【2巻11/14発売!】ずっと好きだった幼馴染にフられて始まる淫らに一途なハーレム生活 作:花染彩葉@幼馴染ハーレム2巻発売中!
『その返事が聞けて安心しました。では、契約成立ということで、ふたりが一線を越えるのを許可しましょう』
先輩の覚悟を聞き遂げ、エミちゃんは上機嫌にそう語る。
「だってさ、どうする後輩くん?」
「いや……そんな改めて言われても……」
じゃあセックスしましょうか、と話を運べるほど俺の肝は据わっていない。が、俺はそうでも俺の彼女はそうじゃなかった。
『私が未だに通話を続けている理由、リョウタくんならわかりますよね?』
「今ここでシろってこと?」
『どうとでもっ♡』
絶対通話の向こうで笑ってるよこの子……。
仕方ない、恥を忍んで俺が先導するとしよう。
「なら、ひとまずベッド行きましょう。いい加減重いですし」
「なっ。失敬なやつだね、君は。これでもあたし、痩せてる方だと思うんだけど」
「痩せてようが太ってようが人体は重いです」
「その重みで勃起してたくせに」
「……ッ」
先輩、直接的な発言を厭わないようになってきたな。これはこれで心臓に悪い。
「見てなよ? 他の女の子とは比べ物にならないぐらい、搾り取ってあげるから」
妖艶な目で見下されながら、俺はようやく自由の身になる。
エミちゃん、そしてサキとお姉さん。先輩のテクがこの3人に勝るイメージは……正直湧かないけれども、数々の男を葬ったとされる女の人だ。油断は禁物だろう。
「じゃあエミちゃん、またかけ直すよ」
俺も立ち上がり、通話を切ろうと画面に手をかける。だが、それは断られてしまった。
『なに言ってるんですか。繋いだままにしといてください』
「……え? なんで?」
『先輩とは初めてですし、ちょっぴり不安なので』
続けてエミちゃんは、先輩に語りかけた。
『先輩。言い忘れてましたけど、キスは禁止ですからね?』
「えー。チュウしながら搾り取るのが気持ちいいのに」
『同感ですけど、それは私の、彼女たる私の特権ですから』
「善処するよ。魔が差したらごめんねぇ」
お気楽にそう言って、先輩はベッドの方に歩いていく。エミちゃんが『ねっ?』と俺に同意を求めた。
『どうなるかわからない人なので、しっかり確認しないと不安です。枕元にでもスマホ置いといてください』
つまり俺たちは、エミちゃんに聞かれながら致すことになるのか。まあ、いつかのホテルでは、エミちゃんとキスしながらサキに腟内射精した俺だ。今さらそれぐらいどうってことはないが。
「了解」
そして俺も寝室に向かう。
先輩はベッドの横に立ち、流し目でこちらを見やった。
「君が組み立ててくれたベッドで、初めてあたしたちはセックスする――きっとこの先、このベッドで眠るたびに今日のことを思い出すんだろうね、あたしは」
俺は即答した。
「大袈裟です」
「そう? 初めてふたりで行ったホテルをすれ違ったときとか、お揃いで買ったグッズを見かけたときとか、ふと当時を思い出したりしない?」
そういう経験があるのだろうか。俺にとってエミちゃんは思い出ではなく今を共有する相手だから、過去に思いを馳せることはない。
「そんなものですかね」
「そんなものだよ。だから想い出って案外、気持ちや思いそのものよりも、物や場所に依存するものだと思うけど」
「なるほど。で、その話の結論はなんなんです?」
「ん? 早くセックスしたいなぁって」
今のエモーショナルなやり取りはなんだったのか、キョウカ先輩は飄々と言ってのける。
どうして俺の周りには性に貪欲な人ばかりが集まるのだろう……。
「一緒にここで、いい想い出作ろうね。――ほら、おいで?」
ベッドに上がった先輩は、股を見せつけるように脚をM字に開いて、シーツの上に座った。ショートパンツの隙間から薄っすらと下着が見える。
俺はその光景にゆらゆらと引き寄せられ、這いずるようにベッドに上がった。スマホをベッドフレームの上に置く。
「やっぱり男の子だね。目の色が変わったよ?」
先輩のからかいも、今は耳に入らない。
露出した肩にそっと手を置いて、キャミソールの紐をなぞるようにして外す。
着ていたのはブラトップだったらしい。左右の紐を落として下に引くと、白い膨らみが姿を現した。
「おっぱい、あんまり自信ないけど許してね」
実際、先輩のそこは一般的な女性と比べても控えめだった。爆乳のお姉さん、巨乳のサキ、普通サイズのエミちゃん。俺が知る乳はその三つだが、先輩の胸はエミちゃんの半分ほどの大きさしかない。
貧乳。そう呼んで差し支えないと思うが、そこにはたしかに膨らみがある。膨らみがあって、当然その頂には蕾が咲いていて――。
「先輩……」
先輩の股の間に陣取り、俺はしなだれかかるように乳首に吸いついた。
「んぅっ……」
頭上に艷やかな声を聞いて、思考が完全にセックスモードに入れ替わる。キャミソールを下に追いやり、先輩の肌を本能のままに求めていく。
「峰川くんって、エッチのとき豹変するタイプなんだね」
「ちゅっ……」
「ぁん……、激しっ……」
前に前に求めていると先輩を押し倒してしまう。それでも俺は愛撫を止められず、横から蛇のように絡みついて、左右の乳房を舐めしゃぶる。
先輩もまた、もっと激しさを求めるように俺の後頭部を掻き抱いていた。
お互い完全に性欲のスイッチが入った状態。今ならなにをしても許される、そんな空気感の中で、俺は先輩のショートパンツに手を滑り込ませる。
「積極的だねぇ」
特に恥ずかしがるでもなく、先輩は余裕ぶった態度で俺の頬を撫でる。
まるで子供扱いだ。別にそれを不快に思ったりはしないが、少し興味は湧いた。
理性の牙城が崩れたとき、果たして先輩はどんな顔をするのか、と。
「んう――ッ」
パンツの中にまで手を入れて、先輩の秘所に侵入していく。道中、茂みの感覚を味わいながら、指の感覚を頼りに入り口を探る。ぬるりと、中指が粘液を捉えて肌に滑る。
「あっ、ぁっ……」
もどかしそうに腰を浮かせる先輩。裂け目を捉えた俺の指は、そのまま膣に侵入した。
「はぁんっ……!」
桃の果実に指で穴を空けるような感覚だった。先輩の腰は刺激を求めるようにうねり、俺はそれに従って指を出し入れする。
「ん……、あっ、あぁん……」
水音が鳴るほどそこは潤い始め、先輩の口から絶え間なく嬌声がこぼれる。
俺は一度、体を起こした。下着から手を引き抜くと、中指は粘液でコーティングされていた。
「感度いいんですね、先輩。こんなに濡らして」
愛液の絡まった指を先輩に見せつける。先輩は、その指から目を逸らした。
「君、結構いい趣味してるね……」
「それはどうも」
拭くものも咄嗟に見つからなかったので、指を擦り合わせて水気を取る。
服越しでは限界がある。俺はショートパンツの端に手をかけて言った。
「先輩、腰上げてください」
「えっち……」
「いやいや、先に誘ったのそっちじゃないですか」
「わかってるよ。んしょっと」
肘を立て、先輩が下半身を持ち上げる。そして俺は、ショートパンツと一緒に下着を下ろした。
太ももを越えて足元へ、その過程で下着と股間の間に糸が引く。トライアングルを描いた陰毛はべっとりと湿り気を帯び、やや開いた陰唇の奥にピンク色の粘膜が見え隠れしている。
「さすがに恥ずかしいかもっ……」
顔を横に倒し、先輩は腕で目元を隠した。
しかし俺は止まらない。脱がせた衣服をベッドの脇に落とし、両の膝裏に手を差し込む。
「ちょ、峰川くんっ……?」
先輩は面食らったように顔を上げるが、すぐに俺の意図を察して押し黙った。M字に股を広げて、開脚状態で固定する。
「…………」
うわぁ、と感嘆の声が漏れそうになるのを理性で堪える。
花びらのような肉厚の陰唇が、慎ましく膨らんだ小陰唇が、艶を帯びたピンク色の粘膜が、キョウカ先輩の恥部が余すことなく眼前に晒されている。
「すごい格好ですよ、今の先輩」
「きっ、君は言葉責めの趣味でもあるのかなっ! さっきから!」
おお、先輩が珍しい動揺の仕方をしている。もっと、俺の知らない先輩を引き出したい。
だから俺は、先輩の股に顔を突っ込んで、その陰唇に吸いついた。
「……ぃッ!」
先輩は腰を引こうとするが、俺がそれを許さない。両手で太ももを固定し、舌で肉ビラを舐める。
「んんぅっ!」
亀裂に舌を捩じ込み、クリトリス目がけて舐め上げる。豆を掠めた瞬間、先輩の腰が跳ねた。
「あぅっ……!」
「ん……、ちゅっ……」
「あ、はっ……あぁっ……」
舌先に蜜が溢れ出し、俺の鼻息も荒くなる。
「ん、んっ……、あぅ……」
先輩は内股気味になった。後頭部を掴まれ、弱点に持っていくように顔の位置を誘導される。だが、あえてクリトリスは避け、その周りだけを入念に愛撫する。
舌使いを加速させていくと、比例するように愛液の量は増していた。
「ん……、あ、あぁ……」
もっと強い刺激をねだるように先輩は腰をくねらせる。
「意地悪しないでよっ……」
堪りかねた様子だ。焦らしすぎると嫌われるかもしれない。
クリトリスに狙いを定め、舌先でそれを弾く。
「んぁ――ッ」
途端、先輩の体がビクンと波打ち、声が色めき立った。
一度始めたら一気に責めのギアを上げる。中指を膣に入れ、粘膜の天井を押しつう、先輩の反応をたしかめながらゆっくり奥に進めていく。
「はぁぅっ……」
――ここか。
反応が大きくなったポイントに指の腹をセットし、湿らせた唇をクリトリスに添える。中と外、両方から同時に先輩を責め立てるために。
押し込んだ中指で天井を擦り、指の腹で圧迫して引っ掻くように優しい振動を与える。それと同時に、口内を真空にするイメージで陰核を吸い上げる。
途端だった。
「お゙っ゙……」
先輩の口から野太い声がこぼれ、太ももの筋肉が強張る。
「ん……っ、あッ、あぁッ……」
俺の顔に股間を押しつける先輩。髪をくしゃくしゃに掻き乱されながら、俺も懸命に舌と指を動かす。
「お゙っ゙、んぉッ……」
反応はどんどん激しくなり、
「ぁっ……、ヤバッ……、イク……っ」
「いいですよ、イって」
「あ゙っ゙……イクっ、イグゥッ……!」
トドメに膣内で中指を曲げると、先輩の下腹部はガクガクと淫らに痙攣した。仰け反るように何度も跳ね、足の指を丸めている。
「はぁっ……、はぁ……」
しばらくすると、シーツを握り締めていた手から力が抜けていくのがわかった。
穴から指を引き抜き、視線を股に戻す。俺の手と股の間を繋ぐ、粘り気のある透明の糸。先輩の愛液によって指はふやけ、艷やかな光沢を放っていた。
「満足していただけたようで良かったです」
「君、上手すぎ……」
「先輩の反応が可愛かったからですよ」
「平気でそういうこと言う。意外と女誑しだね、君は」
そう言って先輩は、俺のシャツをぐいっと引っ張った。
「――やられっぱなしっじゃ悔しいよ」
ズボンの上から膨れ上がった部分を撫でられる。
「苦しそうだね、それ。あたしで興奮してくれたんだ?」
「そりゃ……まあ」
素直に白状する。
「じゃあ、今度はあたしが責める番」
起き上がった先輩は、シーツの上で胡座をかいた。
「そこ寝転がりなよ」
俺の手を引いて寝転がせようとする先輩。俺は促されるまま対面する位置に体を倒した。
「おっぱいは自信ないけど、ナカはすごく自信あるんだ」
陰毛の上――自分の下腹部を、キョウカ先輩は愛でるように擦った。
「今までヤッてきた人、みんなすぐにイッちゃってんだよ? 自分で言うのもなんだけど、名器ってやつ。君はどこまで耐えられるだろうねぇ」
挑発的な視線と共に、先輩は俺のズボンを脱がせにかかった。ファスナーを下ろされ、左右の指を下着に引っかけられる。
徐々に下ろされていくズボン。だが、肉棒が碇のように引っかかって中々下ろせない。
「もぅ……、勃たせすぎだって」
呆れるように笑うと、先輩はやや力ずくでズボンを下ろした。
そして――下着に引っかかっていた肉棒がバネのように勢い良く飛び出して、先輩の鼻先に裏筋を擦りつける結果になった。
「……え」
俺の一物を、先輩はまじまじと見つめている。ズボンと下着に手をかけたまま、表情を固めたまま動かない。
「なに……、これ? こ、こんなのって……」
驚愕――いや、それは驚愕を通り越して恐怖していると例えても過言ではないかもしれない。俺から手を離した先輩は座ったまま、シーツを巻き込みながら後退っていく。
「こ、こんなの……こんなの挿れられたら……」
「あの、先輩?」
「絶対……絶対……」
その先の言葉は紡がれず、先輩はごくりと唾を飲み込む。
「先輩、無理には……」
興奮も性欲も爆発寸前だが、怯える女性相手に無理強いをするほど理性は飛んでいない。しかし俺の言葉を遮るように、先輩は後退る自分の体を、後ろ手を着いて押さえ込んだ。
「ううん、大丈夫……ちょっとびっくりしただけだから……」
「とてもそうは見えませんけど……」
「黙って。あたしが大丈夫って言ってるんだから大丈夫なの」
「うっ――」
先端部分を掴まれ、俺は思わず呻いた。
「こんなにパンパンにして強がり言っちゃって……言ったでしょ? あたしが搾り取ってあげるってさ」
臨戦態勢の肉棒を、繊細な白い指が何度も上下に行き来する。竿を握りつつ、人差し指と親指でカリを刺激される。片手だけを使った巧みなテクニックだ。
ジワジワと込み上がる快感は、やがて先走り汁となって先端から滲み出る。
「あはっ、出てきた出てきた……我慢汁」
溢れ出た先走り汁を指の腹で掬い、キョウカ先輩はそれを裏筋に塗りたくった。
「デカくても所詮は男根だね。ちょっと弄ったら、素直に反応してさ」
「はぁ……ぁっ……」
先輩の言葉を聞く余裕がない。淫猥な動きでペニスを扱かれ、体の芯がフニャフニャになっていく。
「これだけ濡らせば十分かな。それじゃあ――」
ペニスから手を離し、キョウカ先輩は膝立ちになって俺の股に跨った。そして肉棒をそっと掴み、自分の穴の位置に合わせる。
「キョウカ先輩、ちょっと待っ……」
「待たない」
「そうじゃなくてゴム! 俺、持参してますから!」
先輩と体の関係を持つことは事前に可能性としてあったから、俺の財布にはコンドームが忍ばせてある。
ズボンの裏ポケットに入ったそれを取り出そうと、脱がされた服に腕を伸ばした矢先、
「いらない。今日大丈夫な日だし、明日にでも避妊薬もらいに行ってくるから」
キョウカ先輩が俺の手をはたき落とした。
「でも、それだと先輩に負担が……」
「うるさいな。ウジウジ言う男の子は嫌いだよ。こんな巨根、生で味わわないと勿体ないし」
「そういう話じゃなくて――」
「はいはい。おちんちん、いらっしゃーい」
人の話をろくに聞こうとせず、キョウカ先輩は問答無用とばかりに腰を下ろした。
肉棒の先端に走る柔らかい感触。その直後――ヌブゥゥッ!
と、亀頭が生温かい粘膜に包み込まれた。
「あ、あぁ……っ! あはぁっ!」
竿が半分ほど覆われたところで、
「これ……やばぃ……」
俺の胸に手をついて、キョウカ先輩は天を仰いだ。
下に目線をやれば、カエルのように下品な体勢で、先輩の割れ目が俺のペニスを呑み込んでいるのが見える。
「ぁぁっ、はぁぁ……」
まだ全体の三分の二程度しか埋まっていない。だが、キョウカ先輩はそこから動かなかった。
「大丈夫ですか……?」
顔を持ち上げて先輩を見る。その動作で俺の腰が上がったらしく、
「ま……、待って……今、動かれたら……」
なにかに耐えるように、先輩はぶるっと身震いした。
「はぁ……はぁ……ぁ、ん……っ」
俺の腹に手をついて、先輩は呼吸を整える。
ペニスに意識を集中させると、膣の締めつけ具合や体温がより鮮明に伝わって――ねっとりと、みっちりと絞られる感覚が、甘い痺れとなって俺の全身を駆け巡った。
これは……駄目だ。抗えない。種付けの本能に支配されるように、俺の腰は突き上がった。
「待っ……、お゙ぉ゙ぁ゙っ゙……!」
奥まで侵入すると、自重に負けた先輩がシーツに膝を着ける。それでさらにペニスが奥を貫いて、先輩は堪らず前方に倒れ込んだ。
俺の胸板に、長い金髪が扇のように広がる。
「先輩の……、言った通りですね……ナカ、すごくキツくて……」
「……ぁ……っ……」
「……動きます」
先輩の太ももに手を添え、俺は下半身をベッドに沈ませる。そして、バウンドを利用して一気に腰を浮かせた。
「ぉ゙ぅ゙ぅ゙っ゙……!」
顔を振り上げた先輩の表情は、お世辞にも綺麗と呼べるようなものではない。目を見開いて、口から涎を垂らして、その顔は文字通り快楽に歪んでいた。
ただ同時に、普段のキョウカ先輩の、クールで大人っぽい姿が脳裏にチラついて――そのギャップが、俺の興奮を肥大化させる。
「先輩……、キョウカ先輩……!」
「ぉっ……お゙ぉ゙っ゙……!」
パンッ、パァンッ!
と、ベッドが軋むほどの勢いで、俺は先輩に振動を送る。
「ぁっ、ぉっ……! ん゙ぅ゙っ゙……!」
俺のピストンに呼応するように、先輩は顎を突き出して喘ぐ。
隙間なんて微塵もない。粘膜同士がピッタリと密着し、肉棒にまとわりついて搾り取るように締めつける。
「キョウカ先輩っ……、俺、もう出そうです……!」
「びぅ゙っ゙……あ゙ぁ゙っ゙……!」
「いいんですよね!? 中で……、このまま……っ!」
胸板にへたれ込んでいた先輩が、寝起きのような気怠い動きで首を持ち上げた。
「いいっ……、よ……? あたしも……頑張るからっ……」
許しを得た直後、俺は全神経をペニスに集中させて腰を振った。
「先輩――ッ!」
上下左右、膣をくまなく蹂躙する。
「おぉっ! あっ……、ぅ゙ぅ゙ぅ゙っ゙!」
今度はキョウカ先輩も自ら腰を浮かせた。結んだ唇を波のように震わせ、その瞳は涙目になっている。
セックスの快感が、先輩を極限まで追い詰めていた。
そんな先輩と視線が交わり、微笑みを向けられる。
「ぁ――」
それが姫野キョウカの、数多の男を魅了した笑顔であると、俺は本能的に悟った。
悟った途端、理性のタガが外れ――、
「先輩ぃ――ッ!」
俺は射精だけを求める獣になって、全霊の速度と力強さで腰を打ちつけた。
パンパンパンッ! パンッパンッパンッ!
「お゙ぉ゙っ゙……、イッ……、イグッ……! イグぅっ……!」
「先輩……っ、俺も……っ!」
下腹部に熱い電撃が走り、収縮した膣に搾り取られるように精液が汲み上げられていく。そして――。
「あ゙ぁ゙ぁ゙つ……ッ!」
「ぅっ……!」
ドピュゥッ! ビュルルルッ! ドクンッ……ビュクン!
ビュクッ、ドプッ……。
と、俺はキョウカ先輩の膣内に、盛大に精液をぶちまけた。
「はぁ……はぁ……」
射精の余韻に浸りながら、膨れ上がったペニスに意識を向ける。隙間など一切ない楽園は、今も尚、俺の肉棒をみっちりと包み込んでいた。
キュッ、キュゥゥッと、出したばかりの精液を奥へ奥へと運搬するように、膣は小刻みに脈動している。
だがそれも、俺が落ち着くまでのこと。ペニスが萎れていくに連れて圧迫感は消え、そうして生まれた空白から愛液と混ざり合った精液が、ドロドロと肉棒に沿って流れ落ちていく。
「はぁはぁはぁはぁはぁっ……、はぁぁぁぁっ……」
そこまで経ってもまだ、キョウカ先輩は俺の胸板に頬を預け、過呼吸気味に肩を揺らしていた。
そんな先輩を労わるように、俺は乱れた金髪を撫でる。
「先輩、大丈夫ですか……?」
「んはぁっ……、んっ、うん……」
小さく頷いた先輩は、そのまま俺の胸板に頬擦りした。
「すごいね、君……途中、意識飛んじゃってたや……」
「俺も……、無我夢中でした……」
「ふふ……。またシようね?」
顔をこちらに向けて、先輩は目尻を落とした。
この人は……こんな表情もするのか。人を惑わすその笑みに、俺は吸い込まれそうになって――、
『終わった……、みたいですねっ……』
頭上から声が聞こえ、ハッと現実に引き戻される。声はベッドフレームに置いたスマホのスピーカーから。
――そうだ。エミちゃんとの通話は続いたままだった。
「ああ、うん。終わったよ」
『無事に……、はぁ……、終わって……、はぁはぁ……、なによりですっ……♡』
俺もそう思う。ただ、どうしてエミちゃんが息を切らしているのだろう。
やけに声が色っぽいし、まさか……。
『ふぅ……、大変素晴らしい時間でした……♡』
「もしかして……ひとりでシてたの?」
『むっ。失礼ですね』
むくれるエミちゃんの顔が、声を通して目に浮かぶ。当てが外れたらしい。
『リョウタくんを想いながらシてたので、ひとりじゃありませんよ♡』
と思ったが、やっぱり図星だった。
俺と先輩の情事を聞きながら、エミちゃんは自分を慰めていたのか……。
全く、とんでもない彼女だ。
『――エミ、お風呂入っちゃいなさいよ』
彼女の奇行に半ば呆れていると、聞いたことのない声をスピーカー越しに聞く。お姉さんではない、知らない女の人の声を。母親だろうか。
通話がミュートになり、しばらくしてエミちゃんは言った。
『では、問題なさそうなので私はお風呂に入ってきます。リョウタくん、余計なことはせずにさっさと家に帰るようにしてくださいね?』
「了解。また帰ったら連絡するよ」
『姫野先輩も、今日はもう手を出さないように。また後日、改めて話し合いの場を設けましょう』
「はぁい」
『では』
通話は後腐れなく終了する。残された俺たちは互いに顔を見合わせ、どちらからともなく苦笑し合った。