その途中、不幸にも太一がパソコンに衝撃を加えてしまい、一切の通信が遮断され身動きが取れなくなる。
パソコンの復旧に四苦八苦する太一達の裏で、電脳世界では凄惨な処刑が行われていた――。
「ウ、グ……」
ウォーグレイモンは
全身が軋み、思考が明瞭になるにつれて発する鈍い痛みに顔をしかめた。
それは、ディアボロモンのと激闘の痕であり、砕けた鎧甲や
ひび割れた甲冑は生々しく、黄金と白銀の煌めきはなりを潜めている。
「……ル、モン! メ……ル……ガル……モン!」
遠くの空間ではヤマトが横たわっている
メタルガルルモンに必死に声を掛け続けていた。
彼もウォーグレイモンと同じく、酷い損傷を受けており、
全身はあちこちひび割れていて、身体から蒼い電流が弾けている。
その瞳は今も尚開かれる事はなく、このままでは命にも関わるだろう。
「タイチ……」
ウォーグレイモンの身体は未だに動かない。
太一が表示されていたモニターはスノーノイズが吹き荒れており、
フリーズしたパソコンの復旧に時間が掛かっているようだ。
家庭でも中継地点が無ければインターネットが使えないように、
ウォーグレイモンが
デジタルワールドとの中継地点である、太一の父親のパソコンが必要不可欠なのだ。
「コレ、ハ……」
だが、今のウォーグレイモンの身体の自由を奪っているのは、
パソコンだけの問題ではなかった。
見れば、ウォーグレイモンの周囲の空間は黒い蜘蛛の糸が
複雑に張り巡らされたような空間となっており、彼はその中心部で
逆海老のように体勢で宙吊りにされていた。
両腕と両足は頭上から伸びる黒い蜘蛛糸に絡め取られ、
その筋肉質な身体を無防備に晒してしまっている。
「ガッッ!? ウグアアァァアァァァァッ!!!」
突如、ウォーグレイモンの背中に丸太でもぶち当てられたかのような、
強烈な衝撃が襲いかかり、激痛に目を見開きながら絶叫する。
彼の背中の上にはディアボロモンが座っており、
無防備なウォーグレイモンの背中へと乱暴に飛び乗ったのだ。
まだ、ディアボロモンの脅威は終わってはいなかった。
「グ、ゥゥゥッ……!」
ディアボロモンはウォーグレイモンの髪を掴み、
その逞しい身体を仰け反らせながら、その顔を覗き込む。
何の感情も称えていないその瞳はどこまでも無機質で、
蛇に睨まれているような原始的な恐怖を想起させる。
「…………ッ」
ウォーグレイモンは苦悶の表情と声を漏らしながらも、
そのディアボロモンの視線に真っ向から対抗する。
太一との通信が切れ、身体も動かない絶望的な状況ながらも
瞳の中には消える事の無い闘志が燻っており、
まだ、彼自身は敗北を認めてはいない。
必ず、太一や光子郎は何らかの手段で通信を復活させ、
メタルガルルモンと共にディアボロモンを打ち倒す事が
出来ると信じているのだ。
「ウグアアァァッ!! ウグゥゥッ!!」
ディアボロモンはウォーグレイモンの背中から跳躍すると、
張り巡らされている黒い蜘蛛糸に飛び乗り、それをバネのようにしならせながら
踏み台にすると、再びウォーグレイモンへと迫り、
すれ違い様に鋭利な爪を振るって彼の身体を徹底的に痛めつける。
黄金にも似た美しい輝きを帯びた竜皮には、深い切り傷が刻みつけられていき、
胸部の鎧や前掛け、残っている片腕のドラゴンキラーさえも
粉々に破壊されていき、容赦なく蹂躙されていく。
黒と赤の閃光が迸る度に火花が飛び散り、その度に黒蜘蛛糸で
ぶら下げられたウォーグレイモンの肢体は大きく揺れ動き、
無様かつ、屈辱的な姿は吊るされたサンドバッグのようだ。
「ウ、ア……ァ、ァ……」
ウォーグレイモンは糸の切れたマリオネットのように項垂れる。
体中には無数の傷、あれだけ光沢を放っていた鎧は見るも無惨に破壊され、
勇ましき竜戦士の姿は見る影もない。
「…………」
ディアボロモンはそんな様子を、首を傾げながら眺めており、
その人ならざる首の傾き具合と無機質な瞳に、得体の知れない恐怖を抱かせる。
しばらく、ウォーグレイモンを観察した後、電子の悪魔は
血のような爪を動かし、何かを操作し始めた。
「アガッッ!? ウア、アアアァアァッ~~~~~!!!」
ウォーグレイモンの身体に更に黒糸が絡みついていき、
テグスの様に筋骨隆々な胸板や腹筋、太腿や尻、
脹脛に食い込んで絞り上げていく。
みち、ぷち、と嫌な音を立てながら筋肉の繊維にダメージを与え、
激痛を与えていくと、ウォーグレイモンは堪らず髪を振り乱しながら悶絶、咆哮し、
周囲の空間や蜘蛛糸を震わせる。
更に果実のようにぶら下がった睾丸や肉棒、乳輪や乳首と言った部分にも
容赦なく黒糸が巻き付いて食い込んでおり、それがウォーグレイモンの
苦痛を増幅させていた。
デジモンの弱点はデジコアを根幹として、他は個体ごとに大きく異なるが、
人型に近い構造をしているウォーグレイモンは、性感帯や弱点もそれに準じている。
乳輪や乳首、肉棒には神経が集中しており、テニスボール程のパンパンな金玉の中には
たっぷりとエネルギーを孕んだ精液を溜め込んでいる。
本来、デジモンは有性生殖を行う生物ではないが、
ウォーグレイモンのような人型を模したデジモンは生命力の体現として、
エネルギーを精液や母乳と言った体液を模したものに変換し、保存する性質があるのだ。
「…………」
ディアボロモンにとっても、そういったエネルギーを摂取する事は
データや動力源を得るのに実に効率的な方法であり、
無機質な瞳に爛々とした光が灯る。
どうやら、ウォーグレイモンの睾丸や生命力に満ちた筋骨隆々な身体には、
そういったモノが良質かつ、大量に含まれていると認識したようだ。
「タイ、チ……」
ウォーグレイモンは太一が必ず戻り、共に戦ってくれるのを信じてはいたが、
その時間は途方もなく長いものに感じていた。
一体、いつまでディアボロモンのいいように嬲られ続ければいいのか――
鎧のヒビと同じような軋みが、精神を蝕み始めていた。
「…………!?」
気がつけば、この歪な空間からはディアボロモンの進化前――
クラモンが天井や地面から次々と生み出され始め、
黒い蜘蛛糸からも、絞った雑巾から溢れる水のように滲み出ていた。
それらはディアボロモンと別の個体でありながら一つであり、
その根源的な欲求や目的は統一されている。
今の彼らはウォーグレイモンに加虐の限りを尽くし、
余りあるエネルギーを搾り取る事しか眼中に無い。
「クルナ……!」
ウォーグレイモンの身体に巻き付いた蜘蛛糸を伝って、
ナメクジのようにクラモンが近づいてくる。
通常時であれば指一本で倒せる幼年期デジモンだが、
無防備に吊るされている今の状況では、なすがままにされるしかない。
彼にとっては、何が目的なのか全く分からず、
爛々と瞳を輝かせながら蟲のように迫ってくる姿が
何よりおぞましく、生理的悪寒を抱かせる。
「…………ッ!」
とうとう、クラモンがウォーグレイモンの身体へと到達し、
その逞しい肢体を這いずり、浮かんだ汗を回収しながら登り始める。
背中や首筋といった、関係ない部分を這い回る個体こそいるものの、
エネルギーやデータを求めている彼らが到達する地点は明白――
それは、まるで牛の乳のようにぶら下がっているウォーグレイモンのチンポだった。
クラモンは果実のように実ったキンタマとチンポに到達すると同時に、
獣が食らいつくように吸い付いていく。
クラモンの身体は僅かだが半透明で、たわわな玉袋は内部で
女性の乳房のように揉みほぐされ、チンポは伸びたり縮んだりを繰り返しており、
かなり強い吸引が行われているのが見て取れる。
「グ、ウゥゥ……!」
ぐちゅる、ぐぷ、と艶めかしい粘着質な水音をさせながら、
クラモンはウォーグレイモンの性感帯を圧搾していく。
ディアボロモンの拷問じみた責め苦と違い、
クラモンの責めは強すぎず、弱すぎず、心地良い断続的な愛撫に
ウォーグレイモンの身体は小刻みに震え、
食いしばった牙の隙間からくぐもった声が漏れていく。
クラモンの中でウォーグレイモンの肉棒は膨張していき、
柔らかそうにぶら下がり、震えていたモノは剛直さを取り戻していく。
亀頭はぷっくりと張って熟れた果実のように充血しており、
肉茎の表面にはいくつもの青筋がバキバキに張っていた。
それは、原始的な生命力に満ちあふれており、
データとエネルギーを欲するディアボロモン達からすれば、
この上ないご馳走に見える事だろう。
(タイチ……ナニヲシテイル……!)
ウォーグレイモンは眉を痙攣させ、責め苦に耐えながら
太一の帰還を待つ事しか出来ない。
体力と共にガリガリと尊厳と精神を削り取られていく感覚に、
ウォーグレイモンの胸の裡には暗い影が灯る。
いつまで耐え続ければいいのか、
このまま太一が戻ってこなければ
自分はどうなってしまうのか――
そんな不安と絶望が黄金竜を蝕み始めていた。
「ウアッ……! ハナレ、ロ……!」
肉棒に吸い付いたクラモンは吸引を繰り返し、今か今かと吐き出される精を
待ちわびていたがその時は一向に訪れず、鈴口から染み出してきた先走り汁を
中の舌のような触手で舐めとる事しか出来ない。
尿道口を舐められる痺れるような刺激にウォーグレイモンは声を漏らしてしまうが、
痺れを切らしたクラモンは肉棒に吸引口が食い込んでしまうほどに
強く締め付け、強烈なバキュームを開始する。
「アグッッ!? グア、アァァァ~~~~~~!!!!!」
それは、純粋な快感というよりは、強すぎる刺激による苦痛を帯びた快感――
ウォーグレイモンの身体は大きく反り返り、目を白黒させながらもがく。
射精感は噴火寸前の火口のようにこみ上げ、煮え滾っており、我慢の限界に近づいていた。
それを表すかのように亀頭ははちきれんばかりに膨張しており、
吸い付いているクラモンが膨らんで歪な形になってしまう程、
キンタマは刺激され続け、濃厚なザーメンを生み出し続けてパンパンになってしまっていた。
ディアボロモンは蜘蛛糸に乗ったまま、喘ぐウォーグレイモンを見上げており、
悦ぶ訳でも無く、中身が空っぽな骸骨の頭部のように
カタカタと首を揺らしているだけだった。
「タイチィ゛ィ゛ィ゛ィ゛~~~~!!!
ハヤクキテクレエェ゛ェ゛ェ゛エェ゛ェ゛ッ~~~~!!!」
漆黒の電脳領域で黄金竜の咆哮が響き渡る。
肉棒に吸い付いたクラモンの体内に、固形物ではないかと思える程の
濃厚なザーメンがたっぷりと吐き出されていき、
下品な粘着音と水音だけが空間に響き渡る。
クラモンはその質量以上の精液を注ぎ込まれ、
風船のように膨張して二倍以上の大きさになっていた。
半透明な体内は8割以上が白濁液に満たされており、
今も尚、びくん、と震えている肉棒からは
断続的にぴゅ、びゅく、と精液が吐き出されている。
下腹部の感覚さえ分からなくなるような暴力的で甘美なる絶頂の快楽に
ウォーグレイモンはぐったりと項垂れてしまっており、
大量のエネルギーとデータが抽出されたのは明らかだろう。
「……モン……レイモン……!」
その時、冥い空間に光が射した。