心の溝は勝手に埋まっていくはずだ。そう信じて、俺は神崎さんの体を優しく抱き締めた。

 

 ――幸せな時間だった。

 

 ただ、そんな時間も長くは続かず、

 

「げっ……」

 

 襖の向こうから扉が開く音。それからすぐに襖も開いた。

 

「おっ、ヤッてるね〜」

 

「無事に仲直りしたようでなによりなにより」

 

 浴衣姿のお姉さんとサキが部屋に戻ってきた。

 

 布団も被らず下着姿で添い寝する俺たちを、ふたりはジト目で見下ろす。それからサキは目を瞑って鼻を突き出し、

 

「――クンクンクン。お姉さん、この匂いは」

 

 顎に手を当て、芝居じみた様子で横のお姉さんを見やる。

 

 クンクンって……犬かこいつは。

 

「そうね、サキちゃん。布団の脇にある不自然に湿った浴衣、ゴミ箱に溜まったティッシュの量。なにより、このいかにもなふたりの雰囲気」

 

 まるで探偵のような口調でお姉さんは状況を解説すると、ふたり同時に俺たちを指差した。

 

「「ずばりこれは前戯ではなく事後!」」

 

 ……だからなんだよ。このふたりには関係のない話だ。

 

 しかし、そうは問屋が卸さなかった。

 

 サキとお姉さんは示し合わせたように目配せし、これまた同時に俺へと向き直る。獲物を前にした猛獣のように舌で唇を湿らせ、そして颯爽と浴衣の帯を外した。

 

 ――ヤバい。襲われる。

 

 ふたりは一瞬にして浴衣を脱ぎ払い、俺の手足を掴んだ。

 

「これで遠慮なく峰くんとヤれるぅ! 溜まりっぱなしで死にそうだったんだから!」

 

「今夜は寝かさないぞ〜♡」

 

「ちょっ――」

 

 神崎さんから俺は引き剥がされ、抵抗も虚しく隣のシーツへと投げ出される。

 

「ぐぷぉ……っッ」

 

 お姉さんの下着越しの股間が鼻を覆った。足元ではサキが俺のパンツに手をかけている。

 

 せっかく仲直りしてイチャイチャしていたのに、このままでは神崎さんとの関係がまたこじれてしまう。

 

「ふたりとも離れ――てか、神崎さんも見てないで助けてよ!」

 

 顔を振ることでお姉さんの股間から逃れ、足でサキを押し退けながら俺は叫ぶ。だが、神崎さんはシーツの上で傍観しているだけで動こうとはしなかった。

 

「峰川くん、手始めに私のことをひとつ教えてあげましょう」

 

 と、神崎さんは枕にしなだれかかると、

 

「自分の彼氏が他の女性に求められてる――だけど、私を最優先に考えてくれる。これ、実は結構悪くないものなんですよ?」

 

「へ……? えっと……、つまり?」

 

「――助けません。ふたりに抱かれながら私への愛をこれでもかと囁いてください♡」

 

 天使の笑顔のまま、きっぱりとそう言い切った。

 

 この子、ひょっとしてとんでもない性癖を抱えているのでは……?

 

「ああでも、次、私の言いつけを破ったり無断で浮気したら……そのときは、わかっていますよね?」

 

 なにをされるんだろう。わからないが、『あなたを殺して私も死ぬ』とか言いかねない雰囲気があった。

 

 どうやら俺は、本当に神崎さんのことをなにも知らなかったらしい。

 

「ね? エミもこう言ってることだし――」

 

「今夜は仲良く4Pだー!」

 

「ふたりとも、キスは禁止ですからね」

 

「「はぁ〜い♡♡♡」」

 

 戦況は3対1。淫乱女がふたりと、彼女たちを従える可愛らしい小悪魔がひとり。どう考えても俺に勝ち目はない。

 

 2泊3日の温泉旅行、その1日目。終わりの見えない夜が始まる。

 

 俺のハーレム生活の幕開けであった。

 




次話から五章に移りますが、電子書籍版では番外編の書き下ろしとして『温泉旅行二日目の出来事』が収録されています!

書籍版には、

第2話︰サキの淫らに乱れたシーン
第7話︰神崎さんの誘惑&発情したシーン
第15話︰お姉さんとの授乳プレイシーン
第24話︰激カワな神崎さんと繋がるシーン
書き下ろし︰ヒロインたちとの4Pシーン

上記の挿絵がございます。

寝起きに神崎さんがお口でシてくれるところや、仲直りした神崎さんとの温泉街デート、ヒロイン3人が淫らにハッチャけた様子など未公開エピソードが盛りだくさんです!

表紙だけでも下記のリンクからご確認ください!

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