【2巻11/14発売!】ずっと好きだった幼馴染にフられて始まる淫らに一途なハーレム生活 作:花染彩葉@幼馴染ハーレム2巻発売中!
後処理を終えた俺たちは下着だけを着用した状態で同じシーツの上に寝そべっていた。まったりとした雰囲気の中、今なら聞ける気がして口を開く。
「神崎さんって本当に俺が初めての彼氏?」
「そうですけど、どうして急にそんなこと聞くんですか?」
「ずっと気になってて。俺のこと、どう思ってるのかなって」
添い寝する神崎さんが眉をひそめた。
「疑ってるんですか?」
「そういうわけじゃ……」
否定しかけて、言い直す。
「いや、本当は少し疑ってる。疑ってた」
正直、今となっては些細な話だし、無益な話でもある。ここで言葉にされたとしてもそれを真実とたしかめる術はない。お姉さんが言っていたように、他人の本心など究極的にはわからないのだから。
ただ、まあ、言葉にしてもらいたいというのが男心。
自分の想いは隠さず伝えると決めていたので、この機に曝け出すことにした。
「もし、初めてじゃないって言ったらどうします?」
「どうもしないよ。……ちょっと嫉妬はするだろうけど」
目を伏せて語る俺に、神崎さんは体を寄せた。
「妬いてもらいたかったのに残念です。本当に初めての彼氏ですよ」
「そっか」
やはり言葉にされても、付け焼き刃の安堵が湧き上がるだけだった。
多分、言葉の力には限度があるのだろう。その人の言動やこれまでの人生を知ることでしか、本物の安心感は得られないのだと思った。だから、
「俺、もっと神崎さんの色んなことが知りたいな」
初恋はいつだったのか。将来はどうしたいのか。休日はなにをしているのか。どんな友達がいるのか。
俺はあまりに彼女のことをなにも知らない。だから、それを知りたいと思った。
「いいですよ。時間ならたっぷりあります。これからいくらでも、なんだって教えてあげます」
柔らかい体が密着し、神崎さんが俺の目の奥を見る。
言葉はいらない。後頭部を引き寄せ、軽くキスをする。
こうやって、少しずつ神崎さんのことを知っていこう。そうすればきっと、心の溝は勝手に埋まっていくはずだ。そう信じて、俺は神崎さんの体を優しく抱き締めた。
――幸せな時間だった。
ただ、そんな時間も長くは続かず、
「げっ……」
襖の向こうから扉が開く音。それからすぐに襖も開いた。
「おっ、ヤッてるね〜」
「無事に仲直りしたようでなによりなにより」
浴衣姿のお姉さんとサキが部屋に戻ってきた。
布団も被らず下着姿で添い寝する俺たちを、ふたりはジト目で見下ろす。それからサキは目を瞑って鼻を突き出し、
「――クンクンクン。お姉さん、この匂いは」
顎に手を当て、芝居じみた様子で横のお姉さんを見やる。
クンクンって……犬かこいつは。
「そうね、サキちゃん。布団の脇にある不自然に湿った浴衣、ゴミ箱に溜まったティッシュの量。なにより、このいかにもなふたりの雰囲気」
まるで探偵のような口調でお姉さんは状況を解説すると、ふたり同時に俺たちを指差した。
「「ずばりこれは前戯ではなく事後!」」
……だからなんだよ。このふたりには関係のない話だ。
しかし、そうは問屋が卸さなかった。
サキとお姉さんは示し合わせたように目配せし、これまた同時に俺へと向き直る。獲物を前にした猛獣のように舌で唇を湿らせ、そして颯爽と浴衣の帯を外した。
――ヤバい。襲われる。
ふたりは一瞬にして浴衣を脱ぎ払い、俺の手足を掴んだ。
「これで遠慮なく峰くんとヤれるぅ! 溜まりっぱなしで死にそうだったんだから!」
「今夜は寝かさないぞ〜♡」
「ちょっ――」
神崎さんから俺は引き剥がされ、抵抗も虚しく隣のシーツへと投げ出される。
「ぐぷぉ……っッ」
お姉さんの下着越しの股間が鼻を覆った。足元ではサキが俺のパンツに手をかけている。
せっかく仲直りしてイチャイチャしていたのに、このままでは神崎さんとの関係がまたこじれてしまう。
「ふたりとも離れ――てか、神崎さんも見てないで助けてよ!」
顔を振ることでお姉さんの股間から逃れ、足でサキを押し退けながら俺は叫ぶ。だが、神崎さんはシーツの上で傍観しているだけで動こうとはしなかった。
「峰川くん、手始めに私のことをひとつ教えてあげましょう」
と、神崎さんは枕にしなだれかかると、
「自分の彼氏が他の女性に求められてる――だけど、私を最優先に考えてくれる。これ、実は結構悪くないものなんですよ?」
「へ……? えっと……、つまり?」
「――助けません。ふたりに抱かれながら私への愛をこれでもかと囁いてください♡」
天使の笑顔のまま、きっぱりとそう言い切った。
この子、ひょっとしてとんでもない性癖を抱えているのでは……?
「ああでも、次、私の言いつけを破ったり無断で浮気したら……そのときは、わかっていますよね?」
なにをされるんだろう。わからないが、『あなたを殺して私も死ぬ』とか言いかねない雰囲気があった。
どうやら俺は、本当に神崎さんのことをなにも知らなかったらしい。
「ね? エミもこう言ってることだし――」
「今夜は仲良く4Pだー!」
「ふたりとも、キスは禁止ですからね」
「「はぁ〜い♡♡♡」」
戦況は3対1。淫乱女がふたりと、彼女たちを従える可愛らしい小悪魔がひとり。どう考えても俺に勝ち目はない。
2泊3日の温泉旅行、その1日目。終わりの見えない夜が始まる。
俺のハーレム生活の幕開けであった。
次話から五章に移りますが、電子書籍版では番外編の書き下ろしとして『温泉旅行二日目の出来事』が収録されています!
書籍版には、
第2話︰サキの淫らに乱れたシーン
第7話︰神崎さんの誘惑&発情したシーン
第15話︰お姉さんとの授乳プレイシーン
第24話︰激カワな神崎さんと繋がるシーン
書き下ろし︰ヒロインたちとの4Pシーン
上記の挿絵がございます。
寝起きに神崎さんがお口でシてくれるところや、仲直りした神崎さんとの温泉街デート、ヒロイン3人が淫らにハッチャけた様子など未公開エピソードが盛りだくさんです!
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