間が空いてしまったので書き味が変わってるかもしれませんが、お楽しみ頂けると幸いです
「…ここなら大丈夫でしょう。突然すみません、アユム。」
サンクトゥムタワー内の機密ブロック内にある会議室。
入室の際には端末の一切を預け入れ、入念に保安検査までされるその場所に私とリン先輩はいた。
事の発端は私が先輩にお腹の事を…明らかに妊娠して臨月を迎えていると思われる、そのボテ腹について尋ねたことだった。
「いえ…そんなに重要なんですか…?」
「はい、今後のキヴォトスに関わる事ですから。」
私はこの場所に足を運ぶ事になるなど、夢にも思っていなかった。
何せ先輩一人のそういう間柄の話だと思っていたのだ。
だが普段から冗談などをあまり言わない生真面目な先輩であるが故に、私はその言葉を額面通りに受け止めることにした。
「こちらに掛けて下さい。」
「はい…」
引かれた椅子の前に私は身体を滑り込ませ、体重を預ける。
座らせるということはそれなりに長い話になるということ。
故に私は目を瞑り、これから話を聞く覚悟を決めるために大きく深呼吸した。
だが───
───ドチャッ。
「…?」
息を吐いている際に聞こえてきたのは、粘性のある何かが塊となって落ちた様な音。
私はその音の発生源を探るべく、目を開いて周囲を見渡す。
正面にはリン先輩を含め、まだ誰もいない。左右もまだ同じだ。
そうなると後ろかと思い、私は振り返った。振り返って、しまった。
「───ア、ユ“ム“ゥ…!」
「っ!?リ、リン先輩…!?」
振り返ったすぐそこには、脂汗を滲ませた苦しげなリン先輩がいた。
その様子は何かを必死に堪えている様だったが、その何かを私はすぐに知る事となる。
「逃げ、ごぼぉっ!?!?」
「きゃっ…!?」
リン先輩が突如嘔吐し、私のすぐ近くに吐瀉物がベシャア、と音を立てて落ちる。
それを目で追い、蠢く物体を視認した瞬間に私は絶叫した。
「ひ…!?きゃあぁぁぁぁぁ!?!?」
そこにあったものは、蟲、蟲、蟲。
ぬらぬらとした光沢を放つ、蛆虫や線虫といった蟲の塊だった。
塊は徐々に広がりを見せており、そのいずれもが未だ生きている。
そんなものが目の前のリン先輩から吐き出されたという事実は、私には到底受け入れられないものだった。
次いで見えたのはリン先輩の股下。
そこにもまた蟲の塊があり、最初の音はこれだったのかと悟る。
この時すぐにでも走り出して会議室を飛び出せていれば、私達の結末は変わっていたのかもしれない。
だが現実はそうはならなかった。
「ん“、お“お“ぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
硬直する私を余所に、リン先輩は制服の前を開いて異常な程に肥大化した乳房を曝け出す。
だっぽん、と重たく揺れ動き、別の生命体ではないかとすら思える乳房。
そこにあったのもまた蟲であった。
乳首から何本も生え、鎌首を擡げていたのは線虫の様な蟲。
それらはリン先輩の野太い獣の様な嬌声を伴ってぼりゅ、ぶりゅぅ、と乳首から飛び出す。
そして母乳と何か粘性のある液体と共に蟲達は私に降りかかった。
「ぎゅえ“っ!?ぐ、ぅぅぅぅぅ…!?」
その線虫達は私の身体に付着すると同時に払う手を素早く潜り抜け、私の首へと巻き付き、締め付け始めた。
その力は凄まじく、力に自信のある私でも1匹ずつ引き剥がすのが精一杯。
しかし数がいるものだから、引き剥がしても手を離すとまた巻きつかれてしまう。
そうこうしている内に別の蟲達は手足に螺旋状に巻きつき、抵抗は許さないと言わんばかりに関節を延ばす様に拘束され、私は椅子からは転げ落とされた。
そして、運命の時がやってきてしまった。
「ふうぅ“ぅ“…!ふ、うぅぅぅ…!!」
歯をガチガチと鳴らしながら呻くリン先輩は、床でのたうち回る私の頭上を跨いでいた。
ボテ腹と乳房で隠れて見えていなかった表情はリン先輩がガニ股になって俯くことで漸く見ることができたが、それは理性無く真っ赤になって息んでいる無様な顔だった。
だがそんなことはどうでも良くなるほどのものが、私の目の前にはあった。
それははち切れそうな程にパンパンになった、リン先輩の子宮。
本来は中にあるべきものが外に出ている上、ヒクヒクと動くその口の中には無数の蟲が蠢いていたのだ。
「や“…え“ぇ…!?」
目の前の光景にリン先輩の体勢。
何が起こるかなど、一目瞭然だった。
私は首を絞められ続けて朦朧とする意識の中で必死にそれを止める様懇願する。
しかし、そんな懇願が通じるはずも無かった。
「ん“お“っ、ほお“お“お“ぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
リン先輩の絶叫と共に中の蟲達がドバチャア、と滝の様に私の顔面へと降り注ぐ。
それらは一瞬にして私の顔を覆い尽くし、私の穴という穴にその身をねじ込む。
酸素を求めて開いていた口や鼻は勿論、耳に、遂には目にすらも。
潜り込んだ蟲達は私の内側をぞるぞると這い回り、尋常ならざる悍ましい感覚を私に伝えてきていた。
「がっ、げぁっ!?!?ぎ、ぎ、ぎぃぃぃ…!!!」
めきめき、ぱきぱき、と私の身体が壊れていく音が聞こえてくる。
チクン、ジクジク、と得体の知れない液体が私の身体を蝕む感覚と同時に、あまりにも耐え難い快楽が込み上げてくる。
「ぴぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」
豚の鳴き声の様な嬌声が、私の喉奥から出て会議室内の空気を震わせている。
恐らくそれは、私という存在の断末魔だった。
━━━━━━
「ぁ………あぁ………………」
眼下の光景が、嘘であって欲しかった。
「げぇ!?ぐぎ、げぇぇぇぇぇぇ…!!!」
中身を放出したことでだらしなく垂れ下がった私の乳房とボテ腹。
その向こう側には全身のあちこちの血管をビキビキと浮かび上がらせながら悶え苦しみ、のたうち回り、人とは思えない悲鳴を上げ続けている大事な後輩の姿があった。
身体の自由を取り戻したほんの一瞬の行動は、功を奏さなかったのだと現実が物語っている。
「……………」
今すぐ蟲をアユムから排除し、医療機関に運んであげたかった。
だが、出来ない。私の中に巣食う蟲が、それを赦さない。
大原則として、私に自由は無いのだ。
故に一歩も前に踏み出せない。指先一つ動かせない。
私は終わっていく彼女の様子を見る事しか出来ない。
「あ”っ!?ぎゃっ!?」
アユムの腹がボコンと膨らみ、腹部の制服のボタンが弾け飛ぶ。
次いで耐えきれなくなった制服が破れ、肉割れと透けて見える血管まみれのボテ腹がその姿を現した。
その表面はモゾモゾと隆起を繰り返しており、蟲達が子宮を自分達の苗床に改造しているのがよく分かる。
特に卵巣のあるあたりはポッコリと丸く隆起しており、より酷い状態なのだと察する事が出来た。
意識するとそこからはぐちゅう、めりめり、ぷつぷつ、といった音がずっと鳴っている。
聞き覚えのあるその音は、アユムが自分と同じ末路を辿ることの証左に他ならなかった。
「…っ!?」
すると不意に私の身体が動き始める。
アユムの上でガニ股の大勢を取っていた私の体勢は、そこから更に腰を落として蹲居へと移行。
そして未だに中に蟲をずっしりと蓄えた片乳房を鷲掴みにした。
「お”っ…!!お”お”おぉぉぉぉぉ…!!!」
始まったのは両手での搾り上げだった。
私の手は両手でも回しきれない大きさに肥大化した乳房を、指先が白くなるほどに力を込めて圧し潰す。
それは自分でした時の何倍もの力が出ており、蟲に身体のリミッターまでもが掌握されていることを表していた。
そして私の制御下に一切無い私の手は、根元から乳首の方へと中身を押し出していく。
脳には乳房の乳腺が潰されたことによる快楽がバチバチと走り、思考を白く焼き尽くしていった。
身体の自由は殆ど与えられないのに、拷問の様な快楽だけは全てダイレクトに私に知覚させられているのが屈辱的だった。
そうして搾り出された乳房の先端、つまり乳首からはぼぶっ、という音と共に半ばゲル化している母乳が噴き出す。
少量ながらも無数の蟲の卵を内包し、床に落ちたそれはベトン、という母乳とは思えない音を立てていた。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……んあ”っ!?な、何…!?」
荒い息を整えようとしている中、秘部から感じたのは出産時の弾け出る様な感覚と、それに伴う快楽。
思わず股下を見ると、そこには自分の腕程の太さのある巨大なムカデの様な蟲が割れ目から頭を出し、ブラブラと揺れていた。
「ひぎっ…!?」
その蟲は私の陰唇に噛みついて身体をある程度外に出すと、そのまま乳房までよじ登ってきた。
そして何と、私の乳首を硬質な顎で甘噛みし始めたのだ。
「あ”、あぁっ、ふ、あぁぁ…!?」
グリグリ、コリコリ、と転がされる乳首。
普段は蟲を産み落とす胸に出来た第二、第三の子宮としての役割をさせられていたその部位が、こうして乳房本来の役割に近い形で使用されることは初めてのことだった。
愛撫によって血流は乳首へと集中し、次第に当然のことではあるが乳首は硬く勃起し始めた。
勃起しきったその後も、いつもの暴力的な快楽ではなく甘く蕩けるような快楽が私を満たし続ける。
だが私は、それをアユムという次の苗床候補を見事仕留めた褒美だなどとは微塵も思わなかった。
相手は人ではなく、蟲なのだ。
そんな慈悲など持ち合わせているはずも無く、その行動全てが極めて合理的なものであるという確信があった。
そしてその答えが、私に提示された。
「お”お”お”ぉぉぉぉぉ…!!」
アユムの呻く声と共に開かれたのは彼女の乳腺だった。
乳腺の中に巣くう蟲。
便宜上『乳腺蟲』と呼称するが、その乳腺蟲によってメキメキメキと押し広げられ、ぽっかりと開かれた乳首穴。
開通したばかりのそこからは仄かに甘い雌の臭いと共に湯気が立ち込め、時折乳腺蟲が顔を覗かせていた。
しかしここで私の身体が新たな動きを見せ始める。
「ま、さか…!?やめ…!?」
何と、勃起した乳首をアユムの乳首穴に当てがったのだ。
それによりハッキリとわかった。
これは私が数か月にわたって蓄えさせられた卵をアユムの乳腺へと移植し、私の様な乳苗床状態にするまでの期間の短縮を狙っているのだと。
今なお穴という穴を蟲に群がられ、激しく痙攣して人としての終わりを迎えているアユム。
そんな彼女にまだ追い討ちをかけるのかと私は抵抗を試みるも、当然何もできるはずも無かった。
そして───
「ふぎゅゔゔうぅぅぅぅぅ…!!!」
「はあ”っ…!ん、ふぅぅぅぅぅぅぅ…!!!」
ずぷ、ぶぷぷ…と空気が抜ける音と共に私の勃起乳首、いや、産卵管がアユムの乳房の中へと沈んでいく。
グリグリと互いの乳房が弾力をもって反発しあい、むにゅう、と乳肉が潰れていった。
抽挿は無く、ただひたすらに奥へ、奥へと押し込まれていく。
アユムの身体が痙攣する度に産卵管が乳腺の壁にこそぎあげられ、ジンジンとした快楽が背筋を走って思わず嬌声を上げてしまうがそれだけだ。
そして乳首が乳腺の最奥に触れると私の手は前準備ではない本番の搾り上げ、つまり、産卵を開始した。
「お”っ───お”お”お”ぉぉぉぉぉぉ…!!!」
ギリギリと絞られる乳房。
中の卵が母乳と共にぶりゅぶりゅとひり出されていく。
普段の自分の膂力では到底ひり出せない、半固形の粘土の様な母乳で出来た蟲の卵をたっぷりと内包する卵嚢。
それがアユムの穴を更に大きく広げて中にごりゅ、ごりゅん、という感覚を伴って流し込まれていった。
「え”っ………ごほぉ……………!」
産卵時の快楽はこれまでの比ではなかった。
それこそ、もう慣れてしまったと思い上がっていた私の脳細胞を破壊し尽くす程に。
乳房の中の重りが久しく取れた感覚を感じながら、私はアユムに折り重なる様に倒れこむ。
鼻血をだらだらと垂れ流し、舌まで垂れ下げて脱力する無様極まりない私。
一方のアユムもタダでは済んでいなかった。
先ほどまで意識はあって無いようなものだったが、あるにはあった。
だが今はもう完全に失神し、蟲と蟲に注入された媚毒が混じった紫色の小便をちょろちょろと垂れ流している。
これ以上は無理だ。
そう思っていた矢先に私の手は再び動き始め、私に非常な現実を思い出させる。
「ひっ…!?ま、待っへぇぇ…!!」
手が向かったのは絞っていた方ではない、もう片方の乳房。
そう、私達の乳房は2つあるのだ。
しかしそれは蟲にとっては与り知らぬところ。
哀願は何の意味も持たなかった。
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「リ”………ン……先ぱ………………」
「ごめん、なさい…アユム…ごめんなさい…!」
「人として…終わっていた私が、貴女までもを終わらせてしまいました…!本当に、ごめんなさい…!!」
「………」