ここはメルー砂漠に存在する、さまよう湖、移動湖。
入ろうとすると消えてしまう気まぐれな湖なのだが、今回、ある人物たちがこの湖に立ち寄ることができた。
その人物たちとは…。
金髪の長い髪を三つ編み状にしてひとつに束ねた髪型が美しい美女がそこにいた。
彼女の連れと思われる男たちもいる。
この金髪の美女は、伝承法に選ばれた最後の皇帝、つまり最終皇帝である。
水色のマントを羽織っており、いかにも皇帝という姿をしている。
だが、身体はというと、ピンク色のハイレグレオタード、黒のニーハイソックス、そして茶色のロングブーツという、なんともセクシーな姿をしている。
お持ちの乳房もかなりの大きさで、推定Fカップはありそうな巨乳であった。
垂れておらずピンと前に張っている。
レオタードを着ていることできれいなくびれが主張しており、お腹にはおへそと腹筋の線が浮き出ていた。
こんな格好をした美女が男どもを従えて、一体何をしにこの場所に来たのだろうか。
「ふぅ…。一度で入れちゃうなんてね」
皇帝はこの移動湖に訪れることができたことを嬉しそうにしていた。
砂漠地帯を歩いただけあり、額から汗が噴き出している。
「幻とされるこんな場所に入れるなんてついてますね」
連れの男のひとり、インペリアルガードのハンニバルがそう言った。
全身鎧をまとった、黒い短髪の大柄な男性だ。
彼の隣には、赤い逆立った髪がトレードマークの軍師のコウメイがいる。
「ふぅ…。あっつ」
そう言いながら、顔から出る汗を腕で拭う皇帝。
そんな様子も実にセクシーだ。
ハイレグレオタードを着ているために、スタイル抜群の身体をそのまま晒しているも同然であるため、動くたびに揺れる巨乳がよく目立つ。
「おっ…」
そんな皇帝の乳揺れを見たハンニバルは思わず声が漏れる。
それもそうだ。
いくら真面目なハンニバルであっても、女の乳には男として反応してしまうものである。
「ん?どうしたの?」
皇帝は、そのハンニバルの視線に気が付いた。
「い、いえ…。その…」
顔を赤くしながら言葉を詰まらせるハンニバル。
そんな彼が少し気になるようであったが、皇帝は気を取り直した顔をして、
「さ、私もう限界」
と言い、湖の方に近づいていった。
足が湖の浅い部分に浸かっており、茶色のロングブーツの先端を濡らしていく。
(おっ!ま、まさか?)
ハンニバルは興味津々の様子で、湖に足を浸した皇帝をまじまじと見つめる。
そんな彼からの視線を受けている皇帝。
そして…。
「えいっ!」
皇帝はそう掛け声をあげると、ざぶん、と激しい水しぶきを上げて湖に全身を浸からせた。
「マ、マジか…」
驚きのあまりハンニバルは口を開けたままであった。
そんなハンニバルをよそに、皇帝は足から順に身体を沈めていき、あっという間に胸元まで沈んだところで、またざぶんという大きな水しぶきを上げた。
そして、最後に頭まで完全に湖の中に潜ってしまったのだ。
「ははは、よっぽど暑かったんだな」
コウメイが笑っていた。
そんなコウメイに皇帝は手を振った。
「あははっ、あなたたちもどお?涼しいよ!」
子供のような無邪気な笑顔で、湖の中で波を立てながら皇帝はそう言った。
乳房も元気に、上下に揺れている。
水着でないはずなのに、皇帝は思いっきり湖の中に飛び込んだ。
着ているレオタードは水着っぽくも見えるので、問題はないのだろう。
(かわいいな…。陛下…。くそっ…)
そんな彼女の楽しそうな表情を見て、ハンニバルはひっそりと身体を熱くするのであった。
「はは、我々は水着を持ってないので。見るだけで我慢しておきますよ」
コウメイが笑顔でそう言うと、
「そうなんだ?もったいなっ」
と少し残念そうに言う皇帝。
その表情もとてもかわいらしかった。
その後…。
湖の上で、皇帝は全身を浮かせていた。
目をつむり、仰向けの状態で太陽に照らされていた。
(陛下気持ちよさそうだなぁ…。水着さえあれば陛下と一緒に…。ってか何を考えてるんだ俺!)
そんな彼女を見ていたハンニバルは、皇帝と湖で遊べたら…、などと思ってしまっていた。
コウメイもそんなハンニバルに気が付き、
「なあ、ハンニバル」
とニヤニヤしながら声をかけていた。
「ど、どした?」
肩を叩かれ少し驚いたハンニバルはコウメイの方を向いた。
「あっちならいい画角で陛下を拝めるぞ」
「何を言って…。ったく」
心の中の独り言を読まれたのか、ハンニバルはやれやれとした顔を浮かべた。
とはいえ、そう思っていたのは事実だ。
コウメイが教えてきた画角というのは、湖に浮いている皇帝を間近で眺めることのできる場所のことだ。
それは、低めではあるが大人一人分が登っても大丈夫な太さのある木だった。
コウメイに教えてもらったハンニバルはその木に登り、ぷかぷかと浮かぶ皇帝を眺めたのだった。
「木登りなんて何年ぶりなんた…」
そう言って手慣れた様子で木に登った。
そして、気持ちよさそうにしている皇帝の方に首を近づいる。
「おおっ!」
ハンニバルの目にはバッチリと皇帝の姿が間近で映っていた。
(間近で見る陛下…。エロすぎんだろ…)
木にしがみつきながら、ハンニバルは湖に浮かぶ皇帝の様子を、顔を赤らめながら見つめていた。
シミひとつない雪のように白い肌。
清潔かつ透き通った水で濡れた、美しい金髪。
そして、たわわに実った大きな乳房。
レオタードを着ていることではっきりとわかるくびれとおへそも見事だ。
ハンニバルのすぐ近くには魅力的なものがあった。
皇帝を見つめながらも、心の中の欲望が膨れ上がっていた。
(かわいくてエロいとか…。こんなお方に付けるなんて幸せ者だな俺)
思わずうっとりとして湖に浮かぶ皇帝を見ていた。
ハンニバルは視線を、皇帝の下半身に向けた。
そこも、なんとも見事であった。
「この人靴も脱がずに湖に飛び込んじゃったか…。でもそんな格好も最高だ」
そう。
皇帝は太ももまでを包む黒のニーハイソックスと、靴として履いている茶色のロングブーツを脱がないまま湖の中へと飛び込んだのだった。
水に濡れたそれらは、太陽に照らされ光っている。
水面に浮かんだ際に水がかかり、太ももの部分やロングブーツの先には水滴が付いていた。
水に浮かぶ普段の格好の皇帝の姿は何ともエロティックであった。
「はぁ…。陛下…」
ハンニバルは更に身体を前に倒し、湖に浮かぶ皇帝の下半身をじっくりと見つめた。
(くそっ…!どんな匂いがするんだ?あの中)
なぜか自然と鼻をひくつかせていた。
ハンニバルは、湖の水に濡れた皇帝の足先の匂いがどんなものなのか気になってしまったようだ。
黒のニーハイソックスを履いているので、足先と足裏は絶景だろう。
そう思っていたハンニバル。
(陛下…)
ハンニバルはゆっくりと顔を水面に近づけた。
そして…。
「うおっ!」
思わず声を上げてしまったハンニバル。
皇帝のエロティックな身体に見とれ前のめりになっていたが、木から落ちそうになってしまったためにとださに別の太い枝に掴まりことなきを得たようだ。
「あぶなっ…」
はぁ、とため息をつき安心する。
「深追いはダメだな…」
そう呟くと、木から降りコウメイの元へと戻っていった。
もし落ちてしまえば湖の中に落ち、せっかく気持ちよくしている皇帝の機嫌を損ねるところだった。
少しヘナヘナとしてコウメイのいる木影に来たハンニバルは、先程の妄想と木に登り、長時間しがみついていたからかへたり込んでしまった。
「ふぅ…。危ない体制で女の身体を眺めるなんてどうかしてるよ俺」
とハンニバルはそうコウメイに声をかけた。
「いろんな意味でチャレンジャーですね、あなたは」
コウメイは笑って言った。
「…そ、そお?」
ハンニバルは笑いながらコウメイの方を見ている。
疲れてはいるが喋っているところ元気そうではあった。
「いや…。だってあのエロすぎる身体見てたら…。ほら…」
皇帝のいやらしいあの姿を見てしまった以上、ハンニバルは心に秘めていたことを無意識に喋ってしまっていた。
コウメイとは歳が離れてはいるものの、七英雄討伐の旅でそれなりに仲はよくなっていた。
そんな彼らのもとへ、皇帝がやってきた。
清潔で冷たい水でリラックスできたようで、わかりやすく涼しげな笑顔を浮かべていた。
「お待たせ〜…。あれ?ハンニバル?」
へたり込んで木の幹に身体を預けているハンニバルを見て、皇帝が声をかけた。
「あ、陛下…。その…」
顔を赤らめながら言い淀むハンニバル。
そんな様子を不思議そうに見ている皇帝は、首を傾げていた。
目の前にはあの先程湖の上に浮かせていた、あのいやらしい身体がハンニバルの目の前にある。
水で濡れているためか、更にいやらしく感じられてしまった。
そんな彼を見た皇帝だが、すぐにコウメイの方を向き、彼の方にも声をかける。
「ごめんなさい。じゃ、行きましょ」
「いえいえ。陛下も長く闘っててお疲れだったでしょう。爽快なお顔を拝めて、こちらもすっきりした気分ですよ」
コウメイは顎髭を触りながらそう答えた。
「ほらハンニバル!休憩おわり。行くよ!」
うつむき気味のハンニバルを起こすように、肩を叩く皇帝。
肩をポンポンとするたびに、胸が揺れる。
「えっ?あ、は、はいっ!」
我に返ったハンニバルは、慌てて返事をして立ち上がった。
そして、皇帝とコウメイについていくのであった。