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学生寮が決まるまでの期間、生徒は寄宿舎に身を寄せる事になる。
留置所からの退所手続きを終えた私、スレッタもまた寄宿舎に足を運んで身支度を整えている。留置所で渡された衣服を脱ぎ捨てる彼女の傍らには、幼い時から連れ添った想い人の姿はなかった。それもそのはずでメリーの端末は私が持っている。これはエアリアルと通信する用にエリクトが用意した端末とは別物。決闘前、彼女が気絶をした時に、学園が支給する端末を私が一時的に預かっていた。そこに寄宿舎の情報も入れられている。
とりあえず私は、先ず最初にメリーを探す為に行動を起こす事を決める。
「メリーの名前は、マリアンヌ・ネバーエンド……」
口にする事の少ない彼女の本名を口にした私は「スレッタ・ネバーエンド……マリアンヌ・マーキュリー……マリアンヌ・レンブラン?」と続けて姓名を入れ替える。メリーが自分からキスをしないのには、理由がある。十歳になるまでは子供が出来るから。十歳を超えてからは結婚する時にする誓いのキスがあるから。そして最近だと、恋人同士じゃないと不倫になっちゃうから。恋人は異性同士じゃないとなれないんだよ、と下半身が繋がった状態で彼女は私に言い付けていた。
キスをしても子供が出来ない事は知っている。
だって実証したから、彼女との子供がどうしても欲しかった私は、気絶をさせた後に彼女に内緒でキスをした。だけど、どれだけキスしても子供が出来なかったので嘘だと気付いた。キスをしたのは内緒で、メリーの嘘を指摘すると今度は、女性同士だと子供が出来ない、と彼女は言った。だけど、それも嘘だ。私の精液には、生殖能力がある。何故なら、孫の顔を見る為に陰茎を付けたのだとお母さんが暴露したから。嫌われるのも覚悟の告白だったようだけど、私は、メリーに子供を作って貰えるようにしてくれた事を喜んだ。
孕ませるつもりで毎日、犯し続けた。
避妊具の存在も知っていたけど、無知を装って赤ちゃんの素を注ぎ続けた。だけど、メリーは孕まなかった。彼女が避妊薬を服薬をしている事を知ったのは、十五歳になった時、それまではまだ赤ちゃんを作れる身体になっていないのだと彼女は嘘を吐いていた。そして今日、私は同性でも結婚できる事を知る。
メリーは嘘ばかりです。
彼女の吐く言葉を信じてはいけない。学生の間に子供を作るのはいけない事だって、流石に今は分かるけど、だけどメリーの子宮は私の精液で予約している。彼女が避妊薬を飲むのをやめるその日まで、私の精液で彼女の子宮を満たし続ける。ぽっこりと精液で膨らんだお腹を少し困った風に、愛おしく撫でる彼女の仕草が好きだった。
子供は十三人、エアリアルの中に存在する意識の数と私の子供の分。これは決定事項なのだ。
学園内の心当たりが少なかった私は、とりあえずエアリアルが格納されているモビルスーツドッグまで足を運んだ。
受付に学園支給の端末とは別の端末に入った写真を見せながら話を聞くと、確かにメリーは受付まで来ていたようだ。だけど学生証の役割も果たす学園支給の端末を持っていなかったので入場は拒否した。今度、マリアンヌを名乗る金髪の少女が来た時は、自分に連絡を伝えて欲しいと告げて、他に当てのない私は、とりあえずミオリネが居る温室に足を運ぶ事にする。
温室の入り口には、少し困った様子のミオリネの隣で腰を下ろす金髪の少女の姿があった。
「メリー!」
私が、彼女の名を呼んで駆け寄ろうとすると、それよりも早くメリーが私に体当たりをする勢いで突っ込んできた。
「スレッタ、お願いッ!!」
メリーは私に抱き着くや否や涙目で私に、願い事を口にする。
「私をエアリアルに会わせて!!」
まるで縋る様な必死な顔、水星でも見せなかった様子に私は困惑する。
ウェーブがかった金色の長い髪から別の女の臭いが鼻先を掠める。「彼女、ずっと探し回っていたようよ」と補足するミオリネを無視し、無言で彼女の身体を引き剥がす。彼女の私室を出る時は必ずつける首の包帯。人差し指を引っかければ、メリーは何かを勘付いたのか「ひっ!」と可愛らしい悲鳴を上げる。解ける包帯の下には、少し薄まったキスマークと噛み痕、それとは別に私が付けたはずのない箇所に新しいキスマークが付けられていた。
私は、にっこりと笑顔を浮かべて、血の気が引くほど、身を震わせた彼女が逃げ出す前に胸倉を掴んだ。
「ミオリネさん、すみません」
と私は、メリーを温室の中まで運んで突き飛ばした。状況が分かっていないミオリネは困惑するばかり、床に倒れるメリーに私は自分でも驚くほど冷たい声で命じる。
「服、脱いでください」
「えっ?」
問い返す彼女に満面の笑みを返す。
「いや、でも……」
「脱げないんですか?」
「……私にも、言い分というか、事情というか?」
「話は詳しく聞かせて貰います」
でも、と私は平坦な声色で続ける。
「先ずは脱いでください」
メリーは、まだ困惑するミオリネを見た後、身を震わせて私を見つめた。
救いを求めるように何度も視線を、私とミオリネの間を行き来させた後に呆然と目を見開いたまま服の裾に手を掛ける。「ちょっと、何をさせてるのよ!」と横からミオリネが助け舟を出そうとするけど、メリーは涙目でミオリネに微笑み返す。震える唇、メリーは制服を脱いで、色気のないスポーツブラとスパッツの姿になる。
メリーは、上目遣いで私を見た。私は無言で笑い返す。
彼女は、一度、ミオリネを見上げて、下唇を噛んでスポーツブラを外し、そしてスパッツも脱いだ。生まれたままの姿になった彼女は丁寧に自分が脱いだ衣服を畳んで、そして正座をした姿勢から額を床に擦り付けた。「申し訳ありません」と、まだ何も分かっていないのに謝罪する。外から談笑する声が聞こえた。昨日、決闘で対戦した前頭ピンクの鶏男の取り巻き二人組が「おじょーさま♪」と揶揄う声と共に温室の中を覗き込んだ。
女性二人組は、温室の中の惨状を見て、身を強張らせる。
「えっ? 裸? 何をしてんすか? なんで?」
金髪のフェルシーは、冷や汗を流して錯乱している。
茶髪のペトラは真っ赤にした顔で口をパクパクと動かしていた。
此処に弟君が居なかったのは不幸中の幸いである。
「見て行きますか?」
「バカ言ってんじゃないわよ!!」
ミオリネは、もう手遅れながら温室の扉を閉めた。
「あっ」
入り口の前に立ち尽くしていたペトラ、困惑しつつも一歩、先に進んでしまったフェルシーが内外に分断される。ピピッとロックの掛かる音にフェルシーは「ひっ!」と身を竦ませた。フェルシーは目に涙を溜めながらミオリネを見る。彼女の視線を受けて、ミオリネは不本意に閉じ込めてしまった彼女を温室の外に追い出す事を考えた。
「駄目ですよ、ミオリネさん」
私を裏切った想い人に歩み寄る。
「彼女にも躾を手伝って貰うんです。そうしないと口止めできませんよ」
観客二人に見守られる中、私はズボンのチャックを摘まんだ。
ジーッとファスナーを降ろして、普段は操縦の邪魔にならないようにインナーとお腹の間で締め付けられる肉棒を取り出す。ボロンと空気に晒された肉棒は、半勃ち状態。蒸れた空気、鼻先に掠める僅かなアンモニア臭。何年もメリーを使って磨き上げた肉棒は血管が浮き出ている。数日間のオナ禁生活、既にもう限界は近い。驚愕に目を見開いたミオリネは無意識に片手で下腹部をさすっており、フェルシーは、未だ驚愕にパクパクと口を開閉させていた。
土下座するメリーは、淫臭にピクリと身を震わせる。
遺伝子にまで刻み込んだ快楽の数々、彼女の膣の許容量を僅かに超えた肉棒を、彼女のお腹に添えた時、まるで絶望したような青褪めた顔で半笑いをするのは彼女の癖だ。その癖、恥裂から愛液を垂らすのだから誘っているとしか思えない。ムッツリな彼女には、ただ単に凌辱するだけでは、御褒美になってしまう事を長年の付き合いから察していた。
犯される、事を期待する彼女の後頭部を目掛けて、下腹部に力を込める。
「──んッ!」
肉棒の先端からチョロッと吐き出される黄金色の液体は、彼女の後頭部に注がれる。
アンモニア臭が内包される白い湯気。メリーを探すことを優先して、朝方から少し我慢をしていた尿意。じょぼじょぼと吐き出される黄金水は土下座を続ける彼女の後頭部を穢し、背中を汚す。ミオリネは私を見ていた、フェルシーはメリーを見ていた。嫌悪半分、興味半分。二人は、僅かに赤らめた頬を引き攣らせながらも目を逸らすことができなかった。
ある程度まで、想い人をおしっこで汚した私は、ポケットから薬ケースを取り出す。
一月分の錠剤、今の時代、避妊用ピルは飲んだ当日から効果があり、ほぼ十割の確率で着床を防ぐことができる。副作用として性欲を抑える効果があり、避妊用ピルを常備する女性は、たった一日抜いただけで性欲に頭が支配される。普通の医師なら先ず、処方しない薬。だけど、毎日性行為をしていたから、効果の強い薬を使う必要があった。
しかし、幾ら性欲が増すと言っても媚薬ほどの効果はない。苦痛を快楽に変える力はないのだ。
「んんッ♡ はあっ、あぁ……♡」
だから尿を身体に浴びて喜ぶ彼女は、元から素質があったという事だ。
「顔を上げてください」
私は、彼女の名前が書かれた薬ケースから錠剤をひとつ、取り出す。
注がれた尿を拭い取りもせず、アンモニア臭に塗れた顔を上げたメリーに錠剤を見せつけて、先端に黄金水の雫が残る肉棒の鈴口に押し付けた。若干の痛みを感じる。だけど私は錠剤を尿道に収めて、小指の先端で更に奥まで押し込んだ。しっかりと錠剤が中に収まり、錠剤が尿道に残る水気に溶けるのを感じながら、肉棒の裏を擦るように薬の成分と陰茎の根本まで浸透させる。
宇宙時代。避妊用のピルは、溶かしてから飲んでも効果がある。
彼女を辱める準備を整えた私は、プライベート用の端末を操作して、録画機能を起動してからフェルシーに手渡す。
「ひっ」と可愛い悲鳴を上げる彼女は、辱めを受けるメリーに心を奪われている。
「舐めてください」
メリーに向き直って冷ややかに告げる。尿塗れの裸体を晒す彼女は一度、ミオリネとフェルシーに視線を向けた後、おずおずと私の肉棒に手を伸ばす。
「お手の指示、してませんよ」
肉棒に指先が触れそうになった手を落ちる。
メリーは、恨みがましく私を睨んだ。だけど黄金水の残る鈴口に小さな舌を這わせて、チロチロと舐め始める。劣情に浮かされた瞳、精液を食パンのジャム代わりにする彼女に飲精させる事はお仕置きにはならない。亀頭を少し深く咥えたタイミングで私は下腹部に力を込める。まだ残していたおしっこの余りがチョロッと彼女の口に注ぎ込まれた。
彼女は、咄嗟に口を離して嘔吐いてしまった。
女の子座りで咳込む彼女は可愛かった。
「舌に裏筋を乗せて、口を開いてください。カメラ映りの良いように」
私はフェルシーを手招きし、カメラの角度を指示する。
上目遣いで睨むメリーに私は嘲笑を交えて告げる。
「妊娠してしまうんですよね?」
その一言でメリーは葛藤するように顔を俯けて、そして小さな舌をんべっと出して口を大きく開いた。
チョロッと尿が注がれる。ジョボジョボと吐き出される黄金水は、彼女の口に池を作る。その一部始終を撮影するフェルシーは、青褪めた顔で太腿を擦り合わせる。フェルシーの股間に指を這わせた。ビクリと身を震わせる彼女に抵抗はなく、だから肩を抱き寄せる。フルフルと身を震わせるフェルシーから感じるのは恐怖と期待、好奇心。人間としての尊厳を踏み躙られるメリーの姿を見て、少なからず興奮していた。口を開いた状態では、おしっこを飲み込む事は難しい。だから、おしっこが口から溢れそうになったタイミングでメリーは私の亀頭を咥えて、ゴクゴクと喉を鳴らす。思っていたよりもまだ、おしっこが残っていたようだ。
懸命に私の尿を飲み干しながら、メリーは、救いを求めるように私を見上げた。
その姿が、あまりにもいじらしくて可愛かったから、私はもっと彼女の事を虐めたくなって、だから、私は肩を抱き寄せるフェルシーの唇を奪った。メリーは、驚きに目を見開いた。そして悲しそうに目を伏せて、おしっこを注ぎ終えた私の肉棒を奥まで咥えて奉仕する。そんな彼女の姿は、見放さないでください。と懇願しているようにも見えて、より一層に興奮した。
擽られる嗜虐心に、彼女の口の中で肉棒が大きくなる。
「ん、んちゅ……ぷはっ、結婚してからのやりたいことリスト……ペットを飼うこと」
舌で口腔を蹂躙されたフェルシーは片手でカメラを構えたまま呆然と虚空を眺めていた。あー、とか、うー、とか、だらしなく開いた口の端から入り混じった唾液を零す彼女に私は満面の笑顔で提案する。
「フェルシーさん、犬は好きですか?」
可愛がって差し上げますよ。と続ける言葉に、彼女は否定の言葉を口にはしなかった。
「いや、ここ。私の温室なんだけど!?」
ここで漸く平静を取り戻したミオリネがツッコミには遅すぎる言葉を張り上げた。